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九大 システム情報科学府 電気電子工学 院試 過去問対策|5年25問で見る専門5分野の選択戦略
九州大学大学院システム情報科学府 電気電子工学専攻の専門科目を、2022〜2026年度の5年25問の解答制作から分析。電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイスの年度別テーマ、答案開始テンプレート、失敗モード、参考書の戻り先、時間配分を整理します。
最終更新: 2026-06-03
公式過去問PDFと併用する、院試hub(東大大学院出身者が運営する解答制作チーム)独自の解答・解説PDF。問題本文は含みません。
このガイドは、九州大学大学院システム情報科学府電気電子工学専攻の専門科目について、InshiHubで作成した2022・2023・2024・2025・2026年度の5年、各年5問、合計25問の解答TeXを読み直して書いています。確認したローカル証拠はanswers/kyushu-university/graduate-school-of-information-science-and-electrical-engineering/{2022,2023,2024,2025,2026}/electrical-and-electronic-engineering-specialized-subjects/solutions/problem01.tex〜problem05.texです。科目は毎年、電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイスの5分野でした。
準備の結論は、回路2問と制御1問を先に答案化できる状態にし、電磁気と半導体は符号・境界条件・単位で崩れない年度だけ得点源にすることです。5分野が毎年並ぶため、広く浅い暗記よりも、最初の10分で「等価回路が見えるか」「閉ループ特性方程式を書けるか」「境界条件を宣言できるか」を判定する訓練の方が本番点に直結します。募集要項の要約ではなく、実際に答案を書くときに、どの大問を先に読むか、どの式を一行目に置くか、どの符号を落とすと致命傷になるかを整理する記事です。
この分析で見た材料
| 材料 | 確認範囲 | 記事での使い方 |
|---|---|---|
| ローカル解答TeX | 2022〜2026年度の専門科目5分野、合計25問。各年度のproblem01.tex〜problem05.texを確認。見出しは毎年、電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。 | 問題本文は転載せず、解答見出し、InshiHubPoint、検算欄、典型ミスから受験戦略を抽出する。 |
| source notes | 公式PDF保存、OCR、ページ画像、PDFページ数を確認。2026年36p、2025年32p、2024年33p、2023年34p、2022年31p。 | 数学を除いた専門5分野だけを扱う商品単位であること、問題本文・公式図表を解答PDFに転載しない方針を確認する。 |
| 公式ページ | 九州大学システム情報科学府の修士課程入試ページと、2027年度以降の選抜変更予告を2026-06-03に確認。 | 令和4〜8年度相当の電気電子工学専攻PDFが公開されていることと、出願年度ごとの科目変更確認が必要なことを押さえる。 |
2022〜2026年度25問の年度別テーママップ
問題名は毎年同じ5分野ですが、解答制作で重くなった論点は少しずつ違います。年度ごとの目的を決めて演習すると、同じ大問名を5回解くだけの作業になりません。
| 年度 | 5分野の並び | 解答制作で見えた中心論点 | 準備への示唆 |
|---|---|---|---|
| 2026 | 電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。 | 交流回路の極限確認、演算増幅器の節点分離、安定性の書き方、多導体の電荷分布、MOS容量とバンド図。 | 直近年度として総点検に使う。回路と制御を主力にし、電磁気と半導体で符号を崩さないかを確認する。 |
