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立教大学 理学研究科 数学専攻の院試過去問|6回の出題と3題の選び方
立教大学大学院理学研究科数学専攻の院試過去問を、2024〜2026年度の夏季・春季6回54問で分析しました。9問から3題を選ぶ形式、毎回出る分野、失点しやすい設問、無料で読める各回[1]の解答、2027年2月の春季入試の日程を案内します。
最終更新: 2026/10/28
立教大学大学院理学研究科の数学専攻(博士課程前期課程)を受ける人向けに、筆記試験「数学」の過去問を2024〜2026年度の夏季・春季6回分から読み解きます。どの回も9問が出題され、線形代数の[1][2]、微分積分の[3][4]、専門科目の[5]〜[9]から1題ずつ、計3題を選んで答えます。院試Hubの解答原稿で54問すべてを確かめ、群ごとの出題の傾向、3題の選び方、失点しやすい設問をまとめました。
問題は数学専攻の入試問題ページに、2023年度夏季から2027年度夏季までの9回分が載っています(2026年10月28日確認)。2026年度の2回は、大学本体の過去問題ページから大学の「出題の意図・解答例」も読めます。院試Hubは6回それぞれの[1]の解答を年度別ページで無料公開しています。次の試験は2027年2月24日の2027年度春季入試で、出願期間は1月12日から15日までです。
数学は120分で3題。英語と口頭試問が同じ日に続く
2027年度入試要項の一般入学試験の時間割(11ページ)では、数学が9時〜11時、英語が11時30分〜12時30分、口頭試問が15時からです。選考は筆記試験と口頭試問の成績を総合して行い、専門科目の試験は日本語で実施されます。
| 時間 | 科目 | 要項と問題冊子で確認できること |
|---|---|---|
| 9:00〜11:00 | 数学(120分) | 9問から3題。解答用紙3枚と計算用紙3枚が配られ、1題に解答用紙1枚を使う |
| 11:30〜12:30 | 英語(60分) | 英和・和英の語学辞書を使える。用語辞典と電子辞書は使えない |
| 15:00〜 | 口頭試問 | 筆記試験の成績と合わせて評価される |
年度は入学年度を指します。夏季入試は前年の7月、春季入試は同じ年の2月に行われ、たとえば2026年度夏季は2025年7月13日、2026年度春季は2026年2月24日の試験です。
問題冊子の表紙にある選び方の指示は、2024年度夏季から2026年度春季までの6回とも同じでした。[1][2]から1題、[3][4]から1題、[5]〜[9]から1題を選びます。専門科目から2題を選んだり、線形代数を2題とも答えたりする形式はありません。表紙に試験時間の記載はないので、時間は要項で確かめます。120分で3題なので、1題あたりの平均は40分です。
2026年7月12日に実施された2027年度夏季の冊子も、同じ3題の選び方でした。この回の表紙には、選んだ問題の番号を解答用紙の左上に「[1]」の形で書くことと、裏面を使うときは表の所定の欄に〇印を付けることが加わっています。
英語の過去問も大学本体の過去問題ページにあり、2025年度春季はPDFで、2026年度の2回は問題と出題の意図・解答例がGoogleドライブで公開されています。要項には、TOEICなど外部英語試験のスコアを提出する指定はありません。
2027年度春季は2月24日。出願前に第1志望の教員と面談する
数学専攻の募集人員は5名で、夏季と春季を合わせた人数です(要項1ページ)。数学専攻が行うのは一般入試と社会人入試で、外国人入試は実施しません。2027年4月入学の夏季入試(2026年7月12日)は終わっており、残るのは春季入試です。
| 手続き | 2027年度春季の日程 |
|---|---|
| 出願資格審査(出願資格の第10項で出願する人) | 2026年11月25日までに学部事務3課へメールで問い合わせる |
| 社会人入試の受験資格審査 | 2026年11月25日〜27日に書類を郵送(国内は27日消印有効) |
| 出願(Web登録と書類のアップロード) | 2027年1月12日0時〜1月15日23時59分59秒 |
| 受験票 | 2月4日からマイページで取得し、印刷して持参する |
| 筆記試験・口頭試問 | 2月24日(水)、池袋キャンパス4号館 |
| 合格発表 | 3月3日(水)11時、大学のWebサイト |
一般入試では、出願前に研究指導を希望する教員と連絡をとって面談します。数学専攻の相手は第1志望の教員で(要項3ページ)、面談はオンラインでもかまいません(要項6ページ)。研究計画書には第1志望の教員名を書き、第2志望があれば2人の名前を書きます(要項8ページ)。選考料は35,000円で、Web出願のクレジットカード決済で納めます(別に事務手数料1,500円)。
社会人入試は、関連分野の専門教育を受け、志望する専攻の分野に関わる職に2年以上勤めた経験がある人の区分です。筆記試験は英語だけで、数学の筆記はありません。受験資格審査の書類と流れは社会人入試の条件と出願前の審査で説明しています。
