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名古屋大学経済学部の編入過去問|経済・経営の対策
名古屋大学経済学部の第3年次編入学試験を2025・2026年度の全4問で分析。需要推定、関税、財務分析、PPMの復習順と答案の書き始め、失点例、120分の演習方法、公式問題・出題意図・解答PDFの使い分けを案内します。
最終更新: 2026/11/01
経済学部 経済・経営に関する基礎的な問題の解答・解説PDF
収録:2025・2026年度・2回分¥1,680第3年次編入の専門科目を扱う商品です。2025・2026年度の2回分・19ページ、1,680円。2027年度の問題や英語対策は収録していません。
解答PDFの商品ページへ名古屋大学経済学部の編入対策では、経済学のモデルを説明する力と、経営資料を読んで計算・評価する力の両方を練習します。2025年度は需要の推定とPPM、2026年度は関税と財務分析が題材でした。計算結果を出すだけでなく、使った指標の意味や、その結果から言える範囲まで書く必要があります。
このガイドは第3年次編入学試験の「経済・経営に関する基礎的な問題」を扱います。学部の一般選抜や大学院経済学研究科の入試とは別です。分析対象は公式に公開されている2025・2026年度の2回分で、同じ4問の独自解答・解説を販売PDFに収録しています。
公式問題と出題意図を一緒に開く
過去の第3年次編入試験問題には、2025・2026年度の問題が掲載されています。2026年度には出題の意図と正解・解答例(解答のポイント)があり、2025年度は出題の意図を確認できます。問題と解答例を先に通読するより、まず自力で解き、出題意図で問われた知識を確認してから、説明の不足を探す使い方が向いています。
2025年度問1の出題意図では、完全競争の仮定、価格弾力性の意味、回帰係数の解釈、需要・供給のシフト、所得効果を区別して挙げています。経済学用語を知っているかだけでなく、それぞれを正確に説明できるかを確かめる資料です。問2ではPPMの基礎、作図、戦略上の読み取りが分かれています。
2026年度問1の出題意図は、小国の関税の厚生分析に加え、後半では産業構造や政策運営へ論述を広げる点に触れています。問2は収益性・効率性・安全性から財務状況を分析する力が対象です。図を描いて終わる、ROEを順位付けして終わる、といった答案になっていないかを点検します。
直近の要項は2027年度入学の回
2026年11月1日に確認した大学の入試ページと2027年度募集要項では、募集は経済学科・経営学科を合わせて10名、専門の筆記は2026年10月30日10時〜12時です。出願は10月5日〜8日16時必着で、この回の出願期間と筆記日程はすでに過ぎています。2027年度という表記は2027年の入学年度を指し、筆記の実施年とは異なります。
選抜は書類審査、英語のスコア、専門の筆記を総合して行います。英語は出願要件もあり、2027年度要項にはTOEIC590点以上、TOEFL-iBT61点以上などの条件と、2024年10月9日以降の受験という有効期間が記載されています。TOEIC IPとTOEFL-ITPは認められていません。試験の種類・得点・証明書の提出方法を要項の出願要件・必要書類で確認してください。この数値を次年度の条件として流用しないようにします。
以下の時間配分は、この要項の120分を使う練習案です。2025・2026年度の各大問の配点や公式な時間配分を示すものではありません。2027年度の問題は今回の商品に収録していません。
2回とも経済学と経営学を組み合わせている
| 年度 | 設問数 | 題材 | 練習する作業 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 問1・6設問 | 小国の自由貿易・関税・所得分配 | 余剰の図から、再分配、中間財、生産要素の制約へ説明を広げる。 |
| 2026年度 | 問2・5設問 | ROE・ROA・財務レバレッジ・デュポン分解・3社比較 | 利益と資本の定義をそろえ、収益性・効率性・安全性を別々に評価する。 |
| 2025年度 | 問1・5設問 | 完全競争・需要の価格弾力性・回帰分析・スルツキー方程式 | 定義、推定上の問題、所得層の比較を条件付きで説明する。 |
