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京都大学 院試 過去問 解答例

京大 理学研究科 地球惑星科学専攻 地球惑星科学専攻 基礎科目 2022年度 院試 過去問 解答例・解説(全7問)

全7問。化学1問・固体地球科学1問・鉱物・岩石1問。テーマタグは1件(固有値・固有ベクトル)。

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収録5年度分の解答PDF:京都大学 理学研究科 地球惑星科学専攻 地球惑星科学専攻 基礎科目(¥2,880・紙面見本あり)

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解説7問と大問1問の途中式・最終答(全7問)
解答PDFに収録
途中式と最終答(最終答つき7問)
問題本文
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京大 地球惑星科学専攻 基礎科目 2022年度 院試 過去問の出題内容(全7問)

この7問の分野は化学1問・固体地球科学1問・鉱物・岩石1問・地質1問・電磁気学・回路1問・力学1問です。

大問分野主題解説の小見出し最終答
第1問—ベクトル解析・微分方程式答案で書くべきポイントあり
第2問力学力学・万有引力時間の見積もり / 潮汐力の符号あり
第3問電磁気学・回路電磁気同心球殻の見方 / サイクロイドの概形あり
第4問化学熱化学・無機化学臨界点の検算 / 内部エネルギーの意味あり
第5問固体地球科学プレートテクトニクスアイソスタシーの考え方 / 速度換算あり
第6問鉱物・岩石鉱物・結晶・相平衡消滅則の検算 / 相図の読み方あり
第7問地質第四紀地質・岩脈古地磁気の整理 / 海岸段丘で書くべき因果あり

この年度の解説には典型ミス5件・検算1件が付いています。

2022年度の出題テーマと、同じテーマを出した他大学・他年度

この年度は1問に1テーマが出ています。

テーマこの年度全体の出題実績他大学の直近出題
固有値・固有ベクトル第1問25大学・544問

第1問 — ベクトル解析・微分方程式

方針

小問ごとに道具は標準的である。ベクトル解析では積の公式を先に書くと符号ミスを減らせる。接線は媒介変数の微分,対称点は垂線の足,連立微分方程式は行列化,最後は一次線形方程式として処理する。

検算

第[1]問の回転は ∇×r=0\nabla\times\mathbf r=\mathbf0 を使っているため,∇ϕ×r\nabla\phi\times\mathbf r だけを計算すればよい。例えば x=yx=y では ∇ϕ=(0,0,z)\nabla\phi=(0,0,z) となるので,回転は (−xz,xz,0)(-xz,xz,0) となり,上の式と一致する。

第[4]問は解を元の初期条件に代入すると x1(0)=6−3=3,x2(0)=−8+5=−3 x_1(0)=6-3=3,\qquad x_2(0)=-8+5=-3 である。また ete^t 成分と e−2te^{-2t} 成分はそれぞれ係数行列の固有ベクトル方向に乗っているため,微分方程式も満たす。

典型ミス

平面対称では,垂線の足 HH を答えにしてしまう誤りが多い。求める点は原点と対称な点なので P=2HP=2H である。媒介変数曲線では dy/dtdy/dt をそのまま傾きにせず,必ず (dy/dt)/(dx/dt)(dy/dt)/(dx/dt) を用いる。

答案で書くべきポイント

導出過程を求められているので,最終式だけでなく,使用した公式 ∇⋅(ϕr)=∇ϕ⋅r+3ϕ,∇×(ϕr)=∇ϕ×r \nabla\cdot(\phi\mathbf r)=\nabla\phi\cdot\mathbf r+3\phi,\qquad \nabla\times(\phi\mathbf r)=\nabla\phi\times\mathbf r や,連立微分方程式の固有値・固有ベクトルを明示すると採点上安定する。

