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東大システム情報学の院試対策|夏の3問から2問・冬の口述

東大システム情報学の2027年度修士は、夏の専門筆記が信号・回路・制御の3問から2問、100分。冬は筆記がなく口述で選考します。2022〜2026年度の18問を使う演習と、冬の数学・志望理由書の準備を整理します。

最終更新: 2026/10/16

東京大学の研究科別・公式過去問を見る

2027年度修士の夏と冬で、準備する試験を分ける

夏入試で「システム情報学」の専門筆記を選ぶ場合、信号・回路・制御の3問から2問を選び、100分で解答します。 冬入試は書類選考・TOEFL・口述で選考し、筆記試験はありません。 2026年10月16日に確認した2027年度専攻案内2〜3・6ページに基づく区別です。

冬の口述では、数学と志望動機などを扱い、微積分・線形代数やシステム情報学の基礎、研究への関心を問う場合があります。冬の試験日程・口述の内容と3ページの志望理由書を先に確認してください。 TOEFLの期限と出願手続きも同じページにまとめています。

2022〜2026年度の18問を、現在の試験にどう使うか

以下の年度別テーマは、収録した解答解説ファイルの見出しと解説に基づきます。 2024〜2026年度は信号処理・回路・制御の3問構成です。2022〜2023年度の4〜5問には力学や論理関数も含まれますが、現在の夏の追加選択問題として扱いません。研究科の公式過去問で実施回の注意書きも確認します。

初回演習には2025年度を使い、畳み込み・相関、フィルタ、安定余裕について、定義や条件から答案を書けるか確認します。 次に2024年度で連続時間と離散時間の変換、2026年度でDFT・回路・安定性を練習します。 この順序は演習の提案です。本番形式の演習では、3問から2問を選び、100分で解き切る時間も測ってください。

年度別テーママップ

下表は問題本文ではなく、解答解説ファイルの見出しと解説メモから作った対策用の地図です。

年度確認したテーマ準備への結論
2026DFT、演算増幅器とスイッチング信号、フィードバック制御と安定性。直近型。離散信号の定義、スイッチング波形の平均化、安定条件を短く書けるかを測る。
2025畳み込み・相関・到来時間差、バンドパスフィルタ、安定余裕。最初の診断年度。信号、回路、制御の基礎が答案として出るかを一度に確認する。
2024フーリエ変換と両側z変換、積分器・比較器・PWM、ロバスト制御指標。連続時間と離散時間、時間領域と周波数領域の切り替えを鍛える年度。
2023標本化と間引き、LC四端子回路、非最小位相零点、剛体棒の振動。過年度の構成。剛体問題は現在の夏の範囲と分け、座標・拘束条件の復習に使う。
2022IIRフィルタ、発振回路、Routh判別、論理関数と故障検出、輪軸。過年度の構成。信号・回路・制御を優先し、論理と力学は追加の基礎演習に使う。

夏の専門筆記で、最初の10分に見ること

以下の確認順は演習例です。現在の3分野を比較して解答する2問を決めます。

順序見る分野着手する条件保留する条件
1信号処理DFT、畳み込み、相関、z変換の定義を1行で置ける。時間シフト、共役、正規化角周波数の規約で迷う。
2制御閉ループ伝達関数、特性方程式、Routh表、安定余裕の入口を書ける。ブロック線図の符号やループの向きを読めない。
3回路理想オペアンプ、帰還、極限周波数、初期条件を固定できる。回路図の読み替えだけで5分以上使いそう。

よくある失敗

  • 相関で信号を遅らせる向きを書かず、到来時間差の符号が最後まで不明になる。
  • DFTやz変換で定義式を省き、係数や収束領域の違いを検算できない。
  • オペアンプを理想化する条件を書かず、入力端子電流や仮想短絡を途中で混ぜる。
  • 制御で閉ループ特性方程式ではなく開ループの極だけを見て安定性を断定する。
  • 力学で座標と拘束条件を置かず、図の印象だけで運動方程式を書き始める。
  • 論理回路で真理表を作らず、正常時と故障時を比較しないまま式変形する。

