筑波大大学院の外部受験|数理物質の冬入試・英語・出願手順
筑波大学の数理物質科学研究群は他大学の卒業者・卒業見込み者も一般選抜に出願できます。全出願者に指導教員の事前内諾が必要です。ここでは2027年度博士前期課程の数学・物理学・応用理工学(電子・物理工学)を中心に、冬募集と出願手順を説明します。システム情報工学研究群などは別の募集要項です。
数学・電子物理の冬一般は2027年1月27〜28日
数理物質科学研究群の博士前期募集要項第1・8節に基づく日程です。冬の一般入試には数学、化学、応用理工学の電子・物理工学と物性・分子工学が掲載されています。物理学の冬募集は未確定で、夏の合格者数を踏まえた募集分野等を11月掲載予定の要項で確認する扱いです。
| 手続き | 冬の期限・日程 | 注意点 |
|---|---|---|
| 出願資格審査 | 2026年11月24日 | 資格審査を要する出願資格の人が対象。通常の国内大学卒業者全員に必要な手続きではありません。 |
| 検定料の払い込み | 11月30日〜12月10日 | 3万円。Webで出願データを送信する前に支払います。 |
| Web出願 | 11月30日12時〜12月10日15時 | 送信後は入力内容を再編集できません。 |
| 出願書類の提出 | 11月30日〜12月11日必着 | 書留郵送または持参。持参受付は締切日の17時まで。 |
| 専門試験 | 2027年1月27日10〜13時 | 数学・電子物理は180分。 |
| 口述試験 | 1月28日10〜17時の時間帯 | 個別面接。各人の受験時間・集合案内を確認します。 |
| 合格発表 | 2月15日10時 | 所定のWeb合格発表。 |
同じ募集要項には2026年の夏選抜もあります。夏一般はWeb出願7月9〜22日、書類7月23日必着、専門8月20日、口述8月21日、合格発表9月10日で、すでに終了しています。冬の準備に夏の英語有効期間や締切を使わないでください。
外部生の出願は、資格確認と教員への連絡から始める
1.出願資格を確認し、必要な人は事前審査を受ける
国内の大学を卒業した人、または入学前月末までに卒業見込みの人は出願資格に含まれます。他大学出身という理由だけで個別の資格審査が必要になるわけではありません。個別審査で大学卒業と同等以上と認定される経路などを使う場合は、冬の資格審査期限11月24日までに手続きが必要です。
外国の大学を卒業した人は、修業年限や学位によって資格区分が異なり、証明書による事前確認もあります。第3節の自分に該当する区分を確認してください。以前の出願資格審査の結果が、そのまま今回へ引き継がれるとは限りません。
2.出願前に指導教員から内諾を得る
要項第4節は全出願者に教員の事前内諾を要求しています。志望する教員へ個別に連絡し、研究指導の受け入れについて承諾を得てください。オープンキャンパスへの参加や研究室サイトを読んだことだけで、内諾を得たことにはなりません。
連絡時には所属・学年、志望する入学時期と選抜、これまでの研究・学習内容、大学院で取り組みたいことを伝えると、受け入れの相談ができます。これは相談を進めるための準備例です。社会人特別選抜を使う場合は、その区分での出願であることも内諾時に伝える指定があります。
3.Web入力と証明書の準備を進める
- 卒業・卒業見込み証明書:学士の学位を取得する大学のもの。入学日と卒業・見込み日の記載が必要です。
- 成績証明書:学部のもの。編入前に認定された科目がある場合は編入前の成績証明も必要です。大学院修了・修了見込みなら大学院の成績証明も提出します。
- 外国大学の卒業者等:学位取得・見込み証明書も確認します。卒業・学位・成績の証明をWebへ画像で提出する事前確認があり、紙の提出がすべて省略されるわけではありません。
- 外部英語のスコア票:試験ごとのデータ送付と紙の提出を下記の方法で行います。
- 検定料の証明:カード払いは支払い完了画面の印刷、コンビニ払いは所定の証明を台紙に貼付します。
- 該当者の追加書類:在職者・他大学院在学者などは受験承認書や、退職・退学予定を説明する所定の書類を確認します。
