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東大 物理工学専攻 院試 過去問対策|2012〜2026年76問で読む応用物理の選択順

東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻の専門科目を、2012〜2026年度の15年76問の解答制作から分析。直近4問型と旧6問型の違い、最初の10分の読み方、量子・力学・統計・電磁波/物性の答案開始を整理します。

最終更新: 2026-06-02

この記事では、東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻の専門科目「物理学」について、2012〜2026年度の15年分、合計76問のローカル解答ファイルを確認しました。見たファイルはanswers/tokyo-university/graduate-school-of-engineering/2012/applied-physics/solutions/problem01.texからanswers/tokyo-university/graduate-school-of-engineering/2026/applied-physics/solutions/problem04.texまでです。各年度のsource notes、生成済み解答PDFのbuild/main.txt、商品登録記録も合わせて見直しました。

結論は、最初に2026年度で直近4問型の答案開始を確認し、次に2025年度で時間配分を固めることです。2012〜2019年度の6問型は、古い順に通すよりも、量子、統計、電磁波・物性、力学の分野別ドリルとして使う方が点に近いです。応用物理という名前に引っ張られて教科書を広く読む前に、問題を見た最初の10分で「どの前提を一行目に書けるか」を決めてください。

この記事で確認した証拠

証拠確認範囲記事での使い方
ローカル解答TeX2012〜2019年度は各6問、2020〜2026年度は各4問、計76問。問題本文は転載せず、解答見出しと解説で強調した条件から、年度別テーマ、答案開始、失敗モードを抽出する。
source notes2012〜2026年度の公式PDF保存メモ、SHA/pdfinfo/text/page-images、非転載方針。公式PDFを解答制作の参照に使い、商品PDFとこの記事では独自解答・独自解説の観察だけを書く。
商品登録記録15年分の物理工学専攻専門科目が公開済みの商品単位として登録されていること。直近5年だけでなく、旧6問型を分野別に束ねて使う演習計画へ落とす。
公式ページ2026年6月2日に、物理工学専攻の大学院受験ページと工学系研究科の過去問ページを確認。現在の公開範囲、専門科目PDFの所在、一般教育科目との違いだけを確認する。

2012〜2026年度76問のテーママップ

下表は公式問題文ではなく、ローカル解答ファイルの見出しを受験準備用に圧縮したものです。近年は4問型で、剛体・量子・統計物理・電磁波/媒質がまとまりやすくなっています。旧年度は6問型で、光物性、導波路、フォノン、半導体、表面プラズモンまで分野の幅が広がります。

年度主なテーマ準備への示唆
2026剛体回転と磁気トルク、調和振動子と突然近似、ゴム弾性、異方性媒質と複屈折。初回診断向き。力学、量子、統計、電磁波の一行目をそれぞれ書けるかを確認する。
2025減衰振動と揺動応答、一次元障壁散乱、平均場イジング模型、プラズマ中の電磁波。仕上げ年度。極限・応答関数・散乱境界条件・平均場方程式を時間内に整理する。
2024剛体振り子と磁気モーメント、1次元光共振器、固体比熱、非線形光学とスクイーズ状態。光・物性寄り。実験量の読み替え、モード、状態密度、演算子の近似を点検する。
2023量子井戸と対称性、支点加振振り子、回転平衡の気体、荷電粒子トラップ。保存量と有効ポテンシャルを練習する年度。量子と古典の境界を説明する。
2022回転磁場によるスピン遷移、一次元格子振動、二元合金の相分離、誘電体応答と全反射。物性4本柱。スピン、フォノン、自由エネルギー、境界条件を同じ日に確認できる。
2021量子ビットの時間発展、弾性波反射、理想ボース気体、誘起双極子による散乱。量子情報・連続体・統計・散乱が混ざる。専門志望が物性寄りなら必ず戻る。
2020固定端ばね鎖、一軸性結晶中の電磁波、吸着等温式、2次元調和振動子。4問型への移行確認。境界条件、媒質の主軸、化学ポテンシャル、角運動量を点検する。
2019〜2017軌道力学、誘導加熱、デルタ障壁、Van der Waals気体、多層膜、金属半導体接触、摩擦、鏡像法、ファラデー効果、電子線回折。旧6問型の後半で光物性・半導体・回折を拾う。志望研究室に近い分野を得点源化する。
2016〜2014振り子、導体リング、コヒーレント状態、断熱膨張、電磁波、バンド分散、中心力、スピン軌道相互作用、ミクロカノニカル分布、フォノン比熱。教科書章へ戻る年度。解析力学、量子、統計、固体物理の基礎式を横断復習する。
2013〜2012粗い円柱、空間電荷制限電流、非調和摂動、ボース凝縮、誘電体導波路、二原子鎖、ポインティングベクトル、表面プラズモン、強束縛近似。余力年度。力学・電磁気の標準処理と、導波路・プラズモン・強束縛の応用を分けて使う。

最初の10分で見る順序

物理工学専攻の専門科目で危ないのは、得意分野名だけで飛びつくことです。最初の10分は、解く順番ではなく「一行目が書ける問題」と「後回しにする問題」を分ける時間にします。

