九州工業大学 院試 過去問 解答例
九工大 情報工学府 専門科目(情報・通信工学) 2025年度 院試 解答例・解説
九州工業大学 情報工学府 専門科目(情報・通信工学) 2025年度の院試 過去問について、設問ごとの解法方針と確認点を解説。全3問収録の解答・解説PDFと併用できます。問題本文は含みません。
最終更新:
設問ごとの解法方針と確認点を公開しています。
続きの途中式・最終答は解答・解説PDFに収録しています。問題本文は含まれません。
第1問 — システムソフトウェア
排他制御の要点
結果が変わる原因は、半分を計算する時点の値が実行順に依存するためである。ロックは同時更新を防ぐが、複数ロックの取得順序がそろっていないとデッドロックを作る。
答案の書き方
デッドロックの説明では「待つ」とだけ書かず、どのスレッドがどのロックを保持し、どのロックを待っているかを明示する。循環待ちが見える形にすると減点されにくい。
第2問 — 計算機ハードウェア
ハザードの考え方
一入力だけが変化する静的ハザードと異なり、この小問では複数入力が変化する。論理式の始点と終点だけを見るのではなく、入力の到着遅延により中間状態を通る可能性を調べる。
主項と必須主項
主項は、これ以上大きくまとめられない積項である。必須主項は、その主項でしか覆えない1セルを持つ主項である。 では が や を覆い、 が を覆るため、どちらも必要である。
第3問 — 情報通信ネットワーク
CIDRの見分け方
クラスフルでは先頭ビット列でネットワーク部の長さが決まる。CIDRではプレフィックス長やサブネットマスクで決まる。現在のネットワーク設計ではCIDRの考え方が基本である。
Go-back-Nと選択再送
Go-back-Nは実装が単純だが、欠落箇所以降の受信済み分も再送しやすい。選択再送は再送量を減らせるが、受信側が順序外データを管理する必要がある。このトレードオフまで書けると説明問題で強い。