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電通大 基盤理工 化学系選択 院試対策|5年10問で読む無機・有機・物化の選び方

電気通信大学大学院 情報理工学研究科 基盤理工学専攻の2022〜2026年度、無機・有機化学と物理化学10本の解答TeXから、最初の10分の科目選択、答案の初手、参考書の戻り先を整理します。

最終更新: 2026-05-30

電気通信大学 電通大 基盤理工 化学 院試 過去問の解答PDFを見る

公式過去問PDFと併用する、院試hub(東大大学院出身者が運営する解答制作チーム)独自の解答・解説PDF。問題本文は含みません。

解答の入手方法を比較する

この記事は、電気通信大学大学院 情報理工学研究科 基盤理工学専攻の募集要項を要約する記事ではありません。InshiHubで2022〜2026年度の5年分、科目番号4「無機・有機化学」と科目番号10「物理化学」について、次の10本のローカル解答ファイルを確認して作った、化学系2科目の選択判断と答案開始のメモです。

  • 2026:answers/university-of-electro-communications/graduate-school-of-informatics-and-engineering/2026/fundamental-science-and-engineering-inorganic-organic-physical-chemistry/solutions/problem01.texproblem02.tex
  • 2025:answers/university-of-electro-communications/graduate-school-of-informatics-and-engineering/2025/fundamental-science-and-engineering-inorganic-organic-physical-chemistry/solutions/problem01.texproblem02.tex
  • 2024:answers/university-of-electro-communications/graduate-school-of-informatics-and-engineering/2024/fundamental-science-and-engineering-inorganic-organic-physical-chemistry/solutions/problem01.texproblem02.tex
  • 2023:answers/university-of-electro-communications/graduate-school-of-informatics-and-engineering/2023/fundamental-science-and-engineering-inorganic-organic-physical-chemistry/solutions/problem01.texproblem02.tex
  • 2022:answers/university-of-electro-communications/graduate-school-of-informatics-and-engineering/2022/fundamental-science-and-engineering-inorganic-organic-physical-chemistry/solutions/problem01.texproblem02.tex

結論から言うと、化学系2科目で受けるなら最初に2024年度相当を解き、電子配置から構造を説明する、反応機構で生成物を選ぶ、熱力学条件を式の前に置くという3つの型を点検してください。2026年度相当は最新型ですが金属多重結合、芳香族NMR、分光統計が重く、最初の1本にすると復習範囲が広がりすぎます。2024で型を作り、2025で錯体場と速度論、2026で分光と有機の総合性へ上げる順が現実的です。

この記事で確認した証拠

2022〜2026年度相当のsource-notes、生成済みPDFのbuild/main.txt、解答TeX内のInshiHubPointを確認しました。2026年度相当のローカルソースには公式問題PDFと公式解答例PDF、2022〜2025年度相当には公式選択問題PDF由来の保存ソースがあります。問題本文、公式図表、公式解答例本文はこの記事にも商品PDFにも転載していません。

年度相当科目解答制作で見たテーマ準備への結論
2026無機・有機化学NaCl型格子、Re-Re四重結合、有機反応の位置・立体選択性、環状共役炭化水素のNMR。最新年度は総合力確認用。d軌道の重なりと、有機反応の理由を短文で添える練習に使う。
2026物理化学水素原子準位、COの回転振動スペクトル、CO2基準振動、Boltzmann分布。波数でそろえる年度。Jへ直す前に、回転・振動・電子励起の大きさを比較する。
2025無機・有機化学八面体・四面体錯体の高スピン/低スピン、VSEPRの限界、E2、芳香族置換、Wittig、メシラート置換。錯体場と有機反応機構の基礎確認に向く。反応名だけでなく結合の切断・生成を書く。
2025物理化学電子遷移の吸収波長、蛍光収率、Arrhenius型速度式、低温・高温極限、拡散律速。速度式の近似練習に使う。分母のどちらが支配的かを最初に判定する。
2024無機・有機化学BF3付加体、O2分子軌道、pKa、結晶場安定化、シクロヘキサンE2/SN2、Friedel-Crafts、Wittig、ヒドロホウ素化酸化。最初に解く年度。電子配置、配座、反応活性種を答案冒頭に置く型を作りやすい。
2024物理化学化学ポテンシャル、Clausius-Clapeyron式、水の相図、相律、無限井戸、hexatrieneの粒子箱近似。熱力学と量子の橋渡し年度。平衡条件をGや化学ポテンシャルから書く。
2023無機・有機化学銀アンミン錯体、銀鏡反応、イオン化ポテンシャル、Williamson合成、NaBH4還元、Grignard反応、PCC酸化、エポキシド開環。標準反応の確認年度。反応しない理由、酸化還元の向き、位置選択性を言葉で残す。
2023物理化学等温可逆膨張、断熱可逆変化、CaF2のXRD、エタノールNMR、エテンのsp2混成とLCAO。符号・単位・角度の確認に使う。熱力学、結晶、分光を短時間で横断できる。
2022無機・有機化学Moseley式、Cu(II)のJahn-Teller歪み、有機構造決定、アニリンの配向性、bromohydrin、ビタミンA合成。仕上げ年度。遮蔽、錯体歪み、酸性条件下の配向性など、説明不足を拾う。
2022物理化学水蒸気改質反応の熱力学、平衡定数、断熱可逆膨張、アリルラジカルの共鳴・分子軌道・振動。熱力学量の単位と標準状態を詰める年度。反応商は必ず無次元化する。

