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東大 マテリアル工学 院試 過去問対策|6年24問で読む4分野の答案開始

東京大学大学院 工学系研究科 マテリアル工学専攻の2021〜2026年度マテリアル工学基礎24問の解答制作から、熱力学・速度論、組織学、材料物性学、材料力学の年度別テーマ、最初の10分の選択、答案冒頭、参考書の戻り先を整理します。

最終更新: 2026-06-02

この記事では、東京大学大学院 工学系研究科 マテリアル工学専攻のマテリアル工学基礎について、2021〜2026年度の6年24問を見直しました。確認したローカル証拠はanswers/tokyo-university/graduate-school-of-engineering/2021/materials-engineering/solutions/problem01.tex〜answers/tokyo-university/graduate-school-of-engineering/2026/materials-engineering/solutions/problem04.texで、対象は毎年同じく熱力学・速度論、組織学、材料物性学、材料力学です。

結論から言うと、東大マテリアル工学は「材料系の用語を広く知っているか」より、相図・活量・核生成・逆格子・応力場のどれを最初の一行に置くかを即決する試験です。初回は2026年度で4分野の型を確認し、2025年度で製錬・XRD・強度評価まで広げ、2021〜2024年度は弱点分野を年度横断で戻る使い方にしてください。

この記事で確認した証拠

  • 2021〜2026年度のマテリアル工学基礎、各年度4問、合計24本の解答TeXを確認しました。
  • 各年度の内訳は、problem01.texが熱力学・速度論、problem02.texが組織学、problem03.texが材料物性学、problem04.texが材料力学です。
  • 集約ソースメモanswers/tokyo-university/graduate-school-of-engineering/materials-engineering/_source/source-notes.mdと、各年度の公式PDF保存、OCR/page-images、生成PDF QA、商品ページ公開記録を確認しました。
  • 2026年6月2日に公式の過去の試験問題ページと入試概要ページを確認しました。公式ページではマテリアル工学基礎の過去問題PDF、2026年度入試の出題意図、2027年度入試案内への導線が確認できます。

まず2026年度、次に2025年度

最初に解く年度は2026年度がよいです。熱力学・速度論ではNi-Cr系の相図、活量、酸素分圧、酸化物中拡散をつなぎ、組織学では均一核生成と不均一核生成の障壁を扱います。材料物性学はグラフェンの逆格子と二原子鎖の格子振動、材料力学は四点曲げとGriffith条件です。4分野の入口がきれいに分かれているため、答案の型を診断しやすい年度です。

次に2025年度へ進むと、製錬・酸素/塩素ポテンシャル、XRDと構造因子、強結合近似、異方性弾性と降伏評価まで広がります。ここで止まる分野が、参考書へ戻るべき章です。2021〜2024年度は最初から通しで解くより、熱力学だけ6年、組織学だけ6年というように分野別に束ねると、式の出発点が安定します。

2021〜2026年度24問の地図

以下は問題本文の転載ではなく、ローカル解答ファイルの見出し、最終答案、InshiHubPointから作った演習地図です。年度ごとに4分野が固定されているため、横に読むと準備の抜けが見えます。

年度見えたテーマ準備への示唆
2026Ni-Cr相図と活量、核生成障壁、グラフェン逆格子と二原子鎖、四点曲げとGriffith条件。初回診断用。相図、体積項/界面項、逆格子条件、曲げモーメント図を答案冒頭に置けるかを見る。
2025還元・酸素/塩素ポテンシャル、XRDと構造因子、強結合近似、異方性弾性と降伏。総仕上げ用。図や表を読んで、化学ポテンシャル、結晶構造、バンド、応力-ひずみへ変換する練習に使う。
2024正則溶液、スピノーダル・共晶てこの規則、Lennard-Jonesと有限井戸、すべり系と転位双極子。符号と指数の検算年度。活量係数、相分離、束縛状態、転位力の符号で失点しやすい。
2023燃料電池と反応速度、正則溶液と連続分解、逆格子と自由電子、弾性定数と主応力。物理量の単位を揃える年度。電位、速度定数、相互作用パラメータ、波数空間、応力変換を横断する。
2022混合エントロピーと重合速度、核生成とJMA、フォノンと半導体、Mohr円と破壊。基礎式の年。統計熱力学、核生成速度、Debye近似、Mohr円を定義から書く訓練に向く。
2021化合物生成熱と速度式、規則化スピンモデル、二次元自由電子、すべり系と像力。弱点補強用。古い4分割PDF型でも4分野の骨格は同じなので、基礎に戻る年度として使える。

最初の10分で見る順番

順序見る問題着手判断
1熱力学・速度論標準状態、活量、分圧、反応速度式を30秒で置けるなら先に取る。相図だけ眺めて止まるなら保留。
2組織学体積項、界面項、接触角、構造因子、相分離条件を書けるなら安定。図の暗記だけなら危険。
3材料力学自由体図、応力変換、すべり系、き裂エネルギーを式で始められるなら得点源にする。
4材料物性学逆格子、波数境界条件、分散関係、状態密度を定義から出せる人は取る。式暗記頼みなら最後に読む。

よくある失点

  • 混合熱と理想混合エントロピーを同じ「外部から供給する熱量」として足してしまう。
  • 酸化物平衡や気相平衡で、酸素分圧の指数、金属活量の二乗、標準状態の変換を落とす。
  • 核生成で体積項の符号を逆にし、過冷却が大きいほど核生成しにくい結論にしてしまう。
  • 逆格子を普通の格子ベクトルの平行移動として描き、BrillouinゾーンをWigner-Seitz胞として扱えない。
  • 四点曲げで各集中荷重の意味を誤読し、反力と最大曲げモーメントを半分にしてしまう。
  • 材料力学の論述で、金属とセラミックスの違いを「硬い/脆い」だけで済ませ、転位運動と塑性仕事に触れない。

