東京大学 院試 過去問 解答例
東大 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 システム情報学 2026年度 院試 解答例・解説
東京大学 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 システム情報学 2026年度の院試 過去問について、設問ごとの解法方針と確認点を解説。全3問収録の解答・解説PDFと併用できます。問題本文は含みません。
最終更新:
設問ごとの解法方針と確認点を公開しています。
続きの途中式・最終答は解答・解説PDFに収録しています。問題本文は含まれません。
第1問 — 信号処理とDFT
答案の軸
この問題は「時間領域の切り出し」と「周波数領域の広がり」を一貫して見ると整理しやすい。矩形窓のフーリエ変換を最初に確実に出し、三角窓を矩形窓の畳み込みとして扱うと、sinc 二乗型まで自然に出る。
図で落としやすい点
スペクトル図ではピーク値よりも零点位置が採点上重要である。特に の零点は 間隔、 の零点は 間隔になる。
第2問 — 演算増幅器とスイッチング信号
方針
この問題の前半は、スイッチ付き回路を「入力に または を掛ける回路」と読めるかが鍵である。後半は一次遅れ系なので、各区間で定常値が に切り替わると考えると計算が短い。
符号の確認
反転低域通過段では直流ゲインが である。したがって入力の平均が なら、出力の平均はその符号を反転した になる。この符号を最後に確認するとミスを防げる。
第3問 — フィードバック制御と安定性
方針
制御の問題は、ブロック線図から閉ループ伝達関数を正しく書くことが最初の山である。図2は通常の1自由度フィードバックではなく、目標値側のフィードフォワードとフィードバックを併用する2自由度構成である。
非最小位相零点
は右半平面零点 を表す。これは安定性だけでなく、ステップ応答の逆応答や速応性の限界に直接効く。単に「不安定極がない」と見るだけでは、この問題の意図を外す。