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北大 情報科学院 メディアネットワーク 院試対策|2年12問で信号・画像・通信を選ぶ

北大 情報科学院 メディアネットワークコースの2025・2026年度 専門科目1・2の12問について、解答・解説PDFと、応用数学・コンピュータ工学・信号処理・画像処理・言語メディア理解論・通信システムの着手順、答案の始め方をまとめました。

最終更新: 2026/10/12

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北大情報科学院はコース名が似ていても、過去問の読み方がかなり違います。情報理工学コースのようにアルゴリズムやAIを中心に見るのではなく、メディアネットワークではフーリエ変換、z変換、画像統計、同期検波、音声・言語処理の説明答案を先に作る必要があります。この記事は募集要項の要約ではなく、公式PDFを開いた後に「どの問題から答案にするか」を決めるためのメモです。

この記事で確認した材料

材料確認範囲記事での使い方
解答解説2026年度・2025年度の 第1問〜第6問、計12本。\Problem見出しと解説の要点から、年度別テーマ、答案開始、典型ミスを抽出する。
公式ページ北海道大学大学院情報科学院の過去問題ページを2026年6月3日に確認。令和8年度修士課程入学試験問題として各コースの専門科目1・2が案内され、外国語問題は公開されない点を最後の確認欄に置く。

2026・2025年度のテーマ地図

下の表は問題本文の転載ではなく、解答解説ファイルの見出しと解説の要点から作った演習地図です。2年分しかないので、年度を一気に消費するより、分野ごとの初手だけを先に書く方が得点計画を立てやすくなります。

年度問題主題準備への示唆
2026応用数学ベクトル場の面積分と発散、固有値分解、対称行列の平方根。積分領域の対称性と固有値の符号を最初に固定する。
2026コンピュータ工学ノイマン型、制御機構、非プリエンプティブスケジューリング、数の表現。用語問題は定義だけでなく、処理順と制約まで書く。
2026信号処理フーリエ変換、離散時間線形システム、ブロック線図。時間シフトの符号、端点、伝達関数の入出力を先に確認する。
2026画像処理自己共分散、一次予測、正規アダマール行列。周期添字、予測誤差分散、帰納法の仮定を答案に残す。
2026言語メディア理解論自然言語処理の基礎、ELIZA型対話、言語コミュニケーション。名称暗記ではなく、入力から出力までの階層を説明する。
2026通信システム振幅変調、同期検波、ASK信号の平均電力。搬送波、正規化、平均電力の時間平均を先に置く。
2025応用数学座標変換、固有値分解による行列復元、外積恒等式。変換順序、固有ベクトルの定数倍、外積公式の符号を確認する。
2025コンピュータ工学アナログ/デジタル、CPU、2の補数、アドレス指定。容量計算の単位と2の補数は、途中式を省かない。
2025信号処理フーリエ変換、z変換、実信号の対称性、安定判定。畳み込み定理と収束領域を、公式名だけで終わらせない。
2025画像処理画像データ量、DFT、平均・分散・エントロピー。bit、画素数、対数底、自己相関とパワースペクトルを分ける。
2025言語メディア理解論音声対話、係り受け、形態素解析。処理系列を図にするつもりで、制約と比較軸を書く。
2025通信システム位相ずれを含む同期検波、2値ASK。位相ずれ、包絡線、判定しきい値を式の前に置く。

最初の10分で見る順番

メディアネットワークコースでは、問題を年度順に端から解くより、専門科目1・2をまたいで「式で点を作る問題」と「説明で崩さない問題」に分ける方が安定します。

順番見る分野着手する条件保留する条件
1応用数学座標変換、面積分、固有値分解、行列平方根の設定を3行で置ける。固有ベクトルの定数倍や固有値の符号で迷うなら後回しにする。
2信号処理フーリエ変換の定義、z変換の収束条件、ブロック線図の入出力を書ける。時間シフトの符号を暗記で処理しようとしているなら危険。
3通信システム搬送波、同期検波、ASKのしきい値と平均電力を変数で置ける。包絡線検波と同期検波の図が描けない場合は部分点狙いにする。
4画像処理容量、DFT、自己相関、エントロピーを単位つきで処理できる。bitとbyte、相関と共分散、周期添字を混ぜるなら保留する。
5コンピュータ工学・言語メディア用語を処理手順、比較軸、制約条件として説明できる。単語の羅列しか出ないなら、採点可能な短文だけ置いて深追いしない。

