東京大学 院試 過去問 解答例
東大 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 知能機械情報学 2017年度 院試 解答例・解説
東京大学 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 知能機械情報学 2017年度の院試 過去問について、設問ごとの解法方針と確認点を解説。全3問収録の解答・解説PDFと併用できます。問題本文は含みません。
最終更新:
設問ごとの解法方針と確認点を公開しています。
続きの途中式・最終答は解答・解説PDFに収録しています。問題本文は含まれません。
第1問 — 必答問題:倒立振子・論理回路・基礎用語
倒立振子の符号
角度を鉛直上向きから測ると、位置エネルギーは になる。 ラグランジアン の符号を取り違えると、重力項の符号が逆になり、 倒立姿勢が安定であるかのような式になる。微小角で としたときに 重力項が倒れる向きに働くかを確認するとよい。
NANDの万能性
NANDはNOTもANDもORも構成できる万能ゲートである。 本問ではまず を作り、最後にもう一度NANDを取るのが最短である。
第2問 — 選択問題2A:昇降機と2質点振動系
入力整形の発想
問2(4)は、ステップ入力を2回に分けて入れる入力整形の基本形である。 2回目のステップを半周期後に入れると、1回目で生じた余弦振動と2回目で生じる余弦振動が 逆位相になり、振動成分が消える。
制御系の符号
図のブロックの符号と、力の正方向の取り方で の符号は変わり得る。 ここでは図の負帰還記号に従って式を立てた。答案では、特性方程式を明示してから Routh表の条件に落とすと、符号の仮定を採点者が追いやすい。
第3問 — 選択問題2B:C言語・Python・パーセプトロン
単層パーセプトロンの限界
単層パーセプトロンは線形識別面しか作れない。 ANDは直線で分けられるため収束するが、XORは正例と負例が対角に配置されるため、 どの直線でも一方の対角を同時に分けられない。この違いを図で説明できると、理由の記述として十分である。