中部 · 名古屋大学
名大 機械航空系 院試 過去問対策|2022〜2025年39問で見る基礎と専門の順番
名大 工学研究科 機械航空系の2022〜2025年度 基礎部門・専門部門39問について、独自解答・解説PDFと、基礎数学・基礎物理・熱工学・流体力学・機械力学・制御工学・材料力学の着手順、答案の始め方、参考書の戻り先をまとめました。
最終更新: 2026-09-26
2022〜2025年度・4実施回・全39大問の解答と解説。問題本文は含みません。
この記事で見直した証拠は、名古屋大学大学院 工学研究科 機械航空系の2022・2023・2024・2025年度、基礎部門・専門部門の解答TeX計39本です。確認したローカルファイルはanswers/nagoya-university/graduate-school-of-engineering/2022/mechanical-and-aerospace-engineering/solutions/problem01.tex〜problem10.tex、同じく2023年度problem01.tex〜problem10.tex、2024年度problem01.tex〜problem10.tex、2025年度problem01.tex〜problem09.texです。
結論から言うと、名大機械航空系は「4力を広く復習する」だけでは足りません。 最初の10分で基礎数学4問で崩れないか、専門部門で熱・流体・機械力学・材料のどれを取るかを決める試験です。初回は2024年度で基礎数学・基礎物理・専門5分野を見渡し、次に2025年度で基礎数学と専門部門だけの時間配分へ寄せると、準備の優先順位がかなりはっきりします。
公式ページは2026年6月2日に確認しました。機械航空系の入試案内ページでは2027年度向け説明会情報、博士前期課程の過去問題導線、基礎部門の科目変更告知が案内されています。この記事では公式問題文、公式図表、公式解答、出題意図本文を転載せず、ローカル解答制作で見えた演習判断だけをまとめます。
2022〜2025年度39問のテーママップ
下表は問題本文ではなく、ローカル解答ファイルの\Problem見出し、source notes、解説中のInshiHubPointから作った対策用の地図です。2022〜2024年度は10本、2025年度は9本の解答構成です。
| 年度 | 基礎部門で見たこと | 専門部門で見たこと | 演習で変えること |
|---|---|---|---|
| 2025 | 微分・接平面・回転体、行列・固有値・二次形式、常微分方程式、面積分・Stokes型計算。 | 熱工学、流体力学、機械力学、制御工学、材料力学。基礎物理の解答ファイルはなく、9問構成。 | 近い形式の時間配分に使う。基礎数学を先に固め、専門では熱・流体・機械力学・材料から2本を主力にする。 |
| 2024 | 微積分、線形代数、常微分方程式、ベクトル解析、基礎物理。基礎部門には訂正PDFが保存され、基礎物理の位置指定を解答側で反映。 | 熱工学、流体力学、機械力学、制御工学、材料力学。 | 初回診断に向く。問題PDFと訂正PDFを照合し、答案修正の手順も練習する。 |
| 2023 | 極限・微分積分・極値、固有値とスペクトル分解、常微分方程式、ベクトル解析、剛体回転とひもの拘束。 | 熱工学、流体力学、機械力学、制御工学、材料力学。 | 固有値、拘束力、検査体積、振動モードを横断する年度。力学と専門をつなぐ訓練に使う。 |
| 2022 | 微積分、線形代数、常微分方程式、ベクトル解析、衝突と振動。 | 熱工学、流体力学、機械力学、制御工学、材料力学。 | 基礎確認に向く。非弾性衝突、二重円管流れ、Routh条件、Castiglianoで答案の前提を書けるかを見る。 |
最初の10分で読む順番
この商品単位で見る限り、試験開始直後に全問を同じ深さで読むと、基礎数学と専門部門の間で時間を失います。過去問演習では、解き始める前に次の順で分類してください。
| 順序 | 見る問題 | 着手判断 |
|---|---|---|
| 1 | 基礎数学1〜4 | 微積分、固有値、常微分方程式、ベクトル解析は毎年の土台。定義式、固有空間、積分因子、面素ベクトルを最初に書けるなら先に点を作る。 |
