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名古屋大学 工学研究科(名大 工学)の院試

名大工学の博士前期入試は17専攻で計603人を募集し、筆記試験は専攻ではなく7つの系ごとに行われます。名古屋大学工学研究科の2027年4月入学一般選抜は2026年8月18〜20日に実施され、英語はTOEIC・TOEFL iBTのスコアで評価されました。系別の科目、筆記試験免除者選抜、倍率と過去問を確認できます。

公式資料の確認:2026/10/22

名古屋大学 工学研究科の解答・解説PDF

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筆記試験免除者選抜と一般選抜の日程

研究科の募集要項一覧に博士前期課程の第2次募集の要項はなく、2月の補欠募集の記載は博士後期課程の要項だけにあります(2026年10月22日時点)。2028年4月入学の要項の公表時期は書かれていません。2027年4月入学の要項は2026年4月に公表され、英語の扱いは2025年12月に予告されていました。

名大 工学:筆記試験免除者選抜と一般選抜の日程
区分出願・試験状況
A 筆記試験免除者選抜Web登録5月18日〜6月4日14時59分、願書6月1〜4日。書類選考は6月中旬、面接7月18日免除者は8月の口頭試問を受け、免除されなかった人は一般選抜を受ける(出願のやり直しは不要)
B 一般選抜Web登録6月15日〜7月3日14時59分、願書6月29日〜7月3日。筆記8月18・19日、口頭試問8月20日(専攻により21日も)実施済み。合格発表9月4日正午
外国人留学生入試出願10月5〜23日、試験11月18〜20日合格発表12月18日。機械・航空宇宙工学系以外は、日本語による教育で日本の大学を卒業した人は対象外

出典:2027年度 工学研究科 博士前期課程学生募集要項、2027年度 工学研究科 博士課程外国人留学生募集要項、2027年4月入学 博士前期課程入学試験の英語外部検定試験の取扱い(2025年12月25日)、2026年度実施 工学研究科入学試験FAQ

17専攻の募集人員と7つの系

募集人員は17専攻で計603人で、筆記試験免除者選抜と一般選抜を合わせた人数です(区分ごとの内訳はありません)。外国人留学生入試は別枠で各専攻若干名です。入学志願票では、志望する系の中のすべての専攻に順位を付けます。

名大 工学:17専攻の募集人員と7つの系
専攻系募集人員
有機・高分子化学化学生命工学34人
応用物質化学化学生命工学34人
生命分子工学化学生命工学28人
応用物理学物理工学39人
物質科学物理工学39人
材料デザイン工学マテリアル工学34人
物質プロセス工学マテリアル工学35人
化学システム工学マテリアル工学34人
電気工学電気電子情報工学34人
電子工学電気電子情報工学47人
情報・通信工学電気電子情報工学33人
機械システム工学機械・航空宇宙工学66人
マイクロ・ナノ機械理工学機械・航空宇宙工学36人
航空宇宙工学機械・航空宇宙工学38人
エネルギー理工学エネルギー理工学18人
総合エネルギー工学エネルギー理工学18人
土木工学土木工学36人

出典:2027年度 工学研究科 博士前期課程学生募集要項、2027年度 工学研究科 博士課程外国人留学生募集要項

系別の筆記試験(基礎部門・専門部門)

一般選抜は、TOEIC・TOEFLのスコア、筆記試験(基礎部門・専門部門)、口頭試問で評価します。筆記試験と口頭試問は日本語だけで行い、計算機器や辞書は専攻の指示がない限り使えません。配点を示しているのは土木工学の専攻案内で、英語200点、基礎部門300点、専門部門500点に口頭試問が加わります。化学生命工学系の基礎部門は、過去問(4科目から3科目を選ぶ形式)と2027年度の形式が違います。

名大 工学:系別の筆記試験(基礎部門・専門部門)
系基礎部門専門部門
化学生命工学基礎無機・物理化学、基礎有機化学、基礎生化学の計6問から4問(2時間)無機・物理化学、有機化学、生化学の計6問から4問(2時間)
物理工学数学、力学、電磁気学(3時間)量子力学、熱・統計力学、物性物理学、応用数学の4問から2問(3時間)
マテリアル工学数学と物理化学をすべて解答(3時間)固体物理学、流動と伝熱、反応工学、材料の力学の4問から2問(2時間)
電気電子情報工学数学3問・電磁気学2問から3問(3時間)電気回路・電子回路・論理回路と、電気エネルギー・電子物性・情報理論の計6問から3問。前者からは2問まで(3時間)
機械・航空宇宙工学数学(線形代数、常微分方程式、微分・積分、初等ベクトル解析)を全問解答(2時間)熱工学、流体力学、機械力学、制御工学、材料力学から3科目(3時間)
エネルギー理工学数学2問・物理2問・化学1問をすべて解答(3時間)エネルギーに関する総合問題(小論文を含む)と、材料科学・原子核工学・機械工学・電気工学から1問(2時間30分)
土木工学応用数学と小論文から3問(3時間)専門部門A(土木系)かB(土木系以外)。Aは5問を選択(3時間)

