東京科学大学 × 電気通信大学
東京科学大 情報通信 vs 電通大 電気電子・光 院試比較|信号処理・通信・光工学の出題と併願戦略
東京科学大学(旧東工大)工学院 情報通信系と電気通信大学 情報理工学研究科 基盤理工学(電気電子・光デバイス)の院試を、収録年度・大問数・両校に共通する出題論点で対比。年度別の大問見出しと、公式が配布する過去問・解答の公開状況(確認日つき)を並べます。
工学院 情報通信系は5年度21大問、情報理工学研究科 基盤理工学 電子・電気・光デバイスは5年度25大問の解答を収録しています。両校に共通する出題論点は5件です。
東京科学大学(旧東京工業大学)工学院 情報通信系と電気通信大学 情報理工学研究科 基盤理工学 電気電子・光工学は、首都圏で情報通信・電気電子系の修士課程を狙う外部生にとって有力な選択肢です。どちらも信号処理・通信・電磁気を扱いますが、出題範囲の広さと研究の方向性に差があります。
一目でわかる比較表
| 比較項目 | 東京科学大 情報通信系 | 電通大 電気電子・光 |
|---|---|---|
| 主要科目 | 信号処理・通信・確率・電磁気 | 電気回路・電子回路・電磁気・光工学 |
| 研究の強み | 無線通信・信号処理・情報理論・量子情報 | 光通信・光デバイス・電力・ロボティクス |
| 選択方式 | 選択方式(新体制で要確認) | 選択方式 |
| 立地 | 大岡山・すずかけ台 | 調布 |
| 向いている受験生 | 通信・信号処理・情報理論に興味 | 光工学・光通信・電気電子に興味 |
出題範囲の違い
東京科学大 情報通信系は信号処理・通信・確率・電磁気を中核に選択方式で出題されます。電通大は電気回路・電子回路・電磁気・光工学を中核とし、特に光工学が出題範囲に含まれるのが特徴です。電通大は光通信・光デバイスの研究で歴史的な強みがあります。
分野別に見る対策の重なりと違い
電磁気
マクスウェル方程式・電磁波・導波路は両校共通。境界条件を答案で明示する作法が必須です。
信号処理(東京科学大)
フーリエ変換・サンプリング定理・Z変換・ディジタルフィルタが頻出。定義式の係数の付け方を答案で明示します。
光工学(電通大)
幾何光学・波動光学(干渉・回折・偏光)・レーザー・光ファイバーが頻出。電通大特有の出題範囲です。
電気回路(電通大)
過渡応答・ラプラス変換・二端子対回路が頻出。初期条件の扱いを答案で明示します。
両校とも選択方式が中心です。本番で問題を選んでから解き始めるまでが遅いと、それだけで点数が下がります。事前に「メイン2〜3分野・予備1〜2分野」を決め、本番では最初の5分で全問を眺めて選択を確定するルーチンを演習段階から固定してください。
どちらを優先するかの判断フロー
- 無線通信・信号処理・情報理論に興味 → 東京科学大 情報通信系
- 光通信・光デバイス・光工学に興味 → 電通大
- 電力・ロボティクスに興味 → 電通大
- 首都圏で2校体制を組みたい → 電磁気が共通なので併願しやすい
関連する解答パック・ガイド
東京科学大 情報通信系の答案は東京科学大学 情報通信系の解答パック、電通大は電気通信大学 電気電子・光工学の解答パックで確認できます。
科学大 情報通信 と 電通大 専門科目(電気電子・光デバイス系) の院試 過去問 収録年度・大問数(2020〜2026年度)
科学大 情報通信は5年度・5回の試験で21大問、電通大 専門科目(電気電子・光デバイス系)は5年度・5回の試験で25大問の解答を作っています。
| 項目 | 科学大 情報通信 | 電通大 専門科目(電気電子・光デバイス系) |
|---|---|---|
| 収録年度 | 2020〜2025年度(5年度) | 2022〜2026年度(5年度) |
| 収録した試験の回数 | 5回 | 5回 |
| 大問の合計 | 21問 | 25問 |
| 1回あたりの大問数 | 3〜5問 | 5問 |
| 解説に典型ミスを書いた大問 | 0問 | 25問 |
| 解説に採点・部分点の置き所を書いた大問 | 1問 | 0問 |
実施回ごとの大問数(年度ページへのリンク)
科学大と電通大に共通して出ている論点と、片方だけに出ている論点
テーマ別に数えると、共通する論点は5件、科学大だけに出ている論点は11件、電通大だけは15件です。
| 両校に出ている論点 | 科学大 | 電通大 |
|---|---|---|
| 固有値・固有ベクトル | 6問 | 2問 |
| 重積分と極座標 | 3問 | 1問 |
| 電磁波 | 1問 | 3問 |
| RC回路の過渡応答 | 1問 | 1問 |
| RLC回路 | 1問 | 1問 |
