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東京科学大 理学院 物理学系 院試 過去問対策|5年30問の選び方

東京科学大学(旧東工大)理学院 物理学系の2025・2024・2023・2022・2020商品年度、計30問の解答制作メモから、力学、電磁気、物理数学、量子、統計、実験物理の答案開始と失点しやすい条件を整理します。

最終更新: 2026-05-30

東京科学大学 東京科学大 物理 院試 過去問の解答PDFを見る

公式過去問PDFと併用する、院試hub(東大大学院出身者が運営する解答制作チーム)独自の解答・解説PDF。問題本文は含みません。

解答の入手方法を比較する

この記事は、東京科学大学大学院 理学院 物理学系の募集要項をまとめる記事ではありません。InshiHubで作成したanswers/institute-of-science-tokyo/school-of-science/2025/physics/solutions/problem01.texproblem06.tex、同じく2024・2023・2022・2020商品年度のproblem01.texproblem06.tex、合計5年30本のローカル解答ファイルとsource notesを見直し、力学、電磁気、物理数学、量子力学、統計力学、実験物理のどこで答案が崩れやすいかを整理します。

対応する公式実施年は2024年、2023年、2022年、2021年、2019年です。結論から言うと、東京科学大 物理学系は「4力を一通り解く」だけでは足りません。6問の中に必ず物理数学と実験・計測が混ざり、標準的な力学・電磁気・量子・統計でも、答案の最初に座標、保存則、境界条件、分配関数、単位換算を書けるかで差が出ます。

5年30問のテーマ地図

以下は問題本文ではなく、ローカル解答ファイルの問題見出しと解説で補った検算観点から作った対策用の地図です。各年度6問構成として解答制作しています。

商品年度解答制作で見た主題重い分野準備への示唆
2025剛体コマの歳差と章動、量子統計とボース凝縮、線形代数・複素積分・ルジャンドル多項式、波・計測回路・天体・真空、静電場と一様電磁場中の荷電粒子、一次元量子力学。剛体、量子統計、物理数学、実験小問。最後の総合演習向き。オイラー角、BECの収束条件、特殊関数、実験スケールを同じ日に処理する練習に使う。
2024剛体球の弾性衝突、同軸ケーブル、線形代数・微分方程式・フーリエ積分、一次元束縛状態と三準位近似、吸着平衡と三準位固体、実験物理の小問。衝突、電磁気、フーリエ解析、統計熱力学。境界条件と自由エネルギーが崩れる年度。保存則を置く問題と、分配関数・化学ポテンシャルから始める問題を分ける。
2023磁場中の帯電剛体、導体中の電磁波、複素関数・線形代数・ベクトル解析、ランダウ準位、イジングスピンの熱力学、放射線計測。電磁気、量子磁場、統計、検出器。電磁場と量子・統計の横断に向く。ゲージ、境界条件、縮退度、吸収係数、電荷量換算を答案に残す練習をする。
2022サイクロイド上の運動、静電場と回転双極子の放射、ヘルムホルツ方程式と波動方程式のグリーン関数、円環上の量子粒子、フェルミ粒子と白色矮星、真空技術と熱電子放出。解析力学、放射、グリーン関数、量子統計、真空。入口年度として有用。曲線座標、Green関数、境界条件、フェルミ縮退、真空計とSchottky効果を章単位で点検する。
2020中心力と軌道遷移、静電場と誘電体、調和振動子と撃力、行列とラプラス変換、アインシュタイン模型、電磁波検出器。古典力学、電磁気、物理数学、熱統計、計測。最初に解く年度として使いやすい。標準4力と線形代数・ラプラス変換・検出器が一通り出るため、自分の穴が見える。

最初の10分で選ぶ順序

30問を見直すと、最初の10分で全問を「知っている分野」ではなく「一行目が書ける分野」で並べる方が安定します。力学なら座標と保存量、電磁気なら境界条件と向き、物理数学なら方程式と正規化、量子ならハミルトニアンと境界条件、統計なら分配関数または化学ポテンシャル、実験なら単位換算と代表値です。

最初に読む保留する避ける条件
2020中心力、2024同軸ケーブル、2023イジング、2022真空、2025静電場のように、式を置く入口が明確な問題。2025剛体コマ、2024フーリエ積分、2022Green関数のように、計算量はあるが初手を置ける問題。オイラー角、特殊関数、放射線計測、実験回路で用語だけ反応し、座標・単位・境界条件が書けない状態。

特に注意したいのは実験物理です。短答に見えて、真空の圧力レンジ、PMTの電荷換算、放射線の相互作用、計測回路の時定数を、数値の桁まで扱います。後回しにしてもよい分野ではなく、最初に「単位換算なら取れる」「装置名だけなら危ない」と判断する対象です。

分野別の答案開始テンプレート

力学・剛体・解析力学

2025年の剛体コマ、2024年の剛体球衝突、2023年の磁場中の帯電剛体、2022年のサイクロイド、2020年の中心力と調和振動子を見ると、答案の最初に置くべきものは座標、一般化座標、正方向、保存量です。剛体コマならオイラー角と角速度成分、衝突なら運動量・角運動量・エネルギーのうちどれを保存するか、中心力なら有効ポテンシャルから入ります。