| 2025 | 電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。 | 過渡応答の初期条件、二段演算増幅器、閉ループ安定条件、双極子とインダクタンス、有効質量・走行時間・pn接合。 | 計算量が多い年度。式を全部展開するより、連続な量、節点、閉ループ行列、内部インダクタンスの有無を先に固定する。 |
| 2024 | 電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。 | 最大電力条件、オールパス回路、PI制御の極配置制約、導体系の相互作用、少数キャリア電流とMOSしきい値。 | 「公式を知っている」だけでは危ない年度。共役条件、発振開始と定常振幅、PBH判別、自己エネルギーと相互作用項を区別する。 |
| 2023 | 電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。 | 交流回路の検算、RLC負荷の扱い、状態空間と伝達関数、誘電体境界、pn接合の電界と境界条件。 | 状態方程式や境界条件を短く書く練習に向く。伝達関数の極と状態行列の固有値を照合する癖をつける。 |
| 2022 | 電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。 | 相互インダクタンス、Wien発振器、Nyquist安定判別、円盤電極とポインティングベクトル、Einstein関係。 | 5分野の標準型を掴む入口年度。同名端子、帰還発振条件、開ループ右半平面極、断面積、符号を年度横断のチェック項目にする。 |
最初の10分での問題選択
電気電子工学専攻専門科目は、毎年5分野がそろうため、当日の迷いは「知らない分野を捨てる」ではなく「計算が長い問題と符号が危ない問題をどう並べるか」になります。過去問演習では、各年度について最初の10分で着手順を記録してください。
| 判断 | 候補分野 | 最初の読み方 | 撤退条件 |
|---|---|---|---|
| 0〜3分で最初に見る | 電気回路、電子回路 | 等価回路、KCL/KVL、演算増幅器の仮想短絡、節点名を一行目に置けるかを見る。 | 同名端子、節点名、帰還符号が曖昧なら、完答狙いから部分点狙いへ切り替える。 |
| 3〜6分で主力判定 | 制御工学 | 閉ループ特性方程式、状態方程式、Routh/Nyquistのどれを使うかを決める。 | 開ループ右半平面極、状態フィードバックの符号、定常偏差の前提を説明できない場合は後回しにする。 |
| 6〜10分で保険を決める | 電磁気学、半導体デバイス | 領域分け、境界条件、バンド図、キャリア密度、MOSしきい値、移動度と拡散係数の関係を先に置けるかを見る。 | 誘電率を領域ごとに分けられない、電荷符号とキャリア密度を混ぜる、cmとmの単位変換が崩れる場合は深追いしない。 |
分野別の答案開始テンプレートと失敗モード
電気回路
開始テンプレートは「周波数領域の等価インピーダンスを置き、端子から見たテブナン/ノートン等価を作る」です。相互インダクタンスがある年度では、同名端子と電流向きを先に決めます。過渡応答なら、連続な量がインダクタ電流かコンデンサ電圧かを一行目に書きます。
失敗モードは、最大電力条件で複素共役を取らないこと、相互インダクタンスの符号を図から読まないこと、過渡応答でt=0+とt→∞の検算をしないことです。2024の最大電力条件、2025の過渡応答、2022の相互インダクタンスを連続して解くと、答案の型が固まります。
電子回路
演算増幅器は「入力端子の仮想短絡、入力電流ゼロ、各節点のKCL」から始めます。2025の二段構成では途中出力と最終出力を同じ記号で扱うと崩れます。2026の差動型では、非反転入力側の分圧点をそのまま入力電圧と見なさないことが重要です。
発振器は、記憶したBarkhausen条件だけを書くのではなく、帰還ループの伝達関数を置き、位相条件と振幅条件を分けると部分点が残ります。線形解析では発振開始条件を示し、定常振幅は振幅制御で決まると区別してください。
制御工学
制御は「ブロック線図から閉ループ特性方程式を作る、または状態方程式の閉ループ行列を作る」のが一行目です。Routh判別、Nyquist判別、状態フィードバック、可制御性・可観測性が繰り返し出ます。
