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東京科学大(旧東工大)院試 過去問の解答|情報工学系 30問

東京科学大学(旧 東京工業大学)情報理工学院 情報工学系の2020・2022・2023・2024・2025年度30問について、解答・解説PDFと、数学・論理・形式言語・アルゴリズム・制御・計算機アーキテクチャの選択順、答案の始め方をまとめました。

最終更新: 2026/10/12

東京科学大学の学院・系別・公式過去問を見る

このガイドでは、東京科学大学 情報理工学院 情報工学系について、 InshiHubで作成済みの2025・2024・2023・2022・2020商品年度の 第1問〜第6問、合計30ファイルを確認しました。実質的な解答は21本で、2025年度と2024年度のproblem04〜problem06、および2023・2022・2020年度のproblem06は、解答解説上では「公式PDFに該当設問なし」として確認されています。

結論から言うと、東京科学大情報工学系は「プログラミングができるか」だけの試験ではありません。最初の10分で、数学・確率、論理/形式言語、アルゴリズムを優先して読み、制御と計算機アーキテクチャは表や伝達関数を答案の冒頭に置ける場合だけ取りに行く準備に寄せるべきです。公式ページは2026年5月30日に確認し、情報工学系について2024・2023・2022・2021・2019年実施問題のリンクと、2020年は筆答試験なしという注記を確認しました。この記事では公式問題文、公式図表、出題の意図本文は転載せず、解答解説制作で見えた対策判断だけをまとめます。

この分析で見た材料

材料確認範囲読者への使い方
公式ページ東京科学大学の大学院過去問ページを2026年5月30日に確認。情報工学系の公開年度、2020年筆答試験なし、私的利用以外の複製・転載・転用禁止を確認欄に置く。

年度別テーママップ

下の表は問題本文の要約ではなく、解答解説ファイルの見出しと解説ポイントから、準備判断に直結するテーマだけを整理したものです。商品年度はInshiHub内の年度表示で、公式過去問ページ上の実施年とは1年ずれるものがあります。

商品年度確認した解答見出し重かった論点準備への示唆
2025微分・線形独立・二変量正規分布、正規文法・有限オートマトン・言語族、格子経路と再帰・動的計画法。媒介変数表示、係数ベクトルでの独立判定、二変量正規、正規文法とNFA、DP配列の添字。直近側の入口年度。数学、形式言語、DPの3本を90分で一度解き、答案冒頭を短く置けるかを確認する。
2024行列式・二次形式・変数変換、文法・オートマトン・論理、計算量と二分探索木。行列式の積、二次形式の勾配、密度の変数変換、導出木、NFA、無矛盾性、BSTの重複値、AVL回転。「計算できる」だけでは弱い年度。変数変換のヤコビアン、文法とオートマトンの対応、木の不変条件を答案に残す。
2023漸化式と歪対称行列、論理式・自然演繹・文法、スタックと動的計画法、ラプラス変換とフィードバック制御、論理回路とパイプライン。漸化式の行列化、量化記号、あいまい性、substring/subsequence、編集距離、Bode線図、Routh条件、データハザード。情報工学系らしい横断年度。アルゴリズムだけでなく、制御と計算機アーキテクチャを表にできるかで選択幅が変わる。
2022対称行列の固有値分解、形式言語と論理、ヒープ配列とヒープソート、PID制御と安定判別、8ビットプロセッサ。ユニタリ性とエルミート性、文法の分担、冠頭標準形、下方調整の不変条件、閉ループ分母、Routh判別、出力タイミング。対策の基準年度。数学、論理、ヒープ、制御、プロセッサのうち、2本を主力、1本を保険にする構成を決める。
2020極限・行列式・確率、命題論理と一階述語論理、整列アルゴリズムと反転数、ラプラス変換と2次系、順序回路とカウンタ。極限処理、行列式の積、密度関数の積分、検定、自然演繹、量化順序、反転数、マージ添字、初期値、Gray符号。旧年度側の広さを確認する年度。論理回路・制御まで準備できる人は強いが、数学とアルゴリズムの基本を崩さない方が優先。

最初の10分で見る場所

いきなり一問目から解き始めると、得意な問題を見落とします。最初の10分は、完答できる問題を探す時間ではなく、答案の一行目が書ける問題を拾う時間にしてください。

判断先に見る分野一行目の確認保留条件
先に取る数学・確率、形式言語、アルゴリズム/DP行列の標準形、密度の正規化、NFA/CFGの構成対象、DP状態と添字をすぐ置けるか。確率密度や配列添字の定義が曖昧なら、計算量だけで押し切ろうとしない。
得意なら拾う制御、ラプラス変換、論理回路、プロセッサ、パイプライン伝達関数、閉ループ分母、状態遷移表、命令実行の時系列、ハザードの種類を書けるか。Routh表、初期値、クロック単位、出力タイミングを表にできないなら深追いしない。
最後に回す量化記号の深い証明、自然演繹、回路設計の細部、制御の根軌跡反例、導出木、根の条件、状態名がすぐ決まるかだけ確認する。説明が「それっぽい日本語」だけになりそうなら、部分点を作れる主力分野へ戻る。

