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筑波大 数理物質科学研究群 物理学学位プログラム 物理 2022年度 院試 過去問 解答例・解説(全5問)

全5問の分野は数学1問、電磁気学・回路1問、熱・統計力学1問です。解説はすべて、途中式と最終答は大問1問ぶんを公開しています。残りは解答PDFに収録しています。問題本文は含みません。

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第1問 — 数学:線形代数・ベクトル解析・複素関数・微分方程式

問1の別解

各行の和がすべて 22 なので (1,1,1,1)t(1,1,1,1)^{t} が固有値 22 の固有ベクトルであることは暗算でわかる。残りは x1+x2+x3+x4=0x_1+x_2+x_3+x_4=0 を満たすベクトルで、そこでは JJ が消えるので固有値は −2-2 である。固有値分解を使わずに、第1行に他の3行をすべて加えて (2,2,2,2)(2,2,2,2) を作り、22 をくくり出してから掃き出す方法でも同じ結果になる。

問2の要点

余因子行列を全部作ってから足すと9個の 2×22\times2 行列式が必要になるが、「逆行列の全成分の和」は 1tM−11\mathbf{1}^{t}M^{-1}\mathbf{1} という1個の連立方程式に置き換えられる。この見方をすると計算量が 1/31/3 程度になり、途中の符号ミスもほぼ起きない。検算は My⃗=1M\vec y=\mathbf 1 に y⃗=(3,−1,5)t/13\vec y=(3,-1,5)^{t}/13 を代入すればよい。

問3の検算

求めた z=5z=5 を平面の式に戻すだけでなく、n⃗\vec n が AB⃗\vec{AB} と AC⃗\vec{AC} の両方と直交していること(n⃗⋅AB⃗=−7+15−8=0\vec n\cdot\vec{AB}=-7+15-8=0、n⃗⋅AC⃗=14+10−24=0\vec n\cdot\vec{AC}=14+10-24=0)を確かめると、外積の計算ミスをその場で除ける。

問4が試していること

∇⃗(1/r)=−r⃗/r3\vec\nabla(1/r)=-\vec r/r^3 を先に代入して成分計算に入ると、選択肢にある a⃗⋅r⃗/r3\vec a\cdot\vec r/r^3 のような形が「途中に現れる量」として出てくるので誘導に乗りやすい。恒等式2本で答えが 00 に決まることに気付けるかどうかを見ている。なお ∇⃗2(1/r)=−4πδ3(r⃗)\vec\nabla^2(1/r)=-4\pi\delta^3(\vec r) なので、原点を含む場合は別扱いになる。

設問[B] 複素数のべき・周回積分・フーリエ変換(問5〜問7)

問5で見ているもの

1i=11^{i}=1 としてしまう誤りを狙った問題である。wz≡ezlog⁡ww^{z}\equiv e^{z\log w} という定義に戻り、log⁡\log が 2kπi2k\pi i の不定性をもつことを書けば十分。kk を含む選択肢が答えになる、という形からも多価性が主題だとわかる。

問6の検算

留数の和が 00 になることは、1/(z2+1)1/(z^2+1) が無限遠で ∣z∣−2|z|^{-2} で減衰することからも確かめられる。実際、半径 RR の円周上で ∣f∣≤1/(R2−1)|f|\le 1/(R^2-1)、周長 2πR2\pi R なので R→∞R\to\infty で積分は 00 に近づく。有理関数の全極を囲む周回積分は、分母の次数が分子より2以上大きければ必ず 00 になる。

問7の検算

k=0k=0 とすると F(0)=2/π/aF(0)=\sqrt{2/\pi}/a で、これは ∫e−a∣x∣dx=2/a\int e^{-a|x|}dx=2/a を 2π\sqrt{2\pi} で割った値と一致する。また F(k)F(k) は実かつ偶関数だが、これは f(x)f(x) が実の偶関数であることの帰結である。虚数単位や e−ak2e^{-ak^2} を含む選択肢は、この対称性の確認だけで除外できる。

設問[C] 完全微分方程式・積分方程式・重積分(問8〜問10)

問8の即答法

選択肢はすべて2次形式 αx2+βxy+γy2=C\alpha x^2+\beta xy+\gamma y^2=C の形なので、全微分をとって (2αx+βy)dx+(βx+2γy)dy=0(2\alpha x+\beta y)dx+(\beta x+2\gamma y)dy=0 と与式を比べるだけでもよい。dxdx の係数の比較から 2α=12\alpha=1、β=4\beta=4、dydy の係数から 2γ=32\gamma=3 となり、1:8:31:8:3 の比がただちに決まる。完全性の確認 My=NxM_y=N_x は、解ける形かどうかの判定として最初に書いておく。

