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東大 電気系工学 院試 過去問対策|3年18問で決める2問選択の順番

東大 工学系研究科 電気系工学専攻の2022・2023・2025年度相当 専門科目18問について、解答・解説PDFと、電磁気・回路・情報工学・固体物性・制御電力から2問を選ぶ判断、答案の始め方、失点しやすい前提をまとめました。

最終更新: 2026/10/12

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結論は、最初の10分で6分野を全部読むのではなく、電磁気・回路・情報工学I/IIから2問候補を作り、固体物性と制御電力を得意分野の保険に回すことです。情報系志望でも、情報2問だけに固定すると、問題の形が合わない年に逃げ場がありません。電磁気なら対称性と境界条件、回路なら標準形と周波数領域、情報ならエントロピー・z変換・論理回路の初手を用意しておく方が得点化しやすいです。

この記事の根拠

証拠確認範囲記事で使う判断
解答解説2025・2023・2022年度相当、各6分野、計18本。問題本文は転載せず、解答見出しと解説の要点から、最初に書く条件、保留すべき分野、失点しやすい前提を抽出する。
公式ページ2026年6月3日にEEISの試験科目ページと工学系研究科の一般教育科目過去問ページを確認。専門科目6分野から2問選択、150分という現在の公開情報と、工学系共通科目との違いだけを最後に確認する。

3年18問のテーママップ

下表は公式問題文ではなく、解答解説の\Problem見出しと解答制作時の注意点を、演習計画用に圧縮したものです。3年とも6分野がそろっていますが、2025年度相当では情報工学I/IIの表記が明確になり、2023・2022年度相当では情報理論・信号処理、論理回路・アルゴリズムとして出ています。

年度相当電磁気・回路情報工学固体・制御電力準備への示唆
2025導体球・体積電荷・直線電流・コイル、時間領域と周波数領域の切替。情報量と分割、極と安定性、減算を加算器へ帰着する論理回路。境界条件と状態密度、制御の特性方程式と電力の相量。初回診断向き。6分野の現在形を一度に見て、2問選択の第一候補を決める。
2023同軸構造の電場・容量、回路を標準形へ直す過渡・周波数応答。条件付きエントロピー、フーリエ規約、最小項と再帰木。Poisson方程式と境界条件、制御の特性方程式、送電損失。計算の標準化を練習する年度。図のまま解かず、定義と標準形へ落とす。
2022四重極場とPoyntingベクトル、伝送線路の特性インピーダンスと伝搬定数。Zチャネル、信号処理、論理回路遅延と最長入力経路。量子井戸の実効幅、電力相差角曲線と安定判定。保険分野づくりに使う年度。情報・回路・制御電力の定義を書けるかを確認する。

最初の10分で見る場所

専門科目は6分野から2問を選ぶ想定で準備します。最初の10分では、全分野を同じ深さで読むのではなく、一行目に書ける条件で分類してください。

分類見る分野着手してよい条件保留・撤退の合図
第一候補電磁気学、電気回路、情報工学IGauss面・Ampere経路、回路の標準形、情報量やz変換の定義を最初に書ける。図を眺めて公式を探しているだけなら危険。対称性、節点、確率変数を置けない問題は後回し。
保険候補情報工学II、制御・電気エネルギー工学論理式を最小項や加算器へ戻せる、または特性方程式・相量図をすぐ置ける。アルゴリズムの計算量や電力系統の安定判定を説明できない場合は、時間を吸われやすい。
得意なら取る固体物性境界条件、状態密度、Poisson方程式、量子井戸・半導体の近似を文章で説明できる。固体物理の式を暗記で並べるだけなら減点されやすい。境界条件と物理量の意味が曖昧なら撤退。

やらなくてよいこと

  • 6分野を同じ深さで通読すること。2問選択なので、第一候補2分野と保険1分野を先に作る方が点に近いです。
  • 研究室紹介や入試案内を先に読み込むこと。この記事で扱う専門科目では、最初の得点差は出願情報ではなく、対称性・標準形・定義式を書けるかで出ます。
  • 固体物性を数式暗記だけで押すこと。境界条件、状態密度、Poisson方程式、バンド図の意味を説明できないなら短期の第一候補にはしない方が安全です。
  • 情報工学だけに賭けること。情報工学I/IIは強い選択肢ですが、年によって形が変わるので、電磁気か回路の片方を保険にしてください。

90分演習の進め方

本番時間は2問で150分ですが、最初の演習では90分に圧縮すると弱点が見えます。1年分6問を全部解くのではなく、選択判断を含めて回してください。

  1. 0〜10分: 6分野を読み、第一候補2問、保険1問、撤退3問に分けます。理由は「一行目に何を書けるか」で残します。
  2. 10〜45分: 第一候補1問目を解きます。途中式より、最初の条件宣言と検算を消さないでください。
  3. 45〜80分: 第一候補2問目を解きます。詰まったら保険問に切り替え、切り替え理由をメモします。
  4. 80〜90分: InshiHub解答PDFで照合し、最終答ではなく、答案冒頭の条件、単位、安定性、境界条件、計算量の書き漏れを赤で直します。

途中式と最終答まで読める解説

問題本文は含みません。公式の問題冊子と併用してください。

専門科目の収録解説の分野(2022〜2025年度・18項目)

院試hubの収録解説3実施回・18項目の見出しを分野別に数えたものです。設問を分割した項目や、公開資料の制約を説明する項目を含むため、公式問題の大問数や完成答案数とは一致しません。電磁気学・回路が9項目(全体の50%)で最多。電磁気学・回路・情報・制御工学・量子力学は3実施回すべてに出ています。