解答

  1. ϕ=12x2+12y2+12z2−xy,r=(x,y,z) \phi=\frac12x^2+\frac12y^2+\frac12z^2-xy,\qquad \mathbf r=(x,y,z) とおく。まず ∇ϕ=(x−y,  y−x,  z),∇⋅r=3 \nabla\phi=(x-y,\;y-x,\;z),\qquad \nabla\cdot\mathbf r=3 である。積の公式より ∇⋅(ϕr)=∇ϕ⋅r+ϕ ∇⋅r \nabla\cdot(\phi\mathbf r)=\nabla\phi\cdot\mathbf r+\phi\,\nabla\cdot\mathbf r だから ∇⋅(ϕr)=(x2+y2+z2−2xy)+32(x2+y2+z2)−3xy=52(x2+y2+z2)−5xy. \nabla\cdot(\phi\mathbf r) =(x^2+y^2+z^2-2xy) +\frac32(x^2+y^2+z^2)-3xy =\frac52(x^2+y^2+z^2)-5xy. また ∇×(ϕr)=∇ϕ×r \nabla\times(\phi\mathbf r)=\nabla\phi\times\mathbf r であり, ∇×(ϕr)=∣ijkx−yy−xzxyz∣=(−xz,  yz,  x2−y2). \nabla\times(\phi\mathbf r) = \begin{vmatrix} \mathbf i&\mathbf j&\mathbf k\\ x-y&y-x&z\\ x&y&z \end{vmatrix} =(-xz,\;yz,\;x^2-y^2).
  2. 媒介変数表示から dxdt=1−cos⁡t,dydt=sin⁡t \frac{dx}{dt}=1-\cos t,\qquad \frac{dy}{dt}=\sin t である。t=2π/3t=2\pi/3 では (x0,y0)=(2π3−32,32),dydx=sin⁡(2π/3)1−cos⁡(2π/3)=13. (x_0,y_0)=\left(\frac{2\pi}{3}-\frac{\sqrt3}{2},\frac32\right), \qquad \frac{dy}{dx}=\frac{\sin(2\pi/3)}{1-\cos(2\pi/3)} =\frac{1}{\sqrt3}. したがって接線は y−32=13(x−2π3+32), y-\frac32=\frac1{\sqrt3}\left(x-\frac{2\pi}{3}+\frac{\sqrt3}{2}\right), すなわち y=x3+2−2π33. y=\frac{x}{\sqrt3}+2-\frac{2\pi}{3\sqrt3}.
  3. 平面の法線ベクトルを n=(2,−5,4)\mathbf n=(2,-5,4) とする。原点から平面への垂線の足を HH とすれば H=0−2⋅0−5⋅0+4⋅0−322+(−5)2+42n=115(2,−5,4). H=\mathbf 0-\frac{2\cdot0-5\cdot0+4\cdot0-3}{2^2+(-5)^2+4^2}\mathbf n =\frac1{15}(2,-5,4). 対称点 PP は HH を中点として P=2HP=2H であるから P=(415,−23,815). P=\left(\frac4{15},-\frac23,\frac8{15}\right).
  4. 連立方程式を (3211)x′+(1175)x=0,x=(x1x2) \begin{pmatrix}3&2\\1&1\end{pmatrix}\mathbf x' +\begin{pmatrix}1&1\\7&5\end{pmatrix}\mathbf x=\mathbf0, \qquad \mathbf x=\binom{x_1}{x_2} と書く。左の行列の逆行列をかけると x′=(139−20−14)x. \mathbf x'= \begin{pmatrix}13&9\\-20&-14\end{pmatrix}\mathbf x. この係数行列の固有値は λ2+λ−2=0 \lambda^2+\lambda-2=0 より λ=1,−2\lambda=1,-2 であり,対応する固有ベクトルはそれぞれ (3,−4)T(3,-4)^T,(3,−5)T(3,-5)^T と取れる。よって x=Cet(3−4)+De−2t(3−5). \mathbf x=C e^t\binom{3}{-4}+D e^{-2t}\binom{3}{-5}. 初期条件 x1(0)=3, x2(0)=−3x_1(0)=3,\ x_2(0)=-3 から C+D=1,−4C−5D=−3 C+D=1,\qquad -4C-5D=-3 となり,C=2, D=−1C=2,\ D=-1 である。したがって x1(t)=6et−3e−2t,x2(t)=−8et+5e−2t. x_1(t)=6e^t-3e^{-2t},\qquad x_2(t)=-8e^t+5e^{-2t}.
  5. 線形微分方程式として積分因子 exe^x を用いると ddx(exy)=excos⁡x. \frac{d}{dx}(e^x y)=e^x\cos x. ∫excos⁡x dx=ex2(sin⁡x+cos⁡x) \int e^x\cos x\,dx=\frac{e^x}{2}(\sin x+\cos x) なので,一般解は y=12(sin⁡x+cos⁡x)+Ce−x y=\frac12(\sin x+\cos x)+Ce^{-x} である。