| 2025年度 | 問2・3設問 | PPMの用語・計算・作図・資源配分 | 市場規模と自社売上、占有率と相対占有率を区別し、図から方針を書く。 |
2025年度は8設問、2026年度は11設問です。問2の空欄を一つずつ数える方式ではなく、問題冊子の設問番号に沿った数え方です。どちらも問1・問2があり、片方だけを選ぶ指示はありません。2回で同じテーマが繰り返されてはいないため、この4題だけで翌年の分野を予測せず、共通する基礎と答案の作業を身に付けます。
共通する作業は、定義を置く、表やモデルの条件を読む、計算・作図する、結果を経済的に説明する、という流れです。説明だけの小問も、具体例や比較の条件を求めています。用語を一文で暗記する練習と、資料へ当てはめる練習を別に行います。
定義、図、資料の順に復習する
- 最初にミクロ経済学の市場均衡、消費者余剰・生産者余剰、価格弾力性、代替効果と所得効果を復習します。需要曲線と供給曲線を白紙に描き、一方が動くと交点がどちらへ移るかを説明します。2025年度の需要推定と2026年度の貿易分析を同じ基礎から練習できます。
- 次に統計・計量の回帰係数の単位、誤差項、内生性を確認します。式の記号を言葉で説明してから、係数が何を測るか、因果的な反応を表すために何が必要かを書きます。高度な推定法の計算へ進む前に、需要と供給のどちらが動いたデータなのかを整理します。
- 会計では貸借対照表と損益計算書を並べ、資産・負債・自己資本と、営業利益・経常利益・当期純利益を区別します。比率の計算は、その分子と分母を言葉で定義できるようになってから行います。
- 経営戦略では、全社戦略と事業戦略、PPMの軸、資金の創出と配分を復習します。用語の空欄が埋まったら、表から売上と競争上の地位を読み、作図と配分方針まで続けます。
使う教材は、大学の授業で使っているミクロ経済学、計量経済学の入門、財務分析、経営戦略の教科書で足場をそろえます。ミクロは消費者理論と余剰・貿易政策、計量は単回帰と同時決定、財務分析は資本利益率と安全性、経営戦略は多角化とPPMの節を開きます。新しい本を何冊も通読するより、誤った設問と該当する節を対応させ、定義や導出を確認して解き直します。
答案の最初の一手を決めておく
| 出題 | 書き始めに行うこと | その後に確かめること |
|---|---|---|
| 2025年度問1 | 価格以外に何を固定した需要を考えるかを書き、価格の変化量と変化率を区別する。 | 回帰式の係数の単位、均衡価格が誤差項と相関する可能性。 |
| 2025年度問2 | 各市場について、自社の売上と最大競合との比較を別の列に整理する。 | 横軸の方向、負の成長率、円の大小、成長率の区分線。 |
| 2026年度問1 | 国内の需要・供給、世界価格を同じ図に置き、国内生産と輸入を区別する。 | 関税後も輸入が続くか、移転される所得と失われる余剰の違い。 |
| 2026年度問2 | 使う利益と自己資本の範囲、期末値で計算することを先に決める。 | 比率の分解が元の指標へ戻るか、高収益と高安全性を混同していないか。 |
計算が合っても説明が足りなくなる箇所
弾力性を回帰係数そのものと読まない
価格弾力性は価格と需要量の割合の変化を比べた、単位を持たない指標です。微分で求めるときは、需要の傾きに「価格÷数量」を掛けて割合へ直します。符号付きの定義を使うのか、絶対値を使うのかもそろえます。数量を個からダースへ変えると線形回帰の傾きは変わるため、傾きそのものを弾力性と呼ぶ説明では単位の確認が抜けます。
ただし、対数を取れば需要推定の問題がすべて解決するわけではありません。観測された価格と取引量は需要・供給の交点です。需要が動いたのか、供給が動いたのかを分け、価格が需要側の誤差と相関しないための条件を確認します。完全競争の価格受容者という仮定と、回帰分析の価格変数が外生であることは異なります。
スルツキー方程式は、価格変化の効果を、効用を一定にした代替効果と、購買力の変化による所得効果に分ける関係です。式を復習するときは、通常需要と補償需要で固定するものを確認し、所得効果に需要量が掛かる理由まで追います。所得層の比較では、支出比率、所得弾力性、代替のしやすさを別に確認します。低所得層だから必ず弾力的、または必ず非弾力的と結び付けないようにします。
関税収入と死重損失を分ける
