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九大 院試 過去問の解答|電気電子工学 2022-2026年度25問

九大 システム情報科学府 電気電子工学専攻の2022〜2026年度 専門科目25問について、解答・解説PDFと、電気回路・電子回路・制御工学・電磁気学・半導体デバイスの年度別テーマ、時間配分をまとめました。

最終更新: 2026/10/15

九州大学の学府・専攻別の公式過去問を見る

九州大学システム情報科学府・電気電子工学専攻の2027年度修士学科試験は、専門5分野から2分野を選び、120分・200点です。 電気回路・電子回路・制御工学・電磁気学・半導体デバイスから試験当日に選びます。 (修士募集要項9ページ、2026年10月15日確認)

専門とは別に、数学100分・100点と英語100点があります。 数学は線形代数と解析学・微積分が必須で、ベクトル解析・確率統計から1分野を加えます。 この専門科目商品に数学や英語は含まれません。

外部の出身者も、受入教員リストを確認して希望指導教員へ事前に連絡する必要があります。一般試験・特別試験の出願手順、TOEIC・TOEFL・IELTSの証明書形式、過去の学府全体の倍率は共通の解説にまとめています。 情報理工と電気電子では数学の配点が違うため、要項の専攻名まで確認してください。

専門5分野から解答する2分野を選ぶ練習

専門科目の演習では、5分野の過去問から、自分が式の根拠を説明できる2分野を選ぶ練習をします。5分野が毎年並ぶため、広く浅い暗記よりも、最初の10分で「等価回路が見えるか」「閉ループ特性方程式を書けるか」「境界条件を宣言できるか」を判定する訓練の方が本番点に直結します。以下では、実際に答案を書くときに、どの大問を先に読むか、どの式を一行目に置くか、どの符号を落とすと致命傷になるかを整理する記事です。

この分析で見た材料

材料確認範囲記事での使い方
解答解説2022〜2026年度の専門科目5分野、合計25問。各年度の 第1問〜第5問 を確認。見出しは毎年、電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。問題本文は転載せず、解答見出し、解説の要点、検算欄、典型ミスから受験戦略を抽出する。
公式ページ九州大学システム情報科学府の修士課程入試ページと、2027年度以降の選抜変更予告を2026-06-03に確認。令和4〜8年度相当の電気電子工学専攻PDFが公開されていることと、出願年度ごとの科目変更確認が必要なことを押さえる。

2022〜2026年度25問の年度別テーママップ

問題名は毎年同じ5分野ですが、解答制作で重くなった論点は少しずつ違います。年度ごとの目的を決めて演習すると、同じ大問名を5回解くだけの作業になりません。

年度5分野の並び解答制作で見えた中心論点準備への示唆
2026電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。交流回路の極限確認、演算増幅器の節点分離、安定性の書き方、多導体の電荷分布、MOS容量とバンド図。直近年度として総点検に使う。回路と制御を主力にし、電磁気と半導体で符号を崩さないかを確認する。
2025電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。過渡応答の初期条件、二段演算増幅器、閉ループ安定条件、双極子とインダクタンス、有効質量・走行時間・pn接合。計算量が多い年度。式を全部展開するより、連続な量、節点、閉ループ行列、内部インダクタンスの有無を先に固定する。
2024電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。最大電力条件、オールパス回路、PI制御の極配置制約、導体系の相互作用、少数キャリア電流とMOSしきい値。「公式を知っている」だけでは危ない年度。共役条件、発振開始と定常振幅、PBH判別、自己エネルギーと相互作用項を区別する。
2023電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。交流回路の検算、RLC負荷の扱い、状態空間と伝達関数、誘電体境界、pn接合の電界と境界条件。状態方程式や境界条件を短く書く練習に向く。伝達関数の極と状態行列の固有値を照合する癖をつける。
2022電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイス。相互インダクタンス、Wien発振器、Nyquist安定判別、円盤電極とポインティングベクトル、Einstein関係。5分野の標準型を掴む入口年度。同名端子、帰還発振条件、開ループ右半平面極、断面積、符号を年度横断のチェック項目にする。

最初の10分での問題選択

電気電子工学専攻専門科目は、毎年5分野がそろうため、当日の迷いは「知らない分野を捨てる」ではなく「計算が長い問題と符号が危ない問題をどう並べるか」になります。過去問演習では、各年度について最初の10分で着手順を記録してください。

判断候補分野最初の読み方撤退条件
0〜3分で最初に見る電気回路、電子回路等価回路、KCL/KVL、演算増幅器の仮想短絡、節点名を一行目に置けるかを見る。同名端子、節点名、帰還符号が曖昧なら、完答狙いから部分点狙いへ切り替える。
3〜6分で主力判定制御工学閉ループ特性方程式、状態方程式、Routh/Nyquistのどれを使うかを決める。開ループ右半平面極、状態フィードバックの符号、定常偏差の前提を説明できない場合は後回しにする。
6〜10分で保険を決める電磁気学、半導体デバイス領域分け、境界条件、バンド図、キャリア密度、MOSしきい値、移動度と拡散係数の関係を先に置けるかを見る。誘電率を領域ごとに分けられない、電荷符号とキャリア密度を混ぜる、cmとmの単位変換が崩れる場合は深追いしない。