夏季入試には、学内受験者の筆記試験免除制度があります(要項11ページの注)。大学の2026年度入試結果では、数学専攻の一般入試は夏季が志願者7名・合格者3名、春季が志願者4名・合格者1名でした。学外からの志願者は夏季2名・春季3名で、合格者は夏季の1名です。同じ資料の注記によると、夏季入試の学内の筆記試験免除者は、数学で志願者2名・合格者2名でした。要項にも入試結果にも、科目ごとの配点や合格最低点は載っていません。
6回54問の出題テーマ
院試Hubの解答原稿の見出しから、各問のテーマを短くまとめました。どの選択にも対応できるよう、販売PDFは各回9問すべてを収録しています。[1]のリンク先では、その回の[1]の解答を無料で読めます。
必須の2群:線形代数[1][2]と微分積分[3][4]
| 実施回 | [1] | [2] | [3] | [4] |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度夏季 (2023年7月) | パラメータを含む3次行列の固有値・対角化・ジョルダン標準形 | 3つの1次因子の積が零になる行列の固有値と積の階数 | 一様連続性の定義、x²と√x、リプシッツ条件 | |x|ˢsin(1/x²)の微分可能性と導関数の連続性 |
| 2024年度春季 (2024年2月) | 2次行列の写像X↦AX−XBと共通の固有値 | ᵗAAとAᵗAの固有値から3×4行列を作る | 2変数の極限の非存在と、増大する領域列での広義重積分 | 場合分けで定義した関数の連続性・値域・微分可能性 |
| 2025年度夏季 (2024年7月) | 2次以下の多項式の空間上の写像の表現行列と対角化 | A⁴=Eを満たす4次行列の固有値・対角化・トレース | log(1+x)/xと(1+x)の1/x乗の連続延長・マクローリン展開 | 関数列の各点収束・一様収束と積分の極限 |
| 2025年度春季 (2025年2月) | 4次行列の核・固有空間・対角化可能性 | 基底の取り替えと表現行列、対角化できる条件 | 絶対収束から広義積分の存在を示し、sin xの評価で応用 | 極座標による2つの半円板上の重積分 |
| 2026年度夏季 (2025年7月) | パラメータを含む3×4行列の写像の全射性・核・像 | A²=Aを満たす行列の固有値・固有空間・対角化 | 逆関数定理と逆関数の縮小性 | 2変数関数の停留点とヘッセ行列による極値判定 |
| 2026年度春季 (2026年2月) | 固有値・対角化の条件・ジョルダン標準形・Aⁿ | 可換な2つの行列の共通固有ベクトルと同時対角化 | チェザロ平均と重み付き平均の極限 | 積分判定法によるp級数と比較判定 |
専門科目[5]〜[9]
| 実施回 | [5] | [6] | [7] | [8] | [9] |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年度夏季 | 線形代数:短完全列と中央の空間の次元 | 代数:5次円分体のガロア群と実部分体 | 幾何:上半平面の双曲計量(最短線・面積) | 位相:連続関数の空間のL¹型距離と関数列 | 複素解析:正方形の積分路で奇数の平方の逆数和 |
| 2024年度春季 | 代数:x³−12x−34の既約性と分解体のガロア群 | 代数:演算a∘b=a+b−abの群と乗法群の同型 | 位相:閉区間上の連続写像の不動点 | 幾何:一葉双曲面の助変数表示とガウス写像 | 複素解析:条件から整関数を決め、留数と線積分 |
| 2025年度夏季 | 代数:極大イデアル・根基・準素イデアル | 代数:7次円分体と2次部分体 | 位相:凹関数で変換した距離 | 幾何:ねじれの位置の2直線を結ぶ直線族と曲面 | 複素解析:留数による三角関数の定積分 |
| 2025年度春季 | 代数:F₅上のx⁵−x−1の分解体とガロア群 | 代数:行列で表した可換環が体になる条件 | 位相:ハミング距離と離散位相 | 複素解析:コーシー・リーマンの関係式と等角写像 | 複素解析:高位の極の留数と(x²+1)⁻ⁿの積分 |
| 2026年度夏季 | 代数:分母がpの累乗の有理数の群の自己準同型 | 代数:F₂上のx⁶+x³+1と有限体の中間体 | 幾何:回転面のガウス曲率 | 位相:ℝⁿ上のハミング距離と点列の収束 | 複素解析:長方形の積分路によるπの級数表示 |
| 2026年度春季 | 代数:整域の性質と有限整域が体になること | 代数:x³−2の分解体とガロア対応 | 位相:1点集合が閉集合であること、距離関数の連続性 | 幾何:回転面と常らせん面の曲率と等長性 | 複素解析:長方形の積分路による広義積分 |
群ごとの傾向:固有値、定義に戻る証明、ガロア群と留数
線形代数[1][2]
12問のうち11問が固有値・固有ベクトルを扱い、対角化できるかを問う設問は6回中5回に出ました。2024年度夏季[1]と2026年度春季[1]は、対角化できない場合のジョルダン標準形まで求めます。2024年度夏季[1]、2025年度夏季[1]、2025年度春季[2]、2026年度夏季[1]、2026年度春季[1]はパラメータを含み、特別な値で答えが変わる構成です。
