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電通大 基盤理工 基礎数学・力学 院試 過去問対策|3年6問の答案初手

電気通信大学大学院 情報理工学研究科 基盤理工学専攻の2024〜2026年度、基礎数学・力学6問の解答制作メモから、線形代数・ベクトル解析・フーリエ級数・剛体力学・連成振動の答案の始め方を整理します。

最終更新: 2026-05-26

電気通信大学 電通大 基盤理工 基礎数学 力学 院試 過去問の解答PDFを見る

公式過去問PDFと併用する、院試hub(東大大学院出身者が運営する解答制作チーム)独自の解答・解説PDF。問題本文は含みません。

解答の入手方法を比較する

この記事は、電気通信大学大学院 情報理工学研究科 基盤理工学専攻の募集要項をまとめ直すための記事ではありません。InshiHubで2026年度、2025年度、2024年度相当の科目番号6「基礎数学」と科目番号7「力学」について、以下の6本のローカル解答ファイルを確認して作った、答案の始め方と演習順のメモです。

  • 2026:answers/university-of-electro-communications/graduate-school-of-informatics-and-engineering/2026/fundamental-science-and-engineering-mathematics-mechanics/solutions/problem01.texproblem02.tex
  • 2025:answers/university-of-electro-communications/graduate-school-of-informatics-and-engineering/2025/fundamental-science-and-engineering-mathematics-mechanics/solutions/problem01.texproblem02.tex
  • 2024:answers/university-of-electro-communications/graduate-school-of-informatics-and-engineering/2024/fundamental-science-and-engineering-mathematics-mechanics/solutions/problem01.texproblem02.tex

結論から言うと、最初に解くなら2026年度相当です。線形代数、重積分、フーリエ級数、転がり円板の力学がそろい、「公式を知っているか」ではなく答案の最初の3行をどう置くかがそのまま点数に出ます。2025年度相当でストークスの定理と実体振り子を補強し、2024年度相当でGreenの定理・発散定理・連成振動まで広げる順が、短期対策では最も迷いにくいです。

この記事で確認した証拠

2024〜2026年度相当のsource-notes、生成済みPDFのbuild/main.txt、解答TeX内のInshiHubPointを確認しました。公式ソースは電通大の大学院入試過去問ページで、2026年度相当には基盤理工学専攻の公式解答例PDFも保存されています。問題本文、公式図表、公式解答例本文はこの記事に転載していません。

年度相当確認したローカル解答制作メモで見たテーマ準備への結論
2026基礎数学、力学の2問線形代数、平方根境界の重積分、偶関数のフーリエ級数、転がり円板の運動方程式、摩擦力、エネルギー比、滑り出す条件。最新型の入口。行列を構造で見抜き、積分領域を変数変換し、力学はつり合いではなく運動方程式から入る。
2025基礎数学、力学の2問一次従属と固有値、曲面とストークスの定理、フーリエ係数、重力モーメント、慣性モーメント、微小振動、連続回転条件。数学は向きと境界、力学は符号と平行軸の定理で差がつく。2026の次に解くと弱点が見えやすい。
2024基礎数学、力学の2問行列と固有ベクトル、Greenの定理、発散定理、水平ばね連成振動、ばねで結ばれた二つの振り子、うなり。連成振動まで広げる年度。固有ベクトル、境界積分、基準座標を答案の初手として書けるかを確認する。

最初の10分で見る順番

基盤理工の選択問題は科目数が多いので、基礎数学・力学だけを解く場合でも「読める問題から順に全部触る」やり方は危険です。最初の10分は、次の順で答案開始できるかを確認してください。

順序見る場所答案の初手判断
1線形代数行列の構造、列の関係、固有空間、成分和0の部分空間を先に書く。計算量を減らせるなら先に得点化する。
2積分・ベクトル解析領域、境界の向き、法線、変数変換、ヤコビアンを固定する。図が描けるなら着手。向きが曖昧なら後回し。
3フーリエ級数偶奇性、周期、係数定義、積分で消える項を先に分ける。部分積分を始める前に係数の見通しを立てる。
4力学座標、正方向、拘束条件、慣性モーメント、摩擦力の向きを図に入れる。図と符号が置けるなら主力。迷うなら数学で先に点を作る。

分野別の答案開始テンプレート

線形代数: まず行列の見え方を変える

2026年度相当では、行列を全成分が1の行列と単位行列の組み合わせとして見ると、固有値と固有空間が一気に読めます。2025年度相当では列の一次従属が行列式0と固有値0の検算になります。2024年度相当では固有ベクトルかどうかを成分比だけでなく、ベクトル全体が同じ定数倍になっているかで判定します。

