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東京大学 数理科学研究科(東大 数理)の院試

東大数理の修士院試は、専門科目A・Bと英語の筆記、筆記合格者への口述で選考します。東京大学数理科学研究科の2027年4月入学は53人の募集に対し、合格者は50人でした。TOEFL等の提出はなく、英語は数学の英文読解と作文です。選択問題の数と公式過去問も確認できます。

公式資料の確認:2026/10/22

東京大学 数理科学研究科の解答・解説PDF

商品の収録科目・実施回は各販売ページで確認できます。ここで案内する入試年度と、解答PDFの収録年度は区別してご覧ください。

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直近の試験日程と次回の公表時期

過去3回の問題冊子では、専門科目Aが1日目13時〜16時、Bが2日目10時〜14時でした。2027年度入試の科目別の時刻と英語の時間は募集要項に書かれておらず、受験者に送られる受験者心得で示されます。

東大 数理:直近の試験日程と次回の公表時期
対象出願・試験状況
2027年4月入学・一般入試出願:2026年6月30日10時〜7月7日15時(オンライン)。筆記:8月24・25日。口述:8月27・28日(筆記試験の合格者のみ)実施済み。筆記の合格発表は8月26日、最終の合格発表は9月8日
2027年4月入学・大学3年次在学者の特別選抜出願資格の認定申請:2026年11月24〜27日(消印有効)。出願:2027年1月12〜18日(郵送)。筆記:3月1日、口述:3月2日募集は若干名。合格発表は3月9日17時頃
2028年4月入学・一般入試募集要項は2026年10月22日時点で未掲載研究科の留学生向けの手引きでは、修士の募集要項は4月下旬に公表、願書の提出期限は7月上旬とされている

出典:2027年度修士課程学生募集要項・2〜7頁、2027年度修士課程募集要項(大学3年次在学者の特別選抜)、数理科学研究科・外国人留学生入学の手引き(4.1 入学試験)、2026年度入試 専門科目A 問題冊子・表紙

募集53人と志望分野の選び方

数理科学専攻の1専攻だけで、修士課程の募集人員は53人(うち外国人6人)です。試験の成績によっては入学許可者数が募集人員に達しない場合がある、と募集要項に書かれています。大学3年次在学者の特別選抜は若干名で、53人の内数かどうかは要項に記載がありません。

志望分野は、願書の入力フォームとアンケートで第1・第2希望を選びます。選べるのは分野名一覧表の15分野(数論、代数幾何、群論・環論・組合せ論、リー群・リー環・表現論、微分幾何、位相幾何、複素解析・複素幾何、力学系、微分方程式、関数解析・実解析、作用素環、確率・統計、応用数理、計算機科学、数学基礎論)です。教員の研究分野ページで※印の付いた教員は、2027年度入学者の研究指導を行わない予定とされています。

出典:2027年度修士課程学生募集要項・2〜7頁、2027年度修士課程募集要項(大学3年次在学者の特別選抜)、2027年度 分野名一覧表、数理科学研究科・各教員の研究分野

専門科目A・B、英語、口述の内容

合否は、筆記試験、口述試験、出身学校の学業成績、アンケートなど提出書類の書類選考の結果を総合して判定します。募集要項に科目別の配点は掲載されていません。留学生向けの手引きでは、希望者は出願時に申請すれば数学の筆記試験を英語で受けられるとされています。

東大 数理:専門科目A・B、英語、口述の内容
試験募集要項の内容過去3回の問題冊子の形式
専門科目A線形代数、微分積分、複素解析、常微分方程式、集合・位相などの問題全7題。第1・2問は必答で、第3〜7問から2題を選び、計4題を解答
専門科目B専門的問題。10数題から3題を選んで解答2024〜2026年度入試は全18題から3題を選択
外国語数学に関する英文の読解と作文問題本文は非公開
口述試験専門科目についての一般的質問筆記試験の合格者だけが受ける

出典:2027年度修士課程学生募集要項・2〜7頁、2026年度入試 専門科目A 問題冊子・表紙、2026年度入試 専門科目B 問題冊子・表紙、数理科学研究科・外国人留学生入学の手引き(4.1 入学試験)

英語は研究科の筆記試験

東大数理の英語は、TOEFLやTOEICのスコア提出ではなく、研究科が筆記試験の期間中に行う「外国語」で評価します。数学に関する英文の読解と作文の力をみる問題です。出願書類は入学願書、成績証明書などの写し、写真、アンケートで、外部英語試験の成績は含まれません。

英語の過去問は、著作権上の制約で問題本文が公開されていません。年度ごとに引用文の出典だけが掲載されており、2026年度入試では英語の数学書と日本語の数学書の両方が出典に挙がっています。

出典:2027年度修士課程学生募集要項・2〜7頁、2026年度入試 英語(出典)

2027年4月入学の合格者と志願者数

2027年4月入学の一般入試の合格者は50人です(2026年9月8日の合格者発表)。研究科はこの回の志願者数・受験者数を公表していないため、倍率は計算できません。

東京大学の入学状況表では、2026年4月入学の志願者は179人(東大出身48人・他大学出身131人)、入学者は50人(同28人・22人)です。志願者数÷入学者数は約3.6倍ですが、分母は合格者数ではなく入学者数です。2025年4月入学は志願者160人、入学者53人でした。

