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東大 電気系工学 院試 過去問対策|3年18問で決める2問選択の順番
東京大学 工学系研究科 電気系工学専攻の2025・2023・2022年度相当、専門科目18本の解答TeXから、電磁気・回路・情報工学・固体物性・制御電力の2問選択、答案開始、失点しやすい前提を整理します。
最終更新: 2026-06-03
公式過去問PDFと併用する、院試hub(東大大学院出身者が運営する解答制作チーム)独自の解答・解説PDF。問題本文は含みません。
この記事では、東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻の専門科目について、2025・2023・2022年度相当の3年18問を見直しました。確認したローカル解答ファイルはanswers/tokyo-university/graduate-school-of-engineering/2025/electrical-engineering-and-information-systems/solutions/problem01.tex〜problem06.tex、answers/tokyo-university/graduate-school-of-engineering/2023/electrical-engineering-and-information-systems/solutions/problem01.tex〜problem06.tex、answers/tokyo-university/graduate-school-of-engineering/2022/electrical-engineering-and-information-systems/solutions/problem01.tex〜problem06.texです。分野は電磁気学、電気回路、情報工学I、情報工学II、固体物性、制御・電気エネルギー工学です。
結論は、最初の10分で6分野を全部読むのではなく、電磁気・回路・情報工学I/IIから2問候補を作り、固体物性と制御電力を得意分野の保険に回すことです。情報系志望でも、情報2問だけに固定すると、問題の形が合わない年に逃げ場がありません。電磁気なら対称性と境界条件、回路なら標準形と周波数領域、情報ならエントロピー・z変換・論理回路の初手を用意しておく方が得点化しやすいです。
この記事で確認した証拠
| 証拠 | 確認範囲 | 記事で使う判断 |
|---|---|---|
| ローカル解答TeX | 2025・2023・2022年度相当、各6分野、計18本。 | 問題本文は転載せず、解答見出しとInshiHubPointから、最初に書く条件、保留すべき分野、失点しやすい前提を抽出する。 |
| source notes | 公式PDF候補、ローカル保存、問題本文非転載方針、2025/2023/2022のPDF生成・QA記録。 | 3年分が同一商品単位で公開済みであることを確認し、記事では公式PDFを解いた後の照合方法に落とす。 |
| 公式ページ | 2026年6月3日にEEISの試験科目ページと工学系研究科の一般教育科目過去問ページを確認。 | 専門科目6分野から2問選択、150分という現在の公開情報と、工学系共通科目との違いだけを最後に確認する。 |
3年18問のテーママップ
下表は公式問題文ではなく、ローカル解答TeXの\Problem見出しと解答制作時の注意点を、演習計画用に圧縮したものです。3年とも6分野がそろっていますが、2025年度相当では情報工学I/IIの表記が明確になり、2023・2022年度相当では情報理論・信号処理、論理回路・アルゴリズムとして出ています。
| 年度相当 | 電磁気・回路 | 情報工学 | 固体・制御電力 | 準備への示唆 |
|---|---|---|---|---|
| 2025 | 導体球・体積電荷・直線電流・コイル、時間領域と周波数領域の切替。 | 情報量と分割、極と安定性、減算を加算器へ帰着する論理回路。 | 境界条件と状態密度、制御の特性方程式と電力の相量。 | 初回診断向き。6分野の現在形を一度に見て、2問選択の第一候補を決める。 |
| 2023 | 同軸構造の電場・容量、回路を標準形へ直す過渡・周波数応答。 | 条件付きエントロピー、フーリエ規約、最小項と再帰木。 | Poisson方程式と境界条件、制御の特性方程式、送電損失。 | 計算の標準化を練習する年度。図のまま解かず、定義と標準形へ落とす。 |
| 2022 | 四重極場とPoyntingベクトル、伝送線路の特性インピーダンスと伝搬定数。 | Zチャネル、信号処理、論理回路遅延と最長入力経路。 | 量子井戸の実効幅、電力相差角曲線と安定判定。 | 保険分野づくりに使う年度。情報・回路・制御電力の定義を書けるかを確認する。 |
最初の10分で見る場所
専門科目は6分野から2問を選ぶ想定で準備します。最初の10分では、全分野を同じ深さで読むのではなく、一行目に書ける条件で分類してください。