よくある失敗モード

  • フーリエ変換の指数符号を決めず、時間シフトだけ暗記で書く。
  • z変換で収束領域を書かず、安定判定を極の位置だけで済ませる。
  • ASKの平均電力で、振幅、確率、時間平均を混ぜる。
  • 画像容量でbitとbyte、グレースケールとカラー、画素数とサンプル数を混同する。
  • エントロピーで対数底と確率和を確認しない。
  • 言語メディアの説明問題で、用語を並べるだけで処理系列を書かない。

参考書の戻り先

  • 応用数学: 線形代数の固有値分解・対称行列・直交対角化、ベクトル解析の発散定理と面積分。目的は計算公式の暗記ではなく、対象空間、向き、固有値条件を答案冒頭に置けるようにすることです。
  • 信号処理: フーリエ変換の時間シフト、畳み込み定理、離散時間LTI、z変換と安定性。特に定義式の符号と収束領域を、自分の手で毎回書きます。
  • 通信システム: 振幅変調、同期検波、包絡線検波、ASK、雑音下のしきい値、平均電力。図と式を対応させ、低域通過後に何が残るかを説明できるようにします。
  • 画像処理: DFT、自己相関、自己共分散、エントロピー、一次予測、直交変換。単位、正規化係数、周期境界を章末問題で確認してください。
  • コンピュータ・言語メディア: 計算機構成のCPU、命令実行、数の表現、OSのスケジューリング、自然言語処理の形態素解析・係り受け・対話システム。短文説明を作る練習が必要です。

捨ててよいこと

2年分の過去問で見える範囲では、研究レベルの深層学習、音声認識モデルの最新論文、画像生成モデル、通信規格名の暗記は優先しません。先に必要なのは、学部標準の信号処理、通信、画像統計、計算機構成を、答案として読める順番に並べる力です。

また、公式PDFを眺めて「知っている単語がある」と確認するだけの演習も捨ててください。メディアネットワークコースでは、説明問題ほど処理の流れを書けるかが差になります。用語を知っているかではなく、入力から出力までを採点者に追わせる答案にできるかを確認します。

90分の演習ワークフロー

  1. 0〜10分: 6問を読み、応用数学、信号処理、通信システムに完答候補・部分点候補・保留を付ける。
  2. 10〜30分: 応用数学を1問進める。面の向き、固有値分解、座標変換の設定を答案に残す。
  3. 30〜50分: 信号処理を進める。フーリエ変換、z変換、ブロック線図の定義と符号を確認する。
  4. 50〜70分: 通信システムまたは画像処理を進める。同期検波、ASK、画像容量、エントロピーの単位を崩さない。
  5. 70〜82分: コンピュータ工学・言語メディア理解論の説明問題に短文答案を作る。
  6. 82〜90分: 最終値の再計算ではなく、符号、単位、対数底、収束領域、処理系列の抜けをチェックする。

途中式と最終答まで読める解説

問題本文は含みません。公式の問題冊子と併用してください。

専門科目の収録解説の分野(2025〜2026年度・12項目)

院試hubの収録解説2実施回・12項目の見出しを出題区分別に数えたものです。設問を分割した項目や、公開資料の制約を説明する項目を含むため、公式問題の大問数や完成答案数とは一致しません。コンピュータ工学が2項目(全体の17%)で最多。コンピュータ工学・応用数学・画像処理・言語メディア理解論・信号処理・通信システムは2実施回すべてに出ています。

出題区分項目数全項目に占める割合直近の連続出題最後に出た回
コンピュータ工学217%2回連続2026年度
応用数学217%2回連続2026年度
画像処理217%2回連続2026年度
言語メディア理解論217%2回連続2026年度
信号処理217%2回連続2026年度
通信システム217%2回連続2026年度

