東北大学 × 北海道大学
東北大 機械工学 vs 北大 機械・宇宙航空 院試比較|4力・伝熱・空力の出題と併願戦略
東北大学 工学研究科 機械系と北海道大学 工学院 機械・宇宙航空工学コースの院試を、収録年度・大問数・両校に共通する出題論点で対比。年度別の大問見出しと、公式が配布する過去問・解答の公開状況(確認日つき)を並べます。
工学研究科 機械工学専攻は3年度48大問、工学院 機械・宇宙航空工学コースは2年度16大問の解答を収録しています。両校に共通する出題論点は4件です。
東北大学 工学研究科 機械工学と北海道大学 工学院 機械・宇宙航空工学コースは、地方旧帝大で機械系の修士課程を狙う外部生にとって有力な選択肢です。どちらも4力(材料力学・流体力学・熱力学・機械力学)を軸としますが、伝熱・制御・空力の扱いと研究の方向性に差があります。
一目でわかる比較表
| 比較項目 | 東北大 機械工学 | 北大 機械・宇宙航空 |
|---|---|---|
| 主要科目 | 4力 + 制御 + 伝熱 | 4力 + 空力・推進・宇宙工学(コース特有) |
| 伝熱の扱い | 独立科目で重い(偏微分方程式まで) | 標準範囲 |
| 機械力学 | 振動論の応用問題が多い | 標準範囲を満遍なく |
| 宇宙航空 | 流体・推進関連の研究室 | 機械・宇宙航空工学コースとして充実 |
| 立地 | 仙台 | 札幌 |
試験形式・出題範囲の違い
東北大は4力に加えて制御・伝熱が課され、特に伝熱が独立科目で重く、機械力学では振動論の応用問題が多い傾向があります。北大は4力を中核に、コース特有科目として空力・推進・宇宙工学が選択肢に並びます。北大は4力の標準範囲を満遍なく出す傾向で、極端な難問は少ない一方、形式不備の減点は厳しめです。
分野別に見る対策の重なりと違い
材料力学・機械力学
はり・座屈・ねじりと振動論は両校共通。東北大は振動論の応用問題が多いため、多自由度系の固有値解析を厚めに準備します。
流体力学
ベルヌーイ・運動量保存・境界層は共通。北大の宇宙航空志望なら圧縮性流体・空力(翼理論)まで踏み込みます。
熱力学・伝熱
サイクル解析は共通。東北大では伝熱が独立科目で重く、熱伝導方程式の変数分離法まで自力で解けるようにしておく必要があります。
4力の標準範囲は両校で共通のため、片方の対策がもう片方にほぼ活きます。差分は東北大の伝熱(偏微分方程式)と北大の空力・推進(宇宙航空志望の場合)です。併願する場合は共通の4力を固めてから、志望に応じて差分を上乗せするのが効率的です。
どちらを優先するかの判断フロー
- 宇宙航空・空力・推進を研究したい → 北大の機械・宇宙航空工学コース
- 伝熱・エネルギー系を研究したい → 東北大(伝熱が独立科目で重い)
- 東北で生活したい → 東北大、北海道なら北大
- 2校体制を組みたい → 4力共通なので併願しやすい
関連する解答パック・ガイド
東北大 機械の答案は東北大学 機械工学の解答パック、北大は北海道大学 機械・宇宙航空工学コースの解答パックで確認できます。
東北大 機械系 数学・専門科目 と 北大 専門科目 の院試 過去問 収録年度・大問数(2023〜2025年度)
東北大 機械系 数学・専門科目は3年度・3回の試験で48大問、北大 専門科目は2年度・2回の試験で16大問の解答を作っています。
| 項目 | 東北大 機械系 数学・専門科目 | 北大 専門科目 |
|---|---|---|
| 収録年度 | 2023〜2025年度(3年度) | 2024〜2025年度(2年度) |
| 収録した試験の回数 | 3回 | 2回 |
| 大問の合計 | 48問 | 16問 |
| 1回あたりの大問数 | 16問 | 8問 |
| 解説に典型ミスを書いた大問 | 41問 | 14問 |
実施回ごとの大問数(年度ページへのリンク)
東北大と北大に共通して出ている論点と、片方だけに出ている論点
テーマ別に数えると、共通する論点は4件、東北大だけに出ている論点は13件、北大だけは3件です。
東北大だけに出ている論点
- 固有値・固有ベクトル 6問
- テイラー展開 3問
- ラプラス変換 3問
- 正定値行列 2問
- カルノーサイクル 1問
- ジョルダン標準形 1問
- フーリエ変換 1問
- ベータ関数・ガンマ関数 1問
- ラグランジュの未定乗数法 1問
- 境界層 1問
- 重積分と極座標 1問
- 線形空間・基底 1問
- 二次形式 1問
北大だけに出ている論点
- ボード線図 1問
- モールの応力円 1問
- 熱力学第一・第二法則 1問