捨ててよいこと

  • 研究室紹介を読んで全材料分野を浅く覚えること。筆記では4分野の答案開始の方が先です。
  • 状態図やXRDパターンを丸暗記すること。軸、相、消滅則、構造因子を書けなければ得点になりません。
  • 材料物性学をキッテル全範囲で深掘りすること。まず逆格子、自由電子、格子振動、半導体統計に絞ります。
  • 英語スコアや出願制度を本文対策の代わりに調べ続けること。制度確認は最後に短時間で行い、演習時間を削らないでください。

90分演習の回し方

  1. 0〜10分: 4問を読み、各問の最初の一行だけメモする。着手順を熱力学、組織、材料力学、物性の順で仮決めする。
  2. 10〜35分: 最も式の入口が明確な1問を解く。途中で標準状態や符号が曖昧なら、その場で保留に戻す。
  3. 35〜60分: 2問目を解く。図示や論述は、端点・単調性・因果語を先に書く。
  4. 60〜80分: 3問目に入り、全小問を完答しようとせず、定義式と検算が残る小問を優先する。
  5. 80〜90分: 単位、指数、符号、荷重の読み方、境界条件を見直す。最終結果より、答案の入口が読めるかを確認する。

東大工学系の関連ガイド

東大 マテリアル工学基礎 院試の出題分野(2021〜2026年度・全24大問)

院試hubが解答を作った6実施回・全24大問の見出しを分野別に数えたものです。が6回(全体の25%)で最多。・熱・統計力学・物性物理・力学は6実施回すべてに出ています。

分野出題回数全大問比直近の連続出題最後に出た回
625%6回連続2026年度
熱・統計力学625%6回連続2026年度
物性物理625%6回連続2026年度
力学625%6回連続2026年度

東大 マテリアル工学基礎 院試 過去問の収録年度と大問数

院試hubが解答を作った6実施回の一覧です。どの回も4大問構成です。

東大 マテリアル工学基礎の解答で立てた注意点(1件)

院試hubの解説で、その設問だけに立てた小見出しです(「方針」「検算」のような全問共通の 見出しは除いています)。新しい実施回から並べています。

東大 マテリアル工学基礎 院試の頻出論点と、同じ論点を出す他大学

院試hubが解答した大問の論点を、他大学の出題と突き合わせたものです。併願先を 探すときの重なりの実数として使えます。

論点この専攻での出題出題年度同じ論点を出す他大学全国の出題大学
転位6問2026・2025・2024・2022・2021北海道大学・東京科学大学・名古屋工業大学・名古屋大学・東北大学7大学
状態図・相変態4問2026・2025・2024・2021北海道大学・東京科学大学・名古屋工業大学・九州大学・京都大学9大学
固有値・固有ベクトル2問2025・2023神戸大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・北海道大学25大学
結晶構造2問2024・2021北海道大学・東京科学大学・名古屋工業大学・九州大学・東北大学9大学
ハミルトン形式1問2025名古屋大学・広島大学・筑波大学・九州大学・京都大学15大学
はりの曲げ1問2026京都大学・名古屋大学・東北大学・名古屋工業大学・東京科学大学11大学
電磁波1問2021北海道大学・筑波大学・九州大学・名古屋大学・東北大学15大学
井戸型ポテンシャル1問2024名古屋大学・九州大学・北海道大学・東京科学大学・東北大学15大学
シュレディンガー方程式1問2025九州大学・北海道大学・大阪大学・名古屋工業大学・広島大学10大学

東大 公式の過去問 公開年度と公式解答例(2026-06-03確認)

公開されている年度
2017〜2026
公式の解答例
非公開(問題冊子のみ)
英語の扱い
TOEFL iBT/ITP のスコア提出。学内英語試験なし。
院試hubが最後にリンクを確認した日
2026-06-03
ページの内容
マテリアル工学基礎の問題冊子のみ公開(熱力学・組織・物性・材料力学)。解答例は非公開。

解説には、この24大問だけに立てた注意点が1件あります。問題本文は含みません。

東京大学 マテリアル工学基礎 院試 過去問 解答PDF(収録6年分)

よくある質問

この記事は東大マテリアル工学専攻の募集要項まとめですか。
いいえ。2021〜2026年度のマテリアル工学基礎、計24本のローカル解答TeXと公式ソースメモを見直し、どの年度から解くか、4分野の答案冒頭に何を書くか、どこで減点されやすいかを整理した対策記事です。
東大マテリアル工学の過去問は何年度から解くべきですか。
最初は2026年度が向いています。熱力学・速度論、組織学、材料物性学、材料力学の4問がそれぞれ相図・核生成・格子振動・曲げ破壊に分かれ、4分野の答案開始を一度に確認できるためです。次に2025年度で製錬・XRD・強度評価へ広げます。
4分野のうちどれを優先すべきですか。
短期なら、まず熱力学・速度論と組織学を安定させ、次に材料力学、最後に材料物性学を深掘りする順が現実的です。熱力学と組織学は式の出発点を固定しやすく、材料物性学は量子・格子振動・逆格子で準備差が大きく出ます。
材料物性学はどこまで必要ですか。
自由電子、逆格子、Brillouinゾーン、格子振動、状態密度、半導体統計、強結合近似の入口までは確認してください。暗記より、境界条件、波数の数え方、分散関係の検算を答案に残す練習が重要です。

公式過去問と併用する独自解答・解説PDFを、東京大学の研究科・科目別に掲載しています。収録年度と価格は各ページで確認できます。

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