東京大学 院試 過去問 解答例
東大 工学系研究科 建築学専攻 建築学 専門科目 2020年度 院試 解答例・解説
東京大学 工学系研究科 建築学専攻 建築学 専門科目 2020年度の院試 過去問について、設問ごとの解法方針と確認点を解説。全5問収録の解答・解説PDFと併用できます。問題本文は含みません。
最終更新:
設問ごとの解法方針と確認点を公開しています。
続きの途中式・最終答は解答・解説PDFに収録しています。問題本文は含まれません。
第1問 — 専門課題I(建築学基礎)
構造問の採点ポイント
回転ばね問題は、最終式よりも「どの節点変位で、どのばねが何ラジアン回るか」が採点対象になる。エネルギー式を作れば、水平力、固有周期、2自由度の連成、塑性機構まで同じ枠組みで処理できる。
短答問の注意
真偽問題は誤答で減点される設定なので、自信のないものは空欄にする戦略も成立する。商品答案としては正誤を示したが、本番では確度の低い肢を無理に埋めない判断も必要である。
第2問 — 専門課題II 第1群(建築設計)
この年度固有の評価軸
単なるコミュニティセンターではなく、「駅前商店街の衰退」「南北の性格差」「災害時避難所」が同時に条件になっている。図面と文章でこの3点が読めないと、年度固有の課題に答えたことにならない。
第3問 — 専門課題II 第2群(建築計画・建築史・構法)
記述の型
作品名や制度名だけでは点になりにくい。各答案は「名称・定義」「平面/断面/構造上の特徴」「それが必要になった背景」の3段で書くと、10行程度の記述でも密度が出る。
第4問 — 専門課題II 第3群(建築環境)
計算の注意
本年度は記号量の問題が多く、数値よりも式の構造が採点される。熱抵抗では面積を含めるかどうか、換気では と の換算、光束法では室指数の分母 を落とさないことが重要である。
第5問 — 専門課題II 第4群(建築構造・建築材料)
得点の取り方
構造力学は図がなくても、支点反力、M図、仮想仕事法の積分形、変位適合条件を書けば筋道が伝わる。材料問題では、単位体積質量と絶対容積を混同しないこと、水セメント比が強度と施工性の両方に効くことを説明するとよい。