[1]は具体的な行列の計算、[2]は条件から行列の性質を示す証明が多くなっています。2024年度夏季[2](3つの1次因子の積が零)、2025年度夏季[2](A⁴=E)、2026年度夏季[2](A²=A)、2026年度春季[2](可換な2つの行列)は、どれも与えられた等式(零になる多項式や可換性)から固有値や固有空間の性質を導く問題です。2024年度春季は2題とも行列の積を扱う問題で、[1]が写像X↦AX−XBの固有ベクトル、[2]がᵗAAとAᵗAの固有値から3×4行列を作る問題でした。
微分積分[3][4]
2024年度夏季・2025年度春季・2026年度夏季・2026年度春季の4回は、[3]が定義や定理から示す証明、[4]が計算中心という組み合わせでした。[3]には一様連続性(2024年度夏季)、絶対収束と広義積分(2025年度春季)、逆関数定理(2026年度夏季)、ε-N論法によるチェザロ平均(2026年度春季)が出ています。残る2回は、2024年度春季が[3]で2変数の極限と広義重積分、[4]で場合分けした関数の微分可能性、2025年度夏季が[3]でマクローリン展開、[4]で一様収束を扱いました。
2変数の問題は、2024年度春季[3](極限と広義重積分)、2025年度春季[4](極座標による重積分)、2026年度夏季[4](停留点とヘッセ行列)の3題です。1変数の関数の微分可能性やテイラー展開を使う問題は、2024年度夏季[4]、2024年度春季[4]、2025年度夏季[3]にあります。
専門科目[5]〜[9]
30問の内訳は代数11問、複素解析7問、位相6問、幾何5問、線形代数1問です。番号の割り当てはほぼ決まっており、[5][6]が代数、[7][8]が幾何と位相、[9]が複素解析でした。例外は、短完全列を扱う線形代数だった2024年度夏季[5]と、幾何がなく[8]も複素解析だった2025年度春季です。
6回すべてに、体の拡大とガロア群の問題があります。題材は円分体(2024年度夏季[6]の5次、2025年度夏季[6]の7次)、3次多項式の分解体(2024年度春季[5]、2026年度春季[6])、有限体の拡大(2025年度春季[5]、2026年度夏季[6])の3種類です。位相も6回すべてに出ており、そのうち5回は距離空間の問題でした。異なる成分の個数で測るハミング距離は、2025年度春季[7]と2026年度夏季[8]に続けて出ています。
[9]は毎回、閉じた積分路で複素積分を計算する問題で、6回中5回は留数を使います。2026年度春季は、積分路の内部に極がない形でした。正方形や長方形の積分路をとり、辺の上の積分が0に近づくことを評価して級数や広義積分の値を出す形は、2024年度夏季、2026年度夏季、2026年度春季の3回ありました。幾何は、回転面のガウス曲率(2026年度夏季[7]、2026年度春季[8])、双曲面と直線族(2024年度春季[8]、2025年度夏季[8])、上半平面の双曲計量(2024年度夏季[7])です。
選び方と最初の一手、失点しやすい箇所
試験が始まったら、9問の設問をすべて読んでから3題を決めます。各問は2〜5個の設問に分かれ、前の設問の結果を後で使う構成が多いため、最後の設問まで方針が立つかで選びます。以下の例は、院試Hubの解答原稿で失点しやすい点として扱った箇所です。
線形代数:対角化は固有空間の次元で判定する
2025年度春季[1]は、固有値1の重複度が2なのに固有空間が1次元なので、対角化できません。「固有値が4個そろわないから対角化できない」という理由は誤りで、重複していても固有空間が十分大きければ対角化できます。2026年度夏季[2]のA²=Aでは、固有値が0と1しかないことだけでは対角化できる根拠になりません。2つの固有空間の次元の和が行列の次数に等しいことまで示します。
パラメータを含む問題では、計算を軽くする形を最初に探します。2024年度夏季[1]は対角成分がすべて1なので、t=1−λと置くと固有多項式がすぐに因数分解でき、パラメータの特別な値も読み取れます。2026年度春季[1]は第1列の形から、行列式を展開せずに固有値が出ます。2025年度夏季[1]は表現行列が上三角になるので、固有値は対角成分から読め、調べるのは重複する固有値の固有空間だけです。2025年度春季[2]は与えられた3本のベクトルが正規直交系なので、逆行列は転置で済みます。対角化の判定も、成分の簡単な表現行列の側で行えます。
対角化できない行列の累乗は、ジョルダン細胞の累乗の形を使います。2026年度春季[1]の設問4では、右上の成分をn·2ⁿとする誤りを原稿で注意しています。
証明型の[2]では、2024年度夏季[2]が、2つの因子の積で写した0でないベクトルが、残る因子の固有値に属する固有ベクトルになることを示す問題でした。設問の流れに沿って、使わなかった因子の固有値が現れることを確かめます。2024年度春季[2]では、ᵗAAの対角成分が列ベクトルの長さの2乗であることを使います。長さを答えるときは平方根をとります。
微分積分:量化子の順序と、展開を何次まで残すか