優先先に読むサイン答案の一行目保留する条件
第1候補量子で、調和振動子、井戸、障壁、スピン、突然近似が見える。ハミルトニアン、境界条件、基底、摂動の次数、時間発展演算子のどれを使うかを宣言する。対称性や縮退を読めない場合。計算を始める前に基底を取り違えると全小問が崩れる。
第1候補力学で、剛体、振り子、中心力、固有振動、安定性が見える。一般化座標、拘束条件、保存量、微小変位、正方向を置く。剛体の慣性モーメントや磁気トルクの向きが曖昧なら、先に量子か統計で点を作る。
第2候補統計で、理想気体、ボース凝縮、平均場、相分離、ゴム弾性が見える。分配関数、自由エネルギー、拘束条件、秩序変数、粒子数固定か化学ポテンシャル固定かを書く。状態数の数え上げや平均場の自己無撞着式を作れない場合。式だけ暗記している問題は後回し。
第2候補電磁気・光物性で、媒質、境界、導波路、プラズマ、複屈折が見える。Maxwell方程式、構成式、境界条件、偏光、波数ベクトル、エネルギー流を先に固定する。媒質テンソル、全反射条件、モード条件がすぐ書けない場合。境界条件を後付けにしない。

やらなくてよいこと

最初から場の理論、量子光学の専門書、半導体デバイスの細部、流体力学の広い章を読む必要はありません。物理工学専攻の過去問で先に必要なのは、標準物理を応用設定へ移すときの一行目です。専門研究室の面接準備は大切ですが、筆記対策では研究テーマの深掘りより、境界条件・保存量・分配関数・媒質応答を答案化する練習を優先してください。

旧6問型を古い順に全部解くのも、時間が短い受験生には効率が悪いです。2012〜2019年度は、直近4問型で崩れた分野だけを拾うドリルとして使います。たとえば2025のプラズマで詰まったら2016の電磁波や2012の表面プラズモンへ戻り、2026のゴム弾性で詰まったら2019のVan der Waals気体や2013のボース凝縮へ戻ります。

90分演習と自己採点チェックリスト

自宅演習では、直近4問型を90分で回す日と、旧年度を分野別に2問ずつ回す日を分けます。1周目は完答を狙わず、最初の10分で一行目が書ける問題だけを選びます。2周目で時間を延ばし、3周目で年度横断に切り替えてください。

  1. 0〜10分: 4問を読み、量子・力学・統計・電磁波/物性の着手順を決める。
  2. 10〜60分: 第1候補2問を解く。途中で詰まったら、条件を書き切ってから次へ移る。
  3. 60〜80分: 第2候補1問の小問を拾う。完答より、答案冒頭と検算を残す。
  4. 80〜90分: 符号、単位、極限、正規化、境界条件、自由エネルギーの自然変数だけを確認する。
  • 量子で、基底、正規化、境界条件、流束比、縮退の有無を書いたか。
  • 力学で、座標、拘束、正方向、保存量、線形化した平衡点を書いたか。
  • 統計で、固定変数、分配関数、自由エネルギー、状態数、極限検算を書いたか。
  • 電磁気で、媒質の構成式、境界条件、偏光、波数、エネルギー流を書いたか。
  • 物性で、分散関係、状態密度、Brillouin zone、近似の有効範囲を書いたか。
  • 最後に、答えがゼロ極限・高温極限・長波長極限で自然かを確認したか。

東大 物理学 院試の出題分野(2012〜2026年度・全76大問)

院試hubが解答を作った15実施回・全76大問の見出しを分野別に数えたものです。が57回(全体の75%)で最多。は15実施回すべてに出ています。

分野出題回数全大問比直近の連続出題最後に出た回
5775%15回連続2026年度
力学1317%3回連続2026年度
熱・統計力学23%1回連続2026年度
量子力学23%—2023年度

このほか1回だけ出た分野は 微分積分・解析・物性物理 です。

東大 物理学 院試 過去問の収録年度と大問数

院試hubが解答を作った15実施回の一覧です。1回あたりの大問数は4〜6問です。2020年度から4問構成です。5実施回は解答・最終答まで全文公開しています。

実施回大問数公開範囲
2026年度4解法方針まで公開
2025年度4解法方針まで公開
2024年度4解法方針まで公開
2023年度4解法方針まで公開
2022年度4解法方針まで公開
2021年度4解法方針まで公開
2020年度4解法方針まで公開
2019年度6解法方針まで公開
2018年度6解法方針まで公開
2017年度6解法方針まで公開
2016年度6解答・最終答まで公開
2015年度6解答・最終答まで公開
2014年度6解答・最終答まで公開
2013年度6解答・最終答まで公開
2012年度6解答・最終答まで公開

東大 物理学の解答で立てた注意点(133件)