貿易の図は、自由貿易と関税後で需要・供給の線を共通にして比較します。消費者余剰は需要量まで、生産者余剰は国内生産量までを対象にします。関税収入を計算する前には、課税後に残った輸入量を確認します。導入前の輸入量に税を掛けると、なくなった輸入にも課税したことになります。
厚生の比較では、消費者・生産者・政府の収支をそろえます。政府へ移った所得をそのまま社会的損失に数えないこと、小国であるという仮定が何を固定するかを説明することが見直しの対象です。輸入が止まるほど高い関税では価格の決まり方も変わるため、同じ式を無条件に延長しません。
後半の政策論述では、結論、作用する経路、成立条件や制約の順に書きます。中間財を使う国内企業まで考える場合と、最終消費財だけを考える場合では、費用が変わる主体が異なります。生産を国内へ移す議論でも、販売価格の変化と、設備・労働・技能を確保できるかを分けます。図の結論を現実のあらゆる産業へそのまま当てはめない練習が必要です。
財務比率は定義を固定してから比べる
ROEは自己資本に対する当期純利益の比率です。ROAは総資産を分母にしますが、営業利益を使う方式と純利益を使う方式があります。どの利益を採用したかを冒頭に書き、途中で変えないようにします。包括利益と当期純利益、株主資本と自己資本も区別して資料を読みます。
デュポン分解の復習では、売上高純利益率、総資産回転率、総レバレッジの各分子・分母を書き、積の途中で売上高と総資産が消えることを確かめます。これは比率の恒等的な分解です。借入れを増やせば同じだけ利益が増えるという因果関係まで証明したことにはなりません。
借入れの効果は、運用から得る収益率と借入利率の差を確認して考えます。借りた資金を同じ収益率で運用できるか、税を含めた比較かも条件です。営業利益と経常利益の差がすべて支払利息とは限りません。安全性の説明では自己資本の厚さや短期の支払いへの余裕を見ますが、流動比率だけで倒産可能性までは決められません。
PPMは図の名称を覚えて終わらせない
横軸の相対市場占有率は、市場全体の何%かという占有率と異なり、自社と最大競合を比べます。自社が首位の市場でも、比較相手を自社自身にしないようにします。作図では横軸を左右のどちらに高く取るかを確認し、縮小する市場の成長率の負号を残します。
円の大きさが表すのは自社事業の売上です。市場全体の規模をそのまま円にせず、半径と面積の違いも確かめます。区分に使う成長率の基準が与えられていない場合は、自分が採用した基準を明記します。基準によって分類が変わり得ることを理解して図を描きます。
資源配分の論述では、図から言える競争上の地位と成長性を先に述べ、費用や投資額などの追加情報が必要な判断を分けます。売上が大きい事業を、確認なしに資金の供給源と断定するのは避けます。分類名を並べるだけでは、なぜその配分方針を選ぶかが伝わりません。
120分で解き、答えと根拠を別々に採点する
最初の通し演習では、5分で全設問と資料を読み、各大問に50分ずつ、残り15分を見直しに使う配分を試します。これは練習用の案で、大学指定の配分ではありません。問1・問2のどちらかで止まり、もう一方の図や計算を未着手にしないための出発点です。2回目からは、実際にかかった時間と未完成の箇所を見て調整します。
2025年度は需要推定の説明に時間を使い過ぎると、PPMの作図と方針が残ります。2026年度は関税の図だけでなく、後半の政策論述と、3社の財務比較まで時間を残します。一つの小問に予定以上の時間を使ったら、定義や条件を記したうえで次へ進み、見直し時間に戻る練習をします。
自己採点は、大学の配点や合格点を推測して点数に換算するより、次の作業ができたかを設問ごとに記録します。
- 指定された説明・具体例・図・比較を、解答用紙の対応する場所へ書いたか。
- 定義した指標や記号を途中で変えず、単位・符号・割合と水準をそろえたか。
- 計算を元の式や資料へ戻し、図では軸・目盛り・名称・大小関係を確認したか。
- 結論の理由を説明し、成立条件と資料だけでは判断できない点を分けたか。
誤りは、用語を知らなかった、条件を落とした、計算を誤った、説明を書けなかった、時間が足りなかった、のどれかを添えます。たとえばROEの値だけ合っていても、その高さを安全性の高さと読んだ場合は、計算と解釈を別に直します。翌日は解答を閉じて、間違えた小問の最初の一行から書き直してください。
公式問題と解説PDFを使った解き直し