答案の最初は「計算します」ではなく、「この行列はどの部分空間を保つか」です。成分和0の空間、列空間、張る空間、一次従属関係を先に書くと、掃き出し計算の量が減り、符号ミスも検算できます。

積分・ベクトル解析: 境界と向きを書いてから定理を使う

2025年度相当では、曲面の境界の向きとストークスの定理の向きが合うかが要点です。2024年度相当ではGreenの定理、発散定理、球面上の外向き法線を使います。2026年度相当の重積分は、平方根を含む境界を変数変換で三角形領域へ移す見方が重要です。

開始テンプレートは、「領域Dを定義する」「境界Cの向きを決める」「法線nの向きを書く」「ヤコビアンを書く」の4つです。答えが合っても、この4つがない答案は途中点を守りにくくなります。

フーリエ級数: 偶奇性で消える項を先に消す

2026年度相当と2025年度相当では、フーリエ係数が出ています。ここで大事なのは、いきなり部分積分を始めないことです。対象関数を偶関数・奇関数へ分け、正弦係数が消えるか、余弦係数にどの項だけが寄与するかを答案の冒頭に書きます。

フーリエ級数は、係数の符号と定数倍がずれやすい分野です。最後に偶数番の係数が消える、奇数番だけが残る、端点で級数がどの値へ収束する、といった検算を入れると答案の信頼度が上がります。

力学: つり合いではなく運動方程式から始める

2026年度相当の転がり円板では、摩擦力の向き、重力の成分、並進と回転の運動方程式、転がり拘束を同時に扱います。2025年度相当の実体振り子では、重力モーメント、位置エネルギー、平行軸の定理、微小振動、連続回転条件が続きます。2024年度相当では水平ばね連成振動と、ばねで結ばれた二つの振り子が出ています。

開始テンプレートは、「座標と正方向を決める」「力とモーメントを書く」「慣性モーメントを確認する」「拘束条件または基準座標を置く」です。力学では、答えの式よりも最初の図と符号で減点の大半が決まります。

共通する失敗パターン

  • 線形代数で、行列の構造を見ずに行列式展開から入り、固有値の検算を失う。
  • 固有ベクトル判定で、零成分を含む比を機械的に見て、全体の定数倍条件を確認しない。
  • Greenの定理やストークスの定理で、境界の向きと法線の向きを答案に残さない。
  • 重積分で、領域変換後のヤコビアンと積分範囲を別々に確認しない。
  • フーリエ係数で、偶奇性を使わず全係数を力で計算し、符号ミスを検算できない。
  • 力学で、摩擦力の向きを仮定したあと検算せず、滑り出す条件やエネルギー比の解釈を逆にする。
  • 連成振動で、元の座標と基準座標を混ぜ、うなりの読み取りまで一貫した説明にならない。

参考書は章単位で戻る

分野戻る章使い方
線形代数固有値・固有空間、対角化、部分空間、基底変換行列計算を増やすのではなく、成分和0の空間、列空間、固有空間を先に探す練習に使う。
多変数解析重積分の変数変換、Greenの定理、Stokesの定理、Gaussの発散定理定理の証明を読むより、領域、境界、法線、向きを1枚の図にする演習を優先する。
フーリエ解析周期関数、偶奇性、フーリエ係数、端点収束係数公式を暗記して終わらせず、どの項が消えるかを答案の一行目に書く練習をする。
解析力学・振動剛体の慣性モーメント、転がり運動、実体振り子、連成振動、基準座標ニュートン方程式とエネルギー法の両方で検算し、符号、拘束条件、静止摩擦の仕事を確認する。

短期対策で後回しにしてよいもの

基礎数学・力学を選ぶ目的なら、電気電子・光デバイス系の5科目、化学・生物系の科目、情報学専攻の選択問題まで同時に広げる必要はありません。まず3年6問で、線形代数、ベクトル解析、フーリエ級数、転がり・振動の答案開始を固定してください。特殊関数、複素写像、半導体、光波動は、別商品・別志望で選ぶと決めてから深掘りすれば十分です。

また、公式解答例を先に読むことも短期対策では後回しです。解答例は確認用として有用ですが、最初に読むと「解ける気がする」だけで、自分の答案の初手が育ちません。先に白紙から3行を書き、その3行が正しい方向を向いているかを確認してください。

