関東 · 東京大学
東大地球惑星科学の院試|倍率・合格者数と地球科学の過去問対策
東大地球惑星科学の院試倍率は非公開。公式の2022〜2026年度修士合格者数、合格後の研究室配属と第2・第3希望の扱いを説明します。地球科学5年10問の海水準・沈み込み帯・微量元素・相図の対策も掲載。
最終更新: 2026/10/17
東京大学理学系研究科の地球惑星科学専攻は、院試の合格倍率を公表していません。公表されている修士の募集人員・合格者数と、合格後の研究室配属を先に説明します。続いて、地球科学の2022〜2026年度10問を使い、海水準、沈み込み帯、火成作用、相図などの対策を整理します。
倍率と2022〜2026年度の合格者数
専攻の公式FAQは、合格倍率と試験の配点を非公開としています。 一方、理学系研究科の専攻別合格者数には次の人数が掲載されています。2026年10月17日に確認した表です。
| 年度 | 募集人員 | 合格者 |
|---|---|---|
| 2022 | 99人 | 87人 |
| 2023 | 99人 | 88人 |
| 2024 | 99人 | 85人 |
| 2025 | 99人 | 101人 |
| 2026 | 99人 | 97人 |
この表には志願者数・受験者数がありません。募集人員99人に対して合格者97人だったことから、定員割れ、全員合格、倍率約1倍とは判断できません。 志願者を分子にする倍率なら志願者数、実際の受験者を分子にする倍率なら受験者数が必要です。合格者数を募集人員で割った値は、どちらの倍率でもありません。 外部生だけの合格率や研究グループ別の倍率も、この表からは求められません。
研究グループと研究室の決まり方
修士入試では、受験前に指導教員を一人に決める必要はありません。公式FAQの研究グループ・指導教員の説明に沿うと、次の順で決まります。
- 出願後の調査で、口述試験を希望する研究グループを申請する。原則2グループまでで、理由を付ければ3グループを希望できる。
- 小論文の内容と希望をもとに、口述試験を受けるグループが指定される。複数グループを受験し、複数から合格を受ける場合もある。
- 合格したグループの進路アドバイザーへ連絡し、研究室訪問の案内を受ける。各教員と面談し、希望を絞る。
- 研究室への配属では第一希望が優先される。定員は原則2名で、第一希望に配属されなかった場合は第二希望、そこも定員に達していれば第三希望へ進む。
第三希望でも決まらない場合は、進路アドバイザーの支援を受けて別の研究室を探します。 公式FAQでは2025年度実施入試の入学決定者の93%が第一希望の研究室に配属されています。これは入試の合格率ではなく、入学決定者の配属実績です。第一希望への配属を保証する数字でもありません。
2022〜2026年度の地球科学10問
5年分を見ると、2大問の中で「表層環境・時間軸」と「沈み込み帯・固体地球・岩石循環」が交互に重くなります。毎年まったく同じ形式ではありませんが、海水準、第四紀、野外地質、変成作用、火成作用、微量元素分配は繰り返し現れます。
| 年度 | 第1問の主題 | 第2問の主題 | 演習で見ること |
|---|---|---|---|
| 2026 | 第四紀の酸素同位体比、相対的海水準、海成段丘、ホットスポット火山列、プレート速度、環礁の干出。 | 沈み込み帯の岩石循環、変成相、曹長石の高圧分解、部分溶融と不適合元素、火山フロント、Fo-SiO2系相図。 | 最新年度の総合演習。海水準の基準面と、相図の反応経路を同じ日に書けるかを見る。 |
| 2025 | 地質調査、地層の層厚、放射年代、示準化石、炭素循環の平均滞留時間、気候フィードバック、プルーム。 | 海洋地殻の標準層序、斜長石組成式、海洋プレート水深、磁気縞模様、海底堆積物、含水化、変成帯、褶曲軸、シュードタキライト。 | 数値見積もりと短文説明の両方を確認する年度。層厚、半減期、滞留時間、速度を単位つきで処理する。 |
