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電気通信大学 院試 過去問 解答例

電通大 情報理工学研究科 基盤理工学専攻 専門科目(無機・有機化学・物理化学) 2026年度 院試 解答例・解説

電気通信大学 情報理工学研究科 基盤理工学専攻 専門科目(無機・有機化学・物理化学) 2026年度の院試 過去問について、設問ごとの解法方針と確認点を解説。全2問収録の解答・解説PDFと併用できます。問題本文は含みません。

最終更新:

設問ごとの解法方針と確認点を公開しています。

続きの途中式・最終答は解答・解説PDFに収録しています。問題本文は含まれません。

1 — 選択問題:無機・有機化学

配位子場と多重結合

金属間多重結合では,単に電子数を数えるだけでなく,どの dd 軌道が金属--金属軸に対してどの対称性で重なるかを書く必要がある。特に δ\delta 結合は有機化学ではほとんど出ないが,dd 軌道を持つ遷移金属錯体では四重結合を説明する鍵になる。

有機反応の採点上の注意

有機反応は主生成物名だけでは部分点止まりになりやすい。(a) は求電子置換であること,(b) と (c) は regioselectivity と stereochemistry,(d) は anti E2,(e) はラクトン開環,(f) は環化付加と脱炭酸を短く添えると答案として強い。

NMR の符号

負の化学シフトは異常に見えるが,芳香族環電流の内側にある水素では遮蔽が非常に強くなり得る。面積比 2:12:1 は外側水素12個と内側水素6個の比に対応するので,構造と NMR の対応が一貫する。

続きの解答(途中式・最終答)はPDFに収録

2 — 選択問題:物理化学

波数でそろえる

物理化学のスペクトル問題では,エネルギーを J に直すより,波数 cm1\mathrm{cm^{-1}} でそろえる方が速い。今回は kTkT207cm1207\,\mathrm{cm^{-1}} と与えられているので,回転・振動・電子励起をすべて ν~/207\tilde\nu/207 の大小で比較できる。

枝の向き

回転振動遷移では振動遷移に回転エネルギー差が足し引きされる。RR 枝は ΔJ=+1\Delta J=+1 なので高波数側,PP 枝は ΔJ=1\Delta J=-1 なので低波数側に出る。図の横軸が右向きに大きいことを最初に確認すると,番号の読み間違いを防げる。

CO2 の赤外活性

赤外活性の判定は「振動で分子の双極子モーメントが変化するか」で決まる。CO2_2 は全体として無極性だが,反対称伸縮と変角振動の途中では一時的な双極子が生じるため赤外吸収を持つ。

続きの解答(途中式・最終答)はPDFに収録

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