失敗しやすいのは、歳差の近似条件を宣言しない、衝突の接線方向インパルスを落とす、サイクロイドの拘束条件を曲線長で扱わない、中心力で角運動量を固定せずポテンシャルだけ微分することです。参考書は、解析力学のLagrange方程式、剛体のEuler角、中心力、衝突、微小振動の章へ戻ります。

電磁気・波動・回路

2024年の同軸ケーブル、2023年の導体中の電磁波、2022年の静電場と回転双極子の放射、2020年の誘電体、2025年の一様電磁場中の荷電粒子では、境界条件と向きが答案の骨格です。最初に、対称性、電場・磁場の向き、境界面で連続な量、電荷密度・電流密度、近似を置いてください。

典型ミスは、同軸ケーブルで内外導体の境界条件を混ぜる、導体中の電磁波で複素波数の実部・虚部を説明しない、放射問題で遠方場近似を書かない、誘電体境界で自由電荷と束縛電荷を混同することです。戻る章は、静電境界値問題、誘電体、導体中の電磁波、ポインティングベクトル、双極子放射、荷電粒子の運動です。

物理数学・線形代数・特殊関数

2025年の線形代数・複素積分・ルジャンドル多項式、2024年の線形代数・微分方程式・フーリエ積分、2023年の複素関数・ベクトル解析、2022年のGreen関数、2020年の行列とラプラス変換は、物理本体の前に数学の初手が問われます。答案開始は、固有値問題、正規直交性、留数を取る極、境界条件、Green関数のジャンプ条件、Laplace変換の初期値項です。

失点しやすいのは、Legendre多項式の規格化を曖昧にする、Fourier積分で偶奇性を使う前に範囲を書かない、Green関数の右辺デルタ関数の係数を落とす、Laplace変換で初期条件を消す理由を書かないことです。参考書は、線形代数の直交対角化、複素積分、Fourier/Laplace変換、特殊関数、偏微分方程式のGreen関数へ戻ります。

量子力学

2025年の一次元量子力学、2024年の一次元束縛状態、2023年のLandau準位、2022年の円環上の量子粒子、2020年の量子寄りの振動子問題では、ハミルトニアンと境界条件を先に書けるかが勝負です。井戸型ポテンシャルなら波動関数の連続条件、円環なら周期境界条件、磁場中ならゲージと縮退度、摂動なら無摂動基底を明示します。

よくある失敗は、正規化定数を最後まで放置する、周期境界条件から量子数が整数になる理由を書かない、Landau準位で縮退度を面積と磁束量子から数えない、三準位近似でどの基底を残したかを示さないことです。戻る章は、一次元束縛状態、摂動論、角運動量、磁場中の荷電粒子、密度行列の基礎です。

統計力学・熱力学

2025年の量子統計とBEC、2024年の吸着平衡と三準位固体、2023年のイジングスピン、2022年のフェルミ粒子と白色矮星、2020年のアインシュタイン模型は、分配関数と化学ポテンシャルが入口です。最初に、粒子数を固定するのか、化学ポテンシャルを使うのか、縮退度をどう数えるのかを決めます。

典型ミスは、BECで化学ポテンシャルの上限を忘れる、吸着平衡で気相と吸着相の化学ポテンシャルを対応させない、イジングで状態数を数えずに平均だけ出す、白色矮星でフェルミ運動量と密度の関係を落とすことです。参考書は、グランドカノニカル分布、Bose/Fermi統計、二準位系、Einstein模型、相転移入門、縮退圧の章を使います。

実験物理・計測

2025年の波・計測回路・天体・真空、2024年の実験小問、2023年の放射線計測、2022年の真空技術と熱電子放出、2020年の電磁波検出器を見ると、実験問題は暗記ではなく桁と物理過程の説明です。答案開始は、単位系、代表値、装置の役割、時定数、エネルギー付与過程から入ります。

失敗しやすいのは、Paとatm、eVとJ、nsとRC時定数、PMTの光電面・ダイノード・アノードの役割、ガンマ線相互作用のエネルギー領域を混同することです。参考書だけでなく、放射線計測、真空技術、電子回路、検出器の実験ノートを章単位で確認すると得点化しやすくなります。

優先度を下げてよいこと

研究室紹介を広く読むこと、出題の意図の文言を覚えること、特殊な物理トピックの名前だけを増やすことは、過去問演習の初期段階では優先度を下げて構いません。30問で繰り返し効いているのは、初見の小問でも保存則、境界条件、分配関数、単位換算へ戻る力です。

一方で、物理数学と実験物理を捨てる戦略は危険です。物理数学は5年すべてに出ており、実験・計測も真空、放射線、検出器、回路、天体・波動として毎年のように顔を出します。得点源にしない場合でも、最初の一行と代表的な検算だけは持っておくべきです。

90分演習の回し方

1問は90分で区切ります。最初の8分で一行目に置く座標・境界条件・分配関数・装置の役割を書き、55分で答案を作り、15分で次元・符号・極限・状態数・単位換算を検算し、残り12分で説明不足を補います。解けなかった問題は、分野名ではなく「初手不足」「計算持久力不足」「単位換算不足」「物理的説明不足」に分類します。