年度別の大問見出し(科学大 / 電通大・直近6年度)
解答PDFに付けた大問見出しをそのまま並べています。年度は各年度の解答・解説ページへリンクしています。
2026年度
科学大 情報通信
この年度の収録なし
電通大 専門科目(電気電子・光デバイス系)
- 第1問 選択問題:電気・電子回路
- 第2問 選択問題:光波動工学
- 第3問 選択問題:量子力学/統計力学
- 第8問 選択問題:電磁気学
- 第9問 選択問題:光・電子デバイス基礎
2025年度
電通大 専門科目(電気電子・光デバイス系)
- 第1問 選択問題:電気・電子回路
- 第2問 選択問題:光波動工学
- 第3問 選択問題:量子力学/統計力学
- 第4問 選択問題:電磁気学
- 第5問 選択問題:光・電子デバイス基礎
2024年度
科学大 情報通信
- 第1問 二重積分と級数和
- 第2問 対称行列と最小ノルム補正
- 第3問 情報通信系論述
電通大 専門科目(電気電子・光デバイス系)
- 第1問 選択問題:電気・電子回路
- 第2問 選択問題:光波動工学
- 第3問 選択問題:量子力学/統計力学
- 第8問 選択問題:電磁気学
- 第9問 選択問題:光・電子デバイス基礎
2023年度
電通大 専門科目(電気電子・光デバイス系)
- 第1問 選択問題:電気・電子回路
- 第2問 選択問題:光波動工学
- 第3問 選択問題:量子力学/統計力学
- 第4問 選択問題:電磁気学
- 第5問 選択問題:光・電子デバイス基礎
2022年度
電通大 専門科目(電気電子・光デバイス系)
- 第1問 選択問題:電気・電子回路
- 第2問 選択問題:光波動工学
- 第3問 選択問題:量子力学/統計力学
- 第8問 選択問題:電磁気学
- 第9問 選択問題:光・電子デバイス基礎
2020年度
科学大 情報通信
- 第1問 変数変換と二変数関数の極値
- 第2問 正定値行列と対称化写像
- 第3問 ガウス分布のモーメント
- 第4問 二端子対回路と無損失伝送線路
- 第5問 二次元累積和と矩形領域計算
電通大 専門科目(電気電子・光デバイス系)
この年度の収録なし
公式が配布している過去問と解答の公開状況(科学大 / 電通大)
院試hubが公式ページを開いて確認した記録です。日付はそのページを最後に確認した日です。
| 項目 | 科学大 | 電通大 |
|---|---|---|
| 確認した公式ページ | 全学院共通(理学院・工学院・物質理工学院・情報理工学院 ほか) | 情報理工学研究科(博士前期課程 一般入試) |
| 公式が出している年度 | 主に2021〜2025年実施(数学系は2020〜2024年実施) | 2021〜2025年8月実施(2022〜2026年度入学) |
| 公式解答 | 問題のみ(解答例は非公開) | 一部年度・一部科目のみ解答例あり |
| 英語の扱い | TOEFL iBT スコア提出。著作権の関係で一部の英語問題は非公開。 | TOEIC/TOEFL スコア提出。学内英語試験なし。 |
| 最終確認日 | 2026-09-26 | 2026-09-26 |
| 公式ページ | admissions.isct.ac.jp/ja/013/graduate/examination-questions | www.uec.ac.jp/education/graduate/admission/kakomon.html |
よくある質問
- 東京科学大情報通信と電通大は併願できますか。
- 両校とも首都圏で信号処理・通信・電磁気を扱うため、学習の土台が重なり併願に向きます。試験日程が重ならない年度であれば物理的に併願可能です。日程は最新の募集要項で確認してください。
- 東京科学大は旧東工大とどう違いますか。
- 東京科学大学は2024年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して発足した国立大学です。工学院 情報通信系は旧東工大の流れを継承していますが、試験運用は新体制で再整備されている可能性があるため、最新の公式募集要項で確認してください。
- 光工学を研究したい場合はどちらが良いですか。
- 電通大は光通信・光デバイスの研究で歴史的に強みがあり、試験でも光工学が出題範囲に含まれます。東京科学大の情報通信系にも光・電磁波の研究室があります。最終的には志望研究室の研究テーマで判断してください。
- 選択方式の試験ではどう戦えばよいですか。
- 両校とも選択方式が中心です。事前に「メイン2〜3分野・予備1〜2分野」を決めておき、本番では最初の5分で全問を眺めて選択を確定するルーチンを演習段階から固定してください。