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九工大 物理情報工学 院試 過去問対策|力学・電磁気・回路・情報科学・現代物理から2問を選ぶ

九州工業大学大学院 情報工学府 物理情報工学の2025・2026年度専門科目10大問の解答制作メモから、力学、電磁気学、電気回路、情報科学I、現代物理学の選択戦略、参考書の戻り方、答案で落ちる条件を整理します。

最終更新: 2026-05-25

九州工業大学 九工大 物理情報工学 院試 過去問の解答PDFを見る

公式過去問PDFと併用する、院試hub(東大大学院出身者が運営する解答制作チーム)独自の解答・解説PDF。問題本文は含みません。

解答の入手方法を比較する

九工大の物理情報工学は、名前の通り物理だけを解く試験ではありません。力学、電磁気学、電気回路、情報科学I、現代物理学が同じ紙面に並び、その中から2問を選びます。つまり、研究テーマが物理寄りでも、答案戦略はかなり現実的に組む必要があります。

この記事では、InshiHubで解答化した九州工業大学大学院 情報工学府 物理情報工学の2025年度・2026年度、専門科目10大問をもとに、どの2問を先に固めるか、どの問題で撤退するか、参考書をどの章へ戻すかを整理します。公式問題本文、公式図表、公式解答例、出題意図本文は転載しません。ここで扱うのは、解答制作時に見えた「最初に置く式」と「答案が崩れる条件」です。

公式情報で確認する入口

2026年5月25日時点で、九州工業大学の大学院情報工学府 過去の入試問題ページでは、2024年度実施分から入試問題、解答例、出題意図が公開されています。物理情報工学では、2025年度実施分と2024年度実施分に「17_力学」「18_電磁気学」「19_電気回路」「20_情報科学I」「21_現代物理学」が並びます。

飯塚キャンパスの令和9年度一般選抜における試験科目の詳細では、物理情報工学は力学、電磁気学、電気回路、情報科学I、現代物理学から2問選択と案内されています。出願、日程、TOEIC等の扱いは博士前期課程 入学試験案内と募集要項で必ず確認してください。

この記事で見た材料

材料確認範囲記事での使い方
ローカル解答TeXanswers/kyushu-institute-of-technology/graduate-school-of-computer-science-and-systems-engineering配下の2025・2026年度 physical-informatics-engineering、各5問、計10ファイル。運動方程式、curl、複素インピーダンス、ポインタ操作、分配関数など、答案の最初に置く構造を抽出する。
公式PDF保存メモ2026年度扱いはR7年度実施分、2025年度扱いはR6年度実施分として、17〜21の問題、解答例、出題意図PDFを保存。SHA、pdfinfo、抽出テキスト、ページ画像を記録。公式PDFを先に解き、解答制作メモで式の置き方と撤退条件を照合する流れを前提にする。
解答制作メモ力学、電磁気学、電気回路、情報科学I、現代物理学の各ファイルに、採点上の注意と典型ミスを記録。単なる頻出表ではなく、受験生が自分の答案を直すためのチェック項目へ変換する。

2025・2026年度10大問の地図

2年分を見ると、物理情報工学は「広く浅い暗記」では取り切れません。力学は運動方程式、電磁気学はMaxwell方程式、電気回路は複素数、情報科学IはCの参照先、現代物理学は量子・統計の意味説明が軸です。

科目2026年度で見た主題2025年度で見た主題対策上の意味
力学転がり運動、慣性モーメント、斜面方向加速度、並進/回転エネルギー比。単振動、減衰振動、強制振動、定常振幅、減衰がある場合の共鳴条件。かなり有力な選択候補。座標、運動方程式、エネルギー検算を崩さないこと。
電磁気学Maxwell方程式、電荷保存則、与えられた磁場から電場を求める処理、電磁波の分散関係。クーロン力、ローレンツ力、電磁波、curlの向き、波長計算。式は標準的だが、向きで落ちる。外積、curl、単位換算を毎回検算する。
電気回路交流ブリッジ、平衡条件、二端子対回路のF行列、低域通過フィルタ。直流RL過渡応答、交流回路の合成アドミタンス、同位相条件、共振近似。電気系の得点源。直列/並列を取り違えない人には安定する。
情報科学I単方向リストの削除、差分計算、配列確保、2回差分の添字。right をたどる構造、要素削除、加速度から速度・位置を作る積分処理、ポインタのずらし。Cを読める人の保険になる。ただし配列長と参照先の1つのズレで全滅しやすい。
現代物理学自由電子、フェルミ・ディラック分布、金属の比熱、単原子/二原子分子の自由度。量子調和振動子、規格化、基底エネルギー、独立振動子の分配関数。式暗記だけでは弱い。量子・統計の「なぜその式か」を短く説明できる人向け。