証明書は原則として日本語または英語の原本です。オンライン発行証明書などには別の確認方法があります。数学・電子物理の一般選抜で、研究計画書を全員共通の郵送書類として求める記載はありません。7月の推薦や社会人特別選抜の欄と混同せず、第6節の「提出該当者」を確認してください。口述に向けた研究内容・志望理由の準備は別途必要です。
4.WebのPDFを保存して、書類を期限内に届ける
出願データ送信後、受験票・宛名シート・必要な台紙等をダウンロードします。Web入力期間が終わると印刷できないため、12月10日15時までに保存・印刷してください。所定の封筒に宛名シートを貼り、書留郵送または持参で提出します。書類不足や原本が必要な証明書のコピー提出では、出願受付が完了しません。
冬の英語は2025年1月以降の成績が有効
2027年度1〜2月実施は2025年1月以降、8月実施は2024年7月以降に受験した成績が対象です。受験者の顔写真がある有効なスコア票を、出願時に提出します。要件を満たす成績を提出できないと、理由を問わず外国語が欠席となり、選考対象から外れます。
| 英語試験 | 提出方法 | 認められないもの |
|---|---|---|
| TOEIC L&R | デジタル公式認定証のURLをWebへ入力し、印刷した認定証も台紙に貼付して提出。日本で受験した場合はこの方法。デジタル版が出ない国での受験は紙の原本。 | TOEIC IP |
| TOEFL iBT・Home Edition | 郵送されたTest Taker Score Report原本がある場合は所定の方法で提出。紙がない場合は大学へのOfficial Score Report直送と、PDF版Test Taker Score Reportの印刷提出の両方が必要。 | TOEFL ITP |
| IELTS Academic | 追加成績証明Additional TRFのデータをUniversity of Tsukubaへ送付し、Test Report Formのコピーも提出。 | General、オンライン版、One Skill Retake |
TOEFL直送のInstitution(DI)コードは9995、Departmentコードは99です。2026年1月以降の紙スコアレポート廃止に伴い、紙がない場合は直送とPDF印刷を組み合わせます。直送データは大学の提出期限までに到着する必要があります。公式案内は数週間かかる場合があるとしているため、書類締切日に直送を申し込む計画にはしないでください。
出典:募集要項第6-3節・第8節と、2026年4月1日付の外部英語スコア取扱い。台紙や送付の指定は出願区分の案内に合わせます。
TOEIC860・TOEFL98・IELTS7.0は満点換算の基準
要項はこの基準以上の成績を英語の満点に換算すると定めています。数学・物理は英語100点、電子物理は200点です。出願最低点や合格最低点を示す数字ではありません。基準未満の換算式はこの要項には掲載されていないため、一律の比例計算で予測しないでください。
数学・物理・電子物理では解答する問題が異なる
| 学位・サブプログラム | 専門の形式 | 専門/英語/口述 |
|---|---|---|
| 数学 | 180分。2026年度夏・冬の過去問は6問から3問選択。 | 600/100/300点 |
| 物理学 | 夏一般は180分。2026年度過去問は大問Ⅰで10問中5問、大問Ⅱ〜Ⅴはすべて解答。 | 600/100/300点(夏一般) |
| 応用理工・電子物理 | 180分。数学必答+他5分野から3問。力学か電磁気を必ず含む。 | 500/200/300点 |
時間と配点は2027年度要項、数学と物理の選択数は2026年度問題冊子に基づきます。電子物理の選択条件は2027年度要項にも明記されています。口述は専門等に関する個別面接です。物理の冬の条件は、新たな募集要項が出てから確認する必要があります。
合格発表後も入学手続きの期限を確認する
