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九州工業大学 院試 過去問 解答例

九工大 情報工学府 共通科目(情報基礎) 2025年度 院試 過去問 解答例・解説(全3問)

全3問。情報2問・確率・統計1問。

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解説3問/全3問(1,228字)
解答PDFに収録
途中式と最終答(最終答つき3問)
問題本文
非収録

九工大 共通科目(情報基礎) 2025年度 院試 過去問の出題内容(全3問)

この3問の分野は情報2問・確率・統計1問です。

大問分野主題解説の小見出し最終答
第1問情報プログラミングスタックの基本不変条件 / popの安全な書き方あり
第2問情報計算機システム2の補数の範囲 / 論理回路の簡約あり
第3問確率・統計—指数分布の積分 / 比で与えられた事前確率あり

第1問 — プログラミング

スタックの基本不変条件

stack\texttt{stack} は常に最上部の節点を指す。空なら NULL\texttt{NULL}、空でなければ stack->next\texttt{stack->next} が2番目の節点を指す。この不変条件を保てば、各関数の正しさを説明しやすい。

popの安全な書き方

free(stack)\texttt{free(stack)} の後に stack->next\texttt{stack->next} を読むのは危険である。解放する前に、値と次ポインタを作業変数へ退避しておく。答案ではこの順序を書けると、ポインタ操作の理解が伝わる。

subtractの順序

スタックトップが右オペランドである。例えば上から 3,2,13,2,1 と積まれているときの減算は 2−32-3 であり、3−23-2 ではない。逆順にすると実行例と合わない。

プログラミングの途中式・最終答をPDFで見る

第2問 — 計算機システム

2の補数の範囲

kk ビット2の補数では、負側に1つ多く値を持つ。範囲は −2k−1-2^{k-1} から 2k−1−12^{k-1}-1 であり、正の最大値を 2k−12^{k-1} と書かないように注意する。

論理回路の簡約

NANDだけで作られた回路は、ド・モルガンの法則で読むと速い。最終段が3つの否定積をまとめて否定しているので、 ab‾ bc‾ ca‾‾=ab+bc+ca \overline{\overline{ab}\,\overline{bc}\,\overline{ca}} =ab+bc+ca となる。これは3入力のうち少なくとも2つが1なら1を返す。

ループ回数の読み違い

分岐命令の「実行回数」と「分岐が成立した回数」は異なる。最後の1回は分岐しないが、命令としては実行される。今回の格納値を追うには、$s0\$s0 が0になるまでの5回の倍化を数える。

計算機システムの途中式・最終答をPDFで見る

第3問 — 確率・統計

指数分布の積分

指数分布では、λe−λx\lambda e^{-\lambda x} の λ\lambda が積分で消える。期待値の計算では、境界項 xe−λx→0xe^{-\lambda x}\to0 を明記すると、無限区間の部分積分として答案が安定する。

比で与えられた事前確率

前売り券と当日券の比が与えられているとき、絶対確率に直してもよいが、ベイズの式では共通因子が消える。比をそのまま 0.6:10.6:1 として使うと計算が短い。

独立性検定の手順

期待度数は「行合計 ×\times 列合計 / 総数」で作る。検定統計量、自由度、臨界値、棄却判断の4点を書くと採点者が追いやすい。今回の差は主にバニラで大きく、そこが統計量を押し上げている。

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    プログラミング / 計算機システム / 確率・統計

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    プログラミング / 計算機システム / 確率・統計