参考書の戻り先

  • 線形代数は、固有値・対角化・二次形式・行列式の章に戻る。計算練習だけでなく、核と像、係数ベクトル、勾配を一行で説明する練習を入れる。
  • 確率統計は、密度関数の変数変換、二変量正規、検定統計量、期待値と分散の章を使う。分布名暗記ではなく、台と正規化から書く。
  • 論理と形式言語は、命題論理、一階述語論理、自然演繹、正規文法、有限オートマトン、文脈自由文法の章を往復する。導出木とNFAを手で描く練習が必要。
  • アルゴリズムは、ヒープ、ソート、反転数、動的計画法、二分探索木、AVL回転の章へ戻る。CLRS型の証明では、ループ不変条件と添字を省かない。
  • 制御は、ラプラス変換、伝達関数、フィードバック、Routh判別、Bode線図の章に絞る。制御全体を広く読むより、閉ループ分母を作る練習を優先する。
  • 計算機アーキテクチャは、順序回路、カウンタ、プロセッサ、パイプライン、ハザードの章を使う。用語暗記ではなく、状態表と時系列表を書く。

直前期に広げすぎないもの

機械学習、データベース、ネットワーク、分散システム、競技プログラミングの難問を広く読むより、まず上の5分野を答案化してください。特に、競プロ経験がある人ほど、DPや探索をコードのイメージだけで処理しがちです。本番の答案では、状態定義、初期条件、漸化式、計算量を紙に残さないと点になりません。

逆に、制御と回路をまったく捨てるのも危険です。主力にしなくても、伝達関数と状態表の入口だけ作っておくと、数学・論理・アルゴリズムで詰まったときの保険になります。

90分で1年度を回す演習手順

  1. 最初の10分で全問を読み、数学、論理/形式言語、アルゴリズム、制御、計算機系のどれに分類されるかだけを書く。
  2. 次の45分で主力2問を解く。各答案の一行目に、標準形、台、文法、状態、添字、伝達関数、状態表のいずれかを置く。
  3. 次の25分で保険1問を処理する。完答狙いではなく、採点者が追える表、定義、遷移式、不変条件を残す。
  4. 最後の10分で、量化記号の順序、配列添字、Routh表の符号、密度の正規化、回路の出力タイミングを確認する。

東京科学大 院試 の他専攻ガイド

東京科学大(旧東工大)の計算機科学系は形式言語・OS・アルゴリズム・コンピュータアーキテクチャの総合戦です。計算機科学で身につけた「不変量・計算量の宣言」は、数理・計算科学の数学、情報通信系の信号処理、システム制御系の制御理論でも答案の骨格として効きます。下記の同大学他専攻ガイドも合わせて読むと、東京科学大 院試 全体の科目選択判断ができます。

途中式と最終答まで読める解説

問題本文は含みません。公式の問題冊子と併用してください。

専門科目(情報工学)の収録解説の分野(2020〜2025年度・21項目)

院試hubの収録解説5実施回・21項目の見出しを分野別に数えたものです。設問を分割した項目や、公開資料の制約を説明する項目を含むため、公式問題の大問数や完成答案数とは一致しません。が8項目(全体の38%)で最多。は5実施回すべてに出ています。

分野項目数全項目に占める割合直近の連続出題最後に出た回
838%5回連続2025年度
情報314%2回連続2025年度
線形代数314%—2024年度
制御工学210%—2023年度
電磁気学・回路210%—2023年度
微分積分・解析210%1回連続2025年度

このほか1項目だけ収録した分野は 数学 です。

収録年度と解説項目数

院試hubに収録した5実施回の一覧です。1回あたりの解説見出しは3〜5項目です。2024年度以降の収録分は3項目です。

東京科学大 専門科目(情報工学)の解答で立てた注意点(64件)

院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。

  • 2025年度 第3問 格子経路と再帰・動的計画法最短経路は二項係数 / DP 配列の添字 / 再帰で全経路を数えるときの訪問済み判定 / printf の位置による違い
  • 2024年度 第3問 計算量と二分探索木計算量の支配項 / BST の重複値 / AVL 回転
  • 2023年度 第2問 論理式・自然演繹・文法否定された含意 / 自然数の表現と全称除去 / あいまい性の見抜き方
  • 2023年度 第3問 スタックと動的計画法スタックは右端が上 / substring と subsequence の違い / 編集距離の三つの遷移
  • 2022年度 第2問 形式言語と論理文法の分担 / 走査順序 / 冠頭標準形
  • 2022年度 第3問 ヒープ配列とヒープソート配列添字の基本 / 下方調整の不変条件 / 昇順になる理由

情報9件

  • 2025年度 第2問 正規文法・有限オートマトン・言語族正規文法の読み替え / スターと連結 / 言語族の判定
  • 2024年度 第2問 文法・オートマトン・論理導出木の左右順 / 正規文法とNFA / 無矛盾性の示し方
  • 2020年度 第3問 整列アルゴリズムと反転数整列プログラムの見分け方 / 反転数と隣接交換 / マージの添字

