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三重大学教職大学院の小論文|過去問4題と対策
三重大学教職大学院の2026年度一次募集・2025年度B日程の小論文4題を分析。字数と選択条件、多文化共生・授業づくり・いじめ防止・社会参画の書き始め、失点を防ぐ点検、90分の練習と解説PDFの使い方を紹介します。
最終更新: 2026/11/01
教育学研究科 小論文の解答・解説PDF
収録:2025・2026年度・2回分・解説4項目¥1,680販売PDFは2026年度一次募集・2025年度B日程の全4題、13ページ。2025年度A日程は非収録。公式問題本文は含みません。
解答PDFの商品ページへ三重大学大学院教育学研究科の教職大学院で小論文を受ける人に向けて、2026年度一次募集と2025年度B日程の4題を読み、設問の指定に沿って実践を論じる方法を整理しました。4題とも教育についての意見を述べるだけでは足りず、対象や取組を具体化するよう求めています。一方で、理由と実践を書く順序、観点を選ぶ条件、字数は同じではありません。
年度は入学年度です。2026年度一次募集は2025年8月21日、2025年度B日程は2024年10月27日に実施されました。以下では原題の要求を要約し、答案全体を公開せず、書く前のメモと見直し方を説明します。4題の答案例と詳しい解説は、小論文解答・解説PDFの収録内容と見本で確認できます。
小論文90分と公式の出題意図
2027年度募集要項の選抜方法では、小論文は90分で基準点を満たすかを確認し、口述試験は15〜20分程度、400点満点で評価するとしています。小論文を100点満点などと仮定して、口述試験と足した合格点を作ることはできません。筆記免除には申請条件があり、免除対象でも口述試験は受けます。
公式の2026年度出題意図と2025年度出題意図では、第1問は学校・地域の教育課題、第2問は受験者の分野・教科等の専門的な知識・技能を反映できる問題と説明されています。第1問は課題を理解して学校としての働き掛けを考え、第2問は自分の専門で何を育てるかを授業へ落とし込む、という読み分けが練習の出発点になります。
出願資格、事前相談、募集日程は三重大学教育学研究科の入試情報にまとめています。募集要項の日程から後続募集の実施や残りの枠を推測せず、受ける募集の公式告知も確認してください。ここでは小論文の準備に絞ります。
2026年度一次募集・2025年度B日程の4題
| 入学年度・募集 | 設問・テーマ | 答案で応じる要求の要約 | 字数 |
|---|---|---|---|
| 2026年度一次募集 | 第1問:多文化共生 | 全児童生徒が学ぶ必要性を説明し、その後に長期的な学級経営・授業実践を構想する | 600〜900字程度 |
| 2026年度一次募集 | 第2問:教科を学ぶ意味 | 学校種・教科等を特定し、学ぶ意義とその理由、具体的な学習課題・活動を順に述べる | 600〜900字程度 |
| 2025年度B日程 | 第1問:いじめ防止 | 学校・教職員の責務を踏まえ、指定の4観点から1つか2つを選んで取組を論じる | 600〜1000字程度 |
| 2025年度B日程 | 第2問:社会参画 | 自分の専門分野・教科等での取組を構想し、具体的内容と教育的意図を説明する | 600〜1000字程度 |
原題は2026年度問題PDFの2〜3ページ、2025年度問題PDFの5〜6ページです。2025年度PDFの前半にはA日程も含まれます。A日程の資料には非公開部分があり、このガイドと販売PDFの分析対象にはしていません。確認した2回の出題から、次回も同じテーマが出るとはいえません。
2026年度第1問:多文化共生と長期的な実践
最初のメモには、学級全員が学ぶ理由と、その理由に合う実践を分けて書きます。設問は外国人児童生徒を含む全員が対象なので、日本語指導の方法だけを詳述しても要求の一部が残ります。日本語を学ぶ児童への支援と、周囲の児童が関わり方を学ぶ機会を結び付ける必要があります。