90分演習の進め方

  1. 最初の10分で、基礎数学と力学の各小問に「先に解く」「後で拾う」「触らない」を付ける。
  2. 次の35分で、線形代数と積分・ベクトル解析を優先して答案の骨格を作る。
  3. 次の30分で、力学の図、運動方程式、拘束条件、エネルギー検算を書く。
  4. 残り10分で、フーリエ係数、積分範囲、固有値、単位、符号を検算する。
  5. 最後の5分で、途中式だけでも採点者が追えるように、定義と結論を線でつなぐ。

自己採点チェックリスト

  • 線形代数で、行列式や固有値の前に、列の関係または保たれる部分空間を書いたか。
  • ベクトル解析で、境界の向き、法線の向き、定理の符号を明示したか。
  • 重積分で、変数変換後の領域とヤコビアンを両方書いたか。
  • フーリエ級数で、偶奇性により消える係数を最初に判定したか。
  • 力学で、座標、正方向、力、モーメント、拘束条件を図に入れたか。
  • 慣性モーメントで、重心まわりか支点まわりかを明示したか。
  • 摩擦力や張力の符号を、最後に運動の向き・エネルギーと照合したか。
  • 答えだけでなく、途中式の検算になる一文を残したか。

公式情報の確認場所

過去問は、電気通信大学の大学院入試過去問ページで確認してください。2026年5月26日時点で、同ページには2025年8月実施分から2021年8月実施分までの博士前期課程一般入試専門科目が掲載され、基盤理工学専攻は各年の選択問題PDFを確認できます。2025年8月実施分には基盤理工学専攻の解答例PDFも掲載されています。

入試方式や募集人員は、公式の入試の種類と募集人員ページと出願年度の学生募集要項で確認してください。この記事では試験制度の説明を主役にせず、2024〜2026年度相当の基礎数学・力学の解答制作から分かった演習判断だけを扱っています。

InshiHubの解答パックの使い方

InshiHubの電気通信大学 基盤理工 基礎数学・力学 解答パックは、公式PDFを先に解いたあとに使ってください。最初から読むのではなく、まず自分で「線形代数の一行目」「ベクトル解析の向き」「力学の図」を書き、その後で解答パックと照合します。

照合時に見るべきなのは、最終結果だけではありません。行列の見方、境界の向き、偶奇性の使い方、慣性モーメントの選び方、摩擦力の符号、静止摩擦が仕事をしない理由を、自分の答案に移せるかを確認してください。ここが直ると、次の年度を解いたときの点の取り方が変わります。

関連ガイド

よくある質問

電通大 院試 の他専攻ガイド

電通大 基礎理工学プログラムは数学・力学を共通基盤として、情報理工学研究科の各専攻と接続します。数学・力学で身につけた「方程式・境界条件の宣言」は、情報学の行列多項式、情報・ネットワーク工学の列空間、機械知能システム学の運動方程式でも答案の骨格として効きます。下記の同大学他専攻ガイドも合わせて読むと、電通大 院試 全体の科目選択判断ができます。

上記の出題範囲をカバーするオリジナル解答・解説PDFを年度別に整備しています。

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よくある質問

この記事は募集要項のまとめですか。
違います。電通大 基盤理工学専攻の2024〜2026年度相当、科目番号6 基礎数学と科目番号7 力学について、InshiHubで作成した6本の解答TeXとsource-notesを確認し、答案の初手、失点条件、演習順を整理した記事です。
最初に解くなら何年度がよいですか。
最初は2026年度相当が使いやすいです。線形代数、重積分、フーリエ級数、転がり円板の力学がまとまっており、基礎数学と力学を同じ90分単位で切り替える練習になります。次に2025、最後に2024で連成振動まで広げる順がおすすめです。
基礎数学で優先する単元は何ですか。
線形代数、ベクトル解析、重積分、フーリエ級数です。固有空間や列の一次従属を先に見つけ、面積分・線積分では向きと境界を固定し、級数では偶奇性や変数変換を先に書く練習をしてください。
力学はどこで差がつきますか。
運動方程式を立てる前の図と符号です。転がり円板では摩擦の向きと拘束条件、実体振り子ではモーメントと慣性モーメント、連成振動では基準座標と固有振動数を先に置けるかで答案の安定度が変わります。
公式解答例は使うべきですか。
2025年8月実施分には基盤理工学専攻の解答例が公式ページに掲載されています。ただし、公式解答例を読む前に自分の答案の最初の3行を書き、InshiHubの解答パックで途中式、検算、説明不足を確認する使い方が効果的です。
InshiHubの解答パックは11科目全部を含みますか。
含みません。この商品は基盤理工学専攻の選択問題PDFのうち、科目番号6 基礎数学と科目番号7 力学だけを扱います。電気電子・光デバイス系の科目は別商品として整理しています。

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