千葉大大学院の外部受験|融合理工の倍率・日程・英語
千葉大学の融合理工学府は他大学の卒業者・卒業見込み者も一般選抜に出願できます。出願前に指導希望教員の了承を得ることと、冊子の所定用紙を取り寄せることが必要です。ここでは2027年4月・2026年10月入学の博士前期課程一般選抜を中心に、数学・物理・情報科学の違いを説明します。倍率は2026年度の公式統計で、17コースの志願者・合格者・入学者を区別して示します。
千葉大融合理工の倍率:2026年度の全17コース
2026年度の融合理工学府博士前期課程は、志願者878人、合格者717人、入学者646人です。志願者数÷合格者数は全体で1.22倍、数学・情報数理学1.21倍、物理学1.45倍、情報科学1.09倍でした。
出典は千葉大学「令和8年度大学院入学者選抜状況(修士課程・博士前期課程)」2ページです。この表には受験者数の欄がありません。以下の倍率はすべて志願者数÷合格者数で、受験者数÷合格者数の「実質倍率」ではありません。2027年度一般選抜の結果を表す数字でもありません。
| 専攻・コース | 志願÷合格 | 志願者 | 合格者 | 入学者 |
|---|---|---|---|---|
| 数学情報科学専攻数学・情報数理学 | 1.21倍 | 35 | 29 | 24 |
| 数学情報科学専攻情報科学 | 1.09倍 | 60 | 55 | 50 |
| 地球環境科学専攻地球科学 | 1.00倍 | 22 | 22 | 19 |
| 地球環境科学専攻リモートセンシング | 1.42倍 | 17 | 12 | 12 |
| 地球環境科学専攻都市環境システム | 1.02倍 | 41 | 40 | 37 |
| 先進理化学専攻物理学 | 1.45倍 | 48 | 33 | 23 |
| 先進理化学専攻物質科学 | 1.06倍 | 52 | 49 | 48 |
| 先進理化学専攻化学 | 1.15倍 | 38 | 33 | 28 |
| 先進理化学専攻共生応用化学 | 1.13倍 | 93 | 82 | 81 |
| 先進理化学専攻生物学 | 1.40倍 | 42 | 30 | 29 |
| 先進理化学専攻量子生命科学 | 1.17倍 | 14 | 12 | 10 |
| 創成工学専攻建築学 | 1.52倍 | 93 | 61 | 56 |
| 創成工学専攻イメージング科学 | 1.10倍 | 23 | 21 | 21 |
| 創成工学専攻デザイン | 1.00倍 | 48 | 48 | 45 |
| 基幹工学専攻機械工学 | 1.43倍 | 113 | 79 | 63 |
| 基幹工学専攻医工学 | 1.14倍 | 49 | 43 | 42 |
| 基幹工学専攻電気電子工学 | 1.32倍 | 90 | 68 | 58 |
| 融合理工学府計 | 1.22倍 | 878 | 717 | 646 |
各コースの「計」を載せています。国費留学生特別選抜やダブルディグリーなど、別区分の数字を含むコースもあります。通常の一般選抜だけ、あるいは筆記試験を受けた人だけの結果として扱わないでください。専攻・学府の合計と個々のコースの人数も区別します。
外部生の倍率と「留学生以外」の人数は別
公式表には「留学生以外」「国費外国人留学生」「私費外国人留学生」の区分がありますが、千葉大出身者と他大学出身者の区分はありません。学力検査免除の有無も分けていないため、この表から外部生だけの倍率や、外部生が筆記で合格する確率は算出できません。
たとえば物理学は「留学生以外」が志願46人・合格32人、私費外国人留学生が志願2人・合格1人で、合計48人・33人です。46人全員が他大学出身だと解釈することはできません。
物理の合格33人と入学23人を取り違えない
物理学コースの志願48人を合格33人で割ると約1.45倍です。入学者23人で割ると約2.09になりますが、入学者は合格後に実際に入学した人数なので、同じ合否の倍率として使えません。情報科学も合格55人と入学50人、数学・情報数理学も合格29人と入学24人で異なります。
1.00倍のコースがあっても、次回の無条件合格や定員割れを保証する数字ではありません。自分が出願する年度・選抜・コースの条件は、以下の日程・試験科目と募集要項で確認してください。統計の最新版は千葉大学の過去の入試状況から確認できます。
2027年4月入学の一般選抜は実施済み
下表は量子生命科学を除く16コースの一般選抜です。数学・物理・情報科学はこの日程に含まれます。2026年10月16日現在、出願・試験・合格発表は終了しています。次回に向けて、準備の順序とコースごとの条件を確認するために使ってください。
