九大 システム情報科学府 情報理工学専攻 専門科目(情報系4分野) 2024年度 院試 過去問 解答例・解説(全4問)
全4問の分野は情報4問です。正規表現・形式言語が出ています。解説はすべて、途中式と最終答は大問1問ぶんを公開しています。残りは解答PDFに収録しています。問題本文は含みません。
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第1問 — 情報理論
Kraft不等式は構成にも使える
和が1以下なら、2分木の葉として符号語を置ける。例を出すときは、短い語が他の語の接頭辞になっていないことを確認する。
KL最小化は積最大化に直す
一様分布からの では、 を大きくする問題に変形できる。対数の中身を見てから微分すると計算が短い。
解答
瞬時復号可能符号とハフマン符号
2元瞬時復号可能符号では、符号語長 が Kraft 不等式 を満たす必要十分条件である。
長さ の場合は なので不可能である。長さ の場合は なので可能であり、例えば を割り当てればよい。
確率 に対するハフマン符号の一例は である。平均符号長は
KLダイバージェンス最小化
を の重み付き平均として とおく。 に対し である。定数を除けば、これは を最小にする問題である。 は固定なので を最大にすればよい。微分すると より、内部解は 。したがって
最終答
長さ は不可、 は可。ハフマン平均符号長は2.50。KL最小の重みは 、。
第2問 — オートマトンと言語
末尾条件は接頭辞ではなく接尾辞を見る
この型のDFAでは、読んだ全体ではなく「末尾がどの候補語の接頭辞になっているか」を覚える。状態最小化では同じ未来を持つ状態をまとめる。
往復性は単なる原点復帰ではない
原点へ戻るだけでは足りない。後進ステップが、対応する前進ステップを逆向きにたどることが条件である。
第3問 — アルゴリズム/プログラミング
指数時間と対数時間の対比
同じフィボナッチでも、再帰木をそのまま展開すると指数時間、行列累乗を二分すると対数時間になる。計算量の理由まで書くことが重要である。
B木の最大値は子数から数える
深さごとのノード数を と見れば、あとは各ノード最大 レコードを掛けるだけである。
第4問 — 計算機アーキテクチャ
ゼロの行を見る
1が多い真理値表では、0の行を見て補関数を考えると早い。ただし最終的には積和形で答えるので、カルノー図で1のまとまりへ戻す。
AMATは単位を最後に変換する
まずサイクル数で を計算し、最後にクロック周期を掛けるとミスが少ない。
年度別の解答例(5年度)
情報理論 / オートマトンと言語 / アルゴリズム
情報理論 / オートマトンと言語 / アルゴリズム
2024年度(このページ・全4問)
情報理論 / オートマトンと言語 / アルゴリズム/プログラミング
情報理論 / オートマトンと言語 / アルゴリズム・プログラミング
情報理論 / オートマトンと言語 / アルゴリズム・プログラミング
2024年度の出題内容
全4問
同じテーマを出した他大学・他年度
1テーマ
2024年度は1問に1テーマが出ています。
| テーマ | この年度 | 全体の出題実績 | 他大学の直近出題 |
|---|---|---|---|
| 正規表現・形式言語 | 第2問 | 10大学・30問 |
前年度(2023年度)との違い
- 大問数
- 2023年度 4問 → 2024年度 4問
九州大学の公式過去問
- 公開年度範囲
- 令和4〜8年度(直近5年)
- 公式の解答例
- 非公開(問題冊子のみ)
- 英語の扱い
- 2027年度は国内TOEIC L&Rのデジタル認定証、TOEFL iBT(ETS送付も必要)、IELTS Academic。一般試験の出願末日から2年以内の受験日。
- 院試hubの最終確認
- 2026-10-15