東京大学 院試 過去問 解答例
東大 工学系研究科 建築学専攻 建築学 専門科目 2026年度 院試 過去問 解答例・解説(全5問)
全5問。材料力学・材料1問。テーマタグは1件(はりの曲げ)。2022年度と共通のテーマははりの曲げ。
最終更新:
収録2年度分の解答PDF:東京大学 工学系研究科 建築学専攻 建築学 専門科目(¥3,200・紙面見本あり)
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- 解説5問/全5問
- 解答PDFに収録
- 途中式と最終答(最終答つき5問)
- 問題本文
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東大 建築学 専門科目 2026年度 院試 過去問の出題内容(全5問)
この5問の分野は材料力学・材料1問です。
2026年度の出題テーマと、同じテーマを出した他大学・他年度
この年度は1問に1テーマが出ています。
| テーマ | この年度 | 全体の出題実績 | 他大学の直近出題 |
|---|---|---|---|
| はりの曲げ | 第5問 | 11大学・71問 |
前年度(2022年度)との違い
- 大問数
- 2022年度 5問 → 2026年度 5問
- 両年度に出たテーマ
- はりの曲げ
第1問 — 専門課題I(建築学基礎)
採点される答案の形
この種の横断問題では、計算の正否だけでなく、単位、符号、図のラベル、用語の射程が見られる。トラス軸力なら引張・圧縮、環境計算なら や 、計画短答なら「なぜその選択肢なのか」を一言添えるだけで答案の信頼性が上がる。
問題文非掲載での復習方法
公式問題を横に置いて、本資料の式・対応表を自分の答案用紙に再現する。特に構法図示は、名称を覚えていても線の入れ方が曖昧だと点が伸びない。下書きでは、部材名、力の流れ、性能の違いを各図に一つずつ書き込む練習が有効である。
第2問 — 専門課題II 第1群(設計)
設計試験で失点しやすい点
設計課題では、絵のうまさだけではなく、条件読解の正確さが強く見られる。必要室の欠落、搬入と来客の混線、構造グリッドの不整合、階段・トイレ・設備の置き忘れは大きな減点になる。見せ場は一つに絞り、それを平面・断面・主旨文の三つで同じ言葉にする。
読みがいのある答案にする工夫
「展示を街に開く」と書くだけでは抽象的である。低い軒、奥行きのある開口、通り土間、吹抜け、家具スケールの展示台、素材サンプル壁など、空間要素に変換して図にする。主旨文でも、抽象語の後に具体的な建築操作を続けると説得力が出る。
第3問 — 専門課題II 第2群(計画・史・構法)
答案の密度
10行程度の説明では、作品や制度の一般論を書きすぎると、図面から読み取った根拠が薄くなる。各段落の冒頭に結論を置き、その直後に「平面上のどの関係からそう読めるか」を書く。図版問題では、図を見ずに書ける一般論だけの答案は弱い。
計画系で使う数式の意味
エレベータ、避難、待ち行列、面積配分は、建築計画であっても確率・統計の言葉で表現される。式の目的は厳密な数学ではなく、利用者が経験する待ち時間、混雑、偏りを設計判断に変換することである。最後に「この結果から何を設計に反映するか」を書くと、計算問題が計画答案になる。
第4問 — 専門課題II 第3群(環境)
単位が答案の骨格になる
環境計算では、式を覚えていても単位を落とすと大きく失点する。熱貫流は 、熱流は 、換気は 、照度は 、音は でそろえる。特に二酸化炭素濃度の ppm は無次元比に直してから割る。
論述へのつなげ方
計算問題の最後に改修方針を問われる場合、数値の大小をそのまま並べるだけでは足りない。表面温度が平均放射温度を通じて温冷感に効く、熱回収換気は換気熱負荷を下げるが維持管理が必要、窓改修は快適性と結露にも効く、というように、物理量を居住者の体験と施工性に接続する。
第5問 — 専門課題II 第4群(構造・材料)
第4群の解き進め方
構造問題は、図を見た瞬間に公式を当てはめるより、まず自由度と境界条件を確認する。単純梁、剛接フレーム、剛床、軸方向要素は、支配する変形が曲げか軸かで式が変わる。影響線では「単位荷重を動かす」のか「単位仮想力を固定点に置く」のかを混同しない。
論述問題の採点軸
材料・防火の論述では、単語の列挙だけでは弱い。評価可能な現象、評価困難な現象、その理由を対にする。たとえば「コーンカロリーメータは発熱速度を測れるが、区画火災の煙層形成は測れない」と書けば、試験体スケールと現象スケールの違いを理解している答案になる。
東大 建築学 専門科目 院試 過去問の収録2年度
2026年度(このページ・全5問)
専門課題I(建築学基礎) / 専門課題II 第1群(設計) / 専門課題II 第2群(計画・史・構法)
専門課題I(建築学基礎) / 専門課題II 第1群(建築設計) / 専門課題II 第2群(建築計画・建築史・構法)