| 分類 | 見る分野 | 着手してよい条件 | 保留・撤退の合図 |
|---|---|---|---|
| 第一候補 | 電磁気学、電気回路、情報工学I | Gauss面・Ampere経路、回路の標準形、情報量やz変換の定義を最初に書ける。 | 図を眺めて公式を探しているだけなら危険。対称性、節点、確率変数を置けない問題は後回し。 |
| 保険候補 | 情報工学II、制御・電気エネルギー工学 | 論理式を最小項や加算器へ戻せる、または特性方程式・相量図をすぐ置ける。 | アルゴリズムの計算量や電力系統の安定判定を説明できない場合は、時間を吸われやすい。 |
| 得意なら取る | 固体物性 | 境界条件、状態密度、Poisson方程式、量子井戸・半導体の近似を文章で説明できる。 | 固体物理の式を暗記で並べるだけなら減点されやすい。境界条件と物理量の意味が曖昧なら撤退。 |
分野別の答案開始テンプレート
ここで大事なのは、解法名ではなく答案の最初に何を固定するかです。18本の解答TeXで繰り返し出た初手を、分野ごとにまとめます。
| 分野 | 答案の一行目 | 典型ミス | 練習ドリル |
|---|---|---|---|
| 電磁気学 | 「対称性より、電場/磁場はこの向きだけを持つ」と書き、Gauss面・Ampere経路・境界面を先に決める。 | 電位や磁場の向きを後から直す。境界で法線成分・接線成分のどちらを見るかを混同する。 | 導体球、同軸円筒、線電荷、コイルを、図なしでも面・経路・向きだけ先に宣言する。 |
| 電気回路 | 「時間領域で微分方程式を立てるか、周波数領域でインピーダンスへ写すか」を最初に選ぶ。 | 図のまま式を書き始め、ラプラス変換、伝送線路、フィードバックの標準形に直せない。 | RLC、伝送線路、小信号等価回路を、状態方程式・伝達関数・特性インピーダンスの3語で分類する。 |
| 情報工学I | 情報理論なら確率変数と通信路、信号処理なら変換規約と極の位置を置く。 | エントロピーを公式代入だけで進め、条件付き確率や通信路の無雑音側を読み落とす。 | Zチャネル、天秤型の分割、z変換の安定性を、定義式から3行で書き出す。 |
| 情報工学II | 論理回路は真理値表か最小項、アルゴリズムは再帰木・不変量・計算量を置く。 | 回路の出力だけ追い、最長遅延経路や減算の加算器帰着を書かない。 | 半加算器、全加算器、組み合わせ回路、探索・整列を、入力数と最悪時刻で説明する。 |
| 固体物性 | 境界条件、状態密度、バンド図、Poisson方程式のどれを使う問題かを先に宣言する。 | 量子井戸や半導体接合を、境界条件なしの固有値計算にしてしまう。 | 無限井戸の幅変更、MOS/接合、状態密度からの粒子数を、単位と境界条件込みで書く。 |
| 制御・電気エネルギー工学 | 制御なら特性方程式、電力なら相量・有効電力・安定判定の符号を置く。 | 安定性を感覚で述べ、Routh判別、極、電力相差角曲線の傾きを答案に残さない。 | 二次系の極、フィードバック制御、単相/三相交流、送電損失を同じ紙に並べて比較する。 |
参考書は章単位で戻る
参考書を通読するより、過去問で一行目を書けなかった章へ戻る方が速いです。以下は、この記事で見た18問から逆算した戻り先です。
- 電磁気学は砂川重信『電磁気学』または演習書の静電場、誘電体、定常電流、電磁誘導、Poyntingの定理へ戻ります。読む目的は公式暗記ではなく、境界条件とエネルギー収支を答案に書くことです。
- 電気回路はラプラス変換、周波数応答、伝送線路、小信号等価回路の章だけを先に戻します。RLCを時間領域と周波数領域の両方で書き直す練習をしてください。
- 情報工学IはCover & Thomas系の情報量・通信路容量の基本章と、ディジタル信号処理のz変換・安定性・標本化の章を短く戻ります。相互情報量と極の位置を同じ答案で扱えるようにします。
- 情報工学IIは論理回路の組み合わせ回路・順序回路、アルゴリズムの再帰・探索・整列・データ構造へ戻ります。証明より、回路遅延と計算量を短く説明する練習を優先します。
- 固体物性は量子井戸、状態密度、Fermi-Dirac統計、半導体接合、Poisson方程式の章へ戻ります。バンド図を描く前に、どの境界条件を使っているかを文章にしてください。
- 制御・電気エネルギーは古典制御の特性方程式、Routh判別、状態空間の安定性、電力工学の単相・三相交流、送電線、電力相差角曲線へ戻ります。安定という語を使う前に判定式を書くことを目的にします。
やらなくてよいこと
- 6分野を同じ深さで通読すること。2問選択なので、第一候補2分野と保険1分野を先に作る方が点に近いです。
- 研究室紹介や入試案内を先に読み込むこと。この記事で扱う専門科目では、最初の得点差は出願情報ではなく、対称性・標準形・定義式を書けるかで出ます。
- 固体物性を数式暗記だけで押すこと。境界条件、状態密度、Poisson方程式、バンド図の意味を説明できないなら短期の第一候補にはしない方が安全です。
- 情報工学だけに賭けること。情報工学I/IIは強い選択肢ですが、年によって形が変わるので、電磁気か回路の片方を保険にしてください。
