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東大 工学系 院試 数学の過去問|6分野38問の出題と3問の選び方

東大工学系の一般教育科目「数学」は、2024〜2026年度は150分で6問から3問を選ぶ形式でした。2021〜2026年度の38問・162設問を分析し、問題番号と分野の対応、数学を課す専攻、誤りやすい設問を整理。各年度の第1問は無料で読めます。

最終更新: 2026/10/28

工学系研究科 数学の解答・解説PDF

収録:2021〜2026年度・6回分・解説38項目¥3,200

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東京大学大学院工学系研究科の一般教育科目「数学」は、機械工学・精密工学・航空宇宙工学・物理工学・原子力国際の各専攻が課し、マテリアル工学とバイオエンジニアリングでは選択できる共通の筆記試験です。 2024〜2026年度は150分で6問から3問を選ぶ形式で、6問は微分方程式、線形代数、複素関数、曲線と曲面、フーリエ解析、確率の分野から1問ずつ出ています。 この記事は、2021〜2026年度の6回分、38問・162設問を院試Hubの解答原稿から分析し、3問の選び方と誤りやすい設問をまとめたものです。

問題は工学系研究科の「過去の入試問題」で2017〜2026年度分が公開されています。大学による解答はありません(2026年10月28日確認)。 院試Hubでは、各年度の第1問の解答を年度別ページで無料公開しています。対象の6問は無料解答の一覧にまとめました。

試験時間・選ぶ問題数と、数学を課す専攻

数学の形式は年度によって変わっています。下の表は、各年度の問題冊子の表紙にある試験時間と解答指示です。

入学年度試験時間と冊子解答指示
2025・202613:00〜15:30(150分)6問から任意の3問。社会基盤学専攻の受験者は任意の1問。
202413:00〜15:30(150分)6問から任意の3問。
202313:00〜15:00(120分)6問すべてに解答。
2022数学1〜3の3冊、各40分各冊の問I・IIの両方に解答。
2021数学1〜3の3冊(問題番号M1〜M3)、各40分結果だけでなく導出過程も書く。表紙にオンライン実施の注意がある。

問題文は日本語と英語の両方があり、答案はどちらの言語で書いてもかまいません。2023年度の120分・6問必答は、2024年度以降の150分・3問選択と分量の前提が違い、1問にかけられる時間は約20分と約50分です。 2023年度の問題を通しで使うときは、6問から3問を選んで150分で解けば、2024年度以降と同じ条件で練習できます。

2027年度の数学は、2026年8月31日13時〜15時30分に行われました(航空宇宙工学専攻の2027年度入試案内)。募集要項の別紙「一般教育科目の出題分野」は、6問の中から専攻入試案内の指示に従って3問・2問・1問のいずれかを選ぶとしています。 航空宇宙工学専攻と精密工学専攻の2027年度入試案内はどちらも6問から3問で、機械工学専攻も機械工学のガイドにまとめたとおり3問です。 過去の実施日は、2023年度が2022年8月29日、2024年度が2023年8月28日、2025年度が2024年8月26日、2026年度が2025年8月25日でした(精密工学専攻の各年度の入試案内)。

2027年度に数学を課す専攻

2027年度修士課程募集要項の3〜4ページで、一般教育科目に数学が入っている専攻は次のとおりです。

専攻数学の扱い専門科目募集人員
機械工学必須機械工学52人
精密工学必須(物理学も受験)なし27人
航空宇宙工学必須航空宇宙工学37人
物理工学必須物理学42人
原子力国際必須小論文22人
マテリアル工学数学・物理学・化学から選択マテリアル工学基礎45人
バイオエンジニアリング数学・物理学・化学から選択なし24人

社会基盤学専攻は、2025・2026年度の問題表紙に「任意の1問」という指示がありましたが、2027年度の募集要項では一般教育科目が「なし」になっています。電気系工学、建築学、都市工学、システム創成学、化学システム工学、化学生命工学、技術経営戦略学も数学を課さず、応用化学専攻の一般教育科目は化学です。 数学を課す専攻のうち、機械工学・精密工学・原子力国際・バイオエンジニアリングの4専攻は特別口述試験を行い、そこで選ばれた志願者は筆記試験などが免除されます。英語のスコアの条件は専攻ごとに違うので、東大工学系の入試情報で確認してください。

問題番号と分野の対応

2023〜2026年度の4回は、問題番号と分野の対応が同じでした。各問の内容を、院試Hubの解答原稿の見出しから短くまとめます。最下行の設問数は、解答原稿で分けた数の6問分の合計です。