| 手続き | 2026年の日程 | 対象・注意点 |
|---|---|---|
| 出願資格認定 | 5月12〜14日必着 | 出願資格(9)(10)(11)による受験者。通常の国内大学卒業者全員に必要な手続きではありません。 |
| 検定料の支払い | 6月1〜18日 | 3万円。支払いの証明を願書に貼付。 |
| 願書受付 | 6月16〜18日必着、9〜17時 | 冊子の所定用紙と必要書類を提出。 |
| 7月の口頭試問・面接 | 7月18日10時から | 情報科学は全員必須。数学・物理はこの日の対象ではありません。 |
| 専門筆記 | 8月6日 | 情報科学は10〜12時、数学は12〜16時、物理は10〜12時と13時30分〜15時30分。 |
| 数学・物理の口頭試問 | 8月7日13時から | 同日正午、理学部1号館に掲示される第1次選抜合格者のみ。 |
| 合格発表 | 8月31日14時 | Web掲載は9月3日17時まで。合格通知も郵送。 |
出典:一般選抜募集要項の本文2〜8、10〜19ページ、公式入試日程。博士前期・博士後期、一般・留学生選抜を区別して読んでください。
他大学から出願するときの順序
1.出願資格を確認して指導希望教員へ連絡する
国内の大学を卒業した人と、2027年3月までに卒業見込みの人は出願資格に含まれます。一般選抜に千葉大の学部生だけという制限はありません。出願前に第1志望の指導教員の了承を得て、願書へ教員名と了承を得た日付を記入します。
教員へは、所属・卒業予定時期・希望する入学時期に加え、研究室のどの研究に関心を持ったか、卒業研究や履修内容を伝えると相談が具体的になります。連絡内容の例は出願準備の提案で、大学指定のメール様式ではありません。出願の了承と入学試験の合格も別です。
大学3年修了等の資格(9)、外国の15年課程等の資格(10)、個別の資格認定による資格(11)は、出願前の認定審査が必要です。2027年度一般の提出期限は5月14日17時必着でした。担当係へ事前に問い合わせ、資格ごとに指定された申請書・成績証明・推薦書等を提出します。認定後にも6月の出願手続きが必要です。
2.冊子を取り寄せ、該当する書類をそろえる
公式の一般選抜ページから募集要項の請求方法を確認できます。入学願書・写真票・受験票のA1・A2(4月入学)、B1・B2(10月入学)は冊子の原本を使用します。閲覧用PDFの印刷では出願できません。履歴書Cと資格認定申請書Dはダウンロード版を使えます。
- 成績証明書と卒業・卒業見込証明書。原則、編入前の大学・高専の成績証明書も必要です。千葉大工学部の一部在学生には例外があります。
- 入学願書・写真票・受験票、出願前3か月以内に撮影した縦4cm×横3cmの写真3枚、検定料の支払証明。
- 受験票・合格通知用の返信封筒2通。7月の口頭試問等の対象者は、その結果通知用の封筒も追加します。宛名シールも準備します。
- 外部英語の証明書は、コースと選んだ方式に応じて提出します。
- 外国人志願者は履歴書、国内在住なら指定事項を記載した住民票、海外在住ならパスポートの写し等が必要です。外国大学卒業者は学位証明も確認します。
上は共通する主な書類です。証明書の発行者や在学状況による例外は、募集要項の本文3〜6ページの該当欄で確認してください。資格認定で提出済みの書類は、出願時の再提出が不要とされています。
3.期限までに提出する
2027年度一般は6月16〜18日9〜17時、工学系総合研究棟2の2階で受け付けました。やむを得ず郵送する場合はレターパックプラスまたは簡易書留速達で、締切必着です。海外からは事前に担当係へ連絡してEMSで送付します。消印の日付では間に合いません。
複数コースへの出願、2026年10月入学と2027年4月入学の両方への出願はできません。出願後は住所変更等の指定された手続きを除き、書類の変更・追加・返却は認められません。
TOEIC・TOEFLの有効期間は原則2024年6月〜2026年5月末
以下は2027年4月・2026年10月入学の一般選抜の条件です。外部スコアは原則として出願時に提出します。過去の受験年度の条件を次年度の条件として扱わないでください。
| 試験・証明書 | 提出方法と認められないもの |
|---|---|
| TOEIC L&R | デジタル公式認定証をA4に印刷して1枚提出。TOEIC IPは不可。 |