最初の10分で見る場所

基盤理工学専攻は、公式上は全11科目から4科目を選ぶ試験です。化学系2科目だけを読むのではなく、科目番号4と10を本当に得点源にするか、基礎数学・力学・電磁気・光デバイス・生物系へ逃がすかを最初に決める必要があります。

見る順先に確認するもの答案の初手判断
1無機・錯体・結晶酸化数、d電子数、配位数、結晶場、単位格子内の個数を置く。電子配置から性質を説明できるなら先に取る。構造名だけなら後回し。
2有機反応・構造決定反応中心、求核剤/求電子剤、脱離基、立体化学、配向性を先に書く。反応名と理由をセットで出せるなら高得点候補。生成物名だけなら危険。
3熱力学・相平衡標準状態、符号規約、反応商、化学ポテンシャル、相律を定義する。単位をそろえられるなら着手。符号が曖昧なら短い設問から拾う。
4分光・量子・速度論エネルギー差、波数、近似、低温/高温極限、律速段階を決める。図や式の支配項が読めるなら取る。換算だけで時間を使いすぎない。

分野別の答案開始テンプレート

無機・錯体: 酸化数と電子配置から始める

2026年度相当ではRe-Re四重結合、2025年度相当では八面体・四面体錯体の高スピン/低スピン、2024年度相当ではO2分子軌道と結晶場安定化、2022年度相当ではCu(II)のJahn-Teller歪みが出ています。無機は「名前を知っている」だけでは答案が薄くなります。

答案の書き出しは「金属の酸化数を決め、d電子数を数え、配位子場の分裂と電子配置を置く」です。結晶なら、単位格子の中の粒子数、最近接距離、配位数を先に表へ出します。構造や色、磁性、歪みはその後に説明すると、採点者が途中点を拾いやすい答案になります。

有機化学: 反応名より電子の流れと立体を書く

2026年度相当ではヒドロホウ素化酸化、エポキシ化、連続E2、ラクトン還元、環化付加が並びます。2025年度相当ではE2、芳香族置換、Wittig、メシラート置換、2024年度相当ではシクロヘキサン配座とFriedel-Crafts、2023年度相当ではWilliamson合成、NaBH4、Grignard、PCC、エポキシド開環が出ています。

開始テンプレートは「求核剤、求電子剤、脱離基、酸性/塩基性条件、立体化学」を一行で宣言することです。E2ならantiまたはtrans-diaxial、SN2なら背面攻撃、芳香族置換なら活性化/不活性化と配向性、カルボニル反応ならどの炭素へ何が入るかを書いてから生成物へ進みます。

物理化学の熱力学: 符号と標準状態を先に固定する

2024年度相当の相平衡、2023年度相当の等温・断熱過程、2022年度相当の水蒸気改質反応では、公式を覚えていても符号と標準状態で落ちます。反応ギブズエネルギー、反応商、平衡定数、仕事、熱、内部エネルギーの正負を答案の最初に決めてください。

答案の初手は「標準圧力で割って反応商を無次元化する」「系が外へした仕事を正に取る」「相1から相2へ微小量を移してGの変化を見る」のように、式の意味を短く書くことです。数値を急ぐより、単位と符号の宣言を先に置く方が安定します。