| 2 | 熱工学・流体力学 | サイクル、仕事の符号、圧力分布、no-slip条件、運動量保存が見えるなら主力候補。図と符号を置けない場合は後回し。 |
| 3 | 機械力学・材料力学 | 固有モード、拘束条件、はり、トラス、Castiglianoを使う問題。自由度と反力を定義できるなら安定する。 |
| 4 | 制御工学 | Routh条件、Bode線図、状態空間、可制御・可観測を答案化できるなら保険以上になる。安定性確認を飛ばす答案は危険。 |
| 5 | 基礎物理 | 2022〜2024年度の基礎物理は力学寄り。衝突、剛体、非慣性系、摩擦の符号を整理できるなら取りに行く。2025年度のローカル解答には基礎物理ファイルがないため、最新の科目運用は公式告知で確認する。 |
捨ててよいこと
直前期に優先度を下げてよいのは、航空宇宙という名前だけで圧縮性流体、推進、軌道力学を広く読み始めることです。研究室訪問や口述準備では重要ですが、2022〜2025年度の解答化済み筆記では、まず基礎数学、熱、流体、機械力学、材料、制御の答案精度が点になります。
もう一つ捨ててよいのは、公式PDFを年度順に全問完答するだけの演習です。名大機械航空系では、基礎部門と専門部門が分かれるため、「基礎数学だけ20分で初手を書く」「専門5分野だけ選択表を作る」のように切り分けないと、弱点が見えません。
90分で回す過去問演習
実際の試験時間や科目運用は募集要項で確認してください。自宅演習では、まず次の90分セットで弱点を切り出すと使いやすいです。
- 0〜10分: その年度の基礎数学4問と専門部門を見て、完答候補、部分点候補、撤退候補に分ける。
- 10〜35分: 基礎数学から2問を選び、定義、条件、計算の流れを答案化する。
- 35〜65分: 専門から主力2分野を解く。熱・流体・機械力学・材料を優先し、制御は準備済みなら入れる。
- 65〜80分: 残した基礎数学または専門の入口だけを書く。白紙をなくし、部分点になる式を残す。
- 80〜90分: 自己採点用に、符号、境界条件、単位、安定性、反力の定義を赤字でチェックする。
名大と機械系で比較したい記事
名大 基礎部門・専門部門 院試の出題分野(2022〜2025年度・全39大問)
院試hubが解答を作った4実施回・全39大問の見出しを分野別に数えたものです。力学が14回(全体の36%)で最多。力学・・制御工学は4実施回すべてに出ています。
| 分野 | 出題回数 | 全大問比 | 直近の連続出題 | 最後に出た回 |
|---|---|---|---|---|
| 力学 | 14 | 36% | 4回連続 | 2025年度 |
| 9 | 23% | 4回連続 | 2025年度 | |
| 微分積分・解析 | 5 | 13% | 1回連続 | 2025年度 |
| 制御工学 | 4 | 10% | 4回連続 | 2025年度 |
| 線形代数 | 3 | 8% | 1回連続 | 2025年度 |
| 微分方程式 | 3 | 8% | 1回連続 | 2025年度 |
このほか1回だけ出た分野は 数学 です。
名大 基礎部門・専門部門 院試 過去問の収録年度と大問数
院試hubが解答を作った4実施回の一覧です。1回あたりの大問数は9〜10問です。2025年度から9問構成です。
名大 基礎部門・専門部門の解答で立てた注意点(2件)
院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。
- 2024年度 第5問 基礎物理学訂正資料の反映
力学1件
- 2023年度 第5問 剛体回転とひもの拘束慣性モーメントの扱い
名大 基礎部門・専門部門 院試の頻出論点と、同じ論点を出す他大学
院試hubが解答した大問の論点を、他大学の出題と突き合わせたものです。併願先を 探すときの重なりの実数として使えます。
| 論点 | この専攻での出題 | 出題年度 | 同じ論点を出す他大学 | 全国の出題大学 |
|---|---|---|---|---|
| 固有値・固有ベクトル | 7問 | 2025・2024・2023・2022 | 神戸大学・京都大学・東京大学・大阪大学・北海道大学 | 25大学 |
| はりの曲げ | 5問 | 2025・2024・2023・2022 | 東京大学・京都大学・東北大学・名古屋工業大学・東京科学大学 | 11大学 |
