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東大 創造情報学 院試 専門科目対策|3問構成を最初の10分で選ぶ
東京大学大学院 情報理工学系研究科 創造情報学専攻の専門科目対策。2022〜2026年度の15本の解答制作から、論理・通信・統計・用語説明の選び方と答案の始め方を整理します。
最終更新: 2026-05-30
公式過去問PDFと併用する、院試hub(東大大学院出身者が運営する解答制作チーム)独自の解答・解説PDF。問題本文は含みません。
このガイドは、東京大学大学院 情報理工学系研究科 創造情報学専攻の2022〜2026年度「創造情報学 専門科目」について、院試hubで制作した15本の解答TeXを確認して書いています。確認したローカル証拠はanswers/tokyo-university/information-science/2022/creative-informatics-specialized/solutions/problem01.tex〜problem03.texから、2023、2024、2025、2026年度の同じsolutions/problem01.tex〜problem03.texまでです。
結論から言うと、この専門科目は「情報系だから全部を広く暗記する」試験ではありません。 最初の10分で状態遷移・確率モデル・通信遅延・用語説明のどれを答案化できるかを判定し、式を置ける問題を先に取り、用語説明を終盤の部分点源に回す方が安定します。プログラミング試験はUSB配布データ不足のため商品化対象外で、ここでは専門科目だけを扱います。
この記事で見た証拠
- 2022〜2026年度の5年分、各3問、合計15本の解答TeXを確認しました。
- 対象ファイルは
answers/tokyo-university/information-science/{2022,2023,2024,2025,2026}/creative-informatics-specialized/solutions/problem01.tex〜problem03.texです。 - source notesでは、各年度の専門科目PDF、page images、OCR、生成PDF QA、Product ID、Storage path、Stripe Productを確認しました。
- 公式確認は、東京大学 情報理工学系研究科の創造情報学専攻 入試案内と過去問アーカイブを2026-05-30に確認しました。
先に結論: 2025年度から入り、2026年度で最新型を確認する
初回演習は2025年度がよいです。Webページ遷移の定常分布、パケット通信とサーバ処理時間、情報システム用語の説明が並び、確率過程、通信、説明答案の3技能を一度に測れます。ここで時間配分を作ってから2026年度へ進むと、論理回路と二進演算、指数バックオフ、Transformerや仮想記憶などの用語説明に対応しやすくなります。
2024年度は最尤推定と混合正規分布、ハミング距離検索と専用回路があり、統計とハードウェア寄りの設計で負荷が上がります。2023年度はDFA、IPv4、用語説明、2022年度は動的計画法、ACK制御、用語説明です。古い年度ほど基礎的に見えて、答案の最初の設定を曖昧にすると失点しやすい構成です。
5年分のテーマ地図
| 年度 | 解答制作で確認したテーマ | 準備への示唆 |
|---|---|---|
| 2026 | 論理回路と二進演算、通信遅延と指数バックオフ、情報システム用語 | ビット演算と待ち時間モデルを先に式化し、用語説明は定義と限界まで書く。 |
| 2025 | Webページ遷移と定常分布、パケット通信とサーバ処理時間、情報システム用語 | 確率遷移、期待値、待ち行列的な処理時間の読み替えを最初の年度に使う。 |
| 2024 | 最尤推定と混合正規分布、ハミング距離検索と専用回路、情報システム用語 | 統計推定と探索回路で時間を使いやすい。途中式を整理できる人向けの年度。 |
| 2023 | DFAと二進整数の3分割判定、IPv4アドレスと通信性能、情報システム用語 | オートマトンとネットワークを短時間で切り替える練習に向く。 |
| 2022 | 分離資源配分と動的計画法、ACK制御とウィンドウ転送、情報システム用語 | 状態、漸化式、転送窓を答案の冒頭で定義できるかを点検する。 |