問9の失点しやすい点

微分の際に xx が積分の上端と被積分関数の両方に入っていることを見落とすと、xf(x)xf(x) の相殺に気付けない。ddx∫0xg(x,t)dt=g(x,x)+∫0x∂xg dt\frac{d}{dx}\int_0^x g(x,t)dt=g(x,x)+\int_0^x \partial_x g\,dt を明示的に使うのが安全である。また初期条件は2つとも必要で、f′(0)=0f'(0)=0 を落とすと cos⁡x+sin⁡x\cos x+\sin x 型の選択肢を選んでしまう。検算は求めた cos⁡x\cos x を元の式に戻し、∫0x(t−x)cos⁡t dt=cos⁡x−1\int_0^x(t-x)\cos t\,dt=\cos x-1 を確かめればよい。

問10の次元による検算

a,ba,b は x−2x^{-2} の次元をもつので、答えは (ab)−1/2(ab)^{-1/2} に比例しなければならない。この一点で ab/πab/\pi、π/(ab)\pi/(ab)、4ab/π4\sqrt{ab}/\pi を含む選択肢は消える。残るのは π/ab\pi/\sqrt{ab} と π/(4ab)\pi/(4\sqrt{ab}) で、積分区間が全平面ではなく第1象限であることから 1/41/4 が付く方が正しい。

解答

問1 対角成分が −1-1、非対角成分が 11 の4次行列式

全成分が 11 の 4×44\times4 行列を JJ とすると、与えられた行列は A=J−2I A=J-2I と書ける。JJ は階数1で、固有値は 44(固有ベクトル (1,1,1,1)t(1,1,1,1)^{t})と 00(3重)である。したがって AA の固有値は 4−2=2,0−2=−2 (3重) 4-2=2,\qquad 0-2=-2\ (\text{3重}) であり、行列式は固有値の積として det⁡A=2⋅(−2)3=−16. \det A=2\cdot(-2)^3=-16.

問2 3×33\times3 行列の逆行列の全成分の和

行列を MM とすると det⁡M=1⋅(1⋅3−1⋅2)−0⋅(3⋅3−1⋅0)+2⋅(3⋅2−1⋅0)=1+12=13≠0. \det M=1\cdot(1\cdot3-1\cdot2)-0\cdot(3\cdot3-1\cdot0)+2\cdot(3\cdot2-1\cdot0) =1+12=13\neq0 . 逆行列の全成分の和は、すべて 11 の縦ベクトル 1\mathbf{1} を用いて ∑i,j(M−1)ij=1tM−11 \sum_{i,j}(M^{-1})_{ij}=\mathbf{1}^{t}M^{-1}\mathbf{1} と書けるので、My⃗=1M\vec y=\mathbf{1} を解いて y⃗\vec y の成分の和を求めればよい。連立方程式は y1+2y3=1,3y1+y2+y3=1,2y2+3y3=1 y_1+2y_3=1,\qquad 3y_1+y_2+y_3=1,\qquad 2y_2+3y_3=1 である。第1式から y1=1−2y3y_1=1-2y_3、これを第2式に代入して y2=5y3−2y_2=5y_3-2、さらに第3式に代入すると 2(5y3−2)+3y3=1⟹13y3=5,y3=513. 2(5y_3-2)+3y_3=1\quad\Longrightarrow\quad 13y_3=5,\qquad y_3=\frac{5}{13}. よって y2=−1/13y_2=-1/13、y1=3/13y_1=3/13 であり、 ∑i,j(M−1)ij=313−113+513=713. \sum_{i,j}(M^{-1})_{ij}=\frac{3}{13}-\frac{1}{13}+\frac{5}{13}=\frac{7}{13}.

問3 3点が定める平面上の点

3点を A(1,1,3)A(1,1,3)、B(0,−2,2)B(0,-2,2)、C(3,−1,0)C(3,-1,0) とすると AB⃗=(−1,−3,−1),AC⃗=(2,−2,−3) \vec{AB}=(-1,-3,-1),\qquad \vec{AC}=(2,-2,-3) であり、法線ベクトルは n⃗=AB⃗×AC⃗=(9−2, −(3+2), 2+6)=(7,−5,8). \vec n=\vec{AB}\times\vec{AC} =\bigl(9-2,\ -(3+2),\ 2+6\bigr)=(7,-5,8). 平面の方程式は n⃗⋅(r⃗−OA⃗)=0\vec n\cdot(\vec r-\vec{OA})=0 より 7x−5y+8z=7−5+24=26. 7x-5y+8z=7-5+24=26 . 点 (−2,0,z)(-2,0,z) を代入すると −14+8z=26-14+8z=26、すなわち z=5. z=5 .

問4 定ベクトルと勾配の外積の発散

ベクトル解析の恒等式 ∇⃗⋅(A⃗×B⃗)=B⃗⋅(∇⃗×A⃗)−A⃗⋅(∇⃗×B⃗) \vec\nabla\cdot(\vec A\times\vec B)=\vec B\cdot(\vec\nabla\times\vec A)-\vec A\cdot(\vec\nabla\times\vec B) を、A⃗=a⃗\vec A=\vec a(定ベクトル)、B⃗=∇⃗(1/r)\vec B=\vec\nabla(1/r) に対して用いる。定ベクトルの回転は ∇⃗×a⃗=0⃗\vec\nabla\times\vec a=\vec 0、勾配の回転は恒等的に ∇⃗×∇⃗f=0⃗\vec\nabla\times\vec\nabla f=\vec 0 であるから、2項とも消えて ∇⃗⋅[a⃗×∇⃗(1r)]=0 \vec\nabla\cdot\left[\vec a\times\vec\nabla\left(\frac1r\right)\right]=0 である(原点を除く領域で成り立つ)。