[3]の証明では、量化子の順序を答案に書けるかが問われます。2024年度夏季[3]でx²が一様連続でないことを示すときは、任意のδを先に固定し、その後でx、yを選びます。2026年度春季[3]のチェザロ平均でも、Nを固定してからnを大きくします。同じ問題の設問3は重みの和が1にならない点がひとひねりで、極限をそのまま元の数列の極限とすると誤りになります。設問2で重みの和を先に求めさせているのはこのためです。2025年度春季[3]は、設問1・2で作った「絶対収束すれば収束する」という道具を、設問3の不等式と合わせて設問4で使います。前の設問を飛ばすと最後まで届かない構成です。
計算問題では、展開を何次まで残すかで答えが変わります。2024年度春季[4]でx=0での微分可能性を調べると、差分商の分母はh(1−cos h)でhの3乗程度の大きさになります。hを掛け忘れると極限が0になり、誤ったパラメータが出ます。2025年度夏季[3]で(1+x)の1/x乗を2次まで展開するときは、指数関数で書き直し、u²/2の項まで残します。2024年度夏季[4]は、x=0で微分可能になる指数sの範囲と、導関数がx=0で連続になる範囲を別々に求める問題で、2つの範囲は一致しません。x=0での微分係数と、導関数のx→0での極限を区別して書きます。
一様収束の判定は、差の上限を実際に計算します。
2025年度夏季[4]は、区間[0,2]では差の上限がnによらない正の値にとどまり、一様収束しません。区間[1,2]では上限が0に近づきます。設問4では、この一様収束を根拠に極限と積分の順序を入れ替えます。2変数では、2026年度夏季[4]で原点のヘッセ行列の行列式が0になり、2階の判定法が使えません。原点の近くで関数の値の符号を直接調べます。2025年度春季[4]でy≥xの半円板を極座標で表すときは、角度の範囲をπ/4から5π/4にとります。
専門科目:最後の設問まで方針が立つ1題を選ぶ
ガロア群の問題は、既約性、拡大次数、ガロア群、中間体や最小多項式の順に進むことが多く、途中の結果を次の設問で使います。2024年度春季[5]では、既約な3次多項式のガロア群をS₃と決めるために、実根が1つだけで複素共役が互換になることを使います。既約性だけでは、A₃の可能性が残ります。2025年度夏季[6]の設問4は、7次円分体Lの2次部分体K上での最小多項式を求めるので、根になる共役はGal(L/K)で移る3個です。2026年度夏季[6]は、元の個数が2ˢの体の乗法群の位数を2ˢ−1とすることと、中間体の個数に両端の体を含めるかどうかを答案に明記します。
位相の6問のうち4問は、与えられた関数が距離の公理を満たすことを示す設問から始まります。設問数は2〜4個と少なめですが、定義の書き方で差がつきます。2025年度春季[7]では、どの距離空間でも成り立つ「1点集合は閉集合」と、離散位相に特有の「1点集合は開集合」を区別します。2026年度夏季[8]のハミング距離では、各成分が0に近づく点列でも距離は一定のままなので収束しません。2024年度夏季[8]は逆に、高さ1の三角形の山が残る関数列でも、L¹型の距離(面積)では0に近づきます。どの距離で収束を考えているかを、答案の最初に書きます。
複素解析の[9]の多くは、極と留数の計算、積分路の辺や弧の上の評価、最後の整理という順に進みます(評価の設問は6回中4回)。失点しやすいのは最後の整理です。2024年度夏季[9]は求める級数がn=1から始まるので、初項を除いてから答えます。2025年度春季[9]では、関数に付いた定数を最後に割り忘れないようにします。2026年度春季[9]は長方形の上の辺を逆向きにたどるので、符号が変わります。2025年度夏季[9]の三角関数の積分は、cos 2θを2倍角の公式で展開せず、z²+z⁻²の形のまま置換すると計算が短くなります。
幾何は、第一基本量E、F、Gを計算してガウス曲率や長さ・面積を求める流れです。2026年度春季[8]では、2つの曲面のガウス曲率が対応する点で一致しても、第一基本形式が違うので等長写像にはなりません。2024年度夏季[7]の上半平面では、面積要素がdxdy/y²になることを第一基本量から確かめます。
練習の進め方と参考書
最初は6回分を本番と同じ120分で解きます。たとえば最初の10分で9問の設問を読んで3題を決め、残りの110分で3題を書き上げます。終わったら、選ばなかった6問のうち1〜2問も解き、別の選び方をした場合の出来を確かめます。得意な分野の問題が難しい回に当たっても、同じ群の別の問題で答えられるようにするためです。
群ごとに、過去問で繰り返し出た論点から復習します。
- 線形代数:固有空間の次元と対角化、ジョルダン標準形と累乗、最小多項式を使う証明、表現行列と基底の取り替え。齋藤正彦『線型代数入門』(東京大学出版会)は固有値からジョルダン標準形までを扱っています。対角化の判定は線形代数の院試対策ページの練習例でも確かめられます。
- 微分積分:ε-δ論法とε-N論法、一様連続と一様収束、広義積分の収束判定、テイラー展開、2変数関数の極値と重積分。杉浦光夫『解析入門I』(東京大学出版会)で、定義から書く証明の形を確認します。