典型ミスは、Nyquistで開ループ右半平面極の個数を数え忘れること、二次系の安定条件を確認せず定常偏差へ進むこと、状態フィードバックの符号を教科書の慣習で反転させることです。2025の答案メモでは、u=Kxなら閉ループ行列はA+BKである点が確認項目になっています。
電磁気学
電磁気は「領域を分け、境界条件と向き付き量を宣言する」のが出発点です。誘電体境界では半球や領域ごとの誘電率を分けて電束を足します。導体系では、どの領域に電界があるか、どの導体が等電位かを先に言葉で書くと、式の誤読を防げます。
失敗モードは、円盤電極の抵抗で厚さを落とすこと、ポインティングベクトルを大きさだけで書くこと、内部インダクタンスを加える条件を取り違えることです。2025では表面電流と一様電流分布で内部インダクタンスの有無が変わります。1本分だけ足すミスを避けるため、対象導体の本数まで明記してください。
半導体デバイス
半導体は「バンド図、電荷符号、キャリア密度、境界条件を分ける」ことから始めます。pn接合ではp側とn側で電荷密度の符号が逆になり、境界条件を入れて電界を積分しないと接合面の連続性が確認できません。MOSでは反転層の電荷Qinvと正の面密度nsを分けると、符号ミスと見なされにくくなります。
走行時間やドリフト速度では、断面積が不要な計算もあります。2025のメモでは、必要なのはE=V/Lとvd=μEで、cmのまま計算しないことが確認点でした。半導体は暗記事項が多く見えますが、答案では単位、符号、境界条件の3点が最初に採点されると考えてください。
参考書は章単位で戻る
| 分野 | 戻る章・論点 | この過去問での使い方 |
|---|---|---|
| 電気回路 | 電気回路の交流定常解析、相互インダクタンス、二端子対回路、過渡応答、最大電力伝送。 | 2022の同名端子、2024の複素共役条件、2025の初期条件をセットで戻る。公式を読むだけでなく、端子電圧と電流向きを答案冒頭に描く。 |
| 電子回路 | アナログ電子回路の理想演算増幅器、反転/非反転増幅、能動フィルタ、発振回路。 | 2025の二段構成と2026の差動型で、途中出力と最終出力を別記号にする練習をする。発振器はBarkhausen条件だけでなくループ伝達関数を置く。 |
| 制御工学 | 古典制御のRouth判別・Nyquist判別、現代制御の状態空間、可制御性・可観測性、状態フィードバック。 | 2022のNyquist、2024の極配置、2025の状態フィードバックを連続演習にする。符号規約を答案冒頭に書いてから計算する。 |
| 電磁気学 | 電磁気学の静電界境界条件、誘電体、導体系、ポインティングベクトル、磁気エネルギー、インダクタンス。 | 2023の誘電体境界、2025の内部インダクタンス、2022のポインティングベクトルで、領域分けと向き付き量を言葉で固定する。 |
| 半導体デバイス | 半導体デバイスのキャリア統計、ドリフト・拡散、Einstein関係、pn接合、MOS構造、バンド図。 | 2022のEinstein関係、2023のpn接合、2026のMOS容量で、電荷符号と正の面密度を分けて書く。単位換算を最後ではなく最初に確認する。 |
180分演習のワークフロー
- 最初の10分で5問を読み、主力2問、保険2問、最後に回す1問を決める。決めた理由も「等価回路が見える」「境界条件が危ない」のように短く書く。
- 次の95分で主力2問を解く。各答案の冒頭に、等価回路、KCL、特性方程式、境界条件、バンド図のいずれかを必ず置く。
- 次の65分で保険問題を処理する。完答に固執せず、検算、符号規約、単位、境界条件、安定条件を残す。
- 最後の20分で、同名端子、複素共役、帰還符号、電荷符号、単位換算、電界の向きを確認する。
自己採点チェックリスト
- 電気回路で、端子条件、同名端子、初期条件、複素共役条件を明記したか。
- 電子回路で、途中出力と最終出力、反転入力節点と非反転入力節点を混同していないか。
- 制御で、閉ループ特性方程式、安定条件、右半平面極、状態フィードバックの符号を確認したか。
- 電磁気で、領域ごとの誘電率・電界・電荷、ポインティングベクトルの向きを書いたか。
- 半導体で、電荷符号、キャリア密度、pn接合の境界条件、MOSしきい値の前提を区別したか。
- 数値計算で、cmとm、電流密度と電流、電荷と電圧、片側導体と2本分の寄与を取り違えていないか。