微分積分・解析7件

  • 2025年度 第1問 微分・線形独立・二変量正規分布微分の確認 / 媒介変数表示の面積 / 係数ベクトルで判定する / 二変量正規分布
  • 2020年度 第4問 ラプラス変換と2次系指数因子と s のシフト / 初期値の入れ忘れに注意 / 共振条件

線形代数7件

  • 2024年度 第1問 行列式・二次形式・変数変換行列式の積 / 二次形式の勾配 / 密度の変数変換
  • 2023年度 第1問 漸化式と歪対称行列漸化式は行列の極限に落とす / 歪対称行列の固有値
  • 2022年度 第1問 対称行列の固有値分解構造を見抜く / ユニタリ性とエルミート性

制御工学6件

  • 2023年度 第4問 ラプラス変換とフィードバック制御時間スケーリングと遅れ / Bode 線図 / Routh 条件と根軌跡
  • 2022年度 第4問 PID制御と安定判別閉ループの分母 / ラウス判別 / 定常偏差と積分器

電磁気学・回路6件

  • 2023年度 第5問 論理回路とパイプライン組合せ回路と順序回路 / マルチプレクサ木 / データハザード
  • 2020年度 第5問 順序回路とカウンタD フリップフロップの役割 / 2進カウンタの次状態 / Gray 符号の利点

数学4件

  • 2020年度 第1問 極限・行列式・確率極限の典型処理 / 行列式は積を展開しない / 密度関数の積分 / 検定の書き方

頻出論点と、同じ論点を出す他大学

院試hubが解答した大問の論点を、他大学の出題と突き合わせたものです。併願先を 探すときの重なりの実数として使えます。

論点この専攻での出題出題年度同じ論点を出す他大学全国の出題大学
伝達関数3問2023・2022・2020京都大学・九州大学・名古屋大学・東京大学・東北大学12大学
ソートアルゴリズム3問2024・2022・2020京都大学・静岡大学・京都工芸繊維大学・東京大学・九州大学9大学
固有値・固有ベクトル2問2023・2022神戸大学・京都大学・東京大学・大阪大学・名古屋大学25大学
ラプラス変換2問2023・2020北海道大学・東京大学・東北大学・早稲田大学・名古屋工業大学12大学
動的計画法2問2025・2023京都大学・東京大学・名古屋大学・静岡大学・大阪大学9大学
フィードバック制御2問2023・2022東京大学・京都大学3大学
重積分と極座標1問2024神戸大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・電気通信大学23大学
固有振動数と振動系1問2020東京大学・名古屋大学・北海道大学・広島大学・筑波大学16大学
正定値行列1問2024名古屋大学・大阪大学・東京大学・九州工業大学・京都大学17大学
二次形式1問2024京都大学・名古屋大学・九州工業大学・東京大学・九州大学16大学

東京科学大 公式の過去問の公開年度と公式解答例

公開されている年度
主に2021〜2025年実施(数学系は2020〜2024年実施)
公式の解答例
解答例の掲載なし
英語の扱い
2027年4月・2026年9月入学の理工学系修士は、数学系を除きTOEIC L&R・TOEFL iBT・Home Editionの外部スコアを使用。数学系は独自英語筆答が必須で、外部スコアによる免除はありません。提出期限は系別です。
院試hubが最後にリンクを確認した日
2026-10-16
ページの内容
学院・系単位で問題と出題の意図を配布。出題の意図は解答例とは異なります。数理・計算科学系の「2024年から英文出題なし」は専門問題の言語の案内で、英語外部スコアが不要という意味ではありません。物理学系は2020年に代替口述試験を実施したため問題掲載なし。著作権による非公開箇所があります。

よくある質問

東京科学大情報工学系は何から対策すべきですか。

まず数学・確率、論理と形式言語、アルゴリズムを同じ週で回してください。制御や計算機アーキテクチャは得意なら得点源ですが、伝達関数、状態表、アクセス列を答案冒頭で置けない場合は深追いしない判断が必要です。

2024年実施以降は問題数が少ないですか。

解答解説では、2025商品年度と2024商品年度は各6ファイルのうち実質解答が3本で、problem04〜06は公式PDFに該当設問なしという確認メモです。公式ページでは情報工学系の2024・2023・2022・2021・2019年実施問題が掲載され、2020年は筆答試験なしと案内されています。

数学だけ、またはプログラミングだけで押し切れますか。

危険です。直近側の解答解説では数学・確率、文法/オートマトン、動的計画法が中心ですが、旧年度側では制御、順序回路、プロセッサ、パイプラインも出ています。主力を2分野に決めつつ、保険としてもう1分野の答案開始を作る方が安定します。

公式過去問と併用する解答・解説PDFを、東京科学大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。

東京科学大学の解答PDF一覧で、東京科学大学の研究科・専攻・科目をまとめて確認できます。

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