100分で2問を仕上げる演習例

次の配分は練習用の目安です。出願前には科目選択・研究室・英語の条件を確認し、過去問演習だけで手続きを後回しにしないでください。

  1. 0〜10分:3問の小問まで読み、解答する2問を選ぶ。
  2. 10〜50分:1問目を解く。定義、符号、単位、仮定を答案に残す。
  3. 50〜90分:2問目を解く。計算が止まった小問には印を付け、先へ進めるか確認する。
  4. 90〜100分:2問の計算・条件・説明を見直す。未完の小問へ戻る時間を残す。

冬を受ける人は、同じ問題を口頭で説明する練習にも使えます。ただし数学の口述対策を信号・回路・制御だけで代用せず、微積分・線形代数も復習します。TOEFLの到着期限と冬の出願期間・入学時期を先に予定へ入れてください。

途中式と最終答まで読める解説

問題本文は含みません。公式の問題冊子と併用してください。

システム情報学の収録解説の分野(2022〜2026年度・18項目)

院試hubの収録解説5実施回・18項目の見出しを分野別に数えたものです。設問を分割した項目や、公開資料の制約を説明する項目を含むため、公式問題の大問数や完成答案数とは一致しません。が8項目(全体の44%)で最多。

分野項目数全項目に占める割合直近の連続出題最後に出た回
844%2回連続2026年度
制御工学422%3回連続2026年度
微分積分・解析317%—2024年度
電磁気学・回路211%—2023年度

このほか1項目だけ収録した分野は 力学 です。

収録年度と解説項目数

院試hubに収録した5実施回の一覧です。1回あたりの解説見出しは3〜5項目です。2024年度以降の収録分は3項目です。

実施回解説項目数公開範囲
2026年度3解法方針まで公開
2025年度3解法方針まで公開
2024年度3解法方針まで公開
2023年度4解法方針まで公開
2022年度5第2問の途中式・最終答

東大 システム情報学の解答で立てた注意点(45件)

院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。

  • 2026年度 第1問 信号処理とDFT答案の軸 / 図で落としやすい点
  • 2026年度 第2問 演算増幅器とスイッチング信号符号の確認
  • 2025年度 第1問 畳み込み・相関・到来時間差重なり長さで考える / 相関の符号 / 雑音を消す理由
  • 2025年度 第2問 バンドパスフィルタ標準形へ直す / 演算増幅器回路の見方 / 設計条件の落とし穴 / 検算の仕方
  • 2023年度 第1問 標本化と間引き標本化はスペクトルの周期複製 / 間引きは実効サンプリング周期を伸ばす / 最後の結果がインパルスになる理由
  • 2023年度 第3問 閉ループ安定性と非最小位相零点Routh条件は係数の正負だけで終わらない / 不安定化を中間値で示す / 非最小位相零点の水床効果

制御工学10件

  • 2026年度 第3問 フィードバック制御と安定性非最小位相零点
  • 2025年度 第3問 フィードバック制御と安定余裕内側の正帰還を先に処理する / 逆応答の読み方 / 余裕は数字で確認する
  • 2024年度 第3問 周波数応答とロバスト制御指標一次系は立ち上り時間から時定数を読む / ボード線図は傾きの変化を数える / 右半平面零点の制約 / 位相余裕と相補感度の幾何
  • 2022年度 第3問 フィードバック制御とRouth判別Routh表は第1列だけで結論が出る / 零点は応答の出だしを変える

微分積分・解析8件

  • 2024年度 第1問 フーリエ変換と両側z変換変換規約を最初に固定する / 周期性と離散性の対応 / 両側 z 変換の落とし穴
  • 2024年度 第2問 積分器・比較器・PWM符号は仮想接地から決める / 平均値が参照電圧になる理由 / パルス幅変調の見方
  • 2022年度 第4問 論理関数と故障検出積和形と排他的論理和標準形は別物 / 固定故障の検出条件

