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名古屋大学 情報学研究科の院試対策|6専攻の科目と英語、過去問

名大情報学の2027年度夏試験では、数理情報学が90分で2題選択、複雑系科学が180分で3題選択でした。知能システム学はPython3を含む3題がすべて必答です。6専攻の形式と口頭試問、英語の4方式、過去問と解答解説の収録回をまとめています。

最終更新: 2026/10/16

情報学研究科 数理情報学の解答・解説PDF

収録:2020・2022・2024〜2026年度・6回分・解説43項目¥3,200

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情報学研究科 複雑系科学の解答・解説PDF

収録:2024〜2026年度・3回分・解説59項目¥2,180

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情報学研究科 知能システム学の解答・解説PDF

収録:2024〜2026年度・3回分・解説9項目¥2,180

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名古屋大学の研究科別・公式過去問を見る

名古屋大学情報学研究科は、6つの専攻それぞれで試験科目も解答数も違います。2027年度夏試験だと、数理情報学は2題選択、複雑系科学は3題選択。知能システム学はPython3を含む3題すべてが必答でした。

過去問に手を付けるのは、志望専攻の形式を確かめてからです。

試験条件は2027年4月入学・博士前期課程の募集要項から取りました。この夏試験は2026年8月にもう終わっています。次に出願する人は日程と冬募集の公表状況を見てください。

2027年度夏試験:数理情報学は90分、知能システム学は180分

下の表は要項の選抜方法・専門科目表のとおりです。数理情報学の口述試験と社会情報学の筆記免除は、申請の条件が別にあります。

専攻時間解答数科目・範囲
数理情報学90分5〜6題から2題線形代数、微分積分、代数学(初等整数論)、数学基礎論、量子情報、離散最適化。
複雑系科学180分15〜20題から3題数学、物理学、化学、生物学、地球科学、情報学、工学などから出題。
社会情報学120分8科目から2科目現代社会における哲学的諸問題、哲学基礎、社会情報学の諸問題、環境考古学、文化財科学、情報社会システム、メディア・コミュニケーション研究、国際関係論。
心理・認知科学90分全問必答心理学と認知科学の専門知識、研究方法。
情報システム学180分8題から6題情報・プログラミング、離散数学、オートマトン、アルゴリズム、論理回路、計算機構成、OS、コンパイラ、ネットワーク、ソフトウェアなど。
知能システム学180分3題すべて必答解析・線形代数、確率・統計、プログラミング。使用言語はPython3。

知能システム学でプログラミングを避けて数学だけ解く、という選び方はできません。情報システム学は逆に8題から6題を選べます。同じ名大情報でも、ほかの専攻の時間や選択数で練習しないでください。

数理情報学は情報学研究科に属します。多元数理科学研究科とは別の試験で、あちらの2027年度第1次募集は2日間、各日4題必答でした。

複雑系科学と社会情報学は全員が口頭試問を受ける

2027年度夏試験の日程は、筆記が8月5日、口頭試問が8月6日でした。

複雑系科学と社会情報学では受験者全員が口頭試問を受けます。数理情報学、心理・認知科学、情報システム学、知能システム学は、必要と認められた人だけ。対象者には8月6日10時までに通知が来る決まりでした。名前がなかったからといって、不合格と決まったわけではありません。

知能システム学では、筆記のあとに課題が出ます。答えを手書きでA4片面1枚にまとめ、口頭試問に持っていく指定です。研究計画の準備だけでは足りません。結論と根拠、計算を狭い紙面で説明する練習をしておきます。詳細は専攻別の口頭試問案内にあります。

数理情報学の早期の口述試験と、社会情報学の筆記試験免除には、単位数や成績などの条件があり、申請期限も通常より早く来ます。社会情報学の免除は、合格したら入学することが条件です。選ぶ前に要項の申請資格を読んでください。