分光・量子・速度論: 支配項を読んでから計算する

2026年度相当の回転振動スペクトルとBoltzmann分布、2025年度相当の電子遷移と拡散律速、2024年度相当の無限井戸、2023年度相当のXRD・NMR・LCAO、2022年度相当のアリルラジカルは、すべて「どのスケールで比較するか」が先です。

開始テンプレートは「波数でそろえる」「低温では反応過程、高温では拡散過程が支配する」「粒子箱ではnと箱長を固定する」「XRDでは2θではなくθを使う」です。換算に入る前に支配項を決めると、長い計算でも方向を失いません。

よくある失点

  • 錯体で、酸化数とd電子数を書かずに高スピン/低スピンを選ぶ。
  • 結晶場安定化を、八面体と四面体で同じ分裂図として扱う。
  • 有機反応で、反応名だけを書き、求核剤、求電子剤、脱離基、立体化学を落とす。
  • 芳香族置換で、酸性条件によるプロトン化や配向性の変化を無視する。
  • 熱力学で、反応商を標準圧力で割らず、単位を持つ平衡定数を書いてしまう。
  • 等温・断熱過程で、仕事の符号規約を途中で変えてしまう。
  • XRDで2θをそのままBragg式に入れる。
  • 速度論で、低温極限と高温極限を分けず、複雑な式を丸ごと代入して時間を失う。
  • NMRや分子軌道で、構造とピーク面積比、占有電子数、結合次数の対応を書かない。

参考書は章単位で戻る

分野戻る章使い方
無機・錯体原子構造、分子軌道、結晶構造、配位化学、結晶場理論Shriver-Atkinsや基礎無機化学の該当章で、酸化数、d電子数、配位数、結晶場分裂を1問ごとに表にする。
有機反応酸塩基、求核置換、脱離、芳香族置換、カルボニル反応、ペリ環状反応McMurryやVollhardtの反応一覧を読むだけでなく、電子の流れ、位置選択性、立体化学を一文で添える練習にする。
熱力学・相平衡化学ポテンシャル、相律、Clausius-Clapeyron式、反応ギブズエネルギー、化学平衡Atkins物理化学で、式の導出よりも符号、標準状態、無次元化、相の自由度を答案冒頭へ出す訓練に使う。
量子・分光・速度論粒子箱、回転振動スペクトル、分子軌道、NMR、Arrhenius式、定常状態近似波数、エネルギー差、低温/高温極限、律速段階を先に読んでから数値計算へ進む。

捨ててよいこと

短期対策では、化学の教科書を無機・有機・物化すべて最初から読み直す必要はありません。遷移金属全元素の細かな性質、天然物合成の長い人名反応集、量子化学の厳密な導出、統計力学の深い証明へ広げるより、過去問で出た酸化数、d電子数、配座、反応中心、標準状態、波数換算を答案化する方が先です。

また、化学系2科目だけで基盤理工の4科目選択を完結させようとしないでください。科目番号4は選択群I、科目番号10は選択群IIなので組み合わせとしては強いですが、残り2科目を当日読んで決めると180分の使い方が崩れます。基礎数学・力学・電磁気・光デバイス・生物系のうち、自分が最初の3行を書ける科目を事前に決めてください。

90分で回す演習手順

  1. 0〜10分: 4科目選択の候補を決める。化学系2問は、無機・有機・物理化学のどこで答案の初手が書けるかを先に見る。
  2. 10〜35分: 無機・有機化学を解く。酸化数、d電子数、反応中心、立体化学を、結論より前に書く。
  3. 35〜60分: 物理化学を解く。標準状態、符号、波数、近似条件を決めてから数値計算に入る。
  4. 60〜75分: 残り2科目のうち、短く得点化できる設問を処理する。化学で詰まった大問へ戻りすぎない。
  5. 75〜90分: 化学系答案を見直す。反応名だけ、公式だけ、数値だけの箇所に理由を一文ずつ足す。

自己採点チェックリスト

  • 無機で、酸化数、d電子数、配位数、結晶場分裂、磁性や色との対応を書いたか。
  • 結晶や格子で、単位格子内の個数、最近接距離、配位数、電荷のつり合いを確認したか。
  • 有機で、求核剤/求電子剤、脱離基、反応条件、位置選択性、立体化学を説明したか。
  • 芳香族性やNMRで、Huckel則、環電流、面積比、構造との対応を明示したか。
  • 熱力学で、標準状態、反応商の無次元化、仕事と熱の符号、単位をそろえたか。
  • 相平衡で、化学ポテンシャル、相律、Clausius-Clapeyron式の前提を書いたか。
  • 分光・量子で、波数、エネルギー差、占有電子数、結合次数、選択則を混同していないか。
  • 公式解答例がある年度でも、公式本文や図を写すのではなく、自分の説明として再構成できているか。