- 代数:拡大次数、分解体とガロア対応、円分体、有限体、環のイデアル。雪江明彦『代数学2 環と体とガロア理論』(日本評論社)は、ガロア理論、有限体、円分体を含む体論と、環とイデアルの基本を扱っています。
- 幾何・位相:第一基本量とガウス曲率、回転面、距離の公理、開集合と閉集合。小林昭七『曲線と曲面の微分幾何』(裳華房)と内田伏一『集合と位相』(裳華房)が対応します。
- 複素解析:留数定理、高位の極の留数、積分路上の評価、三角関数の積分の置換。神保道夫『複素関数入門』(岩波書店)で、留数による実積分の計算を練習します。
参考書で確認した後は過去問に戻り、同じ論点の問題を続けて解きます。対角化なら2025年度春季[1]、2026年度夏季[2]、2026年度春季[1]、留数と積分路なら2024年度夏季[9]、2026年度夏季[9]、2026年度春季[9]の順です。
無料解答・大学の解答例・解答PDFの使い方
年度別ページでは、各回の[1](線形代数)の解答と解説を無料で読めます。対象は2024年度夏季、2024年度春季、2025年度夏季、2025年度春季、2026年度夏季、2026年度春季の6問です。まず自分で解き、固有空間の次元の数え方や、パラメータで場合を分ける位置を照合してください。
数学の解答・解説PDFは2024年度夏季から2026年度春季までの6回分で、各回9問すべての解答と解説を回ごとのPDFに収めています。本番で選ばなかった問題も含めて54問を練習でき、価格は6回分で3,200円です。問題文は収録していないので、数学専攻の問題ページから問題のPDFを開いて並べて使います。
2026年度の2回には、大学の「出題の意図・解答例」もあります。2026年度夏季の数学は2ページで、計算結果と証明の要点が中心です(2026年10月17日確認)。答えの値は大学の資料で確かめ、証明を答案として書き切れたかは院試Hubの解説と照合します。2024・2025年度の4回は、大学の解答例が公開されていません。
数学専攻のページにある2023年度の2回と2027年度夏季は、解答PDFに含まれません。2027年度夏季も同じ3題選択の形式なので、6回を終えた後に時間を計って解く仕上げに使えます。大学の解答資料の公開先は立教大学の過去問・解答資料のまとめで確認できます。理学研究科の他専攻は物理学専攻と化学専攻のガイドで扱い、研究科の解答PDFは立教大学理学研究科のページにまとめています。
途中式と最終答まで読める解説
数学の収録解説の分野(2024〜2026年度・54項目)
院試hubの収録解説6実施回・54項目の見出しを分野別に数えたものです。設問を分割した項目や、公開資料の制約を説明する項目を含むため、公式問題の大問数や完成答案数とは一致しません。線形代数が14項目(全体の26%)で最多。線形代数・位相・幾何・微分積分・解析・代数は6実施回すべてに出ています。
| 分野 | 項目数 | 全項目に占める割合 | 直近の連続出題 | 最後に出た回 |
|---|---|---|---|---|
| 線形代数 | 14 | 26% | 6回連続 | 2026年度 春季(2026年2月実施) |
| 位相・幾何 | 11 | 20% | 6回連続 | 2026年度 春季(2026年2月実施) |
| 微分積分・解析 | 11 | 20% | 6回連続 | 2026年度 春季(2026年2月実施) |
| 代数 | 10 | 19% | 6回連続 | 2026年度 春季(2026年2月実施) |
| 数学 | 6 | 11% | 2回連続 | 2026年度 春季(2026年2月実施) |
| 複素解析 | 2 | 4% | — | 2025年度 春季(2025年2月実施) |
収録年度と解説項目数
院試hubに収録した6実施回の一覧です。どの回も解説見出しは9項目です。
立教大学 数学の解答で立てた注意点(565件)
院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。
線形代数134件
- 2026年度 夏季(2025年7月実施) 第1問 パラメータ付き線形写像の全射性・核・像全射性の言い換え / 4>3 なので単射にはならない / 像の基底に元の列を使う理由 / 次元定理の確認
- 2026年度 春季(2026年2月実施) 第1問 固有値・対角化可能性・ジョルダン標準形と冪展開の向きを選ぶ / 重解になる a / 判定の基準 / a=-1 と a=1 の違い / 最小多項式で見る / 列の順序 / 答えは一意でない / 手順の型 / 検算(n=1) / 検算(n=2)
- 2026年度 夏季(2025年7月実施) 第2問 冪等行列の固有値・固有空間・対角化可能性最小多項式による見方 / 両方が現れるとは限らない / 射影としての解釈 / I-A も冪等 / トレースとの関係 / 最小多項式による別証 / 標準形が階数だけで決まること / 直交射影との違い
- 2026年度 春季(2026年2月実施) 第2問 可換な行列の共通固有ベクトルと同時対角化可換性が効く場所 / 零ベクトルの扱い / 一般化 / 複素数体であることの必然性 / A≠ O、B≠ O の条件 / 同時三角化への発展 / 最小多項式を使う理由 / 逆も成り立つ / 対角化可能性が要ること