年度順にやるなら、2020と2022で入口を作り、2023と2024で電磁気・量子・統計・実験の穴を潰し、2025を総合演習に回します。分野別に切るなら、物理数学5問、実験5問、統計5問という横断練習を入れると、年度ごとのばらつきに振り回されにくくなります。

自己採点チェックリスト

  • 力学では、座標、正方向、保存量、近似条件を答案冒頭に置いている。
  • 電磁気では、境界条件、対称性、場の向き、単位、遠方場近似を確認している。
  • 物理数学では、固有値、正規化、極、変換の初期条件、Green関数のジャンプ条件を書いている。
  • 量子では、ハミルトニアン、境界条件、量子数、縮退度、規格化を曖昧にしていない。
  • 統計では、アンサンブル、分配関数、化学ポテンシャル、状態数、低温・高温極限を確認している。
  • 実験では、装置名だけでなく、物理過程、代表値、単位換算、時定数、信号の符号を説明している。
  • 全問で、最後に次元、符号、極限、オーダー、図やグラフの読みを一つ以上検算している。

公式情報の確認

2026年5月30日時点で、Science Tokyo受験生サイトの過去の入試問題ページには、理学院 物理学系について、2025年実施問題、2025年実施問題の出題の意図、2024年・2023年・2022年・2021年実施問題が掲載されています。同ページには、私的利用以外の目的での複製・転載・転用を禁じる注意と、著作権者の許諾が必要な箇所を非公開にする旨も掲載されています。

InshiHubのこの記事で分析したローカル解答パックは、2025・2024・2023・2022・2020商品年度の5件です。2020年は公式ページで、筆答試験に替えて代替口述試験を実施したため問題を掲載しないと案内されています。出願年度の試験形式、募集区分、日程、英語スコア、出題範囲は、この記事ではなく必ず最新の公式ページと募集要項で確認してください。

InshiHub解答パックの使い方

東京科学大学 理学院 物理学系の院試 過去問 解答PDFは、公式問題本文や公式図表、出題の意図本文を転載せず、ローカルで独自に作成した解答・解説・検算観点をまとめています。まず公式PDFで自力答案を作り、どの問題で一行目が止まったかを記録してから、解答パックで座標設定、保存則、境界条件、分配関数、単位換算、実験装置の説明を照合してください。

2周目では、同じ年度を読み直すより、失点分類ごとに別年度へ移るのが有効です。たとえば境界条件で落としたら2024同軸ケーブル、2023導体中電磁波、2025一次元量子力学へ横断し、統計で落としたら2025 BEC、2024吸着平衡、2023イジング、2022白色矮星、2020アインシュタイン模型を連続して解きます。

東京科学大 院試 の他専攻ガイド

東京科学大(旧東工大)理学院 物理学系と、地球惑星科学系、数学系はカリキュラムが連動します。物理学で身につけた「ラグランジアン・対称性の宣言」は、地球惑星科学の連続体・流体、数学の偏微分方程式、電気電子の電磁気でも答案の骨格として効きます。下記の同大学他専攻ガイドも合わせて読むと、東京科学大 院試 物理系全体の出題傾向が見えます。

上記の出題範囲をカバーするオリジナル解答・解説PDFを年度別に整備しています。

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筆記対策と並行して、東京科学大学 院試の倍率・日程・配点・出題範囲・面接対策・研究計画書・英語スコア要件・準備のタイムラインを確認できます。

よくある質問

この記事は何を見て書いていますか。
InshiHubで作成した東京科学大学 理学院 物理学系の2025・2024・2023・2022・2020商品年度、計30問の解答TeX、source notes、QA記録を見直しています。ローカル証拠は answers/institute-of-science-tokyo/school-of-science/{2025,2024,2023,2022,2020}/physics/solutions/problem01.tex〜problem06.tex です。
公式ページの2025年実施問題も分析対象ですか。
この記事の詳細分析は、ローカル解答が存在する2024・2023・2022・2021・2019年実施問題に対応します。2026年5月30日時点で公式ページに2025年実施問題と出題の意図が掲載されていることは確認し、公式確認欄に分けて書いています。
最初に解く年度はどれがよいですか。
入口は2020商品年度(2019年実施)か2022商品年度(2021年実施)です。物理数学、力学、電磁気、量子、統計、実験物理が6問で見渡せます。最後の総合演習には剛体コマ、BEC、実験小問が重い2025商品年度を回すのが無難です。
どの分野を優先すべきですか。
物理数学を毎週切らさず、力学・電磁気・量子・統計をそれぞれ1問ずつ答案化する配分が向いています。実験物理は後回しにせず、真空、放射線、検出器、計測回路の単位換算を短答で書けるようにしてください。
InshiHubの解答パックはどう使うべきですか。
公式PDFを時間を測って解いた後、解答パックで答案冒頭の座標・保存則・境界条件・分配関数・単位換算を照合します。丸写しではなく、自分の初手が解答の初手と同じ情報を含んでいたかを見る使い方が向いています。

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