| TOEFLの紙の成績証明 | Test Dateスコアの原本とA4のコピーを提出。MyBestスコアは不可。 |
| TOEFLをETSから直接送付 | 大学コード9154へ送付し、受験者のPDF成績証明も印刷。右上に送付手続き日を記入します。直送だけ、印刷だけではこの方法の提出条件を満たしません。出願締切までに大学が成績を確認できることが必要です。 |
| Home Edition | 理学系は可、工学系は不可。数学・情報数理学と物理は理学系、情報科学は工学系です。 |
外部スコアとしてのTOEFL ITPは使えません。地球科学コースの当日実施のITPとは別です。数値による合格最低点や一律の換算式は、ここで確認した一般選抜要項では示されていません。
コースによって異なる英語の扱い
- 数学・情報数理学:筆記のみ、外部スコアのみ、両方の高得点を採用、の3方式から出願時に選択。両方を選んで筆記を欠席すると失格です。
- 物理学・情報科学:外部スコアで評価。数学の独自英語筆記を代わりに受ける方式ではありません。
- 地球科学:8月6日実施のTOEFL ITPで評価するため、外部スコア提出は不要です。
- リモートセンシング・イメージング科学:2024年6月以降の成績を8月6日の口頭試問による学力検査時に提出する例外があります。
出典:大学公式のTOEFL・TOEIC案内と一般募集要項本文4〜6、11、16ページ。選抜区分が違う欄の条件を混ぜないでください。
数学・物理・情報科学は試験形式も配点も異なる
| コース | 専門・口頭の形式 | 2027年度一般の配点 |
|---|---|---|
| 数学・情報数理学 | 専門240分。2026年度過去問はA0必答+Aから3問+Bから1問。口頭は第1次選抜合格者。 | 英語100、専門500、口頭200、計800点 |
| 物理学 | 専門120分×2回。2026年度過去問は各回2問とも必答。口頭は第1次選抜合格者。 | 英語200、専門600、口頭200、計1000点 |
| 情報科学 | 7月18日の口頭は全員必須。専門筆記は120分で、成績・英語・口頭の結果による免除あり。 | 口頭100、英語100、専門300、計500点 |
情報科学は7月の口頭を欠席すると失格
情報科学は免除を希望する人だけが7月に受験する制度ではありません。全員が口頭試問を受け、欠席すると失格です。志望理由、学部での研究、大学院での計画、修了後の予定について問うとされています。結果通知は7月27日までに発送する指定です。
筆記の範囲は、情報数学・応用数学(離散数学、確率統計、代数、Fourier解析等)、計算機・論理設計(Boolean代数、組合せ・順序回路、アーキテクチャ、ネットワーク等)、プログラミング・アルゴリズム・データ構造です。2026年度の公式公開問題には3問ありますが、募集要項には選択数の指定がないため、受験時の問題冊子の指示を確認してください。
公式のコース別過去問で、情報科学と物理は問題・解答例・出題意図を確認できます。数学は問題と出題意図を公開し、解答例は非公開です。公式ページの「2025年実施」は、院試hubの「2026年度」という入学年度の表記と区別してください。
冬の一般入試と、別区分の2月入試を区別する
2026年10月16日確認の公式日程では、博士前期の数学・物理・情報科学の一般選抜は夏の日程です。2月1日には国費外国人留学生・ダブルディグリーの特別選抜がありますが、一般選抜の追加募集ではありません。2〜3月の博士後期一般も、修士への一般入試とは別です。
量子生命科学の一般選抜は別要項で11月15日実施、出願は10月5〜6日で終了しています。この日程を数学・物理・情報科学へ適用することはできません。3コースの修士一般について、冬に出願できる募集は現時点で確認できていません。
2027年4月入学の合格者の手続き
一般募集要項では、入学手続きの案内を2月中旬までに郵送し、Web手続きを2027年3月10日15時〜3月17日15時に行うとしています。合格通知と案内を確認して期限内に手続きしてください。
過去問は何年分あるか(公式の公開年度と院試hubの収録年度)
4件
千葉大学大学院融合理工学府は、博士前期課程5専攻16コースの2025年度実施分以降について、試験問題・解答例・出題意図をコース別に公開しています。公式解答例の公開範囲はコース・科目により異なります。院試hubが販売する情報科学、数学・情報数理学、物理学の教材は、過去問の解答・解説集です。問題本文・大学公式の解答例・公式図表を収録していません。