最終答

  1. ∇⋅(ϕr)=52(x2+y2+z2)−5xy\nabla\cdot(\phi\mathbf r)=\dfrac52(x^2+y^2+z^2)-5xy, ∇×(ϕr)=(−xz, yz, x2−y2)\nabla\times(\phi\mathbf r)=(-xz,\ yz,\ x^2-y^2)。
  2. y−32=13(x−2π3+32)y-\dfrac32=\dfrac1{\sqrt3}\left(x-\dfrac{2\pi}{3}+\dfrac{\sqrt3}{2}\right)。
  3. P=(415,−23,815)P=\left(\dfrac4{15},-\dfrac23,\dfrac8{15}\right)。
  4. x1=6et−3e−2tx_1=6e^t-3e^{-2t},x2=−8et+5e−2tx_2=-8e^t+5e^{-2t}。
  5. y=12(sin⁡x+cos⁡x)+Ce−xy=\dfrac12(\sin x+\cos x)+Ce^{-x}。

第2問 — 力学・万有引力

方針

第[1]問は非慣性系での有効重力を考える問題である。ばねばかりは鉛直成分だけでなく,水平加速度に対応する慣性力も含めた合力の大きさを読む。第[2]問は反発係数を直接使うのではなく,エネルギーから最高到達高度の比を出す。第[3]問は球全体の並進加速度を差し引いて,球 B の中心系での潮汐加速度を求める。

時間の見積もり

第[2]問で,運動エネルギーが (1−γ)(1-\gamma) 倍になると,速度は 1−γ\sqrt{1-\gamma} 倍,高さも (1−γ)(1-\gamma) 倍になる。飛行時間は速度に比例するので,時間比は 1−γ\sqrt{1-\gamma} である。ここを (1−γ)(1-\gamma) としてしまうと係数が 2 倍ずれる。

潮汐力の符号

点 N は球 A に近いため球 B の中心より強く引かれ,球 B から見ると外向きに加速する。点 F は逆に中心より弱く引かれるため,相対加速度は負になる。符号は,分離が近い側で起こることの物理的確認にもなっている。

答案で書くべきポイント

潮汐加速度の近似では (1±r2/R)−2≃1∓2r2/R (1\pm r_2/R)^{-2}\simeq1\mp2r_2/R を明示する。最後の RCR_C では,球 B の表面重力との釣り合いを書いてから,同密度条件で r1r_1 表示に直すと導出が読みやすい。

力学・万有引力の途中式・最終答をPDFで見る

第3問 — 電磁気

方針

電荷配置は符号つきの一次元力のつり合いで解く。同心球殻は重ね合わせで電位を出し,接地後のエネルギーは内側球殻の電荷を変数にした二次式として見る。平行導線は対称性で成分を消し,荷電粒子運動はローレンツ力の連立方程式を解く。

同心球殻の見方

半径 rir_i の導体球殻の内側では,その球殻による電位は一定である。このため V1V_1 には外側球殻からの寄与 Q2/r2Q_2/r_2,Q3/r3Q_3/r_3 がそのまま入る。電場がないから寄与がない,と考えてしまうのは誤りで,電場ゼロでも電位は一定値として残る。