問5 1i1^{i} の値

複素数のべきは対数を通して定義され、11 の対数は多価で log⁡1=ln⁡∣1∣+iarg⁡1=2kπi(k∈Z) \log 1=\ln|1|+i\arg 1=2k\pi i\qquad(k\in\mathbb{Z}) である。したがって 1i=eilog⁡1=ei⋅2kπi=e−2kπ 1^{i}=e^{i\log 1}=e^{i\cdot 2k\pi i}=e^{-2k\pi} となり、実の正数値を無限個とる。

問6 1/(z2+1)1/(z^2+1) の周回積分

被積分関数の極は z=±iz=\pm i で、いずれも ∣z∣=2|z|=2 の内部にある。1位の極なので留数は Res⁡z=i1z2+1=12i,Res⁡z=−i1z2+1=1−2i \operatorname*{Res}_{z=i}\frac{1}{z^2+1}=\frac{1}{2i},\qquad \operatorname*{Res}_{z=-i}\frac{1}{z^2+1}=\frac{1}{-2i} であり、和は 00 である。留数定理より ∮Cdzz2+1=2πi(12i−12i)=0. \oint_{C}\frac{dz}{z^2+1}=2\pi i\left(\frac{1}{2i}-\frac{1}{2i}\right)=0 .

問7 両側指数関数のフーリエ変換

∣x∣|x| を場合分けして F(k)=12π[∫0∞e−axe−ikxdx+∫−∞0eaxe−ikxdx]=12π[1a+ik+1a−ik] F(k)=\frac{1}{\sqrt{2\pi}}\left[\int_0^{\infty}e^{-ax}e^{-ikx}dx+\int_{-\infty}^{0}e^{ax}e^{-ikx}dx\right] =\frac{1}{\sqrt{2\pi}}\left[\frac{1}{a+ik}+\frac{1}{a-ik}\right] である(a>0a>0 より両端で収束する)。通分して F(k)=12π⋅2aa2+k2=2π aa2+k2. F(k)=\frac{1}{\sqrt{2\pi}}\cdot\frac{2a}{a^2+k^2} =\sqrt{\frac{2}{\pi}}\,\frac{a}{a^2+k^2}.

問8 完全微分型の解

M=x+4yM=x+4y、N=4x+3yN=4x+3y とすると ∂M∂y=4=∂N∂x \frac{\partial M}{\partial y}=4=\frac{\partial N}{\partial x} なので完全微分形である。ポテンシャル F(x,y)F(x,y) を ∂F/∂x=M\partial F/\partial x=M から求めると F=x22+4xy+g(y),∂F∂y=4x+g′(y)=4x+3y F=\frac{x^2}{2}+4xy+g(y),\qquad \frac{\partial F}{\partial y}=4x+g'(y)=4x+3y より g′(y)=3yg'(y)=3y、g(y)=3y2/2g(y)=3y^2/2 である。よって x22+4xy+3y22=const⟺x2+8xy+3y2=C. \frac{x^2}{2}+4xy+\frac{3y^2}{2}=\text{const} \quad\Longleftrightarrow\quad x^2+8xy+3y^2=C .

問9 積分方程式から微分方程式へ

与えられた関係式で x=0x=0 とすると f(0)=1f(0)=1 である。右辺を ∫0xtf(t)dt−x∫0xf(t)dt\int_0^x t f(t)dt-x\int_0^x f(t)dt と分けて微分すると f′(x)=xf(x)−∫0xf(t)dt−xf(x)=−∫0xf(t)dt f'(x)=xf(x)-\int_0^x f(t)dt-xf(x)=-\int_0^x f(t)dt となり、f′(0)=0f'(0)=0 を得る。もう一度微分して f′′(x)=−f(x). f''(x)=-f(x). 一般解 f=Acos⁡x+Bsin⁡xf=A\cos x+B\sin x に初期条件 f(0)=1f(0)=1、f′(0)=0f'(0)=0 を課すと A=1A=1、B=0B=0 で f(x)=cos⁡x. f(x)=\cos x .

問10 2変数のガウス積分

被積分関数が xx と yy に分離するので ∫0∞ ⁣ ⁣∫0∞e−(ax2+by2)dxdy=(∫0∞e−ax2dx)(∫0∞e−by2dy). \int_0^{\infty}\!\!\int_0^{\infty}e^{-(ax^2+by^2)}dxdy =\left(\int_0^{\infty}e^{-ax^2}dx\right)\left(\int_0^{\infty}e^{-by^2}dy\right). ∫−∞∞e−ax2dx=π/a\int_{-\infty}^{\infty}e^{-ax^2}dx=\sqrt{\pi/a} と偶関数性から ∫0∞e−ax2dx=12π/a\int_0^{\infty}e^{-ax^2}dx=\frac12\sqrt{\pi/a} なので =12πa⋅12πb=π4ab. =\frac12\sqrt{\frac{\pi}{a}}\cdot\frac12\sqrt{\frac{\pi}{b}} =\frac{\pi}{4\sqrt{ab}} .