分野項目数全項目に占める割合直近の連続出題最後に出た回
電磁気学・回路950%3回連続2025年度
情報317%3回連続2025年度
制御工学317%3回連続2025年度
量子力学317%3回連続2025年度

収録年度と解説項目数

院試hubに収録した3実施回の一覧です。どの回も解説見出しは6項目です。

東大 専門科目の解答で立てた注意点(24件)

院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。

電磁気学・回路12件

  • 2025年度 第1問 電磁気学自由電荷には D,エネルギーには E\cdotD / 磁界 H と磁束密度 B を区別する
  • 2025年度 第2問 電気回路・MOSFETスイッチ投入後にどの素子が残るかを先に見る / MOS小信号は交流接地と出力抵抗で決まる
  • 2025年度 第4問 論理回路・アルゴリズム回路は式に落としてから最小化する / このソートは挿入ソートではない
  • 2023年度 第1問 電磁気学最大値を直接最小化する
  • 2023年度 第2問 電気回路図のまま解かず標準形へ直す
  • 2023年度 第4問 論理回路・アルゴリズム万能性は最小項,計算量は再帰木

情報4件

  • 2025年度 第3問 情報理論・信号処理相互情報量は候補の割れ方で見る / 逆フィルタは極の位置まで書く
  • 2023年度 第3問 情報理論・信号処理情報量は条件付きエントロピーで短く書く
  • 2022年度 第3問 情報理論・信号処理Z チャネルは X=1 側が無雑音

量子力学4件

  • 2025年度 第5問 量子井戸・固体電子統計無限井戸と有限井戸の違い / 状態密度ではスピンを明記する
  • 2023年度 第5問 固体物性・量子力学境界条件と Poisson 方程式
  • 2022年度 第5問 固体物性・量子力学井戸幅が実効的に広がる

制御工学4件

  • 2025年度 第6問 制御・電気エネルギー工学図の内側フィードバックを分母へ入れる / 三相は平均だけでなく瞬時電力も見る
  • 2023年度 第6問 制御・電気エネルギー工学制御は特性方程式,送電は損失から断面積
  • 2022年度 第6問 制御・電気エネルギー工学電力相差角曲線は傾きで安定判定

頻出論点と、同じ論点を出す他大学

院試hubが解答した大問の論点を、他大学の出題と突き合わせたものです。併願先を 探すときの重なりの実数として使えます。

論点この専攻での出題出題年度同じ論点を出す他大学全国の出題大学
伝達関数3問2025・2022京都大学・九州大学・名古屋大学・東北大学・大阪大学12大学
固有振動数と振動系3問2025・2023名古屋大学・北海道大学・広島大学・筑波大学・東北大学16大学
固有値・固有ベクトル2問2022神戸大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・北海道大学25大学
フーリエ変換2問2023・2022京都大学・名古屋工業大学・筑波大学・名古屋大学・東京科学大学14大学
ラプラス変換2問2023・2022北海道大学・東北大学・東京科学大学・早稲田大学・名古屋工業大学12大学
井戸型ポテンシャル2問2025・2022名古屋大学・九州大学・北海道大学・東京科学大学・東北大学15大学
ソートアルゴリズム2問2025・2023京都大学・静岡大学・東京科学大学・京都工芸繊維大学・九州大学9大学
静電場1問2025名古屋大学・北海道大学・九州工業大学・筑波大学・九州大学16大学
オペアンプ回路1問2023九州大学・東京科学大学・北海道大学・京都大学・電気通信大学8大学
PN接合1問2023九州大学・東京科学大学・筑波大学・北海道大学・京都大学8大学

東大 公式の過去問の公開年度と公式解答例

公式の過去問ページ
工学系研究科 電気系工学専攻
公開されている年度
2022〜2025年度実施入試(サンプル問題)
公式の解答例
解答例の掲載なし
院試hubが最後にリンクを確認した日
2026-08-13
ページの内容
現行方式の専門科目はサンプル問題(出題例)のみを公開し、過去問全文のPDF配布はページ上にない。2022〜2023年度実施分は分野別P1〜P6、2024〜2025年度実施分は統合版を日英で掲載。解答例は非公開。

よくある質問

東大 電気系工学の専門科目は何から解くべきですか。

初回は2025年度相当で6分野の現在形を確認し、電磁気・電気回路・情報工学I/IIのうち一行目を書ける2問を選ぶ練習から入るのが現実的です。固体物性と制御・電気エネルギーは得意分野なら強いですが、短期では境界条件や安定性の前提を書けるかで判断してください。

情報系志望でも電磁気や回路を準備すべきですか。

最低限は準備すべきです。2025・2023・2022年度相当の解答では、情報工学I/IIだけでなく、電磁気・回路にも対称性、伝送線路、ラプラス変換、周波数応答など情報系と共通する道具が出ます。2問選択なので、情報2問固定ではなく情報1問と電磁気または回路の保険を作る方が安定します。

公式ページのサンプル問題は使ってよいですか。

公式ページでは2024年度実施、2023年度実施、2022年度実施のサンプル問題が公開されています。この記事では2026年6月3日に公式ページを確認し、問題本文や公式図表は転載せず、InshiHubで作成した解答の観察だけを使っています。

公式過去問と併用する解答・解説PDFを、東京大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。

東京大学の解答PDF一覧で、東京大学の研究科・専攻・科目をまとめて確認できます。

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