最初の10分で見る場所
| 順序 | 見る対象 | 着手判断 |
|---|---|---|
| 1 | 第1問のモデル化問題 | 状態、確率変数、再帰式、目的関数のどれかを3分以内に置けるなら先に解く。 |
| 2 | 第2問の通信・回路・探索問題 | 待ち時間、ACK、ハミング距離、指数バックオフを図や表にできるなら得点源にする。 |
| 3 | 第3問の用語説明 | 4項目を選ぶ形式では、定義と仕組みを即答できるものだけに絞る。 |
| 保留 | 設定の読み取りに時間がかかる設問 | 確率分布や状態遷移が見えないまま計算に入る問題は、白紙化を避けるため後回しにする。 |
分野別の答案開始テンプレート
| 分野 | 答案の最初の1行 | 失点しやすい点 |
|---|---|---|
| 状態遷移・定常分布 | 「状態を頂点、遷移確率を行列成分として、確率ベクトルを右から更新する」と向きを決める。 | 行列の行和・列和、定常分布の正規化、初期状態との区別を曖昧にする。 |
| 動的計画法・資源配分 | 「\(dp[i][r]\)を、最初の\(i\)個を使い資源\(r\)を割り当てたときの最適値とする」と状態を置く。 | 遷移だけを書き、初期条件、計算順序、計算量を落とす。 |
| 通信遅延・ACK制御 | 「1周期の送信量、往復遅延、ACK到着時刻を時系列に並べる」と時間軸を先に作る。 | 伝送時間と伝搬遅延、サーバ処理時間、ウィンドウサイズを同じ量として扱う。 |
| 統計推定・機械学習 | 「観測データに対する対数尤度を置き、未知パラメータで微分する」と目的関数から入る。 | 混合分布の重み、分散、正規化定数、責任度を説明せず式だけ進める。 |
| 用語説明 | 「これは何を入力し、何を出力し、何を改善する仕組みか」を1文目で定義する。 | 単語の翻訳、流行語、用途だけで終わり、計算量・限界・注意点がない。 |
参考書は章単位で戻る
アルゴリズムの本は全章を読み直すより、再帰、分割統治、動的計画法、ハッシュ、最近傍探索の章へ戻ってください。創造情報学では、解法名を知っているかではなく、状態や計算量を答案にできるかが問われます。
ネットワークはTCP、ACK、スライディングウィンドウ、待ち行列、指数バックオフ、パケット処理時間の章を使います。2025/2026年度のような遅延計算では、図で時刻を置けるかが勝負です。OSは仮想記憶、ガベージコレクション、プロセスとスレッド、排他制御の章に絞り、用語説明を3文で書く練習に使います。
統計・機械学習は、最尤推定、混合分布、EM法の入口、\(k\)-近傍法、ランダムフォレスト、KLダイバージェンスを確認してください。高度な深層学習の実装詳細より、入力、目的関数、更新、評価指標を短く説明できることが重要です。
やらなくてよいこと
- プログラミング試験の数値出力を、USB配布データなしに推測すること。
- 情報系の全分野を均等に暗記し、用語説明の1文目を作らないまま進めること。
- 過去問の公式PDFを眺めるだけで、状態・変数・時刻表を紙に書かないこと。
- Transformer、SLAM、ランダムフォレストなどの流行語を、仕組みなしで説明すること。
- 2024年度の統計・回路寄り問題を初回から完答目標にし、時間配分を崩すこと。
90分演習の進め方
- 0〜10分: 3問を読み、状態・通信・用語説明のうち式を置けるものに印を付ける。
- 10〜35分: 第1問または第2問のうち、モデルを早く定義できる方を解く。
- 35〜60分: もう一方の大問へ進み、未完でも状態、時刻表、目的関数までは残す。
- 60〜78分: 用語説明で確実な4項目を選び、定義、仕組み、利点または限界を3文で書く。
- 78〜90分: 正規化、単位、計算量、初期条件、用語の選択理由を追記する。
自己採点チェックリスト
- 状態遷移やDPでは、状態の意味、初期条件、更新順序を書いたか。
- 通信問題では、伝送時間、伝搬遅延、処理時間、ACK到着時刻を分けたか。
- 統計問題では、尤度または対数尤度、制約条件、正規化を書いたか。
- 用語説明では、定義だけでなく仕組み、利点、限界のどれかを添えたか。
- 「常に速い」「必ず正しい」など、条件なしの断定をしていないか。