サイクロイドの概形

粒子は初め静止しているが,電場で +y+y 方向に加速される。磁場による力が向きを曲げ,平均的には E×B/B2\mathbf E\times\mathbf B/B^2 の向き,すなわち +x+x 方向へ進む。

典型ミス

第[1]問では中央電荷に働く力だけを 0 にしても不十分である。3 つすべての電荷で力が 0 になる条件を連立して,両端が等しく中央が逆符号であることを示す必要がある。

第[3]問では,点 P で足し合わされる成分は導線間方向ではなく,平面 α\alpha に垂直な成分である。図を描いて右ねじの向きを確認するとよい。

電磁気の途中式・最終答をPDFで見る

第4問 — 熱化学・無機化学

方針

第[1]問は二酸化炭素の等温線とファンデルワールス型状態方程式の標準問題である。臨界点では等温線が水平な変曲点になるため,一階微分と二階微分を同時に 0 とする。仕事は「圧縮に必要な仕事」なので,体積が減少する向きで符号を取り直す。

臨界点の検算

VE=3bV_E=3b を一階微分条件に代入すると RTE(2b)2=2a(3b)3 \frac{RT_E}{(2b)^2}=\frac{2a}{(3b)^3} より TE=8a27Rb T_E=\frac{8a}{27Rb} となる。さらに状態方程式に戻すと PE=R2b8a27Rb−a9b2=4a27b2−3a27b2=a27b2 P_E=\frac{R}{2b}\frac{8a}{27Rb}-\frac{a}{9b^2} =\frac{4a}{27b^2}-\frac{3a}{27b^2} =\frac{a}{27b^2} である。

内部エネルギーの意味

理想気体では分子間相互作用を無視するため,同じ温度なら内部エネルギーは同じである。ファンデルワールス型では引力項 a/V2a/V^2 が存在し,体積を大きくすると分子間引力に逆らって引き離すため,内部エネルギーが増える。したがって正の a/V2a/V^2 は物理的にも自然である。

典型ミス

圧縮仕事で ∫VBVCP dV \int_{V_B}^{V_C}P\,dV をそのまま答えると負になる。外部が気体へ加える仕事として正にするなら −∫VBVCP dV-\int_{V_B}^{V_C}P\,dV と書く必要がある。

酢酸の電離度では,弱酸であることから [H+][\mathrm H^+] を電離した酢酸濃度とみなす。水の自己解離 10−710^{-7} は 6.0×10−46.0\times10^{-4} に比べて十分小さい。

熱化学・無機化学の途中式・最終答をPDFで見る

第5問 — プレートテクトニクス

方針

プレート運動の空欄は,海嶺・沈み込み帯・球面運動の基本語を問うている。計算問題は,オイラー極まわりの角速度とアイソスタシーの 2 つである。どちらも式を立てて単位換算まで書くと点を落としにくい。

アイソスタシーの考え方

海嶺軸ではリソスフェア厚を 0 とみなす。海嶺から離れると,低密度の海水が増える一方,高密度のリソスフェアがアセノスフェアを置き換える。補償深度で柱の質量を等しくすると ρwh+ρlt=ρa(h+t) \rho_w h+\rho_l t=\rho_a(h+t) となる。符号を逆にしてしまうと,厚さが負になるので物理的に誤りだと気づける。

速度換算

1 km/Myr1\,\mathrm{km/Myr} は 106 mm106 yr=1 mm/yr \frac{10^6\,\mathrm{mm}}{10^6\,\mathrm{yr}}=1\,\mathrm{mm/yr} である。この換算を覚えておくと,プレート速度の計算が非常に速い。

答案で書くべきポイント

50 字程度の説明問題では,単語の定義だけでなく,何に使う概念かを一語添えるとよい。例えば地震波トモグラフィーなら「速度異常からスラブやマントル構造を推定する」と書くと,単なる解析手法名より内容が明確になる。