解答・解説PDFは2025・2026年度の2回分を、表紙込み19ページの1冊に収録しています。全4問・19設問で、定義や理論の使い方、計算過程、独自の図、前提条件、誤りやすい点を説明しています。大学公式の刊行物ではなく、論述答案も解答例の一つです。
- 大学の公式問題で一回分を解き、未完成の箇所と所要時間を残します。問題本文・原図は解説PDFには入っていないため、必ず公式問題と並べます。
- 大学の出題意図で、問われた論点を確認します。2026年度は公式の解答のポイントとも比べます。
- PDFの対応する設問で、答えだけでなく、定義・導出・条件・解釈のどこが自分の答案に足りなかったかを探します。
- 資料の数値と元の式へ戻して自分で確かめ、解説を閉じて書き直します。時間不足だった図や表は、完成までの手順を分けて繰り返します。
商品ページでは、購入前に実際の紙面見本と収録範囲を確認できます。2027年度の問題、学部一般選抜、大学院入試、英語の対策は今回のPDFの対象外です。ほかの名古屋大学経済学部の情報は経済学部のページ、編入商品の比較は大学編入の一覧から確認できます。
名大 公式の過去問の公開年度と公式解答例
- 公式の過去問ページ
- 経済学部 第3年次編入学試験
- 公開されている年度
- 2025〜2026年度
- 公式の解答例
- 一部の年度・科目で公開
- 院試hubが最後にリンクを確認した日
- 2026-11-01
- ページの内容
- 経済・経営に関する基礎的な問題を2年度分公開。2026年度は正解・解答例(解答のポイント)と出題の意図、2025年度は出題の意図を掲載している。対応する解答・解説集は両年度の専門科目を対象とする。
よくある質問
名古屋大学経済学部の編入過去問はどこで入手できますか。
大学の「過去の第3年次編入試験問題」のページで、2025・2026年度の「経済・経営に関する基礎的な問題」を確認できます。2026年度には出題の意図と正解・解答例(解答のポイント)、2025年度には出題の意図も掲載されています。一般選抜や大学院の問題とは別です。
経済学と経営学のどちらかを選んで解く試験ですか。
本記事が確認した2025・2026年度の問題冊子には、経済学系の問1と経営学系の問2があり、どちらか一方を選ぶ指示はありません。需要や貿易だけでなく、財務分析・経営戦略の定義、表の計算、作図、論述も練習します。
直近の募集要項では、試験時間と英語の扱いはどうなっていますか。
2027年度要項では、専門の筆記は2026年10月30日の10時〜12時です。英語はTOEICまたはTOEFLのスコアを用い、出願資格に加えて所定の得点・有効期間・提出方法の要件があります。この回の出願期間と筆記日程はすでに過ぎています。次年度の条件は新しい公式要項で確認してください。
解答PDFは何回分で、問題文も入っていますか。
2025・2026年度の2回分、全4問・19設問を19ページの1冊にまとめ、価格は1,680円です。問題本文・原図は入っていません。大学の公式問題を手元に置いて使います。大学公式の刊行物ではなく、独自の解答・解説です。
名古屋大学の解答PDF
公式過去問と併用する解答・解説PDFを、名古屋大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。
- 名古屋大学 多元数理科学研究科 数学の解答PDF(収録1年分)
- 名古屋大学 工学研究科 機械航空系 基礎部門・専門部門の解答PDF(収録4年分)
- 名古屋大学 情報学研究科 数理情報学の解答PDF(収録6実施回分)
- 名古屋大学 情報学研究科 知能システム学の解答PDF(収録3年分)
- 名古屋大学 情報学研究科 複雑系科学の解答PDF(収録3年分)
- 名古屋大学 理学研究科 物理学の解答PDF(収録6年分)
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経済学部 経済・経営に関する基礎的な問題の解答・解説PDF
収録:2025・2026年度・2回分¥1,680第3年次編入の専門科目を扱う商品です。2025・2026年度の2回分・19ページ、1,680円。2027年度の問題や英語対策は収録していません。
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