| 2024 | 海水準変動、大気酸素史、全球凍結、石炭紀からペルム紀の酸素増加、P波・S波、外核、核境界、地球年齢。 | 変成岩の定義、広域変成と接触変成、原岩推定、閉鎖温度、マグマ発生、斑晶鉱物、枕状溶岩、爆発的噴火、ステレオネット、応力場。 | 暗記語を因果へ変換する年度。酸素史、地震波、変成岩、火山、構造地質を一文で説明できるかを採点する。 |
| 2023 | 第四紀、チバニアン、完新世、人新世、古地磁気、ミランコビッチ周期、走向・傾斜、上下判定、鍵層、偏光顕微鏡。 | 背弧海盆、アウターライズ、海溝、マントルウェッジ、対の変成帯、相図、玄武岩質マグマ、部分溶融度、同位体比。 | 用語問題に見えて、測定原理と成因を問う年度。野外地質と沈み込み帯を同じ答案作法で見る。 |
| 2022 | 火成作用、適合元素・不適合元素、鉱物-メルト分配係数、バルク分配係数、バッチ溶融、分別結晶作用。 | 海底堆積岩の間隙率、物性、指数関数的圧密、静水圧、間隙水圧、有効法線応力、断層すべり。 | 計算の入口が見えやすい診断年度。質量保存と有効応力を正しく置けるかで基礎力が分かる。 |
最初の10分で見ること
地球科学は2大問構成なので、「どちらかを完全に捨てる」より、各大問の中で取れる小問を見つける方が現実的です。最初の10分では、大問名ではなく、答案の一行目が見える小問を探します。海水準なら基準面、沈み込み帯なら物質循環、火成作用なら質量保存、間隙水圧なら有効応力、相図なら反応経路です。
| 小問の型 | 選んでよいサイン | 最初に書くこと | 危ないサイン |
|---|---|---|---|
| 第四紀・海水準 | 酸素同位体、氷床量、相対的海水準、海成段丘、ホットスポット列を因果でつなげられる。 | 相対的海水準 = 海面の高さ - 地盤の高さ、または氷期に海水が18Oに富む理由。 | 「寒いから同位体比が軽くなる」と直感で書く。段丘を隆起だけで説明する。 |
| 野外地質・構造地質 | 走向・傾斜、層厚、上下判定、褶曲軸、ステレオネット、断層岩を図から説明できる。 | 面の定義、水平距離の射影、切る/切られる関係、応力場と断層の対応。 | 見かけ傾斜と真の傾斜を混ぜる。シュードタキライトを単なる黒い断層岩として扱う。 |
| 沈み込み帯・変成作用 | スラブ、付加体、マントルウェッジ、対の変成帯、変成相、曹長石反応を一つの流れで書ける。 | 海溝から火山弧までの物質循環、または高圧低温型と低圧高温型の温度/圧力比。 | 青色片岩相、エクロジャイト相、ホルンフェルス相を名称だけで並べ、なぜその場で生じるかを書けない。 |
| 火成作用・地球化学 | 分配係数、バルク分配係数、部分溶融度、同位体比、アルカリ元素濃集を式と説明で扱える。 | D = Cs/CL、Dbar = sum XiDi、C0 = FCL + (1 - F)DCL。 | 分配係数を逆に定義する。バッチ溶融と分別結晶作用を同じ式で処理する。 |
| 間隙水圧・相図 | 間隙率、静水圧、有効応力、Fo-En-SiO2の反応経路、包晶・共融を説明できる。 | Pp = P0 + rho gz、sigma' = sigma - Pp、または L + Fo -> En の反応。 | 間隙水圧が高いと断層が強くなると書く。点Qの冷却でFoが単調に増えると読む。 |
第四紀・海水準は基準面を宣言する
2026年度と2024年度、2023年度では、第四紀、海水準、酸素同位体、古地磁気、ミランコビッチ周期が出ています。ここで最初に書くべきなのは、何を基準にして変化を見ているかです。絶対海水準は海水量に近く、相対的海水準は海面の高さから地盤の高さを引いたものです。旧氷床域では、融氷で海面が上がっても、後氷期隆起がそれを上回れば相対的海水準は下がります。
酸素同位体では、氷期に海水と有孔虫殻が18Oに富む向きを確認します。海成段丘では、間氷期の高海水準で海岸面が作られ、氷期の海水準低下と隆起で離水・保存される順序を書く。ホットスポット列では、距離と年代から速度を出すとき、1 km/Myr = 1 mm/yr を使うと単位変換で崩れにくくなります。
野外地質は観察と解釈を分ける