英語は4方式。出願前に希望する指導教員へ連絡する

試験当日に英語の筆記はありません。使うのはTOEIC L&R公開テスト、TOEFL iBT、IELTS、Duolingo English Testのスコアです。2027年度夏試験では2024年4月1日以降に受けたものが対象で、Home Editionも認められました。

スコアは出願書類のあとから送れます。ただし期限は2026年7月21日16時必着でした。コピーやデジタル証明書を印刷したものには、決められた手書きの記入と、署名か捺印が要ります。詳しくは英語スコアの提出形式と換算の目安へ。

出願前に、研究指導を受けたい教員へ連絡します。公式の入試案内にそう書かれています。連絡の前に、志望する研究テーマとこれまでの学習や研究をまとめておき、教員の担当専攻と受入れの可否を相談してください。

学外受験者を含む6専攻の倍率も別ページに載せています。

過去問は専攻の必答・選択条件に合わせて解く

  • 数理情報学:90分で2題を書き切れる組合せを、過去問で探します。線形代数なら核と像、固有空間。微積分なら極限や微分、積分が成り立つ条件まで書きます。選ばなかった候補も復習しておくと、年度で出題が変わっても慌てずに済みます。
  • 複雑系科学:自分が履修してきた分野の問題を、数学や物理、化学、生物などの中から探す。同じ年度から3題を選んで180分で解き終える。分野名では決めず、小問の知識と計算量まで読んで選ぶこと。
  • 知能システム学:3題とも必答なので、解析・線形代数、確率・統計、Python3は同時に進めます。プログラムは、入力から変数の変化、分岐と反復を経て出力まで追ってください。短い入力で手計算した結果が、実行結果と合うかを確かめます。答案には、統計なら独立性や分布の前提、線形代数なら行列の次元や変換の意味を書き残します。
  • 情報システム学:8題中6題を解くので、アルゴリズムだけでは数が足りません。離散数学や論理回路、計算機構成、OSも範囲です。状態遷移や回路、メモリと処理の流れは、用語を覚えるだけでなく具体例で説明できるように。

解き終えたら、分野ごとの正誤とかかった時間を記録します。解説を読んで分かった問題は、翌日に途中式と根拠を何も見ずに書けるか試してください。書けなかったところが、次の復習の範囲です。

公式問題は2023〜2026年度。解答解説は3専攻を扱う

情報学研究科の過去問ページには、2023〜2026年度の試験問題と、2026年度夏試験の出題意図が載っています。著作権のため消された部分もあり、全文は事前予約をして教務学生係の窓口で読めます。

2025年2月実施は口述試験だけでした。筆記問題はありません。

解答解説院試hubの収録回
数理情報学2026・2025・2024・2022年度、2020年2月実施、2019年8月実施の計6回
複雑系科学2024〜2026年度
知能システム学2024〜2026年度

どの商品にも2027年度の解答解説は入っていません。収録の年度と実施回、見本、扱う問題は、それぞれの商品ページで確かめられます。

併願先の試験形式を調べる

阪大情報科学、九大情報数学、北大情報科学のガイドもあります。必答科目や選択数、使用言語は大学ごとに違い、名大と同じ準備で受けられるとは限りません。

途中式と最終答まで読める解説

情報学研究科の収録解説の分野(2020〜2026年度・111項目)

院試hubの収録解説6実施回・111項目の見出しを、分野ごとに数えました。設問を分けた項目や、公開資料の制約を説明する項目も入っているので、公式問題の大問数や完成答案の数とは合いません。いちばん多いのはで、70項目(全体の63%)。・線形代数・微分積分・解析は6実施回すべてに出ています。

分野項目数全項目に占める割合直近の連続出題最後に出た回
7063%6回連続2026年度
線形代数76%6回連続2026年度
微分積分・解析76%6回連続2026年度
情報65%4回連続2026年度
数学55%3回連続2026年度
代数55%4回連続2026年度
力学44%3回連続2026年度
確率・統計33%3回連続2026年度
熱・統計力学33%3回連続2026年度

