東北大学 × 北海道大学
東北大 機械工学 vs 北大 機械・宇宙航空 院試比較|4力・伝熱・空力の出題と併願戦略
東北大学 工学研究科 機械工学と北海道大学 工学院 機械・宇宙航空工学コースの院試を、4力の出題比重・伝熱/制御/空力の扱い・答案文化・英語・研究環境・併願戦略まで徹底比較。両校を併願する場合の月別スケジュールと判断フローを示します。
比較を確認したら、各大学の過去問解答PDFで対策を進めましょう。
東北大学 工学研究科 機械工学と北海道大学 工学院 機械・宇宙航空工学コースは、地方旧帝大で機械系の修士課程を狙う外部生にとって有力な選択肢です。どちらも4力(材料力学・流体力学・熱力学・機械力学)を軸としますが、伝熱・制御・空力の扱いと研究の方向性に差があります。
本稿では、4力の出題比重・専門科目の違い・答案文化・研究環境・併願戦略を整理します。配点・合格点は非公表のため、公開された募集要項と過去問から読み取れる傾向に絞って記載します。
一目でわかる比較表
| 比較項目 | 東北大 機械工学 | 北大 機械・宇宙航空 |
|---|---|---|
| 主要科目 | 4力 + 制御 + 伝熱 | 4力 + 空力・推進・宇宙工学(コース特有) |
| 伝熱の扱い | 独立科目で重い(偏微分方程式まで) | 標準範囲 |
| 機械力学 | 振動論の応用問題が多い | 標準範囲を満遍なく |
| 宇宙航空 | 流体・推進関連の研究室 | 機械・宇宙航空工学コースとして充実 |
| 英語 | TOEIC のスコア提出 | TOEIC のスコア提出 |
| 立地 | 仙台 | 札幌 |
試験形式・出題範囲の違い
東北大は4力に加えて制御・伝熱が課され、特に伝熱が独立科目で重く、機械力学では振動論の応用問題が多い傾向があります。北大は4力を中核に、コース特有科目として空力・推進・宇宙工学が選択肢に並びます。北大は4力の標準範囲を満遍なく出す傾向で、極端な難問は少ない一方、形式不備の減点は厳しめです。
分野別に見る対策の重なりと違い
材料力学・機械力学
はり・座屈・ねじりと振動論は両校共通。東北大は振動論の応用問題が多いため、多自由度系の固有値解析を厚めに準備します。
流体力学
ベルヌーイ・運動量保存・境界層は共通。北大の宇宙航空志望なら圧縮性流体・空力(翼理論)まで踏み込みます。
熱力学・伝熱
サイクル解析は共通。東北大では伝熱が独立科目で重く、熱伝導方程式の変数分離法まで自力で解けるようにしておく必要があります。
4力の標準範囲は両校で共通のため、片方の対策がもう片方にほぼ活きます。差分は東北大の伝熱(偏微分方程式)と北大の空力・推進(宇宙航空志望の場合)です。併願する場合は共通の4力を固めてから、志望に応じて差分を上乗せするのが効率的です。
併願する場合の月別スケジュール
6か月前〜4か月前: 4力の学部標準教科書を通読復習。両校共通の土台を固める。
4か月前〜2か月前: 両校の過去問を交互に解く。東北大は伝熱、北大の宇宙航空志望なら空力を補強。
2か月前〜直前: 時間を計った答案演習。FBD・検査体積・T-S線図を答案で書ききる作法を仕上げる。
どちらを優先するかの判断フロー
- 宇宙航空・空力・推進を研究したい → 北大の機械・宇宙航空工学コース
- 伝熱・エネルギー系を研究したい → 東北大(伝熱が独立科目で重い)
- 東北で生活したい → 東北大、北海道なら北大
- 2校体制を組みたい → 4力共通なので併願しやすい
関連する解答パック・ガイド
東北大 機械の答案は東北大学 機械工学の解答パック、北大は北海道大学 機械・宇宙航空工学コースの解答パックで確認できます。
公開前に必ず最新の公式募集要項で試験科目・実施時期を確認してください。
よくある質問
- 東北大機械と北大機械は併願できますか。
- 両校とも4力を主要科目とするため、学習の土台が大きく重なり併願に向きます。試験日程が重ならない年度であれば物理的に併願可能です。日程は最新の募集要項で確認してください。
- 宇宙航空を研究したい場合はどちらが良いですか。
- 北大は機械・宇宙航空工学コースとして空力・推進・宇宙工学の研究室が揃います。東北大の機械系にも流体・推進関連の研究室がありますが、宇宙航空に特化したい場合は北大のコース構成が分かりやすいです。最終的には志望研究室の研究テーマで判断してください。
- 外部生でも合格できますか。
- 両校とも毎年外部からの合格者が出ています。学部レベルの4力が解ける状態が前提で、研究室訪問で受け入れ意思を確認したうえで過去問を直近5年分以上回す受験生が多いです。
- 伝熱工学はどちらで重視されますか。
- 東北大は伝熱が独立科目で重く、機械力学では振動論の応用問題が多い傾向があります。4力の標準範囲に加えて伝熱の偏微分方程式(変数分離法)まで自力で解けるようにしておくと安心です。
- 地方在住でも研究室訪問は必要ですか。
- 研究室訪問は標準的な手順です。仙台・札幌への出張が難しい場合は、オンライン面談で対応する研究室もあるため事前にメールで打診してください。