書き始めは、全員が身に付けたい力を決め、その力が必要な学校生活の場面を説明するところまでに絞ります。国籍から困難や希望を決め付けず、本人の言語使用や学習経験を確かめる、という前提を置くと、後の支援が具体的になります。文化を知ることの価値と、参加を妨げる条件を直すことを、どの活動でつなぐか考えてください。
PDFでは学校案内を共同で作る例を扱っています。案内を作った事実だけで学習が成立するわけではありません。文章の作成が一人に偏らないか、図や写真を使う役割も学習目標に関わっているかを点検すると、協働と参加の意味を説明しやすくなります。これは答案例を読むための観点であり、学校案内を選ぶことが正答の条件ではありません。
見落としやすいのは長期的な視点です。文化紹介を一度行って終える計画なら、その後の日常や授業をどう変えるかが残ります。年度初めの把握、学期中の実践、振り返りに応じた変更を時間軸に置き、誰が参加しにくいかを継続して確かめる方法を考えます。発言数だけで、日本語で表現する負担や別の参加方法を評価し損ねないようにします。
2026年度第2問:教科の意義から学習課題へ
冒頭で学校種と教科等を特定し、その教科を学ぶ意義と理由を示します。活動案を先に長く書くと、この部分が一言で済みがちです。まず下書きに、教科で使う概念、児童生徒に考えさせる対象、理解を確かめる場面を書き、それらがつながるかを見ます。
概念は、個別の事例を共通の観点から捉えるために使います。社会科公民の例なら、効率は利用する資源と成果の関係、公正は参加の機会や不利益の偏りなどを考える観点です。施設の予約方式を覚えることと、その方式で誰が参加しにくいかを説明できることには違いがあります。PDFの公民の例では、この違いと別場面への適用を検討できます。
自分の専門に置き換えるときは、題材名の変更だけで済ませないでください。例えば国語なら、主張と根拠の関係を使って複数の文章を読み比べ、解釈を説明できるかを確かめる、といった課題の作り方を検討できます。どの文章や学年を選ぶか、何を根拠と認めるかは、学習指導要領や教材の内容に照らして詰める必要があります。これは練習の着眼点で、国語の完成した授業案ではありません。
失点を防ぐ点検では、活動の楽しさ、用語の暗記、話合いをした事実だけで教科の意義を説明していないかを見ます。終末に個人で考える課題を置いたなら、その記述から何を読み取り、理解が不十分な児童生徒に何を補うかまで説明すると、目標と評価が対応します。原題が触れる2024年12月の諮問を、その時点で新しい学習指導要領が施行された出来事として扱うのも誤りです。
2025年度B日程第1問:観点を選んでいじめ防止を論じる
4観点は、予防・早期発見、道徳や人権等の教育、児童生徒自身の活動への支援、理解を広める啓発に関わります。原題を確認して1つか2つを選び、最初の段落で選択を明示します。4つすべてを短く並べると選択の指定に合わず、一つ一つの取組の理由も薄くなります。
選ぶ前に、自分が具体化できる取組と、学校・教職員が担う責務を対応させます。例えば早期発見を扱うなら、アンケートの実施だけで止めず、得た情報を誰が受け取り、どの組織へ共有し、その後に何を確認するかを考えます。児童生徒の活動を扱うなら、安全を大人が整えた上で、生徒が判断や改善に関わる範囲を定めます。
主体性を尊重するという理由で、被害の解決を生徒同士へ任せる提案には問題があります。実在の被害者に全員の前で体験を語らせる方法も、秘密や安全を損なうおそれがあります。架空の事例で相談行動を考える活動と、実際に相談を受けた学校の対応を分けて記すと、責任の所在が明確になります。
評価の例では、いじめの認知件数が減ったことだけを成功と書かないようにします。相談がしにくくなっても件数は減り得ます。相談先を知っているか、相談後に本人の状況がどう変わったかなど、確かめる対象を決めます。謝罪をしたという一点から解消と扱う記述も見直してください。これらは学校実践の妥当性を確かめる点検で、大学が公表した減点表ではありません。