このほか1項目だけ収録した分野は 制御工学 です。

収録年度と解説項目数

院試hubに収録した3科目・12件の一覧です。1回あたりの解説見出しは3〜20項目です。

名大 情報学研究科の解答で立てた注意点(288件)

院試hubの解説で、その設問のためだけに立てた小見出しを集めました。「方針」「検算」のように どの問題にもある見出しは外し、新しい実施回から順に並べています。

  • 2025年度 第5問 量子力学観測量とエルミート性 / 行列指数関数 / 全体位相 / エンタングル判定
  • 2025年度 第6問 離散最適化増加率の比較 / 再帰木 / 棒分割の DP
  • 2024年度 第5問 量子力学重ね合わせと混合の違い / 計算の短縮
  • 2024年度 第6問 離散最適化貪欲法の限界 / 上界の意味
  • 2022年度 第4問 第1科目・グラフ理論最小色数の示し方 / 偶閉路条件と二部グラフ
  • 2022年度 第5問 第1科目・数学基礎論Sierpinski 空間の役割 / 開写像の確認

情報21件

  • 2022年度 第7問 第1科目・アルゴリズム設計法擬多項式時間 / 数えるDP
  • 2022年度 第14問 第2科目・アルゴリズム設計法対数の底は固定 / 階乗は対数を取る
  • 2019年8月実施 第8問 アルゴリズム設計法Big-Oで分かること / LISの標準解法 / 値域が小さい場合
  • 2026年度 第3問 プログラミング空欄補充の考え方 / 走査中のラベル付け / 42行目の表示が変わる条件 / 一部の接続判定を外した場合
  • 2025年度 第3問 プログラミングこのプログラムが行っていること / 同時代入で入れ替える理由 / 床関数と Python の整数除算 / 表示行列を追跡する位置 / 変更後条件の意味
  • 2024年度 第3問 プログラミングNumpyの演算と表示 / ミュータブルとイミュータブル / 浮動小数点数を等号で止めない / 素数判定の流れ / テンプレート照合として読む

確率・統計13件

  • 2026年度 第2問グループ分けの数え方 / 条件付き確率で重みが変わる理由 / 最大値の分布
  • 2025年度 第2問二項分布で数える部分 / ベイズの定理で事前確率を忘れない / 密度関数の正規化 / 単調性による解の選別 / 線形変換後の密度
  • 2024年度 第2問積が素数になる条件 / 期待値の計算を楽にする恒等式 / 残りの和との比較 / 周辺密度と対称性 / 独立性を仮定しない

線形代数11件

微分積分・解析10件

  • 2025年度 第2問 微分積分微分可能性と導関数の連続性は別 / 定積分の置換 / 級数判定
  • 2022年度 第2問 第1科目・微分積分特異点を見る / 指数減衰は多項式に勝つ
  • 2022年度 第9問 第2科目・微分積分向きの符号 / 極座標での確認
  • 2019年8月実施 第2問 微分積分学内点で最大を取るときの符号 / 積分の分母を見る / 球帯の面積

数学10件

  • 2025年度 第4問 数学基礎論閉集合と木 / コンパクト性と有限分岐 / 連続像の座標ごとの有界性
  • 2024年度 第4問 数学基礎論順序付き集合として見る / 部分対象の注意点
  • 2019年8月実施 第5問 数学基礎論I有限個なら交差してよい / 可算個では対角化が必要
  • 2019年8月実施 第6問 数学基礎論II否定の実現子集合 / Σ_1 と探索 / 一様排中律が強すぎる理由

代数9件

  • 2025年度 第3問 代数学同型で代数的閉性は保たれる / 有限体の大きさ / Frobenius と固定体
  • 2024年度 第3問 代数学核となる見方 / 答案上の注意
  • 2022年度 第3問 第1科目・代数学素因数分解に落とす / 有限個の例外をまとめる
  • 2022年度 第10問 第2科目・代数学係数比較の問題 / 添字の整理