問題と分野2026202520242023
第1問 微分積分・微分方程式定数係数・Euler型・Riccati型の微分方程式Bernoulli方程式、極曲線が囲む面積と接線0と1の間を動く解、逆余弦を含む積分、積分の漸化式指数関数の差の極限、一次・二階の線形微分方程式、階乗の比の極限
第2問 線形代数回転行列・置換行列の固有値、行列が単位行列に戻る最小の指数行列指数関数、Rayleigh商の最大と最小対称行列の固有空間と直交射影、行列のべき対角化と正定値性、二次関数の最小値
第3問 複素関数複素三角方程式、一次分数変換、Laurent展開と留数、共役調和関数cot z/z² の留数と、偶数べきの逆数和不等式が表す領域、留数、半円弧の評価と正弦積分留数による有理関数の実積分、cos z・cosh z による帯の像
第4問 曲線・曲面回転面の子午線の弧長、曲面積、接平面、Gauss曲率トーラスと円柱の共通部分の面積と体積、空間曲線の曲率サイクロイドの長さと曲率、双曲面の法線とGauss曲率円柱と二重円錐で囲まれる立体の断面と表面積
第5問 フーリエ解析フーリエ変換と畳み込み、フーリエ級数と交代級数の和切り取った余弦の自己相関、Parsevalの等式による積分変換の尺度と変調、離散フーリエ変換の直交性と逆変換実フーリエ級数、整流した入力に対する回路の周期解
第6問 確率超幾何分布、エントロピー、条件付き確率途中で生成が止まる確率列、遷移行列、長さの平均と分散有限容量の待ち行列と定常分布点灯と消灯を繰り返す指数滞在時間の過程
設問数32303222

募集要項の別紙が挙げる6分野(微分積分および微分方程式、級数・フーリエ解析および積分変換、ベクトル・行列・固有値、曲線・曲面、関数論・複素数、確率・統計・情報数学ほか)から、毎年1問ずつ出ている形です。 研究科の一般教育科目の出題の意図も、工学に横断的に関わるこれらの分野を出題の対象としていると説明しています。この4回の第6問は確率モデルの計算が中心で、標本から母数を推定する問題や検定の問題は出ていません。2027年度以降も同じ並びになる保証はないので、当日は問題を読んでから選びます。

1問の設問数は、解答原稿で数えると2〜8です。2024年度第5問は連続と離散のフーリエ変換で8設問、2023年度第4問は断面と表面積の2設問でした。分野だけで選ぶと、同じ50分でも書く量が大きく変わります。

2021・2022年度は分野別の3冊

2021・2022年度は、数学1〜3の3冊に分かれていました。2022年度の表紙では、数学1が「微分積分および微分方程式」と「級数・フーリエ解析および積分変換」、数学2が「ベクトル・行列・固有値(線形代数)」と「曲線・曲面」、数学3が「関数論・複素数」と「確率・統計,情報数学,その他」です。 2021年度は数学1が微分積分・微分方程式、数学2が線形代数、数学3が複素関数論で、確率は数学2の中に行列を使う遷移の問題として出ています。

年度数学1数学2数学3
2022楕円の接線と円錐の表面積・体積、ラプラス変換による初期値問題可換な対称行列の同時対角化、二次曲面の直交変換と体積巻き数の異なる閉曲線の積分と留数、ベルヌーイ観測とベータ事前分布の更新
2021変数を指数に持つ関数の微分と積分、複素数値の連立微分方程式反対称行列の固有値と行列指数、二状態の確率遷移、隣り合うベクトルの和の一次独立性一次分数変換の不動点、ジューコフスキー型変換、非整数べきの留数積分

冊子の構成は今と違いますが、分野の範囲は重なっているので、2021・2022年度の問題も分野別の演習に使えます。

3問の選び方と失点しやすい箇所

4分野を準備して、当日3問を選ぶ

150分で3問なので、1問にかけられる時間は平均50分です。2023〜2026年度は分野と問題番号の対応が同じだったため、準備する分野を先に決められます。ただし同じ分野でも、年度で設問の型が変わります。 第2問の線形代数は、2023年度は対角化と正定値性でしたが、2025年度は行列指数関数、2026年度は行列が単位行列に戻る最小の指数まで進みました。

準備を3分野だけに絞ると、そのうち1問が見慣れない型だったときに選び直せません。4分野を準備しておき、当日は6問すべてを最後の設問まで読んでから3問を決めます。最初の設問が解けても、後半で使う定理や計算の量が見えないうちは決めないようにします。

以下は、院試Hubの解答原稿が各設問の山場や誤答例として取り上げた箇所です。完全な解答は年度別ページと解答PDFにあり、ここでは最初の一手と、答えがずれる典型を示します。