- 2025年度 夏季(2024年7月実施) 第1問 多項式空間上の線形写像と表現行列2 つの操作の合成 / 像が V に留まることの重要性 / 上三角になる理由 / t=0 の場合 / 固有ベクトルの意味 / t に依存しない理由 / t=0 での意味 / 最小多項式による確認 / λ=1 の固有ベクトル
- 2025年度 春季(2025年2月実施) 第1問 4次行列の核・固有空間・対角化可能性0 が固有値であること / rank の読み取り / 行の重複が示すもの / 幾何的重複度は 1 / ジョルダン標準形 / 判定に必要な情報 / λ=0,2 の固有空間
代数118件
- 2026年度 夏季(2025年7月実施) 第5問 分母が p 冪の有理数のなす群の自己準同型環G の正体 / 表示は一意でない / n≤ n' としてよい理由 / G の可換性が必要な場所 / 環としての構造 / 評価写像 / 1∈ G であること / 単位元の対応 / p^k で割る操作が許される理由 / n<0 の扱いが要点 / 結果の意味
- 2026年度 春季(2026年2月実施) 第5問 整域の性質と有限整域が体になること言い換え / 1≠0 の役割 / 極大とは限らない / 直積の一般的性質 / 中国剰余定理との関係 / 整域であることが効く場所 / 全射との違い / 環準同型ではないこと / 有限性が本質的であること / 別証(元の冪を追う) / 有限体との関係
- 2026年度 夏季(2025年7月実施) 第6問 \mathbb F_2 上の x^6+x^3+1 と有限体の拡大一般化 / s の意味 / \mathbb F_2[r] が体であること / f は 9 次の円分多項式 / 標数 2 での符号 / r≠1 でもある / 位数の候補を絞る手順 / K^× が群であること / 2 の位数を 9 を法として求める / 直接因数分解しないこと / 一般則 / 対応の向き / 中間体の数え方 / Φ が自己同型であること
- 2026年度 春季(2026年2月実施) 第6問 x^3-2 の分解体とガロア対応L が x^3-2 の分解体であること / ガロア群の同型類 / \mathbb Q(\sqrt[3]{2}) はガロアでない / 位数 / σ の正体 / 生成元で確かめれば十分な理由 / 位数の確認 / 3 つの中間体 / 正規性 / 係数が K に入る理由 / 数値による検算 / \mathbb Q 上の最小多項式との関係
- 2025年度 夏季(2024年7月実施) 第5問 極大イデアル・根基イデアル・準素イデアル対応定理による見方 / 可換性と 1 の存在 / 素イデアルとの関係 / 指数 m+n-1 の意味 / I\subset\sqrt I / 幾何的な意味 / 準素の定義の非対称性 / \sqrt I を「I に属する素イデアル」と呼ぶ / 逆は成り立たない / I が準素であること / x\notin I の厳密な確認
- 2025年度 春季(2025年2月実施) 第5問 アルティン・シュライアー拡大 x^5-x-1 over \mathbb F_5アルティン・シュライアー多項式 / 5 個の根が相異なること / -1 の役割 / 1 つの根で足りる理由 / ガロア拡大であること / 有限体の一般論 / σ が ε で決まること / 位数が素数 5 であること / フロベニウスとの関係 / 従う帰結 / 中間体 / 一般のアルティン・シュライアー拡大
位相・幾何117件
- 2026年度 夏季(2025年7月実施) 第7問 弧長助変数で表した回転面のガウス曲率E=1 の意味 / F=0 の意味 / g>0 の仮定 / ガウスの驚異の定理との整合 / v に依らないこと / 弧長でない場合 / 条件の確認を忘れない / K=-1 の場合 / 定曲率曲面の分類
- 2026年度 春季(2026年2月実施) 第7問 距離空間の1点集合と距離関数の連続性使った公理 / 分離公理での言い換え / 有限集合も閉 / 一様連続でもある / 積位相が距離化されること / 片方を固定した場合
- 2026年度 夏季(2025年7月実施) 第8問 ハミング距離と離散的な距離空間ハミング距離 / n=1 の場合 / 三角不等式の証明の型 / ふつうの球と違うこと / 他の半径の場合 / 1 点集合が開集合 / ユークリッド距離との対比 / 離散位相での収束 / 完備性
- 2026年度 春季(2026年2月実施) 第8問 回転面と常らせん面の第一基本量とガウス曲率F_1=0 の意味 / 一般の回転面 / 線素 / E_2=1 の意味 / S_1 との違い / 符号 / S_2 の L_2=N_2=0 / 回転面の一般公式 / 偶然ではない / ガウスの驚異の定理 / u→∞ の振る舞い / 曲率の一致は十分条件ではない / 別の対応なら等長になるか / カテノイドとの対比