最初の10分で2問を決める

5科目から2問を選ぶ試験では、「好きな科目」より「今日の問題を答案にできる科目」を選びます。最初の10分で、式・図・表のどれが置けるかを見てください。

選択候補選んでよい条件最初に書くこと撤退条件
力学剛体の慣性モーメント、振動方程式、エネルギー検算がすぐ出る。座標の正方向、運動方程式、転がり条件、自然角振動数。円板とリングの慣性モーメント、減衰共鳴条件で迷う。
電磁気学Maxwell方程式を成分で計算し、電場・磁場・進行方向を外積で確認できる。curl の非零成分、E x B の向き、単位換算。符号と方向を感覚で決めてしまい、検算の手段がない。
電気回路直列/並列を見分け、複素インピーダンスかアドミタンスで整理できる。ZY、平衡条件、F行列の掛ける順番。直列枝を勝手に並列のアドミタンスへ分けてしまう。
情報科学ICのポインタ、リスト、配列長、ループ範囲を紙に追跡できる。参照先の図、削除前後のリンク、配列サイズ、ループ上限。headhead->nextaa-1 の違いを説明できない。
現代物理学量子調和振動子、Fermi統計、等分配則を式と言葉の両方で説明できる。Hamiltonian、規格化条件、分布関数、自由度の数。用語だけ覚えていて、分配関数や比熱の理由を書けない。

力学の対策

2026年度の力学は剛体の転がり、2025年度は振動です。どちらも「まず運動方程式」です。転がりなら並進と回転を分け、摩擦力が並進には逆向きに、回転にはトルクとして入ることを書く。振動なら、自然角振動数、減衰係数、外力の角振動数を区別します。

参考書は「剛体の慣性モーメント」「転がり運動」「単振動」「減衰振動」「強制振動」の章へ戻ります。特に、円板の慣性モーメントをリングと混同するミス、減衰ありの変位振幅最大を単純に自然角振動数へ置くミスは、答案全体を崩します。

電磁気学の対策

電磁気学は、2025年度も2026年度も電磁波が中心です。Maxwell方程式の形を覚えるだけでなく、与えられた場のどの成分がどの座標に依存するかを見て、curlの非零成分を計算します。最後に、電場、磁場、進行方向が右手系になっているかを確認します。

参考書は「Maxwell方程式」「電磁波」「Poyntingベクトルの向き」「Lorentz力」「単位換算」の章を使います。MHzをHzへ直す、磁場振幅と電場振幅の比を確認する、という地味な検算が本番では効きます。

電気回路の対策

電気回路は、物理情報工学の中ではかなり安定した選択候補です。2025年度は直流RL回路と交流回路、2026年度は交流ブリッジと二端子対回路でした。どちらも、回路を見た瞬間に直列か並列かを決め、Zで扱うか Y で扱うかを宣言します。

参考書は「過渡応答」「交流回路」「共振」「ブリッジ回路」「二端子対回路」「フィルタ」の章へ戻ります。F行列では掛ける順番を答案に残してください。順番を逆にすると、行列要素の意味が変わります。

情報科学Iの対策

情報科学Iは、Cのコード読解です。2025年度は rightをたどる構造と数値積分、2026年度は単方向リストの削除と差分計算でした。ここで必要なのは、アルゴリズム名の暗記ではありません。ポインタがどの節点を指しているか、配列が何個確保されるか、ループが何回走るかを紙に書く力です。

参考書は「Cのポインタ」「構造体」「連結リスト」「再帰」「配列とmalloc」「差分と累積和」の章を使います。head自体を渡すのか、head->nextを渡すのかを毎回言葉にしてください。ここが曖昧だと、空欄補充が連鎖的に外れます。

現代物理学の対策

現代物理学は、2025年度が量子調和振動子、2026年度が自由電子と比熱でした。どちらも、式の名前だけでは足りません。量子調和振動子では、時間を含まない方程式、規格化、基底エネルギー、分配関数を一続きにします。比熱では、どの自由度が常温で効いているかを説明します。

参考書は「Schrodinger方程式」「調和振動子」「Gaussian積分」「分配関数」「Fermi-Dirac分布」「等分配則」「固体比熱」の章へ戻ります。電子があるから金属比熱が大きい、と書くのは逆です。常温では格子振動が主役で、電子の寄与はフェルミ面近傍に限られる、と短く書けるようにしてください。

参考書の戻り方

分野戻る章過去問での使い方
力学剛体、慣性モーメント、転がり、単振動、減衰振動、強制振動座標と運動方程式を先に書き、エネルギー比や共鳴条件を検算する。
電磁気Maxwell方程式、curl、電磁波、Lorentz力、単位換算場の向きを成分で計算し、E x B と波の進行方向で符号を確認する。
電気回路RL過渡応答、交流回路、ブリッジ、二端子対回路、フィルタ直列/並列を決めてから、ZY を混ぜない。
情報科学ICポインタ、構造体、連結リスト、malloc、配列、差分/累積和参照先、配列サイズ、ループ範囲を図にしてから空欄へ入れる。
現代物理調和振動子、規格化、分配関数、Fermi統計、比熱、等分配則式の名前ではなく、なぜその自由度・分布・級数になるかを一文で添える。