2026年度第1問:Riccati方程式は特解を書き戻す

2026年度第1問(無料公開)は、定数係数、Euler型、Riccati型の順に、方程式の形に合う置換を選ぶ問題です。Euler型では、y″ の係数から特性方程式に m(m−1) が入ります。m² と置くと解の指数が変わり、代入しても左辺が0になりません。

IIでは、先に二次式の特解 2x² を求め、次の置換で Riccati 方程式を一次線形方程式に直します。

y=2x2+u,v=1u(u≠0)y=2x^2+u,\qquad v=\frac{1}{u}\quad (u\neq 0)

v は積分因子で解けますが、v=1/u と置いた時点で u=0、すなわち y=2x² 自身は式から外れます。任意定数をどう選んでもこの解は出てこないので、最後に別の解として書き戻します。係数が0になる点で解をどこまで延ばせるかも、変形後の式ではなく元の方程式で確かめます。

2025年度第2問・第3問:行列指数関数と極の位数

2025年度第2問の行列指数関数は、各成分を指数関数にしたものではありません。零行列で試すと、成分ごとの計算では全成分が1の行列になり、定義から出る単位行列と合いません。対角化を使って求めるときは、両側の変換行列を残します。 III.1で行列指数関数の固有値の和を etr A と答えるのも誤りです。etr A に等しいのは、固有値の和ではなく行列式です。

同じ年度の第3問は、cot z/z² の留数から逆二乗の和を求めます。原点の極の位数を分母の z² だけで判断すると誤ります。cot z 自体も原点に 1/z の極を持つので、両方を合わせて数えます。 広がる正方形の上の積分が0に近づくことは、「1/z² が0に近づくから」では示せません。経路の長さも伸び、cot z は無限個の極を持つためです。関数の大きさと経路の長さの積を評価します。

2023年度第2問・第5問:正定値性の判定と、端点での級数の値

2023年度第2問は、実対称行列の対角化から二次形式の正定値性、二次関数の最小値へ進みます。「対角成分がすべて正だから正定値」とするのは誤りで、対角成分が1、非対角成分が2の2次の行列は、ベクトル (1, −1) で二次形式が負になります。固有値か平方完成で、非対角成分を含めて判定します。 最小値を求めるIVでは、二次形式の勾配に係数2が付きます。これを落とした点は停留点にならず、その点の値は最小値より大きくなります。

2023年度第5問のフーリエ級数では、不連続になる端点で級数が返す値に注意します。区間の内部で f(x)=x となる鋸歯状の関数では、端点 x=π での級数の和を、内部の式を延長した π と答える誤りが起きます。不連続点で級数が近づくのは左右の極限の平均です。端点の関数値を一つ変えても係数は変わらないので、級数の値は左右の極限から決まります。

2026年度第6問:非復元抽出と、条件付き確率が定まらない場合

2026年度第6問は、袋から玉を同時に取り出す非復元抽出です。復元抽出の二項分布と取り違えても期待値は一致しますが、分散は有限母集団の補正の分だけ大きく答えてしまいます。期待値が合うだけでは、モデルを確かめたことになりません。

最後のIV.2は、原題で許される n=R=G=1 の場合に、条件となる事象の確率が0になり、条件付き確率が定義されません。院試Hubの解答は、この組だけを除けば分母が正になることを示したうえで一般式を答えています。条件付き確率の式を書く前に、条件にする事象の確率が0にならないかを確かめる例として使えます。

2024年度第4問:媒介変数表示が退化する点

2024年度第4問は、サイクロイドの長さと曲率、双曲面の切り口・法線・Gauss曲率です。サイクロイドの長さを水平方向の変位だけで積分すると、縦の動きを落とし、両端の水平距離 2πa を長さと答えてしまいます。速さは二つの成分の二乗和の平方根です。 双曲面の頂点では、媒介変数表示の第一基本量が退化して EG−F²=0 になります。そこへ曲率の公式を当てはめて K=0 と答えるのは誤りです。公式は正則な表示でしか使えないので、頂点の近くを高さの関数として展開し直して曲率を求めます。

2022年度数学3 問II:観測列の確率と、個数の確率

2022年度数学3の問IIは、製品が欠陥品かどうかを0と1の列で観測し、欠陥率のベータ事前分布を更新するベイズ推定の問題です。尤度は、並び順を含む観測列そのものの確率です。 二項係数を掛けると欠陥品の個数の確率に変わり、例えば2個中1個が欠陥の場合は、特定の列の確率の2倍を答えることになります。事後分布の正規化に使う観測事象を、途中で個数に置き換えないようにします。