90分演習の進め方
本番時間は2問で150分ですが、最初の演習では90分に圧縮すると弱点が見えます。1年分6問を全部解くのではなく、選択判断を含めて回してください。
- 0〜10分: 6分野を読み、第一候補2問、保険1問、撤退3問に分けます。理由は「一行目に何を書けるか」で残します。
- 10〜45分: 第一候補1問目を解きます。途中式より、最初の条件宣言と検算を消さないでください。
- 45〜80分: 第一候補2問目を解きます。詰まったら保険問に切り替え、切り替え理由をメモします。
- 80〜90分: InshiHub解答PDFで照合し、最終答ではなく、答案冒頭の条件、単位、安定性、境界条件、計算量の書き漏れを赤で直します。
自己採点チェックリスト
- 6分野のうち、第一候補2問を10分以内に理由付きで選べたか。
- 電磁気で対称性、面・経路、境界条件、向きを答案に残したか。
- 回路で時間領域か周波数領域かを宣言し、標準形に直したか。
- 情報理論で確率変数、通信路、条件付きエントロピーを定義したか。
- 信号処理で変換規約、極、安定性を最初に固定したか。
- 論理回路で真理値表、最小項、最長遅延経路、計算量のどれかを明示したか。
- 固体物性で境界条件、状態密度、Poisson方程式、バンド図の意味を説明したか。
- 制御・電力で特性方程式、極、相量、電力相差角曲線の傾きを書いたか。
- InshiHub解答PDFと照合した後、次回の第一候補・保険候補を更新したか。
公式情報の確認欄
2026年6月3日に、EEISの試験科目に関する情報を確認しました。同ページでは、専門科目が6分野から2問選択、2問合わせて150分であること、2020年度実施入試から専門科目をリニューアルしたこと、2024年度実施・2023年度実施・2022年度実施のサンプル問題PDFが公開されていることを確認できます。工学系研究科の過去の入試問題は一般教育科目の確認に使います。出願年度の試験科目、日程、英語、提出書類は必ず最新の公式案内書で確認してください。
InshiHub解答PDFの使い方
東大 工学系研究科 電気系工学専攻 専門科目の院試 過去問 解答PDFでは、2025・2023・2022年度相当の3年18問について、問題本文や公式図表を転載せず、独自の解答・解説を収録しています。公式PDFを読んだ直後に解答PDFを見るのではなく、まず10分で2問選択を決め、答案の一行目だけでも自分で書いてから照合してください。
使う順番は、2025年度相当で現在形を確認し、2023年度相当で回路・情報・制御の標準形を固め、2022年度相当で伝送線路、Zチャネル、論理回路遅延、電力相差角曲線のような保険分野を増やす流れが自然です。最終答が合っているかより、次に同じ分野を見たときに何を一行目に書くかを残してください。
東大工学系の電気・情報・物理寄りで併読するなら、次の記事も役に立ちます。
この大学・研究科の解答パック
上記の出題範囲をカバーするオリジナル解答・解説PDFを年度別に整備しています。
対応する解答パックを見る東京大学 東大 電気電子情報 過去問 院試 — 出題範囲・倍率・日程・面接・研究計画書
筆記対策と並行して、東京大学 院試の倍率・日程・配点・出題範囲・面接対策・研究計画書・英語スコア要件・準備のタイムラインを確認できます。
よくある質問
- この記事は東大電気系工学専攻の募集要項まとめですか。
- いいえ。2025・2023・2022年度相当の専門科目18本のローカル解答TeX、source notes、商品登録記録、公式の試験科目ページを見て、2問選択の順番と答案の始め方を整理した過去問演習メモです。
- 東大 電気系工学の専門科目は何から解くべきですか。
- 初回は2025年度相当で6分野の現在形を確認し、電磁気・電気回路・情報工学I/IIのうち一行目を書ける2問を選ぶ練習から入るのが現実的です。固体物性と制御・電気エネルギーは得意分野なら強いですが、短期では境界条件や安定性の前提を書けるかで判断してください。
- 情報系志望でも電磁気や回路を準備すべきですか。
- 最低限は準備すべきです。2025・2023・2022年度相当の解答では、情報工学I/IIだけでなく、電磁気・回路にも対称性、伝送線路、ラプラス変換、周波数応答など情報系と共通する道具が出ます。2問選択なので、情報2問固定ではなく情報1問と電磁気または回路の保険を作る方が安定します。
- 公式ページのサンプル問題は使ってよいですか。
- 公式ページでは2024年度実施、2023年度実施、2022年度実施のサンプル問題が公開されています。この記事では2026年6月3日に公式ページを確認し、問題本文や公式図表は転載せず、InshiHubで作成した独自解答の観察だけを使っています。
- InshiHubの解答PDFはどう使うべきですか。
- 公式PDFを先に10分だけ読んで、6分野を第一候補・保険・撤退に分けてから照合してください。最終答だけでなく、Gauss面、回路の標準形、エントロピーの定義、論理回路の遅延、Poisson方程式、特性方程式など、答案冒頭に戻すべき一文を抜き出す使い方が有効です。