名古屋工業大学 院試 過去問 解答例
名工大 工学研究科 電気・機械工学系 機械工学プログラム 機械工学プログラム 専門科目 2026年度 院試 解答例・解説
名古屋工業大学 工学研究科 電気・機械工学系 機械工学プログラム 機械工学プログラム 専門科目 2026年度の院試 過去問について、設問ごとの解法方針と確認点を解説。全3問収録の解答・解説PDFと併用できます。問題本文は含みません。
最終更新:
設問ごとの解法方針と確認点を公開しています。
続きの途中式・最終答は解答・解説PDFに収録しています。問題本文は含まれません。
第1問 — 制御工学B
方針
制御の問題では、力学モデルは力のつり合い、閉ループは特性多項式、ブロック線図は加算点の消去に分けるとよい。いずれも図をそのまま覚える問題ではなく、節点の信号を一つずつ式にする問題である。
検算
だけで生じる復元項は 、粘性とばねが同時に関わる一次項は になる。閉ループの安定条件では、境界 で極が虚軸に触れるため、不等号は厳密に書く。
典型ミス
として積分要素の を落とすミスが多い。また、最後のブロック線図では分子の と分母の の符号を同時に確認する。
第2問 — 力学・材料力学
方針
剛体は「つり合い、エネルギー、回転運動方程式」の三段階で処理する。円筒管は自重、内圧、曲げ、底部荷重を別々に応力へ変換し、同じ軸方向応力として最後に足し合わせる。
検算
自重だけによる応力 は断面積に依存しない。下部質量と断面積がともに に比例して消えるためである。全伸びが に比例することも、自重を受ける棒の典型的な結果である。
典型ミス
内圧で押される面積は内径面積 、応力を負担する面積は管肉断面 である。曲げ応力では外繊維距離を とする。
第3問 — 熱力学・流体力学
方針
熱力学は開いた系の第一法則をエンタルピーで書くと整理しやすい。流体力学は仮定を使って Navier--Stokes 方程式を常微分方程式まで落とすことが本質である。
検算
圧力勾配がないとき 、 となり、純粋なクエット流に戻る。上壁が静止して のときは放物線分布になり、ポアズイユ流に戻る。
典型ミス
熱損失の符号を逆にするとタービン仕事が過大になる。流量条件では の符号が重要であり、圧力が流れ方向に下がる場合は で流れを助ける。