早稲田大学 院試 過去問 解答例
早稲田大学 基幹理工学研究科 数学応用数理専攻 専門科目 2026年度 院試 過去問 解答例・解説(全12問)
全12問。微分積分・解析3問・代数2問・確率・統計1問。テーマタグは4件(固有値・固有ベクトル・線形空間・基底・留数定理)。2025年度と共通のテーマは固有値・固有ベクトル・線形空間・基底。
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- 途中式と最終答(最終答つき12問)
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早稲田大学 数学応用数理専攻 専門科目 2026年度 院試 過去問の出題内容(全12問)
この12問の分野は微分積分・解析3問・代数2問・確率・統計1問・線形代数1問です。
2026年度の出題テーマと、同じテーマを出した他大学・他年度
この年度は3問に4テーマが出ています。
| テーマ | この年度 | 全体の出題実績 | 他大学の直近出題 |
|---|---|---|---|
| 固有値・固有ベクトル | 第2・11問 | 25大学・544問 | |
| 線形空間・基底 | 第2問 | 21大学・152問 | |
| 留数定理 | 第3問 | 18大学・126問 | |
| ジョルダン標準形 | 第2問 | 14大学・23問 |
前年度(2025年度)との違い
- 大問数
- 2025年度 12問 → 2026年度 12問
- 両年度に出たテーマ
- 固有値・固有ベクトル・線形空間・基底
第1問 — 微分積分
(3) は被積分関数そのものを絶対値評価すると失敗する。設問(2)で現れた微分を利用し、振動部分を全微分と絶対収束する項に分けるのが要点である。
第2問 — 線形代数
上三角 Toeplitz 型の行列は、シフト行列 の多項式として扱うと分類が短くなる。最初に非零になる係数が のどれかによって冪零部分のジョルダン型が決まる。
第3問 — 基礎数学 3A・3B
3A は距離空間の閉包の定義をそのまま使う問題である。3B は原点を避ける小円弧の寄与が半分の留数寄与として現れる点が重要で、実軸上の偶奇性を使うと目的の実積分に落ちる。
第4問 — 代数
ポイントは「既約多項式=最小多項式」と「制限写像の核」である。最後の等式は、絶対 Galois 群から有限 Galois 拡大の自己同型群への制限写像を作ると自然に得られる。
第5問 — 代数
円錐内の格子点モノイドは、円錐の傾きが有理か無理かで性質が変わる。有理なら端の方向を持つ有限個の生成元で足り、無理なら境界傾きに近づく格子点を有限個の傾きで捉えられない。
第6問 — 解析
この関数列は Rademacher 関数列である。 弱収束は Bessel 不等式から直ちに従い、 の汎弱収束は 関数を二進階段関数で近似して示す。
第7問 — 解析
線形の場合は二階方程式に落とす。非線形の場合は厳密解を求めるのではなく、エネルギー型関数 の微分を上から評価して有限時間爆発を除く。
第8問 — 幾何
微分形式の零点は、接空間に制限したときに消えるかどうかで判定する。後半は と見ると計算が大幅に短くなり、 上で接触形式になることが分かる。
第9問 — 幾何
商空間の計算では、直接図形を描いて分解するより、対の長完全列を使う方が安全である。特に が三つの連結成分を持つため、 にも が現れる。
第10問 — 確率・統計
順序統計量で条件づけると「何個の があるか」が分かる。あとは、 個の が 個の位置に一様に置かれるという対称性だけで期待値を計算できる。
第11問 — 応用数理
元の行列の対角成分に直接 Gershgorin を使っても中心が にならない。まず を固有ベクトルで対角化し、その基底で摂動を評価するのが自然である。
第12問 — 応用数理
空き箱の個数は指示関数の和で扱う。期待値は線形性だけで十分だが、分散では二つの箱が同時に空になる確率を使って共分散を評価する。
早稲田大学 数学応用数理専攻 専門科目 院試 過去問の収録2年度
2026年度(このページ・全12問)
微分積分 / 線形代数 / 基礎数学 3A・3B
微分積分 / 線形代数 / 基礎数理 3A・3B