- 2025年度 夏季(2024年7月実施) 第7問 距離を凹関数で変換して得られる距離E は有界 / 位相が変わらないこと / 設問3との関係 / f''<0 はここでは不要 / f の値域 / d≥0 の範囲だけ使う / f(0)=0 が要ること / 凹性の必要性 / よく使う例 / 位相への影響
- 2025年度 春季(2025年2月実施) 第7問 ハミング距離が定める離散位相ハミング距離 / K が体である必要はない / 値域 / 通常の距離との違い / 孤立点 / 半径の取り方 / 離散位相の帰結 / 収束と連続性 / K が無限体の場合
微分積分・解析108件
- 2026年度 夏季(2025年7月実施) 第3問 逆関数定理と逆関数の縮小性開区間になる理由 / f'>1 という強い評価 / 局所と大域 / f'≠0 が要る理由 / C^∞ 性 / 一様な縮小ではないこと / 図形的な意味 / 別解(f 側で評価する)
- 2026年度 春季(2026年2月実施) 第3問 チェザロ平均と重み付き平均の極限2 段構えの意味 / 逆は成り立たない / 確率の重みではない / 各項の大きさ / \frac12 が出る理由 / 簡単な例で確かめる / 一般化(トープリッツの定理)
- 2026年度 春季(2026年2月実施) 第4問 積分判定法によるp級数と比較判定不等号の向き / s≤0 を除く理由 / 調和級数 / n=1 の項を別扱いする理由 / 和の評価 / 境界の s=1 / 主要項の見つけ方 / 極限比較判定法による別解 / (b) の一般項は 0 に収束すること
- 2025年度 夏季(2024年7月実施) 第3問 log(1+x)/x と (1+x)^1/x の連続延長とマクローリン展開ロピタルの定理でもよい / 除去可能特異点 / 定義域の左端 / 収束半径 / 延長の解析性 / 導関数の値 / e の定義との関係 / exp を経由する利点 / x→-1^+ と x→∞ / 数値による検算 / 直接微分する場合 / 1 次の項の意味
- 2025年度 春季(2025年2月実施) 第3問 絶対収束による広義積分の存在と sin x の評価m>n としてよい理由 / f の連続性 / 絶対値の不等式 / 絶対収束と条件収束 / 級数との対応 / 設問1を使う場所 / 別解(sin x/x の単調性) / 1/\sqrt2 という値の意味 / α>0 が必要な理由 / もう一方の不等式の使いどころ / x=π/4 側は特異でない
- 2025年度 夏季(2024年7月実施) 第4問 関数列の各点収束と一様収束最高次で見る / 極限関数が連続であること / 山が動く現象 / 原点が問題であること / 0 を離れることの効果 / 一般化 / 一様収束を使う理由 / 直接計算による確認 / [0,2] での積分
数学72件
- 2026年度 夏季(2025年7月実施) 第4問 2変数関数の停留点とヘッセ行列による極値判定f_x の因数分解が効く / 対称性 / f_xy=0 になること / 判定法の準備 / (0,0) が退化する理由 / 2 方向で符号が違えば鞍点 / \det H=0 でも極値のことがある / 極大がない理由
- 2026年度 夏季(2025年7月実施) 第9問 長方形積分路と π の級数表示(-1)^n の出どころ / 2π i が 2i になる理由 / 辺上に極がないこと / 2 つの評価の質の違い / 半整数を選ぶ理由 / 公式の導出 / t^2 を捨てないこと / \arctan の上界 / 左の辺も同様 / 設問3より易しい理由 / k が固定であること / 下の辺も同様 / 数値による確認 / 半整数を代入する必然性 / 一般公式の別の使い道
- 2026年度 春季(2026年2月実施) 第9問 長方形積分路による ∫_0^\inftyx/(e^2π x-1)dx の計算定義値が効いていること / 留数定理を使わない理由 / 高さを 1 に取る意味 / 下からの評価に逆三角不等式を使う / C_4 は消えない / 指数が多項式に勝つこと / 周期性が生む相殺 / 左辺の収束 / 右辺の被積分関数 / 対称性の出どころ / 複素共役との関係 / 符号の確認 / ゼータ関数による検算 / 1/24 の現れる場所 / 2 式を足す発想
- 2025年度 夏季(2024年7月実施) 第9問 留数計算と三角関数の定積分分子の零点 / 無限遠での振る舞い / 位数の確認法 / z=0 の別計算(級数展開) / 2 位の極の公式 / \dfrac{17}{12} が対で現れること / 極が円周上にないこと / 2 つの留数の打ち消し / 全留数の和 / 一般公式との照合 / f がちょうど現れる仕掛け / 値の符号
- 2024年度 夏季(2023年7月実施) 第9問 正方形積分路による ∑1/(2n+1)^2 の計算虚軸上に並ぶ / 真性特異点はない / z=0 が二重になる理由 / 留数がすべて正の実数 / z=0 の別計算 / \dfrac{1}{e^z+1} の展開 / 正方形の辺上に極がないこと / 極の個数 / N=1 の確認 / \zeta(2) との関係 / 数値確認 / z^-2 の役割