出典:2027年度修士課程入学試験 合格者の発表(2026年9月8日)、東京大学・2026年度大学院学生の入学状況(修士)、東京大学・2025年度大学院学生の入学状況(修士)

オンライン出願とアンケート

出願はオンラインだけで、紙の募集要項は配布されません。入力フォームで入学願書を作り、成績証明書と卒業(見込)証明書の写し、写真、アンケートをマイページからアップロードします。検定料は3万円です。卒業見込証明書を出せない場合は、出願期間より前に研究科へ相談します。

アンケートはA4で2ページ、日本語か英語で書き、選抜の総合判定に使われます。第1・第2希望分野、数学で特に興味を持って勉強したこと、大学院で研究したい内容(200字程度)、4年次のセミナー・卒業研究で読んだテキストの範囲と感想などを記入します。

指導教員への事前連絡は出願の条件ではありません。入試に関わる教員への接触は出願期間の前まで(2027年度入試は2026年6月29日まで)とされています。同じ年度に一般入試、3年次特別選抜、博士課程、留学生選抜を重ねて出願することはできません。

出典:数理科学研究科・2027年度修士課程入学試験、2027年度修士課程学生募集要項・2〜7頁

公式過去問(直近3年分)

研究科の入試ページで、2024〜2026年度入試の専門科目A・BがPDFで公開されています。解答は掲載されていません。英語は出典だけです。2027年度入試(2026年8月実施)の問題は、10月22日時点では掲載されていません。年度は入学年度で、2026年度入試は2025年9月1・2日に実施された回です。

出典:数理科学研究科・2027年度修士課程入学試験、2026年度入試 専門科目A 問題冊子・表紙、2026年度入試 専門科目B 問題冊子・表紙、修士課程入試 出題の意図

無料で読める年度別の解答例

数理科学専攻 専門科目A

  • 2026年度7問

    円板上の重積分 / 像と核の直和分解

  • 2025年度7問

    広義積分と漸近展開 / 射影された線形写像

  • 2024年度7問

    巡回型行列 / 斉次関数の臨界点

  • 2023年度7問

    交互成分行列 / 細い領域の二重積分

  • 2022年度7問

    線型写像の対角化 / 極座標による重積分

  • 2021年度7問

    評価写像と核 / 回転した正方形上の積分

  • 2020年度7問

    上三角行列の対角化条件 / 極座標領域上の対数積分

  • 2019年度7問

    関数の極限と展開 / 直交行列と上三角分解

  • 2018年度7問

    平均値の極限 / 二次多項式空間上の線形変換

  • 2017年度7問

    多項式空間の線形変換 / 反復正弦と級数

  • 2016年度7問

    核空間と直和分解 / 奇数冪積分と一様収束

  • 2015年度7問

    剰余で定まる線形写像 / 円板上の平均値

  • 2014年度7問

    線形写像と正定値性 / 乗法的Cauchy方程式

  • 2013年度7問

    ハウスホルダー変換と回転 / 調和級数と奇偶部分和

  • 2012年度7問

    交換子と対角化可能性 / 二変数関数の最大値

  • 2011年度7問

    対角化可能性と相似条件 / 特異積分の極限

  • 2010年度7問

    階数低下と零固有値 / コーシー型核の積分と畳み込み

  • 2007年度7問

    広義固有空間と交換関係 / 偏微分可能性と極座標積分

  • 2006年度7問

    行基本変形と列空間 / 余弦積分と一様収束

  • 2005年度7問

    実対称行列の固有条件 / 平坦関数と積分剰余

  • 2004年度7問

    行列ノルムとスペクトル半径 / 同次性と極座標表示

数理科学専攻 専門科目B

  • 2026年度18問

    整行列の部分環と格子加群 / Kummer拡大と四元数群

  • 2025年度18問

    有限推移群の derangement / 三次商環の単元群

  • 2024年度18問

    冪零行列のSL共役類 / 曲線特異点とHom加群

  • 2022年度18問

    行列成分の軌道 / 平方零イデアルによる拡大

  • 2021年度18問

    不変体とガロワ閉包 / 一元生成実代数

  • 2020年度18問

    Galois閉包と中間体 / 二変数多項式環の極大イデアル

  • 2019年度18問

    余次元1の部分環 / 三項式の既約性

  • 2018年度18問

    位数pの持ち上げ / 交叉曲線の正則性

  • 2017年度18問

    部分格子と有限アーベル群 / 2重可移作用

  • 2016年度18問

    巡回商をもつ群拡大 / 三直線の座標環と巡回作用

  • 2015年度18問

    有限p群の共役類と既約表現 / 数値半群環の conductor

  • 2014年度18問

    Artin--Schreier拡大 / 実代数曲線の極大イデアル

  • 2013年度18問

    有限体上の2次一般線形群 / 3本の直線の有限被覆

  • 2012年度18問

    有理関数体の不変体 / 可換代数の極大イデアルとべき零元

  • 2011年度18問

    有限可換群と巡回因子 / 三直線の座標環

  • 2010年度19問

    有限環の分解と単数群 / トーリックイデアルと局所長

  • 2007年度19問

    半直積の正規部分群 / 有限剰余体と極大イデアル

  • 2006年度18問

    分解体と中間体 / 一変数多項式環の部分環

  • 2005年度19問

    行列の位数 / 有理関数体の不変体

  • 2004年度18問

    線形写像の階数 / 巡回置換の不変体

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