力学8件

熱・統計力学6件

制御工学3件

  • 2024年度 第20問 工3 制御工学モータの伝達関数 / 偏差伝達関数 / 定常偏差

頻出論点と、同じ論点を出す他大学

院試hubが解答した大問の論点を、他大学の出題と突き合わせました。併願先を探すとき、 どの大学と出題が重なるかを数で確かめられます。

論点この専攻での出題出題年度同じ論点を出す他大学全国の出題大学
固有値・固有ベクトル15問2026・2025・2024・2022・2020神戸大学・京都大学・東京大学・大阪大学・北海道大学28大学
調和振動子5問2026・2025・2024北海道大学・電気通信大学・広島大学・九州大学・名古屋工業大学18大学
グラフ理論4問2026・2022・2020京都大学・早稲田大学・大阪大学・北海道大学・東京科学大学8大学
動的計画法3問2025・2022・2020京都大学・東京大学・静岡大学・大阪大学・東京科学大学9大学
スピン3問2024・2022筑波大学・名古屋工業大学・大阪大学・東京都立大学・北海道大学11大学
分配関数3問2026・2025・2024東京大学・北海道大学・筑波大学・九州大学・京都大学18大学
線形空間・基底2問2026・2025神戸大学・東京大学・北海道大学・九州工業大学・東京科学大学23大学
計算量理論2問2026・2022東京大学・九州工業大学・大阪大学・京都工芸繊維大学・静岡大学10大学
二次形式2問2026・2025京都大学・九州工業大学・東京大学・九州大学・東北大学18大学
伝達関数2問2025・2024京都大学・九州大学・東京大学・東北大学・大阪大学13大学

名大 公式の過去問の公開年度と公式解答例

公開されている年度
2023〜2026(博士前期課程)
公式の解答例
解答例の掲載なし
英語の扱い
2027年度夏はTOEIC L&R公開テスト・TOEFL iBT(Home Edition可)・IELTS・Duolingo。2024年4月1日以降の成績、2026年7月21日16時必着。コピー・印刷は所定の手書き記載と署名または捺印が必要。
院試hubが最後にリンクを確認した日
2026-10-16
ページの内容
数理情報学・複雑系科学・社会情報学・心理・認知科学・情報システム学・知能システム学の6専攻の問題PDFを年度別に掲載。著作権の関係で一部削除があり、全文は情報学研究科教務学生係窓口で事前予約のうえ閲覧できる。解答例は非公開。

よくある質問

名大情報学の過去問はどこで入手できますか。

情報学研究科の公式ページに2023〜2026年度の試験問題があります。著作権の関係で消されている部分があり、全文を読むには事前に予約して教務学生係の窓口へ行きます。2025年2月実施の試験は口述だけだったので、筆記問題はありません。

知能システム学のプログラミングは何語ですか。

Python3です。2027年度夏試験の募集要項にそう指定されています。専門試験は180分で、解析・線形代数、確率・統計、プログラミングの3題がすべて必答。機械学習だけ準備しても足りません。

数理情報学と複雑系科学は何題選択しますか。

2027年度夏試験では、数理情報学が90分で5〜6題から2題、複雑系科学が180分で15〜20題から3題でした。複雑系科学は、受験者全員が口頭試問も受けます。

英語はTOEICとTOEFLだけですか。

いいえ。2027年度夏試験では、TOEIC L&R公開テストとTOEFL iBTのほか、IELTSとDuolingo English Testも使えました。対象は2024年4月1日以降に受けたもので、TOEFL iBT Home Editionも可。提出期限は2026年7月21日16時必着でした。

どの専攻の解答解説を販売していますか。

数理情報学と複雑系科学、知能システム学の3専攻です。複雑系科学と知能システム学は2024〜2026年度。数理情報学は2026・2025・2024・2022年度に、2020年2月実施と2019年8月実施を加えた計6回です。2027年度の解説は入っていません。

公式過去問と併用する解答・解説PDFを、名古屋大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。

名古屋大学の解答PDF一覧で、名古屋大学の研究科・専攻・科目をまとめて確認できます。

院試対策ガイド一覧(大学別)

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