| 伝達関数 | 4問 | 2025・2024・2023・2022 | 京都大学・九州大学・東京大学・東北大学・大阪大学 | 12大学 |
| 線形空間・基底 | 2問 | 2023・2022 | 神戸大学・東京大学・京都大学・北海道大学・九州工業大学 | 21大学 |
| 重積分と極座標 | 2問 | 2024・2023 | 神戸大学・京都大学・大阪大学・電気通信大学・東京科学大学 | 23大学 |
| 二次形式 | 2問 | 2025・2023 | 京都大学・九州工業大学・東京大学・九州大学・東北大学 | 16大学 |
| 調和振動子 | 1問 | 2022 | 北海道大学・電気通信大学・広島大学・九州大学・名古屋工業大学 | 16大学 |
| 剛体の回転運動 | 1問 | 2023 | 北海道大学・京都大学・広島大学・九州工業大学・筑波大学 | 16大学 |
| 固有振動数と振動系 | 1問 | 2023 | 東京大学・北海道大学・広島大学・筑波大学・東北大学 | 16大学 |
| テイラー展開 | 1問 | 2023 | 京都大学・北海道大学・九州工業大学・東京大学・東北大学 | 18大学 |
名大 公式の過去問 公開年度と公式解答例(2026-09-26確認)
- 公式の過去問ページ
- 工学研究科 機械システム工学・航空宇宙工学(機械航空系)
- 公開されている年度
- 2025〜2026
- 公式の解答例
- 一部年度・一部科目のみ公開
- 英語の扱い
- TOEFL iBT スコア提出。
- 院試hubが最後にリンクを確認した日
- 2026-09-26
- ページの内容
- 工学研究科試験問題集で、機械システム工学・マイクロ/ナノ機械理工学・航空宇宙工学を専攻別に掲載。2026年度は問題と出題意図・正解・解答例、2025年度は問題を公開しています。
この研究科・科目の解答PDF
解説には、この39大問だけに立てた注意点が2件あります。問題本文は含みません。
名古屋大学 基礎部門・専門部門 院試 過去問 解答PDF(収録4年分)よくある質問
- この記事は名大 機械航空系の募集要項まとめですか。
- いいえ。InshiHubで作成した2022〜2025年度の基礎部門・専門部門、計39本の解答TeX、source notes、生成PDFのQA記録を見直し、過去問を解く順番、答案の初手、失点しやすい条件を整理した対策記事です。
- 名大 機械航空系は何年度から解くべきですか。
- 最初は2024年度をすすめます。基礎数学4問、基礎物理、熱工学、流体力学、機械力学、制御工学、材料力学がそろい、2024年度基礎部門には訂正PDFもあるため、問題文確認と答案修正の癖を同時に練習できます。次に2025年度で基礎数学と専門部門へ絞ると、近い形式の時間配分が見えます。
- 基礎部門と専門部門はどちらを先に固めるべきですか。
- 短期対策では基礎数学4問を先に固定し、専門は熱・流体・機械力学・材料のうち2分野を主力にします。制御は準備済みなら強い保険ですが、Routh条件やBode線図、状態空間の検算を曖昧にすると時間を使いやすいです。
- 航空宇宙志望なら空力や推進を厚く読むべきですか。
- 専門名だけで空力・推進へ広げる前に、公開解答化済み年度に出ている熱工学、流体力学、機械力学、材料力学、制御工学を答案化できる状態にしてください。圧縮性流体や推進は研究室準備として有効ですが、筆記対策では保存則、境界条件、符号、単位の方が先です。
名古屋大学の院試 過去問 解答PDF
公式過去問と併用する独自解答・解説PDFを、名古屋大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。
- 名古屋大学 多元数理科学研究科 数学 院試 過去問 解答PDF(収録6年分)
- 名古屋大学 情報学研究科 数理情報学 院試 過去問 解答PDF(収録6実施回分)
- 名古屋大学 情報学研究科 知能システム学 院試 過去問 解答PDF(収録3年分)
- 名古屋大学 情報学研究科 複雑系科学 院試 過去問 解答PDF(収録3年分)
- 名古屋大学 理学研究科 物理学 院試 過去問 解答PDF(収録6年分)
- 名古屋大学 環境学研究科 地球環境科学専攻 地球惑星科学系 専門科目 院試 過去問 解答PDF(収録5年分)
名古屋大学 院試 過去問 解答PDF一覧で、名古屋大学の研究科・専攻・科目をまとめて確認できます。