分野別の練習と参考書

6回分の問題を分野で分けると、次のようになります。準備する4分野を決めたら、その分野の問題を年度をまたいで続けて解き、同じ手順がどこで使われているかを確かめます。

分野過去問練習すること
微分方程式・微分積分各年度第1問、2021・2022年度の数学1一階線形方程式と積分因子、Bernoulli型・Riccati型の置換、Euler型、置換で失う解と特異点の確認、極座標の面積。
線形代数各年度第2問、2021・2022年度の数学2問I対称行列の直交対角化、重複する固有値の固有空間、正定値性、行列指数関数、ケーリー・ハミルトンの定理による行列のべき。
複素関数各年度第3問、2021年度の数学3、2022年度の数学3問I極の位数と留数、半円弧や正方形の上の積分の評価、多価関数の枝、一次分数変換による像。
曲線・曲面各年度第4問、2022年度の数学2問II弧長・曲率・曲面積の公式、単位法線、Gauss曲率、媒介変数表示が退化する点の扱い。
フーリエ解析・積分変換各年度第5問、2022年度の数学1問IIフーリエ級数の端点での値、変換の定義と係数の規約、畳み込み、Parsevalの等式、ラプラス変換。
確率各年度第6問、2021年度の数学2問II、2022年度の数学3問II非復元抽出、遷移行列と定常分布、指数分布と待ち行列、条件付き確率とベイズ更新。

参考書は、過去問で止まった論点を確かめるために使います。線形代数は齋藤正彦『線型代数入門』、微分積分は杉浦光夫『解析入門I』(いずれも東京大学出版会)、複素関数は神保道夫『複素関数入門』(岩波書店)、曲線と曲面は小林昭七『曲線と曲面の微分幾何』(裳華房)で該当箇所を確認できます。 確率の基礎は、東京大学教養学部統計学教室編『統計学入門』(東京大学出版会)の確率分布の章が使えます。定理の条件と練習例は、複素関数論の院試対策と線形代数の院試対策にもまとめています。

無料解答と解答PDFの使い方

次の6問は、年度別ページで解答と考え方を無料で読めます。自分で解いた後に、最終答だけでなく、置換や変形で除外した場合を答案に書いたかまで照合してください。

第2問以降の解答は、年度別ページでは公開していません。販売している解答・解説PDFは、2021〜2026年度の6回分、38問・162設問を144ページの1冊にまとめたもので、価格は3,200円です。本番で選ばなかった問題も含めて全問を解説し、目次と出題分野の一覧が付いています。 各設問で定義、公式の条件と導出、計算過程、検算と具体的な誤答を説明しています。問題本文と原図は収録していないので、公式の問題PDFと並べて使います。

演習では、1年度分の6問を読んで3問を選び、150分で解きます。終わったら、選ばなかった3問も分野別の練習として解き、本番で選べる分野を増やします。収録しているのは2021〜2026年度で、2026年に実施された2027年度の問題は入っていません。

物理学も受ける人は一般教育科目「物理学」のガイド、航空宇宙工学専攻の専門科目は航空宇宙工学のガイドで確認できます。 情報理工学系研究科の一般教育科目(数学)は別の試験で、東大情報理工の数学のガイドにまとめています。日程と英語の条件は東大工学系の入試情報にあります。

途中式と最終答まで読める解説

数学の収録解説の分野(2021〜2026年度・38項目)

院試hubの収録解説6実施回・38項目の見出しを分野別に数えたものです。設問を分割した項目や、公開資料の制約を説明する項目を含むため、公式問題の大問数や完成答案数とは一致しません。が10項目(全体の26%)で最多。線形代数・微分積分・解析は6実施回すべてに出ています。

分野項目数全項目に占める割合直近の連続出題最後に出た回
1026%2回連続2026年度
線形代数821%6回連続2026年度
微分積分・解析718%6回連続2026年度
微分方程式411%4回連続2026年度
確率・統計38%2回連続2026年度
位相・幾何25%—2024年度
数学25%—2023年度
複素解析25%1回連続2026年度

収録年度と解説項目数

院試hubに収録した6実施回の一覧です。1回あたりの解説見出しは6〜8項目です。2022年度以降の収録分は6項目です。

東大 数学の解答で立てた注意点(50件)