最終答

問1 −16 [(6)],問2 713 [(3)],問3 z=5 [(5)],問4 0 [(6)] \text{問1 } -16\ \text{[(6)]},\quad \text{問2 } \frac{7}{13}\ \text{[(3)]},\quad \text{問3 } z=5\ \text{[(5)]},\quad \text{問4 } 0\ \text{[(6)]}

問5 e−2kπ [(3)],問6 0 [(4)],問7 2π aa2+k2 [(2)] \text{問5 } e^{-2k\pi}\ \text{[(3)]},\qquad \text{問6 } 0\ \text{[(4)]},\qquad \text{問7 } \sqrt{\frac{2}{\pi}}\,\frac{a}{a^2+k^2}\ \text{[(2)]}

問8 x2+8xy+3y2=C [(5)],問9 f(x)=cos⁡x [(1)],問10 π4ab [(5)] \text{問8 } x^2+8xy+3y^2=C\ \text{[(5)]},\qquad \text{問9 } f(x)=\cos x\ \text{[(1)]},\qquad \text{問10 } \frac{\pi}{4\sqrt{ab}}\ \text{[(5)]}

第2問 — 力学:保存則と剛体球振り子の基準振動

問1の失点しやすい点

「角運動量が保存する」から m(r⃗×v⃗)=0⃗m(\vec r\times\vec v)=\vec 0 を選ぶ誤りが多い。保存するのは値であって、値が 00 になるわけではない。答案では r⃗˙×v⃗=v⃗×v⃗=0⃗\dot{\vec r}\times\vec v=\vec v\times\vec v=\vec 0 の一行を必ず書く。

問2の見方

{Li,Lj}=ϵijkLk\{L_i,L_j\}=\epsilon_{ijk}L_k は角運動量が回転の生成子であることの表れで、量子力学の [L^x,L^y]=iℏL^z[\hat L_x,\hat L_y]=i\hbar\hat L_z に対応する。選択肢に xyxy や pxpyp_xp_y が並ぶのは、交差項を落として計算した場合の結果を用意しているからである。偏微分は4つの項のうち2つしか残らないので、どの変数が共通かを先に確認すると速い。

問3の境界の意味

下限は第一宇宙速度、上限は第二宇宙速度(脱出速度)で、比は 2\sqrt2 である。GM/(2R)\sqrt{GM/(2R)} を含む選択肢は、円軌道の条件を「ポテンシャルの半分」と取り違えたときに現れる値である。v=vcv=v_c ちょうどは円軌道で条件を満たすが、選択肢が開区間なので厳密な不等号で書かれた組を選ぶ。

設問[B] 剛体球振り子の運動方程式(問1〜問4)

力の向きを決めるのは θ\theta だけ

糸が張っている限り、張力は必ず線分 OP\mathrm{OP} の方向を向く。したがって並進の式に現れる角は θ\theta である。一方、球は P\mathrm{P} で自由に回れるので、球の向き ϕ\phi は張力の向きとは独立に決まり、回転の式にだけ ϕ−θ\phi-\theta の組合せで現れる。この役割分担を最初に整理しておくと、以降の設問で角を取り違えない。

問4のモーメントの符号

ϕ>θ\phi>\theta のとき、球は糸より前に出ており、張力は球を引き戻す向きのモーメントを与える。よって ϕ¨\ddot\phi の符号は −(ϕ−θ)-(\phi-\theta) と同じでなければならない。符号だけなら、この物理的な向きの確認で十分に決まる。+Mga+Mga を含む選択肢は、重力が重心まわりにモーメントを与えると誤解した場合の形である。

問3の暗記の確認

25Ma2\frac25Ma^2 は中身の詰まった球、23Ma2\frac23Ma^2 は薄い球殻の値である。23\frac23 を選ぶ誤りが定番なので、上のように球対称性から一度導いておくと迷わない。振り子の全体を「半径 aa の球」ではなく「長さ l+al+a の棒」と見て M(a+l)2M(a+l)^2 型を選ぶ誤りも用意されている。

設問[B] 微小振動と基準振動の周期(問5〜問7)

方針

未定乗数法を持ち出す必要はない。糸が張っているという条件は「張力 SS という未知数を1つ導入し、yy 方向の式でそれを決める」形で自動的に処理される。自由度は θ\theta と ϕ\phi の2つ、独立な方程式は並進2本と回転1本の計3本、未知数は θ,ϕ,S\theta,\phi,S の3つで過不足がない。

y¨G≃0\ddot y_{\mathrm G}\simeq0 の意味

微小振動では重心はほぼ水平にしか動かないので、鉛直方向の運動方程式は「張力と重力のつり合い」に退化する。この S≃MgS\simeq Mg を代入して初めて問5、問6が θ,ϕ\theta,\phi だけの閉じた連立方程式になる。ここを飛ばして SS を残したままにすると、選択肢のどれとも一致しない。