2025年度B日程第2問:社会参画の取組と教育的意図
書き始めのメモでは、専門分野・教科等、育てたい態度や力、学習で扱う公共の課題を決めます。続いて、その力が育つと考える理由を活動の各段階へ付けます。地域へ出かける、ボランティアに参加する、提案を送るといった行動の列挙だけでは、教育的意図の説明が残ります。
社会参画を、決められた活動への出席だけで捉えず、課題を見付け、資料を確かめ、他者の意見を受けて判断し、働き掛ける過程として考えてみます。PDFでは避難所の利用計画を題材にしていますが、防災というテーマそのものが社会科の学習を保証するわけではありません。資料を読む場面や、効率と公正を使って案を比べる場面で、何を学ぶかが論点です。
2026年度第2問も授業づくりですが、こちらは社会の形成へ関わる態度や力との対応が必要です。同じ授業案を流用するなら、別場面へ概念を使えることに加えて、社会への働き掛けをどう位置付けるかを考え直します。地域への提案が採用されることを学習成果の必須条件にすると、相手の判断で生徒の評価が決まってしまいます。提案の根拠や修正の過程など、授業で捉えられる成果を定めます。
学校・地域の課題を扱うときも、生徒に特定の立場への賛成を求めないことが必要です。教師と違う意見であっても、資料と理由を示して説明しているかを評価できる構成にします。実習経験を用いる人は、実際に行ったことと、今後改善したい提案を書き分けてください。
90分の練習と自己点検
確認した2回はどちらも90分で2問です。練習の配分例は、最初の10分で両問の指定と構成を整理し、第1問に32分、第2問に38分、最後の10分を見直しに使う形です。配点から算出した比率ではありません。手書きで必要な字数を仕上げる時間を一度測り、専門分野の構想に時間がかかる人は配分を調整します。
初回から制限時間で2本を書くのが難しければ、1問について、要求の抜き出し、冒頭段落、活動と評価の対応だけを先に練習します。次に全体を指定字数へまとめ、最後に2問通しへ進みます。2025年度B日程の1000字を上限にした練習だけで終わらず、2026年度の目安に合わせ、900字程度でまとめる練習もしてください。
書き終えたら次の項目を、満たした・弱い・欠けたの3段階で確認します。点数には換算せず、弱い箇所に段落番号と直す内容を書きます。大学の公式採点基準や非公開の基準点を推測するための表ではありません。
| 点検項目 | 答案で確かめること |
|---|---|
| 指定への応答 | 問いの各要求の横に、対応する段落番号を書く。2026年度第1問の必要性と長期性、B日程第1問の選択した観点を見落としていないか。 |
| 理由と実践 | 活動を選んだ理由を一文で説明する。文化紹介、話合い、地域への提案が、どの学習・支援の目標につながるか。 |
| 教師と児童生徒の役割 | 誰が何をするかに下線を引く。教師の情報収集や支援と、児童生徒の判断・活動が区別されているか。 |
| 概念と具体例 | 用語に丸を付け、その概念で比較・説明している具体的な箇所を探す。概念名を削っても内容が全く変わらないなら、使い方を補う。 |
| 評価と見直し | 何を記録し、次の指導へどう使うかを書く。認知件数、発言回数、提案の採否だけで成果を判断していないか。 |
| 字数と記述の区別 | 指定範囲と段落順を確認する。実習等の経験と、これから行う提案を混ぜていないか。経験を作って書かない。 |
解説PDFと公式資料を使った復習
解答・解説PDFは、2026年度一次募集と2025年度B日程の全4題を13ページにまとめています。原問題は入っていないため、公式問題PDFと併用します。教科に関わる答案例は社会科公民を用いており、全教科別の答案集ではありません。見本、現在の価格、収録回は商品ページで確認してください。
- 公式問題を読み、自分の専門・経験に即した構成メモを作る。年度と募集区分、字数、選択条件をメモの上に書く。
