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総合理工学研究科・修士課程

信州大学大学院の外部受験|出願・教員相談・英語・過去問

信州大学の総合理工学研究科は、他大学の卒業者・卒業見込み者も受験できます。出願前の教員相談、英語の提出、筆記・口述の方法は専攻ごとに異なります。2027年度の公式募集要項で、6専攻の違いを確認します。

他大学の卒業者・卒業見込み者も出願できる

総合理工学研究科の一般選抜は、信州大学の在籍者だけの試験ではありません。例えば理学の一般第2次、工学のB日程は、修業年限4年以上の大学の卒業者と2027年3月までの卒業見込み者を出願資格に含めています。他大学で学んだ人も、この資格と専攻ごとの条件を満たせば出願できます。

ここで扱うのは総合理工学研究科の修士課程です。人文社会科学研究科、教育学研究科、博士課程などの条件は含みません。外国の学歴、個別の資格認定、学部3年次からの進学は審査条件が別です。資格審査の締切は通常の出願より早いため、先に自分の該当資格を確認します。

また、工学B日程の一般第2次は、2027年4月入学の工学A日程に既に合格している人を対象から除いています。「外部生か」だけでなく、選抜区分の条件まで確認してください。

事前相談・了承の要否は専攻と分野で異なる

最初の連絡では、所属・卒業予定年月、希望する入学時期と選抜区分、学んだ分野、研究したい内容を簡潔に伝えます。教員と相談する指定があっても、全員に現地への研究室訪問を義務付けているとは限りません。連絡の取り方や訪問の準備は研究室訪問の手順も参照できます。

専攻今回確認した要項の指定
理学地球学は事前協議が必要。物理・化学・生物・物質循環学は望ましいと指定。数学の通常の対面講義を希望する場合は不要ですが、社会人特別選抜でハイブリッド対応大学院を希望する場合は協議と教員の了承が必要です。連絡方法は理学専攻入試事務室へのメール案内があります。
工学出願前に希望教員と研究内容・出願について相談します。一般B日程の対象分野を確認してから連絡します。
繊維学研究・学修について相談し、出願の了承を得る指定です。希望する教員が出願システムにいない場合は入試事務室へ確認します。
農学希望研究分野の適合性を事前に打ち合わせ、そのうえで希望指導教員欄を入力します。
生体医工学事前に相談して了承を得るほか、「研究志望概要」の研究の志望理由・計画も教員の合意を得て記入します。今回の第2次募集は松本キャンパスです。
アクアロジー一般選抜では希望する研究責任者(PI)を第3希望まで選び、実際の指導教員は入学後に決定します。特別推薦選抜は推薦したPIを選びます。他専攻の「教員の了承」をそのまま当てはめず、この選抜方式を確認します。

事前相談の了承は合格通知ではありません。研究内容が合うか、入学後に指導を受けられるかを確かめたうえで、各専攻の選抜を受けます。

2027年4月入学の秋以降の募集:対象分野を先に確認する

以下は2026年10月16日に確認した募集要項です。出願・試験の年月は2026年です。アクアロジーは同じ日程で2027年10月入学も扱います。専攻名のリンクから各要項に進めます。

専攻・募集回出願期間試験日対象の注意点
理学・第2次11月2〜6日
17時必着
11月25日数学と理科学各ユニット、若干人。
工学・B日程11月13〜19日
17時必着
12月8日一般第2次は6分野。工学A日程に既に合格した人を除く。
繊維学・一般枠2次11月13〜19日
17時必着
12月8日機械・ロボット学、応用生物科学のみ。他分野の特別選抜と区別する。
農学・第2次10月26〜30日
17時必着
11月24日資格審査が必要な人の申請は10月2日までで終了。
生体医工学・第2次11月13〜19日
17時必着
12月8日松本キャンパスのみ。専攻全体の教員一覧や夏の募集範囲と混同しない。
アクアロジー10月6〜20日
17時まで・オンライン
11月18〜20日書類審査通過者の英語によるオンライン面接。一般・特別推薦、4月・10月入学のうち一つを選ぶ。

資格審査が必要な場合の申請期限は、理学が10月16日17時、工学が10月22日17時、繊維学・生体医工学が10月23日17時です。農学は10月2日、アクアロジーは9月15日17時で終了しています。通常の出願期間が残っていても、必要な事前審査を省略できるわけではありません。

理学の公式案内にある2027年2月の第3次募集は、定員を満たした場合には実施しない条件付きです。第2次と同じ対象・試験内容が確定しているとは扱わず、募集実施の告知と要項を確認してください。

オンライン登録だけで出願が終わるとは限らない

理学・工学・繊維学・農学・生体医工学は、オンライン登録・検定料支払いに加えて、指定書類を期限までに届ける手続きです。アクアロジーはオンラインでの出願と書類提出で、推薦状にも別の提出手順があります。

