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東京大学 院試 過去問 解答例

東大 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 知能機械情報学 2019年度 院試 過去問 解答例・解説(全3問)

全3問。情報1問・電磁気学・回路1問。テーマタグは6件(伝達関数・計算量理論・オペアンプ回路)。2018年度と共通のテーマは伝達関数・ボード線図。

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解説3問/全3問(856字)
解答PDFに収録
途中式と最終答(最終答つき3問)
問題本文
非収録

東大 知能機械情報学 2019年度 院試 過去問の出題内容(全3問)

この3問の分野は情報1問・電磁気学・回路1問です。

大問分野主題解説の小見出し最終答
1電磁気学・回路電子回路・整列アルゴリズム・基礎用語反転加算回路の見方 / クイックソートの減点ポイントあり
2選択問題2A:振動系と加速度センサ加速度センサとしての読み替え / ボード線図の答案あり
3情報地図情報のデータ構造四分木で問われる量あり

2019年度の出題テーマと、同じテーマを出した他大学・他年度

この年度は3問に6テーマが出ています。

前年度(2018年度)との違い

大問数
2018年度 3問 → 2019年度 3
両年度に出たテーマ
伝達関数ボード線図
2018年度のページを見る

1 — 必答問題:電子回路・整列アルゴリズム・基礎用語

反転加算回路の見方

この種の回路では、各入力抵抗を流れる電流が反転入力端子で合流し、その総和を帰還抵抗で 電圧に変換する。最初から「重み付き和」と見ればよく、抵抗比だけを丁寧に読むのが速い。 第2段が利得 1-1 であることを見落とすと、符号を逆にしたまま答案を書きやすい。

クイックソートの減点ポイント

分割後に再帰呼び出しを行う区間は、分割ループ終了時の i,ji,j に依存する。 左は [left,j][left,j]、右は [i,right][i,right] であり、[left,i][left,i][j,right][j,right] と書くと、 要素の重複処理や未処理が起こる。計算量の説明では、最悪計算量だけでなく、 なぜ偏った分割が起こると二乗オーダーになるかを添えると答案として強い。

必答問題:電子回路・整列アルゴリズム・基礎用語の途中式・最終答をPDFで見る

2 — 選択問題2A:振動系と加速度センサ

加速度センサとしての読み替え

この問題の要点は、絶対変位 xx ではなく相対変位 y=xuy=x-u で書き直すことである。 フレーム加速度 u¨\ddot u は、相対座標系では見かけの外力 mu¨-m\ddot u として現れる。 この形にすると、地震計・加速度計の標準的な二次遅れモデルと同じになる。

ボード線図の答案

厳密な曲線を描くよりも、低周波ゲイン、固有周波数、共振ピーク、高周波の傾き、 位相が 180180^\circ 近くからさらに遅れていくことを示す方が重要である。 符号の取り方で位相の基準は変わるため、答案では自分の入力・出力の正方向を明記しておくとよい。

選択問題2A:振動系と加速度センサの途中式・最終答をPDFで見る

3 — 選択問題2B:地図情報のデータ構造

四分木で問われる量

四分木の問題は、実装よりも「セルの大きさ」と「距離による枝刈り」が中心である。 最大ノード数は完全4分木の等比級数、深さの上限はセル対角線と最近接距離の比較から出る。 図を描く設問では、点名の正確な位置よりも、複数点を含むセルだけが分割されるという規則を 一貫して適用することが重要である。

選択問題2B:地図情報のデータ構造の途中式・最終答をPDFで見る

東大 知能機械情報学 院試 過去問の収録5年度

  • 2020年度(全3問)

    必答問題:力学・論理回路・基礎用語 / 選択問題2A:平面マニピュレータ / 選択問題2B:情報表現・符号・エントロピー

  • 2019年度(このページ・全3問)

    必答問題:電子回路・整列アルゴリズム・基礎用語 / 選択問題2A:振動系と加速度センサ / 選択問題2B:地図情報のデータ構造

  • 2018年度(全3問)

    必答問題:回路・線形回帰・基礎用語 / 選択問題2A:一リンクアームとDCモータ制御 / 選択問題2B:スタック・キュー・逆ポーランド記法

  • 2017年度(全3問)

    必答問題:倒立振子・論理回路・基礎用語 / 選択問題2A:昇降機と2質点振動系 / 選択問題2B:C言語・Python・パーセプトロン

  • 2016年度(全3問)解答・最終答まで全文公開

    必答問題:衝突・情報量・電動機 / 選択問題2A:磁気浮上とワイヤ駆動機構 / 選択問題2B:線形識別とマージン