院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。

微分方程式37件

  • 2026年度 第1問 常微分方程式特性方程式を使う理由 / 指数関数の特解と共鳴 / 代入による確かめと誤答 / べき関数が適する構造 / 原点を含める場合 / 検算と具体的な指数の誤り / 係数比較が成立する条件 / 最高次から比較する手順 / 確かめと見落としやすい誤り / 逆数の置換で線形になる理由 / 特異点と延長 / 検算と置換で失う解
  • 2025年度 第1問 微分方程式と極座標逆べきの置換が働く理由 / 零解と符号の扱い / 定数を固定した検算と誤式 / なぜ正弦も用意するのか / 線形性と直接代入の確認 / 極座標のJacobian / 三角積分と平均半径の誤り / 媒介変数表示から傾きを求める条件 / 接方向の確認と円との取り違え
  • 2024年度 第1問 微分方程式・対称積分・漸化式変数分離と対数の条件 / 導関数と端の挙動による確認 / 枝と偶奇を確認する / 積分可能性・係数・誤った奇関数扱い / べき級数を操作できる範囲 / 微分による別の確認と誤り / 全体を微分の形にする / 大小関係・具体値による検算
  • 2023年度 第1問 指数の極限・線形微分方程式・階乗の比底が正である条件と微分係数 / 等しい底と符号による確認 / 積分因子が積の微分を作る理由 / 代入と任意定数の形の確認 / 同次解と特解を足せる条件 / 直接の残差と定数項の役割 / 凸性から積分の上下を挟む / 比の展開と指数因子の検算
  • 2022年度 第1問 楕円の接線と円錐の最適化陰関数の勾配と接線の条件 / 円の場合への極限と誤った法線 / 二乗した長さの最小化 / 微分と端の発散による確認 / 全表面積という制約を式にする / 停留点が全体の最大である理由 / 最大形との一致と底面の数え落とし

微分積分・解析6件

  • 2021年度 第1問 変数を指数に持つ関数と逆三角関数の積分実数のべきの定義から対数微分を導く / 底がその点で1でも、底の変化は消えない / 分母の重複因子と定数による場合分け / 微分による検算と符号の誤り / 逆関数の枝と積分区間を一緒に変える / 上端微分と小さい角度で確かめる

東大 公式の過去問の公開年度と公式解答例

公開されている年度
2017〜2026
公式の解答例
解答例の掲載なし
英語の扱い
TOEFL iBT/ITP のスコア提出。
院試hubが最後にリンクを確認した日
2026-10-22
ページの内容
工学系研究科の一般教育科目(数学・物理・化学)の過去問を年度別に集約配布。化学は応用化学系とバイオエンジニアリング系の2種を掲載。解答非公開。

よくある質問

東大工学系の一般教育科目「数学」は、何分で何問を解きますか。

2024〜2026年度の問題冊子は13時〜15時30分の150分で、6問から任意の3問を選びます。2025・2026年度の表紙では、社会基盤学専攻の受験者だけ1問でした。2027年度の修士課程募集要項は、専攻入試案内の指示に従って6問から3問・2問・1問を選ぶとしており、航空宇宙工学・精密工学・機械工学の2027年度案内は3問です。2023年度は120分で6問すべてに解答する形式でした。

どの専攻が数学を課していますか。

2027年度の修士課程募集要項では、機械工学・精密工学・航空宇宙工学・物理工学・原子力国際の5専攻が一般教育科目に数学を指定し、マテリアル工学とバイオエンジニアリングは数学・物理学・化学から出願時に選びます。社会基盤学・建築学・都市工学・システム創成学・電気系工学などは数学を課していません。

問題番号と分野の対応に決まりはありますか。

2023〜2026年度の4回は、第1問が微分方程式を中心とする微分積分、第2問が線形代数、第3問が複素関数、第4問が曲線・曲面、第5問がフーリエ解析、第6問が確率でした。2027年度以降も同じ並びになるとは限らないので、選ぶ3問は問題を読んでから決めます。

情報理工学系研究科の数学と同じ試験ですか。

別の試験です。情報理工学系研究科の一般教育科目(数学)は線形代数・解析・確率統計の3問で、2026年度は3問すべてに解答する形式でした。工学系研究科の数学は6分野から6問が出て、専攻の指示に従って選んで解答します。

公式の解答や出題の意図は公開されていますか。

工学系研究科の過去問ページに、2017〜2026年度の問題と一般教育科目の出題の意図が掲載されています。大学による解答はありません(2026年10月28日確認)。院試Hubでは各年度の第1問の解答を無料で公開し、全38問の解答を解答・解説PDFに収録しています。

公式過去問と併用する解答・解説PDFを、東京大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。

東京大学の解答PDF一覧で、東京大学の研究科・専攻・科目をまとめて確認できます。

院試対策ガイド一覧(大学別)

工学系研究科 数学の解答・解説PDF

収録:2021〜2026年度・6回分・解説38項目¥3,200

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