- 最後に、選んだ問題と捨てた問題の理由を10秒で説明できるか。
公式情報の確認
2026-05-30時点で、創造情報学専攻の公式入試案内には2027年度入試案内、2026年8月夏入試と2027年2月冬入試、2022〜2026年度の専門科目PDF・プログラミングPDFへの導線が掲載されています。研究科全体の入学・進学案内では、2027年度入試から創造情報学専攻の夏入試専門科目を複数科目から選択する変更予定も示されています。制度や日程は必ず公式の募集要項と専攻入試案内書で確認してください。
この記事では公式問題文、公式図表、公式の出題意図本文、公式解答例を転載していません。公式PDFで問題を先に解き、その後で解答・解説を照合する前提で読んでください。
InshiHubの解答PDFを使うタイミング
東大 創造情報学 専門科目の院試 過去問 解答PDFは、2022〜2026年度の専門科目だけを対象にした商品です。まず公式PDFを90分で解き、どの問題を選び、どこで撤退したかをメモしてください。その後、解答PDFで状態の置き方、時刻表、尤度、用語説明の1文目を照合します。
2周目は、解答を写すのではなく、各年度について「第1問の最初の設定」「第2問の時間軸または探索構造」「第3問で選ぶ4項目」を1枚にまとめます。創造情報学は、解ける知識量より、問題を読んで短時間で答案の入口を作る力の差が出ます。
東大 院試 の他専攻ガイド
東大 大学院 情報理工学系研究科は4専攻+創造情報学の構成です。創造情報学の専門科目で身につけた「問題定義→アーキテクチャ・UI/UXの宣言」は、コンピュータ科学のアルゴリズム、システム情報学の信号・制御、数理情報学の最適化でも答案の骨格として効きます。下記の同研究科の他専攻ガイドも合わせて読むと、東大 院試 全体の科目選択判断ができます。
この大学・研究科の解答パック
上記の出題範囲をカバーするオリジナル解答・解説PDFを年度別に整備しています。
対応する解答パックを見る東京大学 東大 創造情報学 過去問 院試 — 出題範囲・倍率・日程・面接・研究計画書
筆記対策と並行して、東京大学 院試の倍率・日程・配点・出題範囲・面接対策・研究計画書・英語スコア要件・準備のタイムラインを確認できます。
よくある質問
- 東大 創造情報学の専門科目は何年度から解くべきですか。
- 最初は2025年度が使いやすいです。Webページ遷移の定常分布、パケット通信とサーバ処理時間、用語説明の3問で、確率モデル・通信・説明答案を一度に確認できます。次に2026年度で論理回路と指数バックオフ、2024年度で統計推定とハミング距離検索へ広げる順が効率的です。
- プログラミング試験もこの解答パックに含まれますか。
- 含まれません。ローカルのsource notesでは、プログラミング試験は試験時配布USBデータが必要で、公式ページやローカルリポジトリに必要データがないため推測制作しない、と明記されています。このガイドと商品は、USBデータ不要の専門科目のみを対象にしています。
- 創造情報学専門科目で最初に見るべき問題はどれですか。
- まず第1問と第2問を読み、状態遷移・確率・通信遅延・アルゴリズム設計のうち、自分が式を置けるものを選びます。第3問の用語説明は、定義、仕組み、利点、注意点を短く書ける項目だけを選べば、終盤の部分点源になります。
- 用語説明は暗記で足りますか。
- 暗記だけでは不安定です。2022〜2026年度の解答制作では、用語を『何を入力し、何を出力し、どの条件で性能や正しさが変わるか』まで書く必要がありました。1語につき定義、機構、利点または限界を3文で書く練習が有効です。
- 参考書は何をどう使えばよいですか。
- アルゴリズムは再帰・動的計画法・ハッシュ・近傍探索、ネットワークはTCP/ACK・待ち行列・バックオフ、機械学習は最尤推定・混合分布・k近傍・ランダムフォレスト、OSは仮想記憶・GC・プロセス/スレッドの章へ戻る使い方が合います。書名を増やすより、問題型に対応する章だけを答案化してください。
- 院試hub の解答パックはどう使うべきですか。
- 公式PDFを先に90分で解き、各問の最初の設定と撤退判断を記録してから解答パックで照合してください。完成答案を写すより、状態、確率変数、通信条件、用語説明の1文目を自分のテンプレートへ移す使い方が効果的です。