年度別の大問見出し(東北大 / 北大・直近3年度)
解答PDFに付けた大問見出しをそのまま並べています。年度は各年度の解答・解説ページへリンクしています。
2025年度
東北大 機械系 数学・専門科目
- 第1問 数学A-1
- 第2問 数学A-2
- 第3問 数学A-3
- 第4問 数学B-1
- 第5問 数学B-2
- 第6問 数学B-3
- 第7問 熱力学1
- 第8問 熱力学2
- 第9問 流体力学1
- 第10問 流体力学2
- 第11問 材料力学1
- 第12問 材料力学2
- 第13問 機械力学1
- 第14問 機械力学2
- 第15問 制御工学1
- 第16問 制御工学2
北大 専門科目
- 第1問 材料力学 問1
- 第2問 材料力学 問2
- 第3問 機械力学・制御工学 問1
- 第4問 機械力学・制御工学 問2
- 第5問 流体力学 問1
- 第6問 流体力学 問2
- 第7問 熱力学 問1
- 第8問 熱力学 問2
2024年度
東北大 機械系 数学・専門科目
- 第1問 数学A-1
- 第2問 数学A-2
- 第3問 数学A-3
- 第4問 数学B-1
- 第5問 数学B-2
- 第6問 数学B-3
- 第7問 熱力学1
- 第8問 熱力学2
- 第9問 流体力学1
- 第10問 流体力学2
- 第11問 材料力学1
- 第12問 材料力学2
- 第13問 機械力学1
- 第14問 機械力学2
- 第15問 制御工学1
- 第16問 制御工学2
北大 専門科目
- 第1問 材料力学 問1
- 第2問 材料力学 問2
- 第3問 機械力学・制御工学 問1
- 第4問 機械力学・制御工学 問2
- 第5問 流体力学 問1
- 第6問 流体力学 問2
- 第7問 熱力学 問1
- 第8問 熱力学 問2
2023年度
東北大 機械系 数学・専門科目
- 第1問 数学A-1
- 第2問 数学A-2
- 第3問 数学A-3
- 第4問 数学B-1
- 第5問 数学B-2
- 第6問 数学B-3
- 第7問 熱力学1
- 第8問 熱力学2
- 第9問 流体力学1
- 第10問 流体力学2
- 第11問 材料力学1
- 第12問 材料力学2
- 第13問 機械力学1
- 第14問 機械力学2
- 第15問 制御工学1
- 第16問 制御工学2
北大 専門科目
この年度の収録なし
公式が配布している過去問と解答の公開状況(東北大 / 北大)
院試hubが公式ページを開いて確認した記録です。日付はそのページを最後に確認した日です。
| 項目 | 東北大 | 北大 |
|---|---|---|
| 確認した公式ページ | 工学研究科 機械系(機械機能創成・ファインメカニクス・ロボティクス・航空宇宙) | 工学院(修士共通:機械宇宙・応用物理・マテリアル・量子理工 ほか) |
| 公式が出している年度 | 2023〜2025(直近3年) | 直近2年(2025・2026年度) |
| 公式解答 | 問題のみ(解答例は非公開) | 問題のみ(解答例は非公開) |
| 英語の扱い | TOEFL iBT スコア提出。学内英語試験なし。 | TOEFL iBT スコア提出。最新年度のみ「出題の意図」が併載される場合あり。 |
| 最終確認日 | 2026-09-26 | 2026-06-03 |
| 公式ページ | www.mech.tohoku.ac.jp/examination/past-collection | www.eng.hokudai.ac.jp/graduate/examinfo/test |
よくある質問
- 東北大機械と北大機械は併願できますか。
- 両校とも4力を主要科目とするため、学習の土台が大きく重なり併願に向きます。試験日程が重ならない年度であれば物理的に併願可能です。日程は最新の募集要項で確認してください。
- 宇宙航空を研究したい場合はどちらが良いですか。
- 北大は機械・宇宙航空工学コースとして空力・推進・宇宙工学の研究室が揃います。東北大の機械系にも流体・推進関連の研究室がありますが、宇宙航空に特化したい場合は北大のコース構成が分かりやすいです。最終的には志望研究室の研究テーマで判断してください。
- 伝熱工学はどちらで重視されますか。
- 東北大は伝熱が独立科目で重く、機械力学では振動論の応用問題が多い傾向があります。4力の標準範囲に加えて伝熱の偏微分方程式(変数分離法)まで自力で解けるようにしておくと安心です。
- 地方在住でも研究室訪問は必要ですか。
- 研究室訪問は標準的な手順です。仙台・札幌への出張が難しい場合は、オンライン面談で対応する研究室もあるため事前にメールで打診してください。