冬一般の合格発表は2027年2月15日10時です。4月入学者への入学手続きの案内は2月15日にメール送付予定とされ、10月入学者は6月末の予定です。出願時のメールを受信できる状態にして、届いた案内の手続き期間と提出書類を確認してください。
要項には状況による追加合格の可能性もありますが、必ず実施される制度ではありません。未発表の追加募集・追加合格を前提に、出願や手続きの期限を延ばせるとは考えないでください。
過去問は何年分あるか(公式の公開年度と院試hubの収録年度)
5件
筑波大学は学位プログラム制への移行に合わせて、理工情報生命学術院・数理物質科学研究群・システム情報工学研究群が学位プログラム単位で過去問を配布しています。数学類サイトでは8月期・1〜2月期の両方の問題が掲載され、学位プログラム単位の募集要項ページからも辿れます。
| 公式の配布先 | 公式が公開している年度 | 院試hubの収録年度 | 確認日 |
|---|---|---|---|
| 数理物質科学研究群 数学学位プログラム | 令和4〜令和8年度(8月期・1〜2月期) | 2023〜2026年度(4年度分)・6回専門科目(数学) 解答PDF | 2026-10-16 |
| 数理物質科学研究群(学位プログラム別募集要項) | 各学位プログラムページに依存 | 収録なし | 2026-10-16 |
| 全学共通(過去問題サイト) | 各研究群・学位プログラムに依存 | 収録なし | 2026-10-16 |
| 数理物質科学研究群 応用理工学学位プログラム(電子・物理工学) | 2025・2026(令和7・8)年度分(各年度 8月実施・1〜2月実施の2回) | 2025〜2026年度(2年度分)・1回専門科目 解答PDF | 2026-10-16 |
| 数理物質科学研究群 物理学学位プログラム | 2024〜2026年度(直近3年分) | 2020〜2026年度(6年度分)・6回物理 解答PDF | 2026-10-16 |
公式の解答例が公開されている配布先
0件
確認した5件のうち、公式解答の掲載は「あり」0件・「一部あり」0件・「なし」5件・窓口閲覧0件です。
解答PDF(研究科・専攻 × 科目 × 収録年度)
3件
関連 リソース
外部受験のよくある質問
筑波大の数学・電子物理の冬入試はいつですか。
2027年度一般は専門が2027年1月27日10〜13時、口述が1月28日10〜17時の時間帯です。Web出願は2026年11月30日12時〜12月10日15時、書類は12月11日必着、合格発表は2027年2月15日10時です。
筑波大物理も冬に受験できますか。
2026年10月16日時点では実施未確定です。7・8月の合格者数を踏まえて実施する可能性があり、募集分野等は11月掲載予定の要項で確認するよう公式に案内されています。
外部生も出願前に研究室の内諾が必要ですか。
必要です。数理物質科学研究群の博士前期要項第4節は、全出願者に対し、志望する指導教員へ事前に個別連絡し、研究指導の受け入れの承諾を得るよう定めています。
冬入試のTOEIC・TOEFL・IELTSはいつの成績が有効ですか。
2027年度1〜2月実施は2025年1月以降に受験した成績が有効です。TOEIC L&R、TOEFL iBT(Home Editionを含む)、IELTS Academicが対象です。IP・ITP・IELTS General・オンライン版IELTS・One Skill Retakeは認められません。
TOEIC860点がないと出願できませんか。
860点は英語を満点へ換算する基準で、要項が示す出願最低点ではありません。TOEFL iBT98、IELTS7.0も同じ扱いです。一方、有効なスコア票を期限までに提出できない場合は外国語欠席となり、選考対象から外れます。
Web出願を終えれば書類の郵送は不要ですか。
郵送または持参も必要です。卒業・成績の証明書、外部英語スコア票、検定料の証明などを所定の方法で提出します。冬はWeb入力が12月10日15時、書類が12月11日必着なので、同じ締切ではありません。