九州工業大学 院試 過去問 解答例
九工大 情報工学府 共通科目(数学) 2025年度 院試 過去問 解答例・解説(全2問)
全2問。線形代数1問・微分積分・解析1問。テーマタグは5件(固有値・固有ベクトル・線形空間・基底・正定値行列)。
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- 解説2問/全2問(786字)
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- 途中式と最終答(最終答つき2問)
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九工大 共通科目(数学) 2025年度 院試 過去問の出題内容(全2問)
この2問の分野は線形代数1問・微分積分・解析1問です。
2025年度の出題テーマと、同じテーマを出した他大学・他年度
この年度は2問に5テーマが出ています。
| テーマ | この年度 | 全体の出題実績 | 他大学の直近出題 |
|---|---|---|---|
| 固有値・固有ベクトル | 第1問 | 25大学・544問 | |
| 線形空間・基底 | 第1問 | 21大学・152問 | |
| 正定値行列 | 第2問 | 17大学・70問 | |
| 二次形式 | 第2問 | 16大学・63問 | |
| テイラー展開 | 第2問 | 18大学・45問 |
第1問 — 線形代数
像と核の関係
像の基底は「元の行列の列ベクトル」から選ぶ点に注意する。行基本変形後のピボット列そのものを基底として書くのではなく,ピボットの位置に対応する元の列を取る。核は簡約形から自由変数を置けばそのまま得られる。
連立方程式の解構造
が解をもつ条件は である。解が1つ見つかれば,一般解は になる。この構造を書けると,任意定数を含む一般解の意味が明確になる。
漸化式と固有値
行列 の固有ベクトル分解は,漸化式の解を指数型の和に分ける操作と同じである。初期ベクトルが1本の固有ベクトルそのものなら計算は特に短く,混合している場合は3つの固有モードの係数を初期条件から決めればよい。
第2問 — 解析
テイラー展開の見方
多変数のテイラー展開では,1次項は勾配と変位ベクトルの内積,2次項はヘッセ行列による二次形式である。この形で覚えておくと,極値判定への接続が自然になる。
必要条件と十分条件の違い
は極値の候補を出すだけであり,極値であることまでは保証しない。2次形式が正定値なら近傍で関数値が必ず増えるため極小になる。負定値なら極大,不定値なら鞍点である。
具体例の検算
なので,同じ半径なら 軸方向の重みが大きい。最大点が ではなく になることは,この重みの大小からも確認できる。さらに で なので,原点が最小であることもすぐに検算できる。
九工大 共通科目(数学) 院試 過去問の収録2年度
線形代数 / 解析
2025年度(このページ・全2問)
線形代数 / 解析