検算:点質量の極限

a→0a\to0 では α→0\alpha\to0、β→0\beta\to0 で A→1A\to1、B→0B\to0 となり、周期は T=2π(l/2g)(1±1)T=2\pi\sqrt{(l/2g)(1\pm1)}、すなわち 2πl/g2\pi\sqrt{l/g} と 00 になる。前者は長さ ll の単振り子の周期そのもので、後者は消えた自由度に対応する。この極限が合うことを確かめると、AA と BB の組合せを取り違えていないかが1行で確認できる。

2つの基準振動の姿

λ\lambda の大きい根は θ\theta と ϕ\phi が逆向きに振れる速い振動、小さい根は両者が同じ向きに振れる遅い振動に対応する。遅い方は糸と球がほぼ一直線に並んだまま揺れる「長さ l+al+a に近い振り子」で、周期は 2πl/g2\pi\sqrt{l/g} よりわずかに長い。二重振り子と同じ構造だが、下側の自由度が「球の自転」である点だけが違う。

失点しやすい点

α\alpha と β\beta の定義を取り違えると問5と問6の答えが入れ替わる。α\alpha は慣性モーメントを含む量、β\beta は純粋な長さの比であり、α=25β\alpha=\frac{2}{5}\beta という関係がある。また問7では ω2∝λ\omega^2\propto\lambda なのに対して T∝λ−1/2T\propto\lambda^{-1/2} なので、根の ±\pm が入れ替わる。λ+λ−=α\lambda_+\lambda_-=\alpha を使って逆数を書き換える手順を明示しておくと、符号の取り違えを防げる。

力学:保存則と剛体球振り子の基準振動の途中式・最終答をPDFで見る

第3問 — 量子力学:角運動量の基礎と水素原子の一次シュタルク効果

問2で問われている境界

n2n^2 はスピンを数えない軌道の縮退度である。電子スピンまで含めれば 2n22n^2 になり、これが周期表の各周期の収容数に対応する。選択肢に 2n22n^2 がないので、ここでは軌道だけを数えればよいと判断できる。なお ll に依存しない縮退はクーロンポテンシャル特有のもので、ルンゲ–レンツベクトルの保存に由来する偶然縮退である。

問3の符号

[L^x,L^y]=+iℏL^z[\hat L_x,\hat L_y]=+i\hbar\hat L_z の符号は巡回的で、x→y→z→xx\to y\to z\to x の順に添字を回すと保たれる。逆順にすると符号が反転するので、選択肢に −iℏL^z-i\hbar\hat L_z が用意されている。第2問の {Lx,Ly}=Lz\{L_x,L_y\}=L_z と対応しており、{ , }→[ , ]/(iℏ)\{\ ,\ \}\to[\ ,\ ]/(i\hbar) という正準量子化の置き換えでつながっている。

設問[B] 波動関数・摂動ハミルトニアン・行列要素(問1〜問3)

符号の決め方

H^′=−d⃗⋅E⃗\hat H'=-\vec d\cdot\vec E で、電子の電気双極子モーメントは d⃗=−er⃗\vec d=-e\vec r である。マイナスが2回かかって H^′=+eEz\hat H'=+eEz となる。ここで符号を落とすと問3の行列要素の符号が反転し、問5で選ぶ状態が逆になる。H^′\hat H' の全体の符号は、後で ±3eEa0\pm3eEa_0 の対称な組が出ることからは判定できないので、定義に戻って書いておく。

選択則を先に使う

6つの行列要素を全部積分すると時間が足りない。ϕ\phi 積分が ∫02πei(m−m′)ϕdϕ=2πδmm′\int_0^{2\pi}e^{i(m-m')\phi}d\phi=2\pi\delta_{mm'} で消えることを最初に書けば、mm の異なる4つは即座に落ちる。残る ⟨2 1 1∣H^′∣2 1 −1⟩\langle 2\,1\,1|\hat H'|2\,1\,{-1}\rangle も mm が違うので 00、ll が同じ組はパリティで 00 である。実際に積分するのは1つだけでよい。

検算

⟨200∣z∣210⟩=−3a0\langle 200|z|210\rangle=-3a_0 は、n=2n=2 の水素原子の代表的な数値としてよく知られている。大きさが a0a_0 の数倍のオーダーになることは、n=2n=2 の電子雲の広がりが ∼4a0\sim4a_0 であることと整合する。もし a0a_0 より桁違いに大きい値や、1/4π1/\sqrt{4\pi} のような角度因子が残った値が出たら、動径積分の規格化係数か ∫cos⁡2θ dΩ=4π/3\int\cos^2\theta\,d\Omega=4\pi/3 を取り違えている。

設問[B] 縮退の解け方と基底状態(問4〜問5)