- 自分で書いた後にPDFの同じ設問を開き、主張、理由、実践、評価の対応を比較する。答案例と同じ題材かどうかで良し悪しを決めない。
- 解説で自分に足りなかった概念を確認し、答案の一段落を直す。新しい教科・題材へ移す場合は、活動と評価も作り直す。
- 同じ回を90分で書き直し、前回欠けていた要求に答えられたかを点検する。暗記した答案を再現するだけになったら、別の学年や課題に替えて構成を考える。
知識を補う資料は、設問と結び付けて読みます。多文化共生には文部科学省『外国人児童生徒受入れの手引』改訂版の第4章で在籍学級担任の役割を確認し、自分の案に必要な把握と連携を考えます。社会科の案には中学校学習指導要領解説・社会編の公民的分野で、教科の目標と効率・公正をどの学習へ使うかを確かめます。他教科を選ぶ人は、その教科の解説で目標を確認してください。
いじめ防止は三重県いじめ防止条例の学校・教職員の責務と自分の選択観点を照合し、社会参画は教育基本法第2条の教育の目標を、授業で育てたい力へ具体化します。資料を多く暗記するより、選んだ取組の理由を説明するために何を参照したかが分かる状態を目指してください。
収録年度と解説項目数
院試hubに収録した2実施回の一覧です。どの回も解説見出しは2項目です。
| 実施回 | 解説項目数 |
|---|---|
| 2026年度 一次募集 | 2 |
| 2025年度 B日程 | 2 |
mie-university 公式の過去問の公開年度と公式解答例
- 公式の過去問ページ
- 教育学研究科 教職実践高度化専攻(教職大学院)
- 公開されている年度
- 2024〜2026年度
- 公式の解答例
- 解答例の掲載なし
- 院試hubが最後にリンクを確認した日
- 2026-11-01
- ページの内容
- 入試問題と出題意図を掲載。解答例の掲載はない。2025年度A日程の第2問課題文は著作権のため非公開。対応商品は2026年度一次募集と2025年度B日程の小論文で、2025年度A日程は収録しない。
よくある質問
三重大学教職大学院の小論文は何分ですか?
2027年度募集要項では90分です。小論文は基準点を満たすかを確認し、口述試験は15〜20分程度・400点満点で評価します。筆記免除には別の申請条件があるため、受験する区分の要項を確認してください。
2026年度一次募集と2025年度B日程の字数は同じですか?
2026年度一次募集は2問とも600〜900字程度、2025年度B日程は2問とも600〜1000字程度です。B日程第1問はいじめ防止について4観点から1つか2つを選ぶ指定もあります。
専門が社会科以外でも、解説PDFを使えますか?
PDFの教科に関わる答案例は社会科公民を用いています。自分の専門へ移す際は、教科で育てたい理解と、それを確かめる課題・評価を作り直してください。全教科別の答案例を収録した教材ではありません。
2025年度A日程も解説PDFに入っていますか?
入っていません。公式2025年度問題PDFにはA・B日程がありますが、A日程の資料には非公開部分があります。販売PDFは2026年度一次募集と2025年度B日程の全4題に限定しています。
大学の模範答案や公式の採点基準を読めますか?
確認した公式掲載資料には出題意図があります。院試Hubの答案は独自の学習用の例で、大学公認の模範答案ではありません。このガイドの点検項目も公式配点や合格点を示すものではありません。
三重大学の院試対策ガイド
三重大学の解答PDF一覧で、三重大学の研究科・専攻・科目をまとめて確認できます。
教育学研究科 小論文の解答・解説PDF
収録:2025・2026年度・2回分・解説4項目¥1,680販売PDFは2026年度一次募集・2025年度B日程の全4題、13ページ。2025年度A日程は非収録。公式問題本文は含みません。
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