収録年度と解説項目数

院試hubに収録した2実施回の一覧です。どの回も解説見出しは6項目です。

北大 専門科目の解答で立てた注意点(36件)

院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。

応用数学6件

  • 2026年度 第1問対称区間で消える項 / 対称行列の平方根 / 追加条件は固有値で見る
  • 2025年度 第1問変換の順序 / 固有ベクトルの定数倍 / 外積公式の確認

コンピュータ工学6件

  • 2026年度 第2問用語問題の書き方 / 非プリエンプティブの注意 / 隠しビット
  • 2025年度 第2問容量計算の単位 / 2の補数の典型ミス / RISCとパイプライン

信号処理6件

  • 2026年度 第3問端点は積分値に影響しない / 時間シフトの符号 / ブロック線図
  • 2025年度 第3問実信号の対称性 / 畳み込み定理の導出 / z変換の安定判定

画像処理6件

  • 2026年度 第4問周期的な添字 / 予測誤差分散 / アダマール行列の帰納法
  • 2025年度 第4問色数と容量 / 自己相関とパワースペクトル / エントロピーの検算

言語メディア理解論6件

  • 2026年度 第5問階層の対応 / ELIZAの本質 / 音声と文字の違い
  • 2025年度 第5問処理系列の考え方 / 係り受けで見るべき制約 / 形態素解析の比較

通信システム6件

頻出論点と、同じ論点を出す他大学

院試hubが解答した大問の論点を、他大学の出題と突き合わせたものです。併願先を 探すときの重なりの実数として使えます。

論点この専攻での出題出題年度同じ論点を出す他大学全国の出題大学
フーリエ変換4問2026・2025京都大学・東京大学・名古屋工業大学・筑波大学・名古屋大学14大学
固有値・固有ベクトル2問2026・2025神戸大学・京都大学・東京大学・大阪大学・名古屋大学25大学
重積分と極座標1問2025神戸大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・電気通信大学23大学
伝達関数1問2026京都大学・九州大学・名古屋大学・東京大学・東北大学12大学
波動関数1問2025名古屋大学・東京科学大学・東京都立大学・東北大学・大阪大学15大学
Z変換1問2025東京大学・電気通信大学3大学

北大 公式の過去問の公開年度と公式解答例

公開されている年度
2025〜2026年度(専門科目1・2。2025年度分は公式過年度ページで確認)
公式の解答例
解答例の掲載なし
英語の扱い
2027年4月修士はTOEIC L&R・TOEFL iBT・IELTS Academicの指定スコアで評価。IP/ITP不可、TOEFL Special Home Edition可、MyBest不可。
院試hubが最後にリンクを確認した日
2026-10-15
ページの内容
情報科学院の修士課程過去問ページで、情報理工学・情報エレクトロニクス・メディアネットワーク・システム情報科学の各コースの専門科目1・2が公開されています。2026年度(令和8年度)は現行ページ、2025年度(令和7年度)は公式の過年度ページで確認しました。解答例は非公開。

よくある質問

最初に解くなら2026年度と2025年度のどちらですか。

最初は2026年度を10分だけ眺めて、応用数学、信号処理、通信システムの初手が書けるかを診断してください。年度を通して消費する前に、2025年度の同分野で弱点を確認すると、2年分しかない解答解説を無駄にしにくいです。

メディアネットワークコースでは何を優先すべきですか。

応用数学、信号処理、通信システムを先に固めます。画像処理は容量・DFT・自己相関・エントロピーの単位確認、言語メディア理解論は用語を処理手順として説明する練習までできると保険になります。

情報理工学コースと同じ対策でよいですか。

基礎数学とコンピュータ工学の一部は重なりますが、メディアネットワークは信号、画像、音声・言語、通信の比重が高いです。北大情報科学院全体の入口は別ガイドで確認し、このページではメディアネットワーク専用の解き順に絞っています。

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