公式情報の確認

2026年5月30日に、電気通信大学の大学院入試過去問ページを確認し、2025年8月実施分から2021年8月実施分までの博士前期課程一般入試専門科目が掲載され、基盤理工学専攻では選択問題PDFが公開されていること、2025年8月実施分には解答例PDFも掲載されていることを確認しました。

同日に入試の種類と募集人員ページも確認し、2027年4月・2026年10月入学向けの記載として、基盤理工学専攻の一般入試専門科目は180分、選択群I・IIの全11科目から選択群Iを1科目以上含む4科目を選ぶ構成で案内されていることを確認しました。出願時は必ず最新の募集要項、試験方法、英語スコア条件を大学公式ページで確認してください。

InshiHub解答パックの使い方

化学系選択で使うなら、まず公式PDFを自力で解き、答案の最初に「電子配置、反応中心、標準状態、近似条件」を書いた状態を残してください。その後で電気通信大学 基盤理工 無機・有機化学/物理化学 解答パックを開き、最終値ではなく、途中式、反応機構、単位、部分点を拾える根拠を照合します。

4科目選択の残りを固める場合は、基礎数学・力学ガイド電気電子・光デバイス系ガイド生物系選択ガイドも併読してください。化学を主力にする場合でも、残り2科目を早く決めるほど、過去問演習の見直しが具体的になります。

本記事はInshiHubの解答制作メモと、公開時点で確認できる電気通信大学公式情報に基づく非公式の対策記事です。募集要項、出願資格、日程、英語スコア、選択科目、公式過去問の公開範囲は必ず大学公式ページで最新情報を確認してください。

電通大 院試 の他専攻ガイド

電通大 基礎理工学プログラムは化学・生物・数学力学が情報理工学研究科と接続します。化学で身につけた「反応速度・熱力学・分子モデルの宣言」は、生物の生命系反応、数学の偏微分方程式、情報学の確率モデルでも答案の骨格として効きます。下記の同大学他専攻ガイドも合わせて読むと、電通大 院試 全体の科目選択判断ができます。

上記の出題範囲をカバーするオリジナル解答・解説PDFを年度別に整備しています。

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筆記対策と並行して、電気通信大学 院試の倍率・日程・配点・出題範囲・面接対策・研究計画書・英語スコア要件・準備のタイムラインを確認できます。

よくある質問

この記事は電通大 基盤理工の募集要項まとめですか。
違います。2022〜2026年度の科目番号4 無機・有機化学、科目番号10 物理化学について、InshiHubで作成した10本の解答TeX、source notes、生成PDFのQA記録を確認し、選択判断と答案の書き出しを整理した過去問演習メモです。
化学系2科目は最初に何年度から解くべきですか。
最初は2024年度相当をすすめます。無機では電子配置と結晶場、有機では配座・極性・反応名、物理化学では相平衡と粒子箱が出て、化学系2科目で必要な答案の型を一度に確認できます。
無機・有機化学と物理化学だけで4科目選択を組めますか。
この商品が扱うのは科目番号4と10の2科目です。公式上は全11科目から選択群Iを1科目以上含む4科目を選ぶ構成なので、実際の受験では基礎数学・力学・電磁気・光デバイス・生物系などから残り2科目を組み合わせる必要があります。
答案で最初に何を書くべきですか。
無機は酸化数・d電子数・配位構造、有機は反応中心・求核剤/求電子剤・立体化学、物理化学は熱力学量の符号・標準状態・近似条件を最初に書くと、計算や生成物が多少ずれても途中点を守りやすくなります。
公式解答例はありますか。
2025年8月実施分には基盤理工学専攻の公式解答例PDFが掲載されています。ただし、公式解答例や問題本文を写すのではなく、自分で答案の初手と理由を書いてからInshiHubの解答パックで照合してください。
InshiHubの解答パックはどう使うべきですか。
公式PDFを先に解き、反応名・数値・最終式だけでなく、なぜその構造や式を選ぶのかを答案に残します。その後で解答パックを開き、途中式、電子配置、反応機構、単位、近似条件の抜けを確認する使い方が有効です。

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