分野別の答案開始テンプレートと失敗モード

電気回路

開始テンプレートは「周波数領域の等価インピーダンスを置き、端子から見たテブナン/ノートン等価を作る」です。相互インダクタンスがある年度では、同名端子と電流向きを先に決めます。過渡応答なら、連続な量がインダクタ電流かコンデンサ電圧かを一行目に書きます。

失敗モードは、最大電力条件で複素共役を取らないこと、相互インダクタンスの符号を図から読まないこと、過渡応答でt=0+とt→∞の検算をしないことです。2024の最大電力条件、2025の過渡応答、2022の相互インダクタンスを連続して解くと、答案の型が固まります。

電子回路

演算増幅器は「入力端子の仮想短絡、入力電流ゼロ、各節点のKCL」から始めます。2025の二段構成では途中出力と最終出力を同じ記号で扱うと崩れます。2026の差動型では、非反転入力側の分圧点をそのまま入力電圧と見なさないことが重要です。

発振器は、記憶したBarkhausen条件だけを書くのではなく、帰還ループの伝達関数を置き、位相条件と振幅条件を分けると部分点が残ります。線形解析では発振開始条件を示し、定常振幅は振幅制御で決まると区別してください。

制御工学

制御は「ブロック線図から閉ループ特性方程式を作る、または状態方程式の閉ループ行列を作る」のが一行目です。Routh判別、Nyquist判別、状態フィードバック、可制御性・可観測性が繰り返し出ます。

典型ミスは、Nyquistで開ループ右半平面極の個数を数え忘れること、二次系の安定条件を確認せず定常偏差へ進むこと、状態フィードバックの符号を教科書の慣習で反転させることです。2025の答案メモでは、u=Kxなら閉ループ行列はA+BKである点が確認項目になっています。

電磁気学

電磁気は「領域を分け、境界条件と向き付き量を宣言する」のが出発点です。誘電体境界では半球や領域ごとの誘電率を分けて電束を足します。導体系では、どの領域に電界があるか、どの導体が等電位かを先に言葉で書くと、式の誤読を防げます。

失敗モードは、円盤電極の抵抗で厚さを落とすこと、ポインティングベクトルを大きさだけで書くこと、内部インダクタンスを加える条件を取り違えることです。2025では表面電流と一様電流分布で内部インダクタンスの有無が変わります。1本分だけ足すミスを避けるため、対象導体の本数まで明記してください。

半導体デバイス

半導体は「バンド図、電荷符号、キャリア密度、境界条件を分ける」ことから始めます。pn接合ではp側とn側で電荷密度の符号が逆になり、境界条件を入れて電界を積分しないと接合面の連続性が確認できません。MOSでは反転層の電荷Qinvと正の面密度nsを分けると、符号ミスと見なされにくくなります。

走行時間やドリフト速度では、断面積が不要な計算もあります。2025のメモでは、必要なのはE=V/Lとvd=μEで、cmのまま計算しないことが確認点でした。半導体は暗記事項が多く見えますが、答案では単位、符号、境界条件の3点が最初に採点されると考えてください。

120分で2分野を解く模擬演習

  1. 最初の10分で5分野を確認し、解答する2分野を決めます。等価回路や境界条件など、解き始めの見通しを短く書きます。
  2. 次の50分で1分野目を解きます。KCL、特性方程式、境界条件、バンド図など、その問題に必要な根拠から書き始めます。
  3. 次の50分で2分野目を解きます。計算が止まった箇所には、使う法則と途中まで確定した条件を残します。
  4. 最後の10分で解答した2分野を見直します。同名端子、複素共役、帰還符号、電荷符号、単位換算、電界の向きを確認します。

この配分は練習例です。2分野の難しさに応じて調整し、選ばなかった分野の復習は120分の演習を終えてから行います。

直前期に広げすぎないもの

直前期に、通信理論、信号処理、情報理論、電力システム、量子力学、機械学習まで広げるのは効率がよくありません。2022〜2026年度の専門科目商品で扱った中心は、毎年同じ5分野です。研究室の専門に合わせた学習は必要ですが、筆答試験の直前期は、電気回路・電子回路・制御・電磁気・半導体デバイスの答案作法を優先してください。

九大 院試 の他専攻ガイド

九州大学システム情報科学府の電気電子工学専攻は、同学府の数学・情報系専門や、機械工学・物理学と関連する分野を扱います。電気電子工学で身につけた「電磁気・回路・信号の宣言」は、情報理論、計算機アーキテクチャ、情報数学の線形代数、機械の制御、物理の場の理論でも答案の骨格として効きます。下記の同大学他専攻ガイドも合わせて読むと、九大 院試 工学系全体の出題傾向が見えます。