院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。

力学24件

  • 2026年度 第1問 剛体回転と磁気トルク途中式の意味
  • 2026年度 第2問 調和振動子と突然近似境界条件の見方
  • 2025年度 第1問 減衰振動と揺動応答共鳴曲線の読み方 / 相関関数の検算
  • 2024年度 第1問 剛体振り子と磁気モーメント測定慣性モーメントの見落とし / 符号とモーメント
  • 2022年度 第2問 一次元格子振動散乱計算の要所 / 周期境界条件の見方
  • 2020年度 第1問 固定端ばね鎖の固有振動固定端条件が作る正弦波 / 静的応答の意味 / オンサイト項の検算

量子力学5件

  • 2023年度 第1問 量子井戸と対称性偶奇性の見方 / 縮退準位の扱い / 角運動量の検算
  • 2021年度 第1問 量子ビットの時間発展とゲート生成見通し / 指数の扱い

熱・統計力学4件

  • 2026年度 第3問 ゴム弾性の統計力学エントロピー弾性 / 断熱伸長の符号
  • 2015年度 第4問 午後・古典気体と相転移の熱力学自由エネルギーの見方 / 符号で安定性を判断する

微分積分・解析2件

  • 2014年度 第1問 午前・中心力とラプラス--ルンゲ--レンツベクトル有効ポテンシャルの意味 / 採点上の注意

東大 物理学 院試の頻出論点と、同じ論点を出す他大学

院試hubが解答した大問の論点を、他大学の出題と突き合わせたものです。併願先を 探すときの重なりの実数として使えます。

論点この専攻での出題出題年度同じ論点を出す他大学全国の出題大学
固有値・固有ベクトル15問2025・2024・2023・2022・2021・2020・2018・2017・2016・2015・2014・2013神戸大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・北海道大学25大学
ハミルトン形式9問2026・2024・2023・2022・2021・2020・2014・2013・2012名古屋大学・広島大学・筑波大学・九州大学・京都大学15大学
分配関数8問2026・2024・2023・2020・2019・2017・2015・2012名古屋大学・北海道大学・筑波大学・九州大学・京都大学16大学
電磁波8問2026・2022・2021・2020・2019・2014・2013北海道大学・筑波大学・九州大学・名古屋大学・東北大学15大学
剛体の回転運動7問2026・2024・2023・2019・2018・2015・2013北海道大学・京都大学・広島大学・九州工業大学・筑波大学16大学
マクスウェル方程式6問2026・2022・2020・2017・2014・2012北海道大学・九州大学・大阪大学・名古屋工業大学・大阪公立大学8大学
調和振動子5問2026・2024・2020・2016・2013名古屋大学・北海道大学・電気通信大学・広島大学・九州大学16大学
静電場4問2023・2018・2014・2013名古屋大学・北海道大学・九州工業大学・筑波大学・九州大学16大学
固有振動数と振動系2問2025・2022名古屋大学・北海道大学・広島大学・筑波大学・東北大学16大学
ラグランジアン2問2016・2014名古屋大学・北海道大学・京都大学・広島大学・筑波大学13大学

東大 公式の過去問 公開年度と公式解答例(2026-08-13確認)

公式の過去問ページ
工学系研究科 物理工学専攻
公開されている年度
2022〜2026
公式の解答例
非公開(問題冊子のみ)
院試hubが最後にリンクを確認した日
2026-08-13
ページの内容
専攻ページの「専門科目過去問題」で2022〜2026年度の問題PDFを公開。2026年度は出題の意図も掲載。解答例は非公開。

解説には、この76大問だけに立てた注意点が133件あります。問題本文は含みません。

東京大学 物理学 院試 過去問 解答PDF(収録15年分)

よくある質問

この記事は東大物理工学専攻の募集要項まとめですか。
いいえ。InshiHubで作成した2012〜2026年度の物理工学専攻専門科目、15年76問の解答TeXとsource notesを見直し、年度の使い方、最初の10分の選択、答案の始め方、失点しやすい条件を整理した過去問演習メモです。
東大物理工学専攻の過去問は何年度から解くべきですか。
初回診断は2026年度、仕上げは2025年度が向いています。どちらも4問型で、剛体・量子・統計物理・電磁波/媒質が横断的に出ます。旧6問型の2019〜2012年度は、得意分野を増やす年度横断ドリルとして使う方が効率的です。
量子力学と統計力学のどちらを優先すべきですか。
短期なら量子力学を先に固定してください。2012〜2026年度ではスピン、調和振動子、井戸・障壁、突然近似、二粒子系が繰り返し出ます。統計力学は理想気体、相転移、イジング、ゴム弾性など形が変わるので、分配関数の設定と自由エネルギーの微分を横断的に練習します。
旧年度の6問型も解く必要がありますか。
直近形式だけで足りない分野を補う目的なら必要です。2012〜2019年度は力学・電磁気・量子・統計に加え、光物性、フォノン、半導体、導波路、表面プラズモンまで見られるため、研究室志望と相性のよい分野を作る材料になります。

公式過去問と併用する独自解答・解説PDFを、東京大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。

東京大学 院試 過去問 解答PDF一覧で、東京大学の研究科・専攻・科目をまとめて確認できます。

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