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東大 応用物理 vs 阪大 物理 院試比較|工学系と理学系の違い・4力の出題・併願戦略
東京大学 工学系研究科 物理工学専攻と大阪大学 理学研究科 物理学専攻の院試を、収録年度・大問数・両校に共通する出題論点で対比。工学系と理学系で何が同じで何が違うかを実際の大問見出しで確認でき、公式の過去問配布と解答の公開状況(確認日つき)も並べます。
工学系研究科 応用物理は15年度76大問、理学研究科 物理学専攻は6年度24大問の解答を収録しています。両校に共通する出題論点は12件です。
東京大学 工学系研究科 応用物理(物理工学専攻・計数工学専攻)と大阪大学 理学研究科 物理学専攻は、物理を志す外部生がしばしば併願候補に挙げる組み合わせです。前者は工学系、後者は理学系という違いがありますが、試験科目は電磁気・量子・統計・解析力学の4力が中核で大きく重なります。
一目でわかる比較表
| 比較項目 | 東大 応用物理(工学系) | 阪大 物理(理学系) |
|---|---|---|
| 研究の性格 | 物性・量子情報・光物性・数理工学(応用寄り) | 素粒子・物性・宇宙地球・生物物理(基礎寄り) |
| 専攻 | 物理工学専攻・計数工学専攻 | 物理学専攻 |
| 専門試験 | 4力(電磁気・量子・統計・解析力学)+ 数学的素養 | 4力(電磁気・量子・統計・解析力学) |
| 数学的素養 | 計数工学で比重が高い | 標準的な物理数学が土台 |
| 立地 | 本郷(工学系研究科) | 豊中キャンパス |
| 向いている受験生 | デバイス・応用・数理に興味 | 基礎物理・素粒子・宇宙に興味 |
工学系と理学系の研究の違い
東大 応用物理は工学系研究科に属し、物理工学専攻(物性物理・量子情報・光物性・ナノ物理)と計数工学専攻(数理工学・システム情報学・統計科学)に分かれます。応用やデバイス、数理的手法に興味がある受験生に向きます。阪大 物理は理学研究科で、素粒子物理学・物性物理学・宇宙地球科学・生物物理学など基礎物理の研究が中心です。同じ4力を学ぶ受験生でも、進路の方向性が大きく異なります。
分野別に見る対策の重なりと違い
電磁気学
マクスウェル方程式・境界値問題・電磁波は両校共通。境界条件を答案で明示する作法が必須です。
量子力学
摂動論・調和振動子・水素原子・スピンは共通。東大 物理工学で物性研究室を志望する場合は第二量子化の入口まで踏み込むと安心です。
統計力学
カノニカル・グランドカノニカル分布、量子統計は共通。状態数の数え方を雑にすると両校で失点します。
解析力学
ラグランジアン・ハミルトニアン形式、対称性と保存量は共通。東大 計数工学では数理的な踏み込みが出ることがあります。
4力が完全に共通の土台になるため、片方の対策がもう片方にほぼそのまま活きます。違いは「応用問題(東大 物理工学のデバイス寄り、計数工学の数理寄り)」と「基礎物理の深さ(阪大)」の上乗せ部分だけです。併願は学習効率の点で理にかなっています。
どちらを優先するかの判断フロー
- デバイス・量子情報・光物性に興味 → 東大 物理工学
- 数理工学・統計科学・機械学習に興味 → 東大 計数工学
- 素粒子・宇宙・基礎物性に興味 → 阪大 物理
- 関西で生活したい → 阪大、首都圏なら東大
関連する解答パック・ガイド
東大 応用物理の答案は東京大学 応用物理の解答パック、阪大 物理は大阪大学 物理学専攻の解答パックで確認できます。
東大 物理学 と 阪大 物理学 の院試 過去問 収録年度・大問数(2012〜2026年度)
東大 物理学は15年度・15回の試験で76大問、阪大 物理学は6年度・6回の試験で24大問の解答を作っています。
| 項目 | 東大 物理学 | 阪大 物理学 |
|---|---|---|
| 収録年度 | 2012〜2026年度(15年度) | 2021〜2026年度(6年度) |
| 収録した試験の回数 | 15回 | 6回 |
| 大問の合計 | 76問 | 24問 |
| 1回あたりの大問数 | 4〜6問 | 4問 |
| 解説に典型ミスを書いた大問 | 21問 | 12問 |
| 解説に採点・部分点の置き所を書いた大問 | 2問 | 0問 |
実施回ごとの大問数(年度ページへのリンク)
東大と阪大に共通して出ている論点と、片方だけに出ている論点
テーマ別に数えると、共通する論点は12件、東大だけに出ている論点は11件、阪大だけは3件です。
年度別の大問見出し(東大 / 阪大・直近8年度)
解答PDFに付けた大問見出しをそのまま並べています。年度は各年度の解答・解説ページへリンクしています。
2026年度
2025年度
2024年度
2023年度
2022年度
2021年度
2020年度
阪大 物理学
この年度の収録なし
2019年度
東大 物理学
- 第1問 午前・軌道力学と重力勾配
- 第2問 午前・誘導加熱と円環電流
- 第3問 午後・デルタ障壁と二粒子干渉
- 第4問 午後・ファンデルワールス気体
- 第5問 午後・多層膜の反射防止
- 第6問 午後・金属と半導体の接触
阪大 物理学
この年度の収録なし
公式が配布している過去問と解答の公開状況(東大 / 阪大)
院試hubが公式ページを開いて確認した記録です。日付はそのページを最後に確認した日です。
| 項目 | 東大 | 阪大 |
|---|---|---|
| 確認した公式ページ | 工学系研究科 物理工学専攻 | 理学研究科 物理学専攻 |
| 公式が出している年度 | 2022〜2026 | 1998〜2026 |
| 公式解答 | 問題のみ(解答例は非公開) | 問題のみ(解答例は非公開) |
| 英語の扱い | — | TOEFL iBT/ITP スコア提出。学内英語試験なし。 |
| 最終確認日 | 2026-08-13 | 2026-09-26 |
| 公式ページ | www.ap.t.u-tokyo.ac.jp/graduate.html | www.phys.sci.osaka-u.ac.jp/ja/grad/undergraduate_exam.html |
よくある質問
- 東大応用物理(工学系)と阪大物理(理学系)は何が違いますか。
- 東大 応用物理は工学系研究科 物理工学専攻・計数工学専攻に属し、物性物理・量子情報・光物性などハードウェア寄りや、数理工学・統計科学寄りの研究が中心です。阪大 物理は理学研究科 物理学専攻で、素粒子・物性・宇宙地球・生物物理など基礎物理寄りの研究が中心です。試験科目は両校とも4力(電磁気・量子・統計・解析力学)が中核で重なります。
- 両校を併願できますか。
- 4力が共通の土台になるため、学習面では併願に向きます。試験日程が重ならない年度であれば物理的に併願可能です。日程は最新の募集要項で確認してください。
- 物性物理を研究したい場合はどちらが良いですか。
- 東大 物理工学はデバイス・量子情報・光物性などハードウェア寄りの物性研究が充実、阪大 物理は基礎物性物理(強相関・低温物理など)が強みです。最終的には志望研究室の研究テーマで判断してください。
- 数学的素養はどちらで重視されますか。
- 東大の計数工学専攻は数理工学・統計科学寄りで数学的素養の比重が高い傾向があります。阪大 物理は標準的な物理数学(線形代数・微分方程式・複素関数論)が土台です。