2025年度の地質調査、2024年度の地質構造、2023年度の走向・傾斜と上下判定は、知識というより観察手順の問題です。地層の厚さなら、露頭上の水平距離をそのまま使うのではなく、層理面に垂直な方向へ射影します。走向は水平面との交線、傾斜は走向に直交する最大傾斜方向です。
上下判定では、級化層理、斜交層理、リップル葉理、荷重痕などの名前だけで止めないでください。「粗粒側が下位」「前置葉理が下流側へ傾く」「葉理が下位の侵食面で切られる」のように、観察事実と判定を対にします。鍵層なら、短時間に広域へ堆積したこと、岩相・鉱物・ガラス化学組成で識別できることを添えると答案が強くなります。
沈み込み帯は物質循環として書く
2026年度、2025年度、2024年度、2023年度で、沈み込み帯、変成作用、海洋プレート、火山活動が繰り返し出ています。海溝側では堆積物や玄武岩質岩石がはぎ取られて付加体になり、深部へ運ばれた岩石は高圧低温型変成作用を受ける。スラブから出た水はマントルウェッジのソリダスを下げ、部分溶融を起こし、火山弧や花崗岩質岩体へつながる。この流れを一文で置けると、多くの小問で崩れません。
変成相は、名前ではなく温度/圧力比で読むのが安全です。高圧低温型なら青色片岩相やエクロジャイト相、低圧高温側ならホルンフェルス相。曹長石の高圧分解では、ヒスイ輝石と石英に分かれる反応式の元素数を検算します。火山フロントから背弧への変化は、海溝からの距離、圧力、部分溶融度、不適合なアルカリ元素の濃集をつないでください。
火成作用・微量元素分配は質量保存で始める
2022年度の火成作用と微量元素分配、2026年度の部分溶融、2023年度の同位体比は、地球化学の典型問題です。最初に分配係数を D = Cs/CL と定義します。D が大きければ鉱物に入りやすく、D が小さければメルトに残りやすい。バルク分配係数は鉱物の数で割る単純平均ではなく、鉱物割合で重みをつけます。
バッチ溶融では、メルトと残存固相が最後まで平衡を保つので、全体を質量1とおき、C0 = FCL + (1 - F)DCL と書きます。分別結晶作用では、晶出した鉱物が取り除かれるため、同じ式で処理できません。不適合元素を「存在量が少ない元素」と誤解するのも危険です。微量元素でも適合元素はあり、主要元素でも相対的な分配を考える場面があります。
間隙水圧・炭素循環・地球内部は単位と因果で点を取る
2022年度の間隙率と間隙水圧、2025年度の炭素循環と地球内部、2024年度のP波・S波と核境界は、式を短く置けると点になります。間隙率は岩石全体の体積に占める間隙体積の割合です。静水圧なら Pp = P0 + rho gz。間隙水圧が上がると有効法線応力が下がり、せん断強度が低下して断層すべりが起こりやすくなります。
炭素循環では、平均滞留時間 = 貯蔵量 / 流出量 です。表層系のように貯蔵量とフラックスの桁が大きく違う問題では、どの箱を足し、どの流出を分母にするかを明示します。地球内部では、S波が液体外核を伝わらない理由を、剛性率がほぼ0でせん断変形を伝えられないから、と物性で書くと安定します。
Fo-SiO2系相図は反応経路で読む
2026年度のFo-SiO2系相図は、図の見た目ではなく反応経路を問う問題です。FoはMg2SiO4、EnはMgSiO3。1 barではEnが液とFoへ分かれる不調和融解を示し、点Xは包晶点、点Yは共融点として読めます。点Pを加熱すると、低温ではFo+En、包晶温度でEnがFoと液へ反応し、液相組成が動きます。
冷却経路では、点QからまずFoが晶出しても、包晶点で液とFoが反応してEnを作ります。したがって、Foが最後まで単調に増え続けるとは読めません。非平衡組織では、平衡なら完全に反応するはずのFoが、拡散不足で核として残り、Enの反応縁・コロナ組織になる、という説明が必要です。
4週間の演習計画
- 1週目:2022〜2026年度の10問を眺め、各大問で「最初に置く定義・式・図」を書き出す。解けなくても、分野を第四紀、野外地質、沈み込み帯、火成作用、間隙水圧、相図に分類する。
- 2週目:第四紀・海水準と野外地質を固める。酸素同位体、相対的海水準、海成段丘、走向傾斜、層厚、鍵層、偏光顕微鏡を、観察と解釈のペアで書く。