| 公式の配布先 | 公式が公開している年度 | 院試hubの収録年度 | 確認日 |
|---|---|---|---|
| 融合理工学府 博士前期課程(5専攻・16コース) | 2025年度実施分以降 | 収録なし | 2026-10-16 |
| 融合理工学府 情報科学コース | 2025年10月入学/2026年4月入学 | 2026年度・1回情報科学コース 専門科目 解答PDF | 2026-10-16 |
| 融合理工学府 数学・情報数理学コース | 2025年10月入学/2026年4月入学 | 2021〜2026年度(6年度分)・6回専門科目(A0・A問題・B問題) 解答PDF | 2026-10-16 |
| 融合理工学府 物理学コース | 2025年10月入学/2026年4月入学 | 2021〜2026年度(6年度分)・6回物理学 解答PDF | 2026-10-16 |
公式の解答例が公開されている配布先
3件
確認した4件のうち、公式解答の掲載は「あり」2件・「一部あり」1件・「なし」1件・窓口閲覧0件です。
- 融合理工学府 博士前期課程(5専攻・16コース) — 一部の年度・科目のみ公式解答あり(2025年度実施分以降)
- 融合理工学府 情報科学コース — 公式解答あり(2025年10月入学/2026年4月入学)
- 融合理工学府 物理学コース — 公式解答あり(2025年10月入学/2026年4月入学)
解答PDF(研究科・専攻 × 科目 × 収録年度)
3件
関連 リソース
外部受験のよくある質問
千葉大融合理工学府の院試倍率は何倍ですか。
2026年度の公式統計は志願878人・合格717人で、志願者数÷合格者数は1.22倍です。数学・情報数理学1.21倍、物理学1.45倍、情報科学1.09倍でした。受験者数は掲載されていないため、受験者数÷合格者数の実質倍率とは区別します。
千葉大院試の外部生だけの倍率は分かりますか。
確認した2026年度統計では、留学生以外・国費外国人留学生・私費外国人留学生を分けていますが、千葉大出身と他大学出身は分けていません。「留学生以外」の行を外部生の数として使うことはできません。学力検査免除の有無も分からず、外部生だけの倍率は算出できません。
千葉大物理の志願48人・入学23人は倍率約2.09倍ですか。
合格者は33人で、志願者数÷合格者数なら48÷33で約1.45倍です。入学23人は合格後に入学した人数なので、志願者を入学者で割った2.09を合否の倍率として扱うのは適切ではありません。いずれも2026年度の物理学コース計です。
千葉大融合理工学府の院試はいつですか。
2027年4月・2026年10月入学の一般選抜は、2026年6月16〜18日必着で出願、8月6日に専門試験、数学・物理の口頭試問は8月7日でした。情報科学は7月18日の口頭試問も全員必須です。合格発表は8月31日で、これらは実施済みです。量子生命科学は別日程・別要項です。
他大学から千葉大大学院を受験するのに研究室の了承は必要ですか。
融合理工学府の2027年度一般選抜では、出願前に第1志望の指導教員から出願の了承を得て、入学願書へ教員名と了承を得た日付を記入します。国内大学の卒業者と2027年3月までの卒業見込み者は、他大学出身でも出願資格に含まれます。
願書をPDFから印刷して出願できますか。
2027年度一般選抜の入学願書・写真票・受験票は冊子の所定用紙が必要で、ダウンロードしたPDFを印刷して使うことはできません。履歴書Cや出願資格認定申請書Dはダウンロード版を使用できます。
TOEIC・TOEFLはいつ受けた成績が有効ですか。
2027年4月・2026年10月入学の一般選抜では、原則2024年6月から2026年5月末までの成績を出願時に提出します。リモートセンシングとイメージング科学は2024年6月以降の成績を8月6日に提出する例外があります。地球科学は当日のTOEFL ITPで評価します。
千葉大情報科学でTOEFL Home Editionは使えますか。
2027年度一般選抜の情報科学コースは工学系に属するため使えません。数学・情報数理学と物理学などの理学系はHome Editionを認めます。同じ数学情報科学専攻でも、コースによって扱いが違います。
千葉大の数学・物理・情報科学には冬の一般入試がありますか。
2026年10月16日時点の公式日程では、3コースの博士前期一般は夏の日程が掲載されています。2月の博士前期の国費留学生・ダブルディグリー選抜や、博士後期一般は別区分です。数学・物理・情報科学の修士一般として出願できる冬募集は確認できていません。