- 2024年度 春季(2024年2月実施) 第9問 微分方程式から整関数を決定して留数を求めるz=0 での扱い / h の正体 / e^π i=-1 / 整関数であることの利用 / e^z が零点をもたないこと / 2 位の極の公式 / 留数の和 / 約分が効く / 留数定理でも同じ / 値が純虚数であること
複素解析16件
- 2025年度 春季(2025年2月実施) 第8問 コーシー・リーマン関係式と等角写像2 方向で足りる理由 / F' の表示 / 幾何学的な意味 / F'=0 の点 / 列で見る / なぜ逆が破れるか / 正しい命題 / 反例の一般性
- 2025年度 春季(2025年2月実施) 第9問 高位の極の留数と ∫_-∞^∞(x^2+1)^-ndx検算(n=1) / 検算(n=2) / ((n-1)!)^2 を付ける意味 / r に依存しないこと / 値が実数であること / 検算(n=1,2) / 漸化式との関係 / n→∞ の振る舞い
rikkyo-university 公式の過去問の公開年度と公式解答例
- 公式の過去問ページ
- 理学研究科 数学専攻(博士課程前期課程)
- 公開されている年度
- 2023〜2027年度(2027年度は夏季のみ)
- 公式の解答例
- 一部の年度・科目で公開
- 英語の扱い
- 専攻の過去問ページは数学の問題。大学本体の2026年度公開フォルダには英語の問題・解答資料もある。現在の受験条件は志望年度の募集要項で確認。
- 院試hubが最後にリンクを確認した日
- 2026-10-17
- ページの内容
- 夏季入学試験(7月実施)と春季入学試験(翌年2月実施)の数学をPDFで掲載。2027年度夏季の問題は全9問で、線形代数[1][2]から1題、微分積分[3][4]から1題、専門科目[5]〜[9]から1題の計3題を選択して解答する。専攻ページ側は問題のみだが、大学本体の過去問題ページでは2026年度入試(2025年度に実施した試験)から解答または解答例および出題の意図が公開されており、数学専攻の2026年度夏季・春季分も対象。2026年度夏季の公式解答は2ページで、計算結果と証明の要点を掲載している。2025年度入試以前の回については解答例は非公開。
よくある質問
立教大学の数学専攻の院試は、何問から何題を選んで解きますか。
9問から3題です。線形代数の[1][2]から1題、微分積分の[3][4]から1題、専門科目の[5]〜[9]から1題を選びます。2024年度夏季から2027年度夏季までの問題冊子は、どれも同じ選び方の指示です。2027年度入試要項では数学の試験は9時から11時までの120分で、同じ日に英語と口頭試問が続きます。
次の入試はいつで、出願前に何が必要ですか。
2027年度春季入試の筆記試験と口頭試問は2027年2月24日で、出願は1月12日から15日までWebで行います。合格発表は3月3日です。一般入試では出願前に第1志望の教員と連絡をとって面談し、研究計画書に教員名を書きます。募集人員5名は夏季と春季を合わせた人数です。
大学が公開している解答はありますか。
2026年度入試(2025年7月と2026年2月の実施分)から、大学本体の過去問題ページ経由で数学と英語の「出題の意図・解答例」が公開されています。2025年度以前の回の解答例は公開されていません。院試Hubの解答PDFは2024〜2026年度の6回分で、各回9問すべての解答と解説を収録しています。
専門科目の[5]〜[9]ではどの分野が出ますか。
2024〜2026年度の6回では、[9]は毎回、閉じた積分路で複素積分を計算する問題で、そのうち5回は留数を使いました。体の拡大とガロア群を扱う代数と、距離空間などの位相も6回すべてに出ています。曲面の幾何は5回で、2025年度春季は幾何がなく、[8]も複素解析でした。
英語の試験はどのような形式ですか。
2027年度要項では、数学の後の11時30分から12時30分に英語の筆記試験があり、英和・和英の語学辞書を使えます。用語辞典と電子辞書は使えません。TOEICなど外部試験のスコア提出の指定は要項にありません。英語の過去問も大学本体の過去問題ページで公開されています。
数学専攻の志願者と合格者は何人ですか。
大学の2026年度入試結果では、数学専攻の一般入試は夏季(2025年7月)が志願者7名・合格者3名、春季(2026年2月)が志願者4名・合格者1名でした。学外からの志願者は夏季2名・春季3名で、合格者は夏季の1名です。科目別の配点や合格最低点は、要項にも入試結果にも載っていません。
立教大学の解答PDF
公式過去問と併用する解答・解説PDFを、立教大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。
- 立教大学 理学研究科 化学専攻 博士課程前期課程 化学の解答PDF(収録6実施回分)
- 立教大学 理学研究科 数学専攻 数学の解答PDF(収録6実施回分)
- 立教大学 理学研究科 物理学専攻 物理学の解答PDF(収録6実施回分)
立教大学の解答PDF一覧で、立教大学の研究科・専攻・科目をまとめて確認できます。