電気通信大学 院試 過去問 解答例
電通大 情報理工学研究科 情報学専攻 専門科目(情報学) 2024年度 院試 過去問 解答例・解説(全2問)
全2問。線形代数1問・微分積分・解析1問。テーマタグは2件(固有値・固有ベクトル・重積分と極座標)。2023年度と共通のテーマは固有値・固有ベクトル・重積分と極座標。
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- 解説2問と大問1問の途中式・最終答(全2問)
- 解答PDFに収録
- 途中式と最終答(最終答つき2問)
- 問題本文
- 非収録
電通大 専門科目(情報学) 2024年度 院試 過去問の出題内容(全2問)
この2問の分野は線形代数1問・微分積分・解析1問です。
この年度の解説には検算1件・採点の置き所1件・典型ミス1件が付いています。
2024年度の出題テーマと、同じテーマを出した他大学・他年度
この年度は2問に2テーマが出ています。
| テーマ | この年度 | 全体の出題実績 | 他大学の直近出題 |
|---|---|---|---|
| 固有値・固有ベクトル | 第1問 | 25大学・544問 | |
| 重積分と極座標 | 第2問 | 23大学・142問 |
前年度(2023年度)との違い
- 大問数
- 2023年度 2問 → 2024年度 2問
- 両年度に出たテーマ
- 固有値・固有ベクトル・重積分と極座標
第1問 — 線形代数
固有ベクトルで分解する
固有ベクトルの一次結合でベクトルを表せると, の計算が簡単になる。固有値 に対応する固有ベクトル では であるため,今回のように を で表すことが核心になる。
採点の置き所
最初の小問では, と置き,どの成分から を決めたかを書くと十分である。次に , を明示すれば,二つのベクトルが固有ベクトルである根拠になる。最後の は,係数をそのまま へ移すだけなので,第4成分を取り出す前にこの式を書くと採点者に伝わりやすい。
典型ミス
の分解係数を求めた後に, を の各成分へ直接かけてはいけない。行列 は標準基底方向では対角とは限らず,固有ベクトル方向でだけ累乗が簡単になる。最後の第4成分では の第4成分が , の第4成分が であるため,符号の確認を必ず行う。
解答
である。 とおくと,第2成分から であり,第1成分から なので である。したがって
次に への作用を計算する。 また よって は固有値 に対応する固有ベクトル, は固有値 に対応する固有ベクトルである。
と分解できたので,正の整数 について である。第4成分だけを見ると
最終答
したがって対応する固有値はそれぞれ と である。正の整数 に対して, の第4成分は
第2問 — 微分積分
接平面
曲面 の における接平面は で与えられる。今回は が二次式なので,偏微分を直接代入すればよい。
領域に合わせた積分
正方形上の は一変数ずつ対数に落とす。円に関する条件 は極座標で となり,扇形状の領域として扱える。
領域の決め方
極座標にした後, が成り立つには が必要である。さらに から なので, となる。半径の上下限だけを書いて角度範囲を落とすと,積分領域が過大になる。
検算
は正方形上の正の関数の積分なので正であり, と整合する。 も領域上で だから非負である。得られた は正の値なので,領域設定と符号に大きな矛盾はない。
電通大 専門科目(情報学) 院試 過去問の収録5年度
線形代数 / 微分積分
線形代数 / 微分積分
2024年度(このページ・全2問)
線形代数 / 微分積分
線形代数 / 微分積分
線形代数 / 微分積分