一次シュタルク効果が起きる理由

基底状態 n=1n=1 では一次の効果は起きず、E2E^2 に比例する二次シュタルク効果になる。n=2n=2 で一次の効果が生じるのは、l=0l=0 と l=1l=1 が縮退していて、パリティの異なる状態を混ぜた「永久双極子をもつ状態」を作れるからである。実際 12(∣200⟩±∣210⟩)\frac{1}{\sqrt2}(|200\rangle\pm|210\rangle) は電子雲が zz 軸方向に片寄った状態で、⟨z⟩=∓3a0\langle z\rangle=\mp3a_0 の双極子をもつ。この設問群は、偶然縮退があるとパリティ選択則をすり抜けて一次の効果が現れる、という筋道を追えるかを見ている。

問5の符号の確認

H^′=+eEz\hat H'=+eEz で行列要素が負なので、∣200⟩+∣210⟩|200\rangle+|210\rangle の側が下がる。物理的には、電場が +z+z 向きのとき電子(負電荷)は −z-z 側に片寄る方がエネルギーが低い、ということである。実際 ⟨ψmin⁡∣z∣ψmin⁡⟩=⟨200∣z∣210⟩=−3a0<0\langle\psi_{\min}|z|\psi_{\min}\rangle=\langle200|z|210\rangle=-3a_0<0 で、電子雲は −z-z 側に寄っている。符号を追う自信がないときは、この期待値を計算して物理的に妥当かを見るのが確実である。

失点しやすい点

問4で「エネルギー変化をすべて選べ」とあるので、00 を落とすと不完全になる。∣211⟩|211\rangle と ∣21 −1⟩|21\,{-1}\rangle は一次では変化せず、縮退したまま残る。4つの状態が4つの異なる準位に分かれるわけではなく、33 本になる点が結論の要である。また 3\sqrt3 や 1/4π1/\sqrt{4\pi} を含む選択肢は、角度積分か動径積分のどちらかを規格化し忘れたときの値なので、両方の規格化を確認する。

量子力学:角運動量の基礎と水素原子の一次シュタルク効果の途中式・最終答をPDFで見る

第4問 — 電磁気学:静電場と合成容量、環状ソレノイドのインダクタンス

問1と問2で使う誘電率の違い

問1は「ある気体中」なので与えられた ε\varepsilon を、問2は「真空中」なので ε0\varepsilon_0 を使う。値がほぼ同じなので取り違えても数値はあまり変わらないが、どちらを使うかを式の段階で書き分けておくのが答案として正しい。導体球の表面電荷密度 σ=Q/(4πR2)\sigma=Q/(4\pi R^2) を使えば E=σ/εE=\sigma/\varepsilon とも書け、平面導体の表面での関係と同じ形になる。

問3のまとめ方の順序

はしご形回路は「端子から遠い側から順に」まとめる。ここでは右端のループが CC–2C2C–CC の直列(2C/52C/5)になり、これが中央の 2C2C と並列(12C/512C/5)、最後に左右の CC と直列という3段階で終わる。2/52/5 という小さい値になることから、右のループはほとんど効かず、答えが C/2C/2 よりわずかに小さい 12C/29≃0.41C12C/29\simeq0.41C に落ち着くことも見通せる。検算として、右のループを取り去った場合(中央の 2C2C だけ)は 1/C+1/(2C)+1/C=5/(2C)1/C+1/(2C)+1/C=5/(2C) より 0.4C0.4C となり、0.41C0.41C と近い値になることを確かめられる。

問4の検算

サイクロトロン角振動数 ω=qB/m=1.60×10−19×0.1/1.67×10−27≃9.6×106 s−1\omega=qB/m=1.60\times10^{-19}\times0.1/1.67\times10^{-27}\simeq9.6\times10^{6}\,\mathrm{s^{-1}} で、v=rω=0.01×9.6×106=9.6×104 m/sv=r\omega=0.01\times9.6\times10^{6}=9.6\times10^{4}\,\mathrm{m/s} と一致する。得られた速さは光速の 3×10−43\times10^{-4} 程度なので、非相対論的に扱ってよいことも確認できる。

設問[B] ソレノイドとトロイダルコイル(問1〜問2)

問1の次元と極限による検算

AφA_\varphi は r1r_1 に比例して増える。これは一様磁場中の A⃗=12B⃗×r⃗\vec A=\frac12\vec B\times\vec r という標準形と一致し、実際 ∣A⃗∣=12Br1=12μnIr1|\vec A|=\frac12 Br_1=\frac12\mu nIr_1 である。II の2乗や r1r_1 の逆数を含む選択肢は、電流の1次であること、および内部(r1<ar_1<a)では中心で 00 になるべきことから除外できる。ソレノイド外部では B=0B=0 でも Aφ=μnIa2/(2r)≠0A_\varphi=\mu nIa^2/(2r)\ne0 で、これがアハラノフ–ボーム効果の舞台になる。

問2で環にしても結果が変わらない理由

円筒ソレノイドを環に曲げても、単位長さあたりの巻数 nn と断面積 πa2\pi a^2、および全長 ll が変わらないので、内部の磁束密度も鎖交磁束も同じである。違いは端の漏れがなくなることだけで、むしろ理想化が正当になる。L=μn2lSL=\mu n^2 lS という形は、μ×(単位長さ巻数)2×(体積)\mu\times(\text{単位長さ巻数})^2\times(\text{体積}) と読むと覚えやすい。πa2\pi a^2 が分母に来ている選択肢は、この体積の依存性を逆にしたものである。