- 3週目:沈み込み帯、変成作用、火成作用、微量元素分配を戻す。海溝から火山弧までの物質循環、D = Cs/CL、バッチ溶融の質量保存を暗記ではなく式から説明する。
- 4週目:2025年度と2026年度を本番形式で解く。最初の10分で小問ごとの取れる点を見積もり、最後に単位、符号、図の読み取り、因果の抜けを点検する。
後回しにしてよいこと
最初から地球惑星科学専攻の全研究室紹介を読むこと、地質時代名だけを細かく暗記すること、火成岩名や変成相名を一覧で増やすことは、優先度を下げて構いません。5年10問で繰り返し効くのは、語句の量より、基準面、質量保存、物質循環、有効応力、相図の反応経路を答案として短く書く力です。
逆に、計算を完全に避ける準備は危険です。分配係数、層厚、半減期、平均滞留時間、プレート速度、静水圧、相図の反応経路は、いずれも「地球科学の知識」と「簡単な式」が一体になっています。式を置けるようになるほど、記述問題の説得力も上がります。
東大 院試 の他専攻ガイド
東大 大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻は、物理学・応用物理学と隣接した連続体・流体問題が中心です。地球惑星科学で身につけた「保存則・連続体方程式の宣言」は、物理学の解析力学、応用物理学の境界値問題、土木の流体でも答案の骨格として効きます。下記の同大学他専攻ガイドも合わせて読むと、東大 院試 物理系全体の出題傾向が見えます。
途中式と最終答まで読める解説
このガイドで扱う解答PDF
問題本文は含みません。公式の問題冊子と併用してください。
地球科学の収録解説の分野(2022〜2026年度・10項目)
収録年度と解説項目数
院試hubに収録した5実施回の一覧です。どの回も解説見出しは2項目です。
東大 地球科学の解答で立てた注意点(76件)
院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。
鉱物・岩石27件
- 2026年度 第2問 沈み込み帯の岩石循環とFo--SiO_22系相図沈み込み帯の全体像 / 変成相の選び方 / 曹長石の反応式の検算 / 部分溶融と不適合元素 / 火山フロントから背弧への変化 / Fo--SiO_22系相図の読み方 / 経路問題での典型ミス / 反応縁の意味 / 高圧での相図変化
- 2024年度 第2問 変成岩・火山・地質構造全体の方針 / 変成岩の定義 / 広域変成と接触変成 / 原岩推定の根拠 / 閉鎖温度と年代値 / マグマ発生過程 / 斑晶鉱物の選択 / 枕状溶岩の説明 / 爆発的噴火の因果 / ステレオネットの読み取り / 応力場と断層 / プルアパート堆積盆
- 2023年度 第2問 沈み込み帯・変成作用・火成活動沈み込み帯の語句 / 対の変成帯 / 相図の読み方 / 玄武岩質マグマの生成機構 / バッチ部分融解の式の検算 / 同位体比で地殻リサイクルを読む
地質25件
- 2026年度 第1問 第四紀の海水準変動とホットスポット火山列酸素同位体比の検算 / 図の読み取り / 海水準指標で書くべきこと / 高緯度域の相対的海水準 / 海成段丘の答案上の注意 / ホットスポット列の速度 / サンゴ礁の変化と干出
- 2025年度 第1問 地質調査・炭素循環・地球内部地層の厚さの検算 / 放射年代の読み方 / 化石年代と放射年代のずれ / 炭素の平均滞留時間 / 気候フィードバックの書き方 / プルーム問題の要点
- 2023年度 第1問 第四紀・野外地質・偏光顕微鏡第四紀の年代感 / 古地磁気を境界基準にする理由 / ミランコビッチ周期の三要素 / 走向・傾斜測定の検算 / 上下判定で書くべきポイント / 鍵層の条件 / 偏光顕微鏡の要点
- 2022年度 第2問 海底堆積岩の間隙率と間隙水圧間隙率と物性 / 指数関数の読み取り / 図示で押さえる点 / 間隙水圧の式 / 断層すべりへの影響
固体地球科学20件
