九州工業大学 院試 過去問 解答例
九工大 情報工学府 専門科目(知能情報工学) 2026年度 院試 解答例・解説
九州工業大学 情報工学府 専門科目(知能情報工学) 2026年度の院試 過去問について、設問ごとの解法方針と確認点を解説。全2問収録の解答・解説PDFと併用できます。問題本文は含みません。
最終更新:
設問ごとの解法方針と確認点を公開しています。
続きの途中式・最終答は解答・解説PDFに収録しています。問題本文は含まれません。
第1問 — 離散数学系科目群
合同で状態を作る
は「差そのもの」ではなく「差の3での剰余」だけを覚えればよい。有限オートマトンで扱えるのは有限個の記憶なので、剰余類を状態にするのが自然である。
非正規性の見方
では、0の数と1の数の差をぴったり0に戻す必要がある。読んだ0の個数がどれだけ多いかを無制限に覚えなければならないため、有限状態では足りない。この直観を、マイヒル--ネロードの有限指数性に反する形で答案化する。
採点上の注意
1--3は図だけでなく、状態が何を表すかを書くと遷移の向きの誤りを減らせる。1--4は「非正規」とだけ書いても不十分で、無限個の から同じ同値類に入る2語を選び、右側に を足して矛盾を作るところまで必要である。
第2問 — プログラミング系科目群
クラス変数とインスタンス変数
stID や score は学生ごとに異なるのでインスタンス変数である。一方、登録人数は全学生を通じて1つだけ持つ値なので static を付ける。ここを取り違えると、学生ごとに count が別々に増減してしまう。
オーバーロードの採点ポイント
問題3では、メソッド名は同じ setCredit のまま、仮引数型だけを double にする。戻り値型だけを変えてもJavaではオーバーロードにならない。
計算量の典型ミス
途中終了フラグがあるからといって、最悪計算量が になるわけではない。最悪の場合は毎回どこかで交換が起こり、最後まで二重ループが走る。最良の場合と最悪の場合を分けて書くと、答案が安定する。