出典:2027年度 工学研究科 博士前期課程学生募集要項、2027年度 土木工学専攻 入学試験案内、化学生命工学系 2026年度入試 基礎部門の問題冊子・表紙

TOEIC・TOEFL iBTのスコア

英語の筆記試験はなく、TOEIC公開テスト(L&R)かTOEFL iBT(Home Editionを含む)のスコアで評価します。有効なのは2024年6月1日以降に実施された試験で、TOEIC IPとTOEFL ITPは認められず、IELTSなど他の試験は対象外です。スコアシートを出さなくても出願はできますが、英語は評価されません。

TOEICは公式認定証の原本(実施機関が発行する電子のスコアも原本と同じ扱い)を出します。TOEFLは、ETSからのスコアレポートが出願期間の最終日までに届くよう手配し(Institution Code D377、Department Code 69)、Test Taker Score Reportのコピーも出願書類と一緒に出します。どちらかが欠けると未提出の扱いです。2027年4月入学で使えたTOEICは、一般選抜の志願者が2026年5月実施分まで、筆記試験免除を希望する人が4月実施分まででした。

出典:2027年度 工学研究科 博士前期課程学生募集要項、2027年4月入学 博士前期課程入学試験の英語外部検定試験の取扱い(2025年12月25日)

専攻別の志願者数と合格者数

研究科の実施状況表では、2026年4月入学(筆記試験免除者選抜と一般選抜の合計)は志願者817人、受験者817人、合格者671人で、受験者数÷合格者数は約1.22倍です。第2・第3志望での合格があるため、専攻によっては合格者数が志願者数を上回ります。専攻別では航空宇宙工学が約1.61倍、電気工学が約1.54倍でした。2027年4月入学の結果は、10月22日時点で公表されていません。

名大 工学:専攻別の志願者数と合格者数
専攻(2026年4月入学)志願者合格者
有機・高分子化学31人34人
応用物質化学46人37人
生命分子工学27人27人
応用物理学47人41人
物質科学44人37人
材料デザイン工学38人37人
物質プロセス工学42人38人
化学システム工学30人33人
電気工学60人39人
電子工学75人54人
情報・通信工学48人38人
機械システム工学93人76人
マイクロ・ナノ機械理工学56人43人
航空宇宙工学108人67人
エネルギー理工学21人20人
総合エネルギー工学22人21人
土木工学29人29人

出典:工学研究科 博士前期課程入学試験実施状況(2026年度・2025年度)

出願の手順と系ごとの追加手続き

出願は、インターネット出願サイトでの登録、検定料3万円の払込、書類の簡易書留・速達での郵送をすべて期間内に行って完了します。筆記試験免除者選抜で免除にならず一般選抜を受ける場合、出願や検定料のやり直しは不要です。出願書類の文章を生成AIで作ることは認められていません。

研究科の要項に指導教員への事前連絡の一律の規定はなく、系(専攻)ごとに追加の手続きを定めています。土木工学は志願者全員が希望指導教員に連絡したうえで事前調査用紙を提出し、エネルギー系の2専攻は研究グループ志望調書を8月18日17時までに出します。電気系3専攻は配属研究室希望調書を筆記試験の初日に提出し、希望が重なった場合は入試成績の順に配属が決まります。

筆記試験免除者選抜の対象は「学業成績優秀者で、志望する専攻での勉学に高い意欲を持つ者」とされ、具体的な成績基準は要項に書かれていません。土木工学の免除選抜は土木工学系学科の出身者に限られます。

出典:2027年度 工学研究科 博士前期課程学生募集要項、2026年度実施 工学研究科入学試験FAQ、2027年度 土木工学専攻 入学試験案内、エネルギー理工学・総合エネルギー工学専攻 博士前期課程受験の注意事項、2027年度 電気系専攻を志望する諸君へ

公式過去問の入手先

研究科の「入学者選抜に関する情報」で、専攻ごとに2025年度・2026年度入試(2024年・2025年実施)の筆記試験が公開され、2026年度分には出題の意図と正解・解答例も付いています(マテリアル工学系の3専攻は2025年度分だけ)。応用物理学・物質科学・電気系3専攻・土木工学は、専攻の事務室でも過去問を配布しています。2026年8月実施分は、10月22日時点で掲載されていません。

出典:工学研究科・過去問の閲覧・請求方法、機械システム工学 2026年度入試の試験問題等、電気電子情報系・大学院入試情報

無料で読める年度別の解答例

機械航空系 基礎部門・専門部門

  • 2025年度9問

    基礎数学1:微分・接平面・回転体 / 基礎数学2:行列・固有値・二次形式

  • 2024年度10問

    基礎数学1 / 基礎数学2

  • 2023年度10問

    基礎数学:極限・微分積分・極値 / 基礎数学:固有値とスペクトル分解

  • 2022年度10問

    基礎数学1:微積分 / 基礎数学2:線形代数

専攻・科目別の解答・解説PDF

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この研究科向けの教材

過去問に入る前の1〜3月に、出題の多い分野を独自の類題で固める問題集・ロードマップです。

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