設問[B] 部分巻線の相互インダクタンスとエネルギー(問3〜問4)

問3の要点

トロイダルコイルでは磁束が芯の外へ漏れないので、一方の巻線がつくった磁束は他方の巻線に「全部」鎖交する。すなわち結合係数が 11 で、M=L1L2M=\sqrt{L_1L_2} が成り立つ。実際 L1=μN12πa2/l=L/25L_1=\mu N_1^2\pi a^2/l=L/25、L2=16L/25L_2=16L/25 なので L1L2=4L/25\sqrt{L_1L_2}=4L/25 となり、上で求めた MM と一致する。この検算を書いておくと、巻数の積か2乗かを取り違えていないことが示せる。

問4の別解

インダクタンスで表すと U=12L1(2I)2+12L2I2+M(2I)(I) U=\frac12L_1(2I)^2+\frac12L_2I^2+M(2I)(I) である。L1=L/25L_1=L/25、L2=16L/25L_2=16L/25、M=4L/25M=4L/25 を代入すると U=LI22(425+1625+1625)=3625⋅LI22 U=\frac{L I^2}{2}\left(\frac{4}{25}+\frac{16}{25}+\frac{16}{25}\right) =\frac{36}{25}\cdot\frac{LI^2}{2} となり、基準の U0=12LI2U_0=\frac12LI^2 の 36/2536/25 倍である。磁場から計算した結果と一致する。相互インダクタンスの項の係数が 2×12=12\times\frac12=1 であることに注意する。

失点しやすい点

問4で「電流の2乗の比」だけを見て (2I)2+I2(2I)^2+I^2 のように足すと 5/15/1 のような値になってしまう。2つの巻線は同じ芯を共有していて磁場が重ね合わさるので、まず起磁力 ∑NkIk\sum N_kI_k を足してから2乗する、という順序でなければならない。逆に言えば、この設問は相互インダクタンスの項を落とさずに扱えるかを見ている。また巻線が環の一部にしかない場合でも、アンペールの周回路が囲む電流は巻数と電流の積であって、巻線が占める角度で割る必要はない。

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第5問 — 統計力学:統計集合の基礎と連成振動子系の熱力学

問1の覚え方

c=∓1c=\mp1 の符号は「ボースはまとまりたがるので分母が小さくなる(−1-1)」と結び付けると迷わない。実際 εi→μ\varepsilon_i\to\mu の極限で BE 分布は発散し、これがボース–アインシュタイン凝縮の起点になる。一方 FD 分布は εi→−∞\varepsilon_i\to-\infty でも nˉi→1\bar n_i\to1 で頭打ちになる。c=0c=0 の MB 分布は両者の nˉi≪1\bar n_i\ll1 の共通極限、すなわち希薄・高温の極限である。

問3で問われている対応

確率の式の指数に何が入っているかで集合が決まる。エネルギーだけなら NN 一定のカノニカル、μN−E\mu N-E なら NN が変動できるグランドカノニカル、そもそも指数因子がなく等重率なら孤立系のミクロカノニカルである。選択肢に「外界から孤立した系」があるのはミクロカノニカル用の撹乱で、確率がボルツマン因子で書かれている時点で孤立系ではない。

設問[B] 分配関数と自由エネルギー(問1〜問3)

零点エネルギーの置き場所

ZjZ_j の分子 e−ℏωj/2kTe^{-\hbar\omega_j/2kT} が零点エネルギーの寄与である。これを落として Zj=1/(1−e−ℏωj/kT)Z_j=1/(1-e^{-\hbar\omega_j/kT}) としても熱容量は変わらないが、自由エネルギーと内部エネルギーには Nℏωj/2N\hbar\omega_j/2 の定数項として残る。この設問群では FjF_j と UjU_j の第1項がまさにそれなので、分子を省略してはいけない。

N!N! を割らない理由

理想気体では同種粒子の不可弁別性から ZN=Z1N/N!Z_N=Z_1^N/N! とするが、ここでの NN 個の系は空間的に固定された別々の系(局在振動子)なので、入れ替えても新しい微視的状態にならない、という状況ではない。固体のアインシュタイン模型やデバイ模型で N!N! を割らないのと同じ理由である。問題文が「分母に 11 を入れてもよい」とわざわざ断っているのは、この判断を問うているためである。

基準振動が2つになる仕組み

2粒子の変位を u1,u2u_1,u_2 とすると、qA=(u1+u2)/2q_\mathrm{A}=(u_1+u_2)/\sqrt2 は2粒子が同じ向きに動くモードで、中央のバネ ρ\rho が伸び縮みしないため復元力は両端の σ\sigma だけから来て ωA=σ/M\omega_\mathrm{A}=\sqrt{\sigma/M} になる。qB=(u1−u2)/2q_\mathrm{B}=(u_1-u_2)/\sqrt2 は逆向きに動くモードで、中央のバネも伸び縮みして ωB=(2ρ+σ)/M\omega_\mathrm{B}=\sqrt{(2\rho+\sigma)/M} になる。σ≪ρ\sigma\ll\rho なら ωA≪ωB\omega_\mathrm{A}\ll\omega_\mathrm{B} で、これが問5の設定である。