途中式と最終答まで読める解説

問題本文は含みません。公式の問題冊子と併用してください。

専門科目の収録解説の分野(2022〜2026年度・25項目)

院試hubの収録解説5実施回・25項目の見出しを分野別に数えたものです。設問を分割した項目や、公開資料の制約を説明する項目を含むため、公式問題の大問数や完成答案数とは一致しません。電磁気学・回路が15項目(全体の60%)で最多。電磁気学・回路・制御工学・物性物理は5実施回すべてに出ています。

分野項目数全項目に占める割合直近の連続出題最後に出た回
電磁気学・回路1560%5回連続2026年度
制御工学520%5回連続2026年度
物性物理520%5回連続2026年度

収録年度と解説項目数

院試hubに収録した5実施回の一覧です。どの回も解説見出しは5項目です。

九大 専門科目の解答で立てた注意点(42件)

院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。

電磁気学・回路24件

  • 2026年度 第1問 電気回路典型的なミス / 答案作成のポイント
  • 2026年度 第2問 電子回路波形の描き方 / 典型的なミス / 試験上のポイント
  • 2025年度 第1問 電気回路過渡応答の注意 / 2端子対網の典型ミス
  • 2025年度 第2問 電子回路波形の描き方 / 演算増幅器の検算
  • 2025年度 第4問 電磁気学双極子の向き / 磁束とインダクタンス / 内部インダクタンスの検算
  • 2024年度 第1問 電気回路確認 / 典型的なミス / 最大電力条件の使い方 / 過渡応答の見通し

制御工学10件

  • 2026年度 第3問安定性の書き方 / 典型的なミス / 試験上のポイント
  • 2025年度 第3問図の読み取りの検算 / 安定条件 / 状態空間の典型ミス
  • 2024年度 第3問極配置の制約 / 図から伝達関数を読む / グラフ読み取りの扱い / 可制御性の見方

物性物理8件

  • 2025年度 第5問 半導体デバイス有効質量の見方 / 走行時間の検算 / PN接合の導出
  • 2024年度 第5問 半導体デバイスグラフ問題の採点ポイント / 抵抗率の比較 / 少数キャリア電流 / MOS しきい値 / 符号の注意

頻出論点と、同じ論点を出す他大学

院試hubが解答した大問の論点を、他大学の出題と突き合わせたものです。併願先を 探すときの重なりの実数として使えます。

論点この専攻での出題出題年度同じ論点を出す他大学全国の出題大学
伝達関数7問2026・2025・2024・2023・2022京都大学・名古屋大学・東京大学・東北大学・大阪大学12大学
RC回路の過渡応答6問2026・2025・2024・2023・2022京都大学・東京大学・東京科学大学・早稲田大学・東京都立大学12大学
オペアンプ回路5問2026・2025・2024・2023・2022東京科学大学・東京大学・北海道大学・京都大学・電気通信大学8大学
PN接合5問2026・2025・2024・2023・2022東京科学大学・筑波大学・北海道大学・東京大学・京都大学8大学
ボード線図4問2024・2023・2022京都大学・東京科学大学・早稲田大学・北海道大学・東京大学8大学
静電場3問2026・2024・2023名古屋大学・北海道大学・九州工業大学・筑波大学・名古屋工業大学16大学
固有値・固有ベクトル2問2024・2023神戸大学・京都大学・東京大学・大阪大学・名古屋大学25大学
線形空間・基底2問2025・2023神戸大学・名古屋大学・東京大学・京都大学・北海道大学21大学
MOSFET2問2024・2023筑波大学・東京科学大学・北海道大学・東北大学・東京大学6大学
ラプラス変換1問2025北海道大学・東京大学・東北大学・東京科学大学・早稲田大学12大学

九大 公式の過去問の公開年度と公式解答例

公開されている年度
令和4〜8年度(直近5年)
公式の解答例
解答例の掲載なし
英語の扱い
2027年度は国内TOEIC L&Rのデジタル認定証、TOEFL iBT(ETS送付も必要)、IELTS Academic。一般試験の出願末日から2年以内の受験日。
院試hubが最後にリンクを確認した日
2026-10-15
ページの内容
情報理工学専攻・電気電子工学専攻の修士課程一般入試問題を過去5年間分PDF配布。

よくある質問

電気電子工学専攻の専門科目は何を優先すべきですか。

2027年度は5分野から2分野を選びます。各分野の過去問を確認し、式の根拠まで説明できる2分野を主力にします。追加の分野を練習する場合も、本番で5分野全てに解答する必要はありません。

数学はこの解答パックに含まれますか。

この商品は専門科目だけを扱います。数学は情報理工学専攻数学パックと重複するため、電気電子工学専攻専門科目では、電気回路、電子回路、制御工学、電磁気学、半導体デバイスの5分野に絞っています。

公式過去問と併用する解答・解説PDFを、九州大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。

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