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大阪公立大学 院試 過去問 解答例

大阪公立大 理学研究科 数学専攻 数学 2025年度2次募集 院試 解答例・解説

大阪公立大学 理学研究科 数学専攻 数学 2025年度2次募集の院試 過去問について、設問ごとの解法方針・部分点の置き所を解説。全4問収録の解答・解説PDFと併用できます。問題本文は含みません。

最終更新:

設問ごとの解法方針・部分点の置き所を無料で公開しています。

完全な途中式・最終答は解答・解説PDFに収録しています。問題本文は含まれません。

1 — 固有値と補間多項式

方針

線形代数の前半は、重複固有値 11 の固有空間の次元だけが本質である。特性多項式を出したあと、λ=1\lambda=1 の固有空間を c=0c=0c0c\ne0 に分けて調べればよい。

典型ミス

固有値がすべて実数であることと対角化可能性は別である。今回のように固有値 11 が重複している場合、固有空間の次元が2になるかを必ず確認する。

補間の見方

後半は Vandermonde 行列と剰余計算である。a,b,ca,b,c が相異なるとき、3点での値は2次以下の多項式を一意に決める。v3,v4v_3,v_4 の式は、各成分 a,b,ca,b,c が同じ3次方程式を満たすことから同時に得られる。

完全な解答(途中式・最終答)はPDFに収録

2 — 広義積分と近似単位

方針

前半の広義積分は極座標で特異性が消える形になっている。原点での r2r^{-2} と面積要素の rr、さらに y=rsinθ|y|=r|\sin\theta| がちょうど釣り合う。

経路極限の注意

xyx^yexp(ylogx)\exp(y\log x) と見れば扱いやすい。直線的に近づくと ylogx0y\log x\to0 だが、x=e1/yx=e^{-1/y} のように近づくと ylogxy\log x が非零定数になる。

試験で書くべき点

近似単位の証明では、中心部を一様連続性で抑え、裾を有界性と質量集中で抑える。この2分割を明示すれば、各点収束ではなく一様収束であることがはっきりする。

完全な解答(途中式・最終答)はPDFに収録

3 — コンパクト集合で判定する閉集合

方針

これは「コンパクト集合との交わりで閉性を判定する」問題である。局所コンパクト Hausdorff 空間では、各点の近くにコンパクト近傍があるため、局所的な閉性から通常の閉性を復元できる。

閉写像の証明

閉写像性では、閉集合 CC の像 f(C)f(C) を直接追うよりも、任意のコンパクト KXK\subset X との交わり Kf(C)=f(Cf1(K)) K\cap f(C)=f(C\cap f^{-1}(K)) を見るのが自然である。仮定がちょうどここで使われ、右辺がコンパクト像になる。

典型ミス

コンパクト集合が閉であるためには Hausdorff 性が必要である。最後の段階で「コンパクトだから閉」と書く場合は、KK が Hausdorff であることを一言添えると答案が正確になる。

完全な解答(途中式・最終答)はPDFに収録

4 — 確率収束と有界変換

方針

確率収束の代数演算は、集合の包含関係と確率の劣加法性で処理する。三角不等式を確率事象の包含に翻訳するのが基本である。

有界変換の意味

x/(1+x)|x|/(1+|x|) は大きな値を 11 未満に押し込む有界な関数であり、原点付近では x|x| と同程度に小さい。このため、期待値の収束と確率収束を橋渡しできる。

典型ミス

EXn0E|X_n|\to0 と同じだと思ってはいけない。ここで使うのは有界な変換の期待値であり、可積分性の強い仮定を置かなくても議論できる点が重要である。

完全な解答(途中式・最終答)はPDFに収録

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