8月入試と2月入試
数理情報学専攻の口述試験と、社会情報学専攻の筆記試験免除を希望する人は、通常より早い6月12〜18日に願書を出しました。英語外部試験の成績通知書は出願と別に7月21日16時必着まで提出でき、届かなければ英語は欠席扱いになります。2028年4月入学の要項の公表時期は、研究科のページと要項に書かれていません。
| 対象 | 出願・試験 | 状況 |
|---|---|---|
| 2027年4月入学・8月入試(第1次募集) | Web出願登録6月12日〜7月1日、願書6月26日〜7月2日16時(郵送必着)。数理情報学の口述試験7月4日、筆記8月5日、口頭試問8月6日 | 実施済み。合格発表8月17日 |
| 2027年4月入学・2月入試(第2次募集) | 研究科の年間予定表に「後日掲載予定」とあり、要項は2026年10月22日時点で未掲載 | 前年は2026年2月12日に全専攻が口述試験で選抜し、各専攻若干名を募集 |
出典:2027年度 情報学研究科 博士前期課程 学生募集要項(8月実施)、情報学研究科・入学試験総合案内(年間予定)、2026年度 情報学研究科 博士前期課程 学生募集要項(2月実施)
6専攻の募集人員
表の人数は8月入試(第1次募集)の要項の募集人員で、合計164人は研究科の入学定員と同じです。前年の2月入試の募集人員は各専攻若干名でした。社会情報学専攻は、募集人員の一部を筆記試験免除で選抜します。社会人や留学生の別枠はなく、外国人留学生も同じ要項で出願し、専門科目を英語で解答できます。
| 専攻 | 募集人員 |
|---|---|
| 数理情報学 | 14人 |
| 複雑系科学 | 44人 |
| 社会情報学 | 18人 |
| 心理・認知科学 | 15人 |
| 情報システム学 | 33人 |
| 知能システム学 | 40人 |
出典:2027年度 情報学研究科 博士前期課程 学生募集要項(8月実施)、情報学研究科・2025年度実施 大学院入試データ、2026年度 情報学研究科 博士前期課程 学生募集要項(2月実施)
専攻別の筆記試験と口頭試問
選抜は、英語外部試験の成績を含む提出書類、筆記試験、口頭試問などを総合して判断します。筆記試験は8月5日12時半に全専攻が対面で始め、計算機類は使えません。口頭試問の対象にならなかった人も不合格とは限りません。配点は要項に掲載されていません。
| 専攻 | 筆記試験(8月5日) | 口頭試問(8月6日) |
|---|---|---|
| 数理情報学 | 90分。線形代数、微分積分、代数学、数学基礎論、量子情報、離散最適化から出る5〜6問程度から2問 | 筆記の結果で要否を決定。成績の条件を満たす人は7月の口述試験(オンライン)を選べ、合格すれば筆記・口頭試問は不要 |
| 複雑系科学 | 180分。数学・物理学・化学・生物学・地球科学・情報学・工学の基礎から約15〜20問、3問を選択 | 筆記の受験者全員 |
| 社会情報学 | 120分。哲学基礎、情報社会システム、国際関係論など8科目から2科目 | 全員(筆記試験免除者を含む) |
| 心理・認知科学 | 90分。心理学・認知科学・研究法の問題に全問解答 | 筆記の結果で要否を決定 |
| 情報システム学 | 180分。情報理論、プログラミング、離散数学、アルゴリズム、計算機アーキテクチャなど12分野から8問、6問を選択 | 筆記の結果で要否を決定 |
| 知能システム学 | 180分。解析・線形代数、確率・統計、プログラミング(Python 3)の3科目すべて | 筆記の結果で要否を決定。筆記後に配られる課題を、手書き資料1枚で説明 |
英語外部試験の成績と換算
研究科の英語筆記試験はなく、TOEIC L&R公開テスト、TOEFL iBT(Home Edition可)、IELTS、Duolingo English Testのいずれかの成績を英語の成績にします。2027年4月入学の8月入試で有効なのは2024年4月1日以降の受験分で、TOEIC IPとTOEFL ITPは対象外です。コピーやデジタル公式認定証を印刷したものも、自筆で所定の文言を書いて署名すれば提出できます。
要項に載っている変換の目安は次のとおりです。
| TOEIC L&R | TOEFL iBT | IELTS | Duolingo | 変換後の成績 |
|---|---|---|---|---|
| 580 | 61 | 5 | 80 | 59 |
| 649 | 69 | 5.5 | 95 | 66 |
| 729 | 79 | 6 | 105 | 74 |
| 807 | 90 | 6.5 | 120 | 82 |
| 867 | 100 | 7 | 130 | 88 |
| 956 | 109 | 7.5 | 140 | 97 |
| 986 | 111 | 8〜9 | 150 | 100 |
出典:2027年度 情報学研究科 博士前期課程 学生募集要項(8月実施)、英語外部試験(TOEICデジタル公式認定証)について
専攻別の倍率と2027年4月入学の合格者
研究科の入試データでは、2026年4月入学(2025年8月と2026年2月の合計)は志願者467人、受験者417人、合格者210人で、受験者数÷合格者数は約1.99倍です。専攻別では知能システム学が約2.96倍(受験157人・合格53人)と高く、社会情報学は約1.21倍でした。
2027年4月入学の8月入試の合格者は171人と告示されました。受験番号を専攻別に数えると、数理情報学17人、複雑系科学51人、社会情報学12人、心理・認知科学9人、情報システム学36人、知能システム学46人です。志願者数と受験者数はまだ公表されていません。
| 専攻(2026年4月入学) | 志願者 | 受験者 | 合格者 |
|---|---|---|---|
| 数理情報学 | 42人 | 40人 | 21人 |
| 複雑系科学 | 114人 | 108人 | 69人 |
| 社会情報学 | 24人 | 23人 | 19人 |
| 心理・認知科学 | 18人 | 16人 | 10人 |
| 情報システム学 | 87人 | 73人 | 38人 |
| 知能システム学 | 182人 | 157人 | 53人 |
出典:情報学研究科・2025年度実施 大学院入試データ、2027年度 博士前期課程入学試験の合格者(2026年8月17日告示)
出願の手順と志望の書き方
出願は、インターネット出願サイトで登録と検定料3万円の支払いを済ませ、願書受付期間内に書類を郵送して完了します。検定料は登録日を含め4日以内に払わないと登録が取り消されます。冊子の募集要項は発行されません。
研究科は、研究指導を希望する教員に出願前に連絡するよう求めています。情報システム学専攻は第1志望の研究グループの教員への連絡が全志願者に必須で、知能システム学専攻は研究グループのコードを第10志望まで全欄に書きます(教員名は書かない)。複雑系科学専攻は志望教員を第3志望まで必ず書きます。
数理情報学の口述試験を選べるのは、2026年度中に卒業見込みで、取得単位が卒業必要単位の4分の3以上、かつA以上の単位が8分の3以上かGPA3.8以上の人です。社会情報学の筆記試験免除は、GPA3.6以上などの条件に加え、合格したら必ず入学することが条件です。
公式過去問と出題意図
研究科のページで、2023年8月〜2025年8月実施の6専攻の筆記試験がPDFで公開され、2025年8月実施分には出題意図も付いています。解答は掲載されていません。2月入試は口述試験だけのため、問題は公開されていません。心理・認知科学専攻の問題は著作権の関係で一部が削除されており、全文は教務学生係の窓口で事前予約により閲覧できます。2026年8月実施分は、10月22日時点で掲載されていません。