設問[B] 内部エネルギーと熱容量(問4〜問5)

問5の見取り図

熱容量は温度を上げるにつれて 0→Nk→2Nk0\to Nk\to2Nk と2段階で立ち上がる。段の位置は kT∼ℏωAkT\sim\hbar\omega_\mathrm{A} と kT∼ℏωBkT\sim\hbar\omega_\mathrm{B} で、σ≪ρ\sigma\ll\rho のとき2つの振動数が大きく離れるので、中間の平坦部がはっきり現れる。実在の系では、分子の並進・回転・振動の自由度が温度とともに順に「解凍」されて CVC_V が階段状に増える現象が同じ構造をもつ。

高温極限の検算

Uj→NkTU_j\to NkT は、1つの調和振動子が古典的に kTkT のエネルギーをもつというエネルギー等分配則である。系 S 全体では自由度が2つなので U→2NkTU\to2NkT、C→2NkC\to2Nk となり、選択肢の 2Nk2Nk と一致する。32Nk\frac32Nk や 3Nk3Nk は、3次元の並進自由度や3次元固体のデュロン–プティ則と混同したときに選びやすい値だが、ここは1次元の2自由度である。

低温での落ち方

kT≪ℏωjkT\ll\hbar\omega_j では Cj≃Nk(ℏωj/kT)2e−ℏωj/kTC_j\simeq Nk(\hbar\omega_j/kT)^2e^{-\hbar\omega_j/kT} で、べき乗ではなく指数関数的に 00 になる。これはエネルギー準位が離散的で、最低励起までに有限のギャップ ℏωj\hbar\omega_j があることの直接の帰結である。実際の固体の低温比熱が T3T^3 に比例するのは、振動数が 00 まで連続に分布する音響モードがあるためで、単一振動数のアインシュタイン模型との違いがここに現れる。

答案の書き方

問4までは分配関数から機械的に降りるだけなので、Z→F→UZ\to F\to U の関係式(F=−kTlog⁡ZF=-kT\log Z、U=−∂log⁡Z/∂βU=-\partial\log Z/\partial\beta、あるいは U=F+TSU=F+TS、S=−∂F/∂TS=-\partial F/\partial T)を最初に一行で書いておくと、以降は代入と微分だけになる。問5は極限を取るだけだが、「凍結」「エネルギー等分配則」という言葉を添えると、単に数値を選んだのではないことが伝わる。

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年度別の解答例(6年度)

  • 2026年度(全5問)

    物理数学 / 力学 / 量子力学

  • 2025年度(全5問)

    物理数学 / 力学 / 量子力学

  • 2024年度(全5問)

    物理数学 / 力学 / 量子力学

  • 2023年度(全5問)

    数学:線形代数・複素関数・ベクトル解析 / 力学:万有引力の場の方程式と一様球内の運動 / 量子力学:2スピン系の合成と調和振動子のスクイズド状態

  • 2022年度(このページ・全5問)

    数学:線形代数・ベクトル解析・複素関数・微分方程式 / 力学:保存則と剛体球振り子の基準振動 / 量子力学:角運動量の基礎と水素原子の一次シュタルク効果

  • 2020年度(全5問)

    数学:線形代数・複素関数・ベクトル解析・微分方程式 / 力学:二体の衝突と剛体、円錐面上の質点のラグランジュ力学 / 量子力学:規格化・スピン・角運動量代数、磁場中の2次元調和振動子

2022年度の出題内容

全5問

この5問の分野は数学1問・電磁気学・回路1問・熱・統計力学1問・量子力学1問・力学1問です。

大問分野主題解説の小見出し最終答
第1問数学線形代数・ベクトル解析・複素関数・微分方程式問1の別解 / 問2の要点あり
第2問力学保存則と剛体球振り子の基準振動問1の失点しやすい点 / 問2の見方あり
第3問量子力学角運動量の基礎と水素原子の一次シュタルク効果問2で問われている境界 / 問3の符号あり
第4問電磁気学・回路静電場と合成容量、環状ソレノイドのインダクタンス問1と問2で使う誘電率の違い / 問3のまとめ方の順序あり
第5問熱・統計力学統計集合の基礎と連成振動子系の熱力学問1の覚え方 / 問3で問われている対応あり

2022年度の解説には失点しやすい点3件・検算1件・答案の書き方1件が付いています。

前年度(2020年度)との違い

大問数
2020年度 5問 → 2022年度 5問
2020年度の解答例

筑波大学の公式過去問

公開年度範囲
2024〜2026年度(直近3年分)
公式の解答例
非公開(問題冊子のみ)
英語の扱い
一般入試(8月・2月)の外国語は外部英語試験スコアの提出。
院試hubの最終確認
2026-08-13
筑波大学の公式過去問PDF