  1. 資格と募集区分を決める。卒業見込み・学士授与見込み・外国の学歴など、自分が満たす資格で必要書類を選びます。
  2. 相談と書類を準備する。教員の了承が必要な専攻では先に連絡し、出身大学の卒業・卒業見込証明書や成績証明書を取り寄せます。学内生向けの証明書免除を外部生に当てはめないでください。
  3. 選抜に使う原稿を仕上げる。レポートや研究概要の指定は、下に示すように専攻ごとに違います。
  4. 登録・支払い・書類提出を済ませる。紙の提出先は専攻の入試事務室です。異なるキャンパスへ送らないよう要項の宛先を確認し、締切必着に間に合うよう提出します。
  5. 受験票と試験案内を確認する。登録サイトの受験票、集合場所、発表資料や持参するパソコン等を確認します。
  • 理学・数学の一般第2次:興味を持った理論・定理・問題などをA4で2枚以内、大学院で取り組みたい研究分野・内容をA4で1枚にまとめます。前者を口述で発表します。
  • 理学・理科学の一般第2次:学部での専攻研究等と大学院での研究志望を、合わせて1,000字以内・A4で1枚にまとめます。
  • 農学の一般第2次:指定様式の専攻研究概要を提出します。卒業研究を行っていない場合は、志望動機と研究の抱負を記載する指定です。
  • 生体医工学:研究志望概要の研究計画を、希望指導教員と合意してから記入します。

口述でも専門知識を問う。数学と英語の扱いを分けて準備する

理学・数学はレポートの黒板発表と質疑

理学数学の一般第2次は1人30分程度の口述です。提出した専門内容のレポートを10分程度で黒板発表し、関連する質問に答えます。定理なら仮定・結論・証明の要点・具体例を、自分で説明できる題材にまとめます。これは発表準備の提案で、大学が公表した質問集ではありません。

同じ理学でも、物理は口述の参考とする物理の筆記、化学は英語・化学の筆記があります。地球学・生物学・物質循環学は希望研究課題の12分程度の発表を課します。「理学は口述」とだけ覚えて筆記や発表の準備を省くことはできません。

工学B日程は口頭試問・書類と英語。TOEIC730点は英語満点の基準

工学の一般第2次では、英語の配点が物質化学15点、電気電子・水環境土木・情報数理融合20点、機械システム・建築10点で、残りが面接・書類の評価です。機械システムは微積分・線形代数の基礎を、ホワイトボードで解答しながら説明する指定があります。物質化学は卒業研究と大学院での計画について5分の発表を行います。

英語の換算は、TOEIC730点以上で英語満点、730点未満は「その分野の英語満点 × TOEICスコア ÷ 730」です。730点が出願最低点や合格保証という意味ではありません。TOEFLは要項の換算表・式を経由する方式なので、別の大学の換算表を使わないでください。

スコアは2023年4月以降に受験したものが対象です。TOEIC IPは信州大学実施の対面受験に限定され、他大学のIPをそのまま提出できません。デジタル証明書はオンラインでのスコア送信と印刷物持参が必要です。一般第2次の条件と、提出不要の指定がある特別選抜を区別します。

情報数理・融合システム分野の専門説明と研究計画の整理は、情報数理の口述対策ガイドでも扱っています。

他専攻の英語・口述を工学と同じにしない

過去問は分野ごとに公開方法が違う

理学の公式過去問欄は、物理・化学の専門問題を2022〜2026年度の一次Ⅱ期について公開しています。英語は入試事務室の窓口閲覧です。数学と地球学・生物学・物質循環学の専門は、口述試験のため問題がないと案内されています。

繊維学の公式ページには、化学・材料と応用生物科学の2025年10月・2026年4月入学一般枠の問題、応用生物科学の2026年4月一般枠2次の問題があります。問題が公開されていても、その分野が今回の一般枠2次で募集するとは限りません。化学・材料は今回の一般枠2次の募集対象外です。

過去問を使う際は、大学名に加えて専攻・分野、入学年度、選抜区分をそろえます。現在の選抜要項で科目や方法の変更を確認してから演習し、口述に使う研究説明も用意してください。公式資料全体は総合理工学研究科の入試案内、他大学の配布先は公式過去問リンク集で探せます。

よくある質問

信州大学大学院は他大学から受験できますか。

総合理工学研究科の2027年4月入学の一般選抜は、他大学の卒業者・卒業見込み者も出願資格に含みます。専攻・募集回により対象分野、教員との事前相談、提出書類が異なります。繊維学の一般枠2次は機械・ロボット学と応用生物科学、生体医工学の第2次は松本キャンパスだけです。

信州大の院試で研究室訪問や教員への連絡は必要ですか。

出願前相談と実際の研究室訪問は分けて考えます。工学・農学は事前相談、繊維学・生体医工学は相談と了承が求められます。理学は地球学が事前協議必須、他ユニットは推奨、数学の通常対面課程は不要という区別です。訪問を全員の必須条件とはしていません。

信州大学の院試数学は筆記試験ですか。

理学専攻数学の2027年4月入学・一般第2次は、1人約30分の口述試験です。出願時に提出した専門内容のレポートを約10分で黒板発表し、関連する質問に答えます。工学専攻機械システムの一般第2次では数学の基礎をホワイトボードで解答・説明するので、同じ信州大の数学でも受験する専攻を区別してください。

信州大大学院にTOEIC730点は必須ですか。

2027年4月入学・工学専攻B日程の一般第2次では、TOEIC730点以上を英語の満点とし、730点未満は満点×スコア÷730で換算します。730点は出願最低点や合格保証ではありません。英語の配点は分野により10・15・20点で、他専攻へこの式を当てはめることはできません。

信州大学大学院の過去問は公開されていますか。

理学専攻の公式ページには物理・化学の2022〜2026年度一次Ⅱ期の専門問題があります。英語は窓口閲覧で、数学は口述試験のため問題がないと案内されています。繊維学にも化学・材料、応用生物科学の問題が公開されています。全専攻・全科目が一律に非公開というわけではありません。

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