電磁気学・回路4件

  • 2023年度 第2問 LC四端子回路と梯子状回路行列の向きを固定する / 開放端と整合終端の違い
  • 2022年度 第2問 演算増幅器と発振回路電圧フォロワの役割 / Wienブリッジは位相条件と利得条件を分けて見る

力学3件

  • 2023年度 第4問 剛体棒の振動と弾性衝突ポテンシャルで符号を管理する / 衝突では角運動量と反発係数を使う / 最適化の分離

頻出論点と、同じ論点を出す他大学

院試hubが解答した大問の論点を、他大学の出題と突き合わせたものです。併願先を 探すときの重なりの実数として使えます。

論点この専攻での出題出題年度同じ論点を出す他大学全国の出題大学
伝達関数8問2026・2025・2024・2023・2022京都大学・九州大学・名古屋大学・東北大学・大阪大学12大学
RC回路の過渡応答4問2026・2025・2024・2022京都大学・九州大学・東京科学大学・早稲田大学・東京都立大学12大学
フーリエ変換3問2026・2024・2023京都大学・名古屋工業大学・筑波大学・名古屋大学・東京科学大学14大学
オペアンプ回路3問2026・2024・2022九州大学・東京科学大学・北海道大学・京都大学・電気通信大学8大学
ボード線図3問2025・2024京都大学・九州大学・東京科学大学・早稲田大学・北海道大学8大学
フィードバック制御3問2026・2025・2022東京科学大学・京都大学3大学
剛体の回転運動1問2023北海道大学・京都大学・広島大学・九州工業大学・筑波大学16大学
電磁波1問2025北海道大学・筑波大学・九州大学・名古屋大学・東北大学15大学
フーリエ級数1問2024京都大学・北海道大学・名古屋工業大学・東北大学・東京科学大学11大学
Z変換1問2024北海道大学・電気通信大学3大学

東大 公式の過去問の公開年度と公式解答例

公開されている年度
2022〜2026
公式の解答例
解答例の掲載なし
英語の扱い
英語能力の評価は願書出願時に提出するTOEFLスコアを利用。
院試hubが最後にリンクを確認した日
2026-08-13
ページの内容
専門科目の問題を日英で年度別に公開。2026年度修士は出題の意図も掲載。解答例は非公開。

よくある質問

東大 システム情報学の過去問は何年度から解くべきですか。

最初は2025年度が向いています。畳み込み・相関、バンドパスフィルタ、安定余裕の3問で信号・回路・制御の主軸を測れます。次に2024年度でz変換とロバスト制御、仕上げに2026年度で最新のDFT・演算増幅器・安定性を確認する順が現実的です。

専門科目は何を優先すべきですか。

2027年度夏入試でシステム情報学の専門筆記を選ぶ場合は、信号・回路・制御の3問から2問を選び、100分で解答します。古い年度の力学・論理回路を、現在の追加選択問題と考えないでください。冬入試は筆記がなく、数学や志望動機などの口述を準備します。

最初の10分では何を見るべきですか。

夏の専門筆記では3問を読み、信号処理の定義式、制御の特性方程式、回路の帰還や境界条件を置けるか確認します。小問の最後まで見て解答する2問を選び、残り時間を配分します。これは演習の提案で、公式の配点基準ではありません。

力学や論理回路は捨ててもよいですか。

2022・2023年度の過去問には含まれますが、2027年度夏のシステム情報学専門筆記の指定は信号・回路・制御です。まず現在の範囲を仕上げ、古い力学・論理の問題は基礎の補強として使います。冬の口述では数学やシステム情報学の基礎を問う場合があるため、夏の筆記範囲だけで口述の範囲を決めないでください。

公式過去問と併用する解答・解説PDFを、東京大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。

東京大学の解答PDF一覧で、東京大学の研究科・専攻・科目をまとめて確認できます。

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