- 2025年度 第2問 海洋プレートと沈み込み帯海洋地殻の標準層序 / 斜長石の組成式 / 水深と年代の平方根則 / 磁気縞模様による年代推定 / 石灰質軟泥と珪質軟泥 / 含水化の場 / 変成帯の対応 / 褶曲軸の求め方 / シュードタキライトの判断 / 発見例が少ない理由の書き方
- 2024年度 第1問 海水準変動・大気酸素史・地球内部構造全体の方針 / 海水準変動の時代対応 / ヤンガードリアスの機構 / デルタ発達の検算 / 酸素史の読み方 / 地質証拠の選び方 / 全球凍結の典型時期 / 石炭紀からペルム紀の酸素増加 / 地震波速度図のポイント / 境界深度と密度順
化学4件
- 2022年度 第1問 火成作用と微量元素分配分配係数の見方 / 元素同定の考え方 / バルク分配係数の検算 / バッチ溶融の導出
東大 公式の過去問の公開年度と公式解答例
- 公式の過去問ページ
- 理学系研究科 地球惑星科学専攻
- 公開されている年度
- 2022〜2026(直近5年)
- 公式の解答例
- 一部年度・一部科目のみ公開
- 院試hubが最後にリンクを確認した日
- 2026-08-13
- ページの内容
- 数学・物理学・化学・生物学・地球科学の5科目を直近5年分公開。令和8年度入試から専門科目の出題の意図と解答例(一部問題の抜粋)を公開。
よくある質問
東大地球惑星科学専攻の院試倍率は何倍ですか。
専攻の公式FAQは合格倍率を非公開としています。理学系研究科が公表する2026年度修士の募集人員は99人、合格者は97人です。この表には志願者数・受験者数がなく、99人と97人から倍率や合格率は計算できません。研究科全体や別専攻の倍率を地球惑星科学の値には使えません。
地球惑星科学では受験前に研究室を決める必要がありますか。
修士は合格後に教員と面談して絞り込めます。出願後の調査で口述試験を希望する研究グループを申請し、小論文と希望をもとに受験するグループが指定されます。研究室の定員は原則2名で、第一希望に配属されなかった場合は第二希望、そこも定員に達していれば第三希望へ進みます。第三希望でも決まらなければ、進路アドバイザーの支援を受けて別の研究室を探します。
地球科学ではどんな分野が出ていますか。
2022〜2026年度の5年分では、第四紀・海水準、野外地質、偏光顕微鏡、沈み込み帯、変成作用、火成作用、微量元素分配、海底堆積物の間隙率、炭素循環、地球内部、Fo-SiO2系相図などが出ています。
地質の用語暗記だけで対応できますか。
難しいです。東大の地球科学は、用語を答える小問でも、海水準変動の基準面、元素の質量保存、間隙水圧と有効応力、相図の反応経路など、因果と式を一緒に書かせる傾向があります。
最初に固めるべき分野は何ですか。
短期なら、第四紀・海水準、沈み込み帯、火成作用と微量元素分配、野外地質、間隙水圧を優先します。5年10問の中で繰り返し問われ、答案の型も作りやすい分野です。
公式解答例はありますか。
公式過去問ページでは、令和8年度入試から専門科目の出題の意図および一部の解答例が公開されています。ただし全問の完全解答ではないため、自分の答案の途中式や説明順を確認する材料として使ってください。
東京大学の解答PDF
公式過去問と併用する解答・解説PDFを、東京大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。
- 東京大学 理学系研究科 化学の解答PDF(収録3年分)
- 東京大学 工学系研究科 電気系工学専攻 専門科目の解答PDF(収録3年分)
- 東京大学 数理科学研究科 数理科学専攻 専門科目Aの解答PDF(収録21年分)
- 東京大学 数理科学研究科 数理科学専攻 専門科目Bの解答PDF(収録20年分)
- 東京大学 学際情報学府 学際情報学専攻 先端表現情報学コース 専門科目の解答PDF(収録11年分)
- 東京大学 工学系研究科 マテリアル工学専攻 マテリアル工学基礎の解答PDF(収録6年分)
- 東京大学 工学系研究科 化学システム工学専攻 化学システム工学の解答PDF(収録5年分)
東京大学の解答PDF一覧で、東京大学の研究科・専攻・科目をまとめて確認できます。