プレートテクトニクスの途中式・最終答をPDFで見る

第6問 — 鉱物・結晶・相平衡

方針

第[1]問はケイ酸塩四面体の共有酸素数を構造分類に結びつける。第[2]問は観測反射から系統消滅を読む問題で,まず格子消滅を調べ,次に映進面による条件を確認する。第[3]問は共融型 2 成分系の相図を,平衡加熱と分別結晶で分けて読む。

消滅則の検算

体心格子では格子点 (0,0,0)(0,0,0) と (1/2,1/2,1/2)(1/2,1/2,1/2) からの散乱が 1+exp⁡{πi(h+k+l)} 1+\exp\{\pi i(h+k+l)\} に比例する。したがって h+k+lh+k+l が奇数なら打ち消し,偶数なら残る。観測ピークの例では 101,011,211,431101,011,211,431 などもすべて和が偶数であり,II 格子と整合する。

相図の読み方

液相線は「その上ではすべて液体,その下に入ると結晶が出る」境界である。固相線は「その下では液体がない」境界である。低温側のソルバスは固溶限界を示し,単相固溶体と 2 固相共存領域を分ける。

これは読み方を示す模式図であり,公式図を写したものではない。答案では,相境界の名称と相の変化を言葉で追えば十分である。

典型ミス

分別結晶では,晶出した固相を系から取り除くため,全体組成を固定したてこ比の議論とは異なる。残液組成が液相線に沿って動くこと,晶出する固相組成も固相線に沿って変わることを書くとよい。

鉱物・結晶・相平衡の途中式・最終答をPDFで見る

第7問 — 第四紀地質・岩脈

方針

第[1]問は第四紀層序,古地磁気,テフラ,海岸段丘をまとめて問う問題である。空欄は用語を正確に入れ,説明問題では「なぜ対比できるのか」「どのプロセスで地形が残るのか」を因果で書く。第[2]問は岩脈面に働く法線応力とマグマ圧を比較する。

古地磁気の整理

現在を含む正磁極期はブリュンヌ正磁極期で,その前が松山逆磁極期,さらに前がガウス正磁極期である。中期更新世の始まりは松山--ブリュンヌ境界に一致するため,チバニアンの基準として古地磁気境界が重要になる。

海岸段丘で書くべき因果

答案では,単に「隆起してできる」と書くだけでは不十分である。少なくとも 高海面期の波食・浅海堆積→海面低下または地殻隆起による離水→旧汀線・海成面の保存 \text{高海面期の波食・浅海堆積} \rightarrow \text{海面低下または地殻隆起による離水} \rightarrow \text{旧汀線・海成面の保存} という流れを書く。中期更新世末から後期更新世初めの高海面期に形成された面が,その後の相対的海面低下で陸上に現れる,という説明にするとよい。

岩脈面の応力

傾斜角 δ\delta の面の法線は鉛直から δ\delta だけ傾く。したがって,鉛直主応力 σ3\sigma_3 と水平主応力 σ2\sigma_2 の二乗方向余弦を使って σn=σ3cos⁡2δ+σ2sin⁡2δ \sigma_n=\sigma_3\cos^2\delta+\sigma_2\sin^2\delta と書ける。最大傾斜の面がちょうど開くところを限界条件にすると,マグマ圧が求まる。

典型ミス

有効法線応力は圧縮応力から流体圧を引いた量である。したがって,開口条件は pm≥σnp_m\ge\sigma_n であり,pmp_m を小さく見積もると高傾斜の岩脈が開けない。また,傾斜角 0∘0^\circ は水平面であり,この面の法線応力は鉛直応力 σ3\sigma_3 である。

第四紀地質・岩脈の途中式・最終答をPDFで見る

京大 地球惑星科学専攻 基礎科目 院試 過去問の収録5年度