4週間の演習計画

  1. 1週目:力学と電磁気学を固める。転がり、振動、Maxwell方程式、電磁波を毎日1題ずつ、式の向きまで書く。
  2. 2週目:電気回路を得点源にする。RL過渡応答、交流アドミタンス、ブリッジ、F行列、低域/高域通過の判定を戻す。
  3. 3週目:情報科学Iと現代物理学を選択候補にするか判定する。Cのポインタ図、配列長、調和振動子、Fermi分布、比熱を短時間で説明する。
  4. 4週目:2025年度と2026年度を本番形式で解く。最初の10分で2問を選び、選ばなかった3問の撤退理由も残す。

自己採点チェックリスト

  • 5問を見た後、2問を選んだ理由を説明できるか。
  • 力学で、座標の正方向と運動方程式を先に書いたか。
  • 転がりで、円板・リング・球の慣性モーメントを混ぜていないか。
  • 電磁気学で、curlの向きと E x B の向きを検算したか。
  • 電気回路で、直列枝と並列枝をアドミタンス化する順序を確認したか。
  • F行列で、直列素子と並列素子の掛ける順番を答案に残したか。
  • 情報科学Iで、headhead->next、配列長、ループ上限を図にしたか。
  • 現代物理学で、規格化条件、分配関数、自由度の説明を一文で添えたか。

後回しにしてよいこと

最初から物性物理の発展論点、量子力学の厳密な演算子論、電磁気の特殊な境界値問題、C言語の細かな規格差まで広げる必要はありません。筆記で先に必要なのは、標準形の運動方程式、Maxwell方程式、複素回路、ポインタ読解、統計力学の基礎式を、採点者に読める順番で書く力です。

公式問題からInshiHub解答への使い方

まず公式過去問ページから17〜21のPDFを開き、5問すべてを10分で眺めます。選ぶ2問を決めたら、途中式と図を残して解き、選ばなかった問題も「どこで撤退したか」を記録してください。その後で、InshiHubの解答パックを使い、最終値ではなく、運動方程式、curl、複素数、ポインタ、分配関数の置き方を照合します。

対応する解答パックは九州工業大学 情報工学府 物理情報工学 専門科目 解答・解説PDFです。公式解答例と合わせて、自分の答案が「どの式から始まったか」まで読める状態にしてください。

九工大 院試 の他専攻ガイド

九州工業大学 情報工学府は専攻別に専門科目が分かれます。物理情報工学で身につけた「物理量・状態方程式の宣言」は、情報・通信基礎の数学、知能情報工学のアルゴリズム、生命化学情報工学のモデル化でも同じ骨格として効きます。下記の同大学他専攻ガイドも合わせて読むと、九工大 院試 全体の科目選択判断ができます。

上記の出題範囲をカバーするオリジナル解答・解説PDFを年度別に整備しています。

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筆記対策と並行して、九州工業大学 院試の倍率・日程・配点・出題範囲・面接対策・研究計画書・英語スコア要件・準備のタイムラインを確認できます。

よくある質問

この記事は九工大情報工学府の募集要項まとめですか。
いいえ。InshiHubで作成した九州工業大学大学院 情報工学府 物理情報工学の2025・2026年度専門科目、計10大問の解答TeX、source notes、公式過去問導線をもとに、過去問を解いた後の選択判断と答案修正を整理した記事です。
物理情報工学はどの科目から選ぶ試験ですか。
2026年5月25日時点の公式試験範囲ページでは、力学、電磁気学、電気回路、情報科学I、現代物理学から2問選択と案内されています。最新の制度、選抜方式、年度の扱いは必ず公式募集要項で確認してください。
最初に固めるべき2問はどれですか。
物理が得意なら力学と電磁気学、電気電子寄りなら電磁気学と電気回路、プログラミングに自信があれば情報科学Iを保険にするのが現実的です。現代物理学は量子・統計・固体の基本式を言葉で説明できる人向けです。
情報科学Iだけを狙えば安全ですか。
安全とは言えません。情報科学IはCのポインタ、リスト、配列長、差分/積分の添字を正確に読む必要があり、コードの1文字の読み違いで崩れます。必ず力学、電磁気学、電気回路のどれかを逃げ道にしてください。
参考書は何を使うべきですか。
力学は振動と剛体、電磁気学はMaxwell方程式と電磁波、電気回路は過渡応答・交流回路・二端子対回路、情報科学IはCのポインタと配列、現代物理は量子調和振動子と統計力学の章へ戻るのが先です。
InshiHubの解答パックはどう使うべきですか。
公式PDFを先に解き、解答パックでは最終値だけでなく、運動方程式の立て方、curlの向き、アドミタンスの作り方、ポインタの参照先、分配関数の級数の置き方を照合してください。

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