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東京大学 院試 過去問 解答例

東大 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 システム情報学 2026年度 院試 過去問 解答例・解説(全3問)

全3問。制御工学1問。テーマタグは5件(伝達関数・フーリエ変換・RC回路の過渡応答)。2025年度と共通のテーマは伝達関数・RC回路の過渡応答・フィードバック制御。

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解説3問/全3問(698字)
解答PDFに収録
途中式と最終答(最終答つき3問)
問題本文
非収録

東大 システム情報学 2026年度 院試 過去問の出題内容(全3問)

この3問の分野は制御工学1問です。

大問分野主題解説の小見出し最終答
1信号処理とDFT答案の軸 / 図で落としやすい点あり
2演算増幅器とスイッチング信号符号の確認あり
3制御工学フィードバック制御と安定性非最小位相零点あり

2026年度の出題テーマと、同じテーマを出した他大学・他年度

この年度は3問に5テーマが出ています。

前年度(2025年度)との違い

大問数
2025年度 3問 → 2026年度 3
2026年度で新しく出たテーマ
フーリエ変換オペアンプ回路
2025年度のページを見る

1 — 信号処理とDFT

答案の軸

この問題は「時間領域の切り出し」と「周波数領域の広がり」を一貫して見ると整理しやすい。矩形窓のフーリエ変換を最初に確実に出し、三角窓を矩形窓の畳み込みとして扱うと、sinc 二乗型まで自然に出る。

図で落としやすい点

スペクトル図ではピーク値よりも零点位置が採点上重要である。特に rect2\operatorname{rect}_2 の零点は π\pi 間隔、tri6\operatorname{tri}_6 の零点は 2π/32\pi/3 間隔になる。

信号処理とDFTの途中式・最終答をPDFで見る

2 — 演算増幅器とスイッチング信号

方針

この問題の前半は、スイッチ付き回路を「入力に +1+1 または 1-1 を掛ける回路」と読めるかが鍵である。後半は一次遅れ系なので、各区間で定常値が v2-v_2 に切り替わると考えると計算が短い。

符号の確認

反転低域通過段では直流ゲインが 1-1 である。したがって入力の平均が 14τ/T1-4\tau/T なら、出力の平均はその符号を反転した 4τ/T14\tau/T-1 になる。この符号を最後に確認するとミスを防げる。

演算増幅器とスイッチング信号の途中式・最終答をPDFで見る

3 — フィードバック制御と安定性

方針

制御の問題は、ブロック線図から閉ループ伝達関数を正しく書くことが最初の山である。図2は通常の1自由度フィードバックではなく、目標値側のフィードフォワードとフィードバックを併用する2自由度構成である。

非最小位相零点

1s1-s は右半平面零点 s=1s=1 を表す。これは安定性だけでなく、ステップ応答の逆応答や速応性の限界に直接効く。単に「不安定極がない」と見るだけでは、この問題の意図を外す。

フィードバック制御と安定性の途中式・最終答をPDFで見る

東大 システム情報学 院試 過去問の収録5年度

  • 2026年度(このページ・全3問)

    信号処理とDFT / 演算増幅器とスイッチング信号 / フィードバック制御と安定性

  • 2025年度(全3問)

    畳み込み・相関・到来時間差 / バンドパスフィルタ / フィードバック制御と安定余裕

  • 2024年度(全3問)

    フーリエ変換と両側z変換 / 積分器・比較器・PWM / 周波数応答とロバスト制御指標

  • 2023年度(全4問)

    標本化と間引き / LC四端子回路と梯子状回路 / 閉ループ安定性と非最小位相零点

  • 2022年度(全5問)

    IIRフィルタと自己相関 / 演算増幅器と発振回路 / フィードバック制御とRouth判別