東京大学 院試 過去問 解答例
東大 工学系研究科 電気系工学専攻 専門科目 2023年度 院試 解答例・解説
東京大学 工学系研究科 電気系工学専攻 専門科目 2023年度の院試 過去問について、設問ごとの解法方針と確認点を解説。全6問収録の解答・解説PDFと併用できます。問題本文は含みません。
最終更新:
設問ごとの解法方針と確認点を公開しています。
続きの途中式・最終答は解答・解説PDFに収録しています。問題本文は含まれません。
第1問 — 電磁気学
最大値を直接最小化する
同軸円筒の最大電界は内側表面で決まる。したがって の最適化は を最大化する問題に直すと一行で済む。影像電流の問題では,符号を磁気エネルギーの増減と 反平行電流の斥力の両方で確認すると向きの取り違えを防げる。
第2問 — 電気回路
図のまま解かず標準形へ直す
相互インダクタンスは T 型等価,MOS は小信号等価回路,発振は Barkhausen 条件に直すと計算量が大きく減る。 図の枝名に引きずられず,節点方程式の分母が特性方程式であることを意識する。
第3問 — 情報理論・信号処理
情報量は条件付きエントロピーで短く書く
非対称通信路では出力分布を先に出し, に入れるのが最短である。フーリエ変換は 規約の が答案全体に効くので,最初に定義式から一度確認しておく。
第4問 — 論理回路・アルゴリズム
万能性は最小項,計算量は再帰木
論理関数の完全性は「真理値表をそのまま式にする」と考えると証明しやすい。マージソートの計算量は 各深さで ,深さが という再帰木で説明する。
第5問 — 固体物性・量子力学
境界条件と Poisson 方程式
量子障壁は境界条件を四本書くこと,ショットキー接触はフェルミ準位一致と Poisson 方程式を使うことが中心である。 透過率の と の対応を覚えると, と を一貫して説明できる。
第6問 — 制御・電気エネルギー工学
制御は特性方程式,送電は損失から断面積
制御系は閉ループ分母を先に作ると極とステップ応答の分類が直結する。送電方式の比較では電流を で消去し, から断面積へ戻す。