直前期に広げすぎないもの
直前期に、通信理論、信号処理、情報理論、電力システム、量子力学、機械学習まで広げるのは効率がよくありません。2022〜2026年度の専門科目商品で扱った中心は、毎年同じ5分野です。研究室の専門に合わせた学習は必要ですが、筆答試験の直前期は、電気回路・電子回路・制御・電磁気・半導体デバイスの答案作法を優先してください。
公式情報の確認
2026年6月3日に、九州大学大学院システム情報科学府の修士課程入試ページを確認しました。同ページでは、令和9(2027)年度募集要項への導線、一般試験・グローバルコースの案内、過去5年間分の修士入学試験問題PDFが公開されていること、電気電子工学専攻について令和4〜8年度のPDFが並んでいることを確認できます。また、同ページには今年度の試験科目や出題範囲が以前から変更されている可能性があるため募集要項を確認するよう案内があり、2027年度以降の選抜変更予告では英語スコア提出やPSD申請に関する変更が告知されています。この記事では日程や出願書類の要約ではなく、公開過去問とローカル解答から見た専門科目の対策だけを扱います。
InshiHub解答パックの使い方
まず公式PDFで年度単位の自力答案を作り、着手順、撤退理由、最後に残した検算メモを保存してください。その後で九大 電気電子工学専攻 専門科目の院試 過去問 解答PDFを開き、同じ年度の5分野を照合します。
答え合わせで見るべきなのは最終式だけではありません。相互インダクタンスの同名端子、Wien発振器の帰還条件、Nyquistの右半平面極、誘電体境界、pn接合の電界境界条件、MOSの電荷符号など、自分の答案が落とした前提を分野別にメモしてください。5年分を解くと、どの分野を本番の主力にし、どの分野を保険に回すべきかがかなり明確になります。
九大 院試 の他専攻ガイド
九大 大学院 工学府 電気電子工学は、情報科学府数理、機械工学、理学府物理学と隣接した出題分野です。電気電子工学で身につけた「電磁気・回路・信号の宣言」は、情報数学の線形代数、機械の制御、物理の場の理論でも答案の骨格として効きます。下記の同大学他専攻ガイドも合わせて読むと、九大 院試 工学系全体の出題傾向が見えます。
この大学・研究科の解答パック
上記の出題範囲をカバーするオリジナル解答・解説PDFを年度別に整備しています。
対応する解答パックを見る九州大学 九大 電気電子工学 院試 — 出題範囲・倍率・日程・面接・研究計画書
筆記対策と並行して、九州大学 院試の倍率・日程・配点・出題範囲・面接対策・研究計画書・英語スコア要件・準備のタイムラインを確認できます。
よくある質問
- この記事は九大システム情報科学府の募集要項まとめですか。
- いいえ。InshiHubで作成した2022〜2026年度の電気電子工学専攻専門科目、5年25問の解答TeXとsource notesをもとに、電気回路・電子回路・制御・電磁気・半導体デバイスの解き順、答案の始め方、典型ミスを整理した対策記事です。
- 電気電子工学専攻の専門科目は何を優先すべきですか。
- まず電気回路、電子回路、制御工学を主力にし、電磁気学と半導体デバイスを得意度で入れ替えるのが安定します。5年分では毎年この5分野が並び、どれも大問単位で深いので、全分野を浅く読むより3〜4分野の答案作法を固める方が点になります。
- 数学はこの解答パックに含まれますか。
- この商品と記事は専門科目だけを扱います。数学は情報理工学専攻数学パックと重複するため、電気電子工学専攻専門科目では、電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイスの5分野に絞っています。
- 公式過去問はどこで確認できますか。
- 九州大学大学院システム情報科学府の修士課程入試ページで、電気電子工学専攻の令和4〜8年度相当の過去問題PDFが公開されています。出願年度の募集要項と選抜変更予告は必ず公式ページで確認してください。
- InshiHubの解答パックはいつ使うべきですか。
- 公式PDFで一度自力答案を作ってから使ってください。正答確認だけでなく、同名端子、演算増幅器の節点、Routh判別、誘電体境界、pn接合の